2018年6月25日月曜日

5.30 マルマス コパン ワイン会

ウェルカムワイン 
2017ドメーヌ・シュヴロ ブルゴーニュ・ロゼ・キュヴェ・サクラ 
ACブルゴーニュ ピノ・ノアール100%                    (小林)
       

 2009モエ・エ・シャンドン ドン・ペリニヨン       
ACシャンパーニュ  ピノ・ノワール、シャルドネ WS96          (小林)
17世紀の終わりに、シャンパーニュの父と称されるドン・ピエール・ペリニヨンは「世界最高のワインを造る」という志を掲げ、その偉業は今日まで引き継がれています。作柄の素晴らしい年に収穫された葡萄のみを使い、絶妙なバランスで造られた芸術品とも呼べる高品質シャンパンです。2009年は「表情豊かな果実味とテクスチャーを感じる“太陽のヴィンテージ”」、2008年よりも先にリリースを迎えた2009ヴィンテージ。


2 2015フランソワ・ミクルスキ ムルソー
ACムルソー    シャルドネ100%               (須田)
当主であるフランソワ・ミクルスキ氏はボーヌで醸造学を学んだ後、カリフォルニアのカレラ エステートで研修を受けます。1984年に叔父のピエール・ボワイヨ氏に従事し、さらに経験を積んだ後、ボワイヨ氏が引退した1991年にメタイヤージュにより畑を引き継ぎ、自らのドメーヌを設立しました。グットドールの下方にあるレ・ペル・ドゥスなど、複数の区画のブドウを使用しています。トロピカルフルーツの風味と程よい樽香が調和し、豊かなミネラルに支えられたムルソーです。ミクルスキのスタイルを堪能する1本。
トロピカルな軽やかな雰囲気の中にも、古典的な骨格も感じることができる素晴らしいワインでした


3 1999ルー・デュモン レア・セレクション
          シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・モルジョ (前澤)
ACシャサーニュ・モンラッシェ1級 シャルドネ100%                  
ワインの買い付けのために毎日のように生産者を訪ね歩いている仲田さんが、地道な活動の中で見つけた蔵出し古酒。メゾン・ルー・デュモンにクルチエ達がビン買い(”シュル・ピル”といいます)条件で持ち込んでくる古酒。それらの中から、コストパフォーマンスが抜群なものだけを仲田さんが厳選して紹介してくれるのが「レア・セレクション」です。(「レア・セレクション」の「レア」は、”レアちゃん”と、”レアもの”をかけたもの)。
完全なる古酒のスタイルですが、強い酸に支えられてしっかり楽しむことができました。



4 2010メゾン・ジョセフ・ドルーアン
ボーヌ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ムーシュ・ブラン
ACボーヌ1級    シャルドネ100%   PP 93点     (武内)
ボーヌ1級の中で最も名高い“蜜蜂の畑”の名で呼ばれ、ポマールとボーヌの間にある南東に面した丘にある13.4haの自社畑。頂上付近の土壌は石が多く、中央から下の方は石灰岩や泥灰土で、ワインに複雑さをもたらします。新樽25%を含むフレンチオークで1215ヶ月熟成。柑橘類の香りにバニラのニュアンス、蜂蜜やアーモンド、レモンを感じさせる豊かな味わいです。
このワインは本当に素晴らしいワインでした。ドルーアンの看板商品でもある「クロ デ ムーシュ」は飲み頃を迎えており、出過ぎない果実と完全バランスの酸、ナッツの香りなど、どれをとても完璧なワインでした。


フォワグラのムースとコンソメジュレのカクテル トウモロコシのクーリー

5 2014シャトー・カルボーニュ・ブラン
ACペサック レオニャン グラーヴ特選銘柄       (春日)
品種 :ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン30%、ミュスカデル5% 
 PP90-92              
従来「エレガントでキレのよい」白ワインを産出してきたシャトーですが、近年そのエレガントさに豊かさと重みを加えることに成功しています。赤・白共に特選銘柄に格付けされています。 どのヴィンテージも外れの少ない素晴らしい白ワインを造るシャトー・カルボーニュです。
セミヨン種特有の香りを有しており、初夏には青い香りが合うと感じました。

 金目鯛とハマグリの白ワイン蒸し


6 2010ドメーヌ・ベルナール・マルタン・ノブレ ヴォーヌ・ロマネ
ACヴォーヌ・ロマネ ピノ・ノワール100%                 (前澤)
このワインを造ったのは、今、ヴォーヌ・ロマネで注目の若手生産者ファブリス・マルタンの父親、ベルナール・マルタン氏。すでに2000年にファブリス氏にドメーヌを譲り引退した、ベルナール・マルタン・ノブレはヴォーヌ・ロマネに1972年に設立されたドメーヌで、DRC醸造責任者のベルナール・ノブレ氏の叔父にあたります。造ったワインのほとんどが家族や友人などのため、そしてなじみのレストランなどにしか卸されず、いわば一般にはほとんど出回らないワインです。樹齢7080年の超古樹から産まれる超稀少ヴォーヌ・ロマネ。
VVのワインだけに、特有の柔らかい雰囲気を感じました。軽やかなベリーの香りでした。


スペイン産パンタード

7 2014ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ エシェゾー・グラン・クリュ
ACエシェゾー特級 ピノ・ノワール100%   PP90-92点    (佐藤)
現在、ブドウ畑の面積は33ha。北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのもの。この区画は緻密でエレガントなスタイルとなる。新樽率6080%。
エシェゾーのテロワールを素晴らしく表現しているワインでした。ベリー系の香りの中にも根菜類系の力強い香りも感じられました。

イタリア産チンタセネーゼ豚のグリエ

8 2012カレラ ジェンセン ピノノワール     
カリフォルニア、マウント・ハーラン ピノ・ノワール100%  PP96点  (岩田)
カリフォルニアのロマネ・コンティと呼ばれるカレラのフラッグシップワイン。オーナーのジョシュ・ジェンセン氏は、ブルゴーニュに渡り、栽培は世界最高のワインを産み出すドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティで、醸造はドメーヌ・デュジャックで修行を積みました。
カレラはその技術をもって、ブルゴーニュに負けない石灰質を豊富に含んだ畑で栽培した葡萄を使用して作られたワインなのです。ルゴーと隣接している、2ヘクタールの畑からわずか3500本ほどが生産されています。
アメリカのピノらしい、明るい印象でしたが、カレラは古典的なスタイルも感じられる部類だと改めて思いました。


9 2010シャトー・グリュオー・ラローズ    
ACサン・ジュリアン メドック格付第二級 PP92-94  (緒方)
カベルネ・ソーヴィニヨン66%、メルロー28%、プティ・ヴェルド6
サン・ジュリアンの美点を余すところなく表現しているのが、このシャトーです。ポイヤック的な堅牢で重厚なスタイルと、マルゴー的な優雅さやフィネス、それらを調和のとれたスタイルに落ち着かせる、熟練の技が生きた、品格のある貴重な銘柄です。
エチケットに堂々と「王のワイン、ワインの王」と記されているとおり、1855年の格付け当時は、1級シャトーに次いで取引価格が高かったのが、グリュオ・ラローズだというのは有名な話です。
名門ワイナリーですが、最近は若干元気の少ない印象です。
それでも、端正なスタイルは健在でした。


10 NV(2014)ファルネーゼ   ルカ マローニ201799
エディツィオーネ・チンクエ・アウトークトニ・コレクション No.16
アブルッツォ州、ブーリャ V.d.T. モンテプルチャーノ33 %、プリミティーヴォ30 %、サンジョヴェー ゼ25 %、ネグロアマーロ7%、マルヴァジア ネーラ5%    (蒲谷)
ヒュー ジョンソンの「何故土着品種で偉大なワインを造らないんだ?」という言葉から生まれた。「最高」を求め造りあげたエディツィオーネ。南・伊の土着品種5種類の、最上の葡萄を使い、造られた。コレクション No.16は土着の葡萄品種の為に選ばれた最高の畑で、更に選りすぐりの葡萄だけを使って造られる特別なワイン。
ファルネーゼは圧倒的な果実を感じることができるワインです。
今回もその実力を感じとることができました。