2011年11月8日火曜日

OXワイン会 モレ・サンドニとジビエ 11.7

(R) 1987 ・2004・ 2006 モメサン クロ・ド・タール



憧れワインのひとつです。いずれも、ブルゴーニュらしさ十分のワインでした。根菜類の香りとベリー系の香りが交じり合った良い香りです。ふくよかな果実味がモレイの特徴のようです。しかしながら、官能的な要素は少なく、このクラスでも堅実なワインの部類だと感じました。

ヴィンテージは、1987はある意味、飲み頃だと感じました。スワリングしても時間が経過しても枯れない果実は、流石です。2004は、良いバランスと、果実に比べ少なめのタンニンが「既に美味しい」と思わせてくれました。2006は、明らかに2004よりも強く、今後が楽しみな良いヴィンテージといった雰囲気でした。
前菜は、アーティーチョークと車海老のサラダがワインと良く合ってました。


ウェルカムワインは、曽我貴彦氏の手による、北海道余市町のナカイブランです。ブドウ品種はドイツ系品種ミュラートゥルガウです。やや複雑な良い香りとキレの良いリンゴ酸が特徴的でした。
2000 ポンソ モレ・サン・ドニ ブラン モンリュイザン は、アリゴテ種とは思えない複雑さを兼ね備えており、ローヌの高級白ワインの様でした。 2005 デュジャック クロ・サン・ドニ は、バランスのとれた強いワインという印象でした。まさにグレートヴィンテージといった感じで、今飲んでも、十年後に飲んでも美味しいワインと感じました。 鹿の心臓とレバーの燻製
比較的、個性的な白ワインとマリアージュしていました。 (CP) ジャック・セロス イニシャル 酸と果実のバランスが絶妙でした。同社のシャンパーニュの中でもイニシャルが好印象である・・・シニアソムリエの方々も仰っていました。 スープ・ド・ポワソン いつもながら、完成度が高いです。今回はさらに端正な感じが高まっていました。
フォワグラのポワレ、梨とさつま芋、ポルチーニのソース 表面がカリッとして、岩塩に甘味を感じる美味しい一皿でした。 2000 ポンソ クロ・ド・ラ・ロシュ のやや野性的な果実味とマリアージュしていました。 鹿肉のロースト 柔らかく、ジャガイモと根セロリとよくあっていました。

1989 ランブレイ クロ・ド・ランブレイ このワイン、やはり凄かったです。飲み頃に入ったランブレイの実力は非常に端正な味わいでした。
仔イノシシ肉のポワレ 仔イノシシ肉の肩ロースと鹿のモモ肉のロースト
今回はジビエとモレイのワインの饗宴でした。季節を感じさせてくれました。

0 件のコメント: