2015年4月14日火曜日

4.11 ワインと音楽の夕べ マルマス×コパン



今回も私は参加できませんでしたが、会の記録のためUPします。
 

ウェルカムワイン 

2014ドメーヌ・シュヴロ ブルゴーニュ・ロゼ・キュヴェ・サクラ 
ACフルゴーニュ ピノ・ノアール100            2本 (小林)

1 NVドビ ブリュット・ブランド・ノワール  MG (小原)          
ACシャンパーニュ1級 ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
生粋の貴族であるマダム・フランシーヌ・ドビによって運営されてきたこのアイのRMは、長年にわたって生産量のほとんどをフランスのシャンパン愛好家達に買い占められてきた、真に知られざる存在でしが、アヴィーズの醸造学校で自然環境についての教鞭を執っていた娘のフロール・ドビが、2007年、家業を継いで女性醸造家の道を歩むことを決心してから、ワインメディアへの紹介や輸出に取り組み始めました。 実際のシャンパン造りにおいても、化学肥料の使用を止め、農薬も必要最小限度に抑えたリュット・レゾネ栽培を開始したり、樽熟成させたヴァン・ド・レゼルヴの比率を高めたり、ブラン・ド・ノワールやブラン・ド・ブランを造り始めたりといった改革を行いました。
ラベルの花は、このメゾンのシンボルである「コクリコ(ひなげし)」です。


2 NVベルナール・ペルトワ ブリュット キュヴェ・ド・レゼルヴ
   ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ MG                 
ACシャンパーニュ特級 ブドウ品種 :シャルドネ100%     (岡田)
ル・メニル・シュル・オジェに10世代以上続く名門RMです。年間生産量20000本というRMの中でもとりわけ小さな規模で、生産量のほとんどはヨーロッパのシャンパン愛好家1500人に毎年予約で完売してしまうという、知られようがなかった本物です。
 このキュヴェは、95%ル・メニル・シュル・オジェ、5%オジェのシャルドネ100%。樹齢3550年のVV。テット・ド・キュヴェ(一番絞り果汁)のみを使用。約3年間瓶熟成。ドザージュは4.55.5g/l。年間生産量は14000本のみ。
 

3 2012ニューヨークヤンキース・リザーヴ シャルドネ
  ロシアン・リヴァー・ヴァレー        
カリフォルニア/ソノマ/ロシアンリヴァーヴァレー  シャルドネ100%2本 (須田)
ヤンキース・ファンにも、ワイン・ファンにも楽しんでもらえるワイン造りを目指して造られました。多くの著名なワインを生産するカリフォルニアの銘醸地のブドウから造られ、丁寧に醸造された高品質ワインです。

4 2010ドメーヌ・ラトゥール・ジロー ムルソー・ジュヌヴリエール
ACムルソー1級    ブドウ品種 :シャルドネ100    2本(中島)(山田)
ラトゥール・ジローはコート・ド・ボーヌの中でも素晴らしい白ワインを生み出すムルソーに拠を構えています。彼の生産量の80%は白ワインです。ラトゥール・ジローの歴史は3世紀以上に渡り、17世紀後半まで遡ります。19世紀ごろ、ジロー家は長い間、ムルソーのオスピスでフィーヌやマールといったブランデーの蒸留をしていました。現当主、ジャン・ピエール氏がボーヌ、ディジョンで醸造、理工学を学び、ドメーヌに戻った80年代から、ドメーヌ元詰めを始めました。現在では葡萄の栽培からワインの醸造まで、すべてジャン・ピエール氏によって指揮されている。
ラトゥール・ジローは現在10ヘクタールの畑を所有しており、その80%が白ワイン、20%が赤ワインの畑です。その大部分はムルソーの5つの一級畑、ジュヌヴリエール、シャルム、ペリエール、ブシェール、ポリュゾに位置しています。


5 2008ドメーヌ・パラン コルトン・ブラン グラン・クリュ
ACコルトン特級    ブドウ品種 :シャルドネ100       2本(小林)
ポマールの名門、ドメーヌ・パランが手掛ける特級白ワイン、コルトン・ブランです。ラドワ・セリニー側、コルトンの中でも別格の高い評価を受けるル・ロニェ・エ・コルトンの区画より、コルトン・シャルルマーニュを名乗らず、コルトン・ブラン名義でリリースされる希少な白ワイン。近年はすべて樽発酵、新樽100%での熟成で造られます。

6 1998ドメーヌ・ド・ラ・プレット ヴォーヌ・ロマネ・レ・スショ MG      
ACヴォーヌ・ロマネ1級 ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%     (佐藤)
ドメーヌ・ド・ラ・プレットは非常に歴史が古く、ルイ14世の時代から畑を所有している記録が残るほどで、6世代以上に渡って代々女性によって受け継がれてきたドメーヌです。造られるワインの評価は非常に高く、毎年必ずワインガイド、アシェット誌に掲載され、またRVF誌にも毎年紹介されるなど、人気の高さが伺えます。


7 2009ミッシェル・グロ ヴォーヌ・ロマネ・クロ・デ・レア MG
ACヴォーヌ・ロマネ 1級   ピノ・ノワール100%       (前澤)
数あるグロ家の総本家的存在がこのドメーヌ・ミシェル・グロ。1995年ミッシェル・グロはあのジャン・グロを引き継いだ、ヴォーヌ・ロマネ屈指のドメーヌ。
クロ・デ・レアは、レ・ショームの下部に位置する2ヘクタール強の区画で、ミシェル・グロの単独所有。グロ家が誇る単独所有畑クロ・デ・レア取得150周年を記念して、2009年ヴィンテージのクロ・デ・レアは150年前の復刻ラベルでの発売です。


8 ドゥブル ロサート・アリアニコ スプマンテ ブリュット
メトード・クラッシコ MG  (須田)
イタリア/カンパーニャ スプマンテ ブドウ品種 :アリアニコ100
カンパーニャを代表する実力派フェウディ・ディ・サン グレゴリオが土着品種で高品質なスプマンテを造ることを目指し、シャンパーニュRMで最も注目を集める造り手のひとりジャック セロスと組んで造り上げた瓶内二次発酵スプマンテ「ドゥブル」。


9 2003シャトー・ポタンサック             2本(緒方)
ACメドック ブルジョワ・エクセブショネル級
カベルネ・ソーヴィニヨン 44%、メルロ 33%、カベルネ・フラン23% PP89点 
ポタンサックはシャトー・レオヴィル・ラス・カーズやネナンのオーナー、ドゥロン家が所有するワイナリー。 ワイン造りもレオヴィル・ラス・カーズのスタッフが行っているので、格付けワイン並みのワインをつくり上げている。

10 2009シャトー・ダルマイヤック MG   
ACポイヤック メドック格付第5級       PP92点     (蒲谷)
ブドウ品種 :カベルネ・ソーヴィニヨン83%、メルロー13%、カベルネ・フラン4% 
ポイヤック格付け第5級シャトーで、1級格付けのムートン・ロートシルトが所有しているシャトー。ダルマイヤックの畑は、ポンテ・カネとムートンに挟まれたているという好条件。

11 2009シャトー・カントナック・ブラウン MG     (熊倉)        
ACマルゴー メドック格付第3級        PP90点 WJ93
ブドウ品種 :カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー30%、カベルネ・フラン5
シャトー名の「ブラウン」は英国のジョン・ルイス・ブラウンにちなんでおり、そのためか、英国人には親しみが深いシャトーとして知られています。マルゴーの典型ともいえる砂利の多い土壌で、平均樹齢が30年を超えるブドウ樹が1ヘクタールあたり8,500株の密度で植え付けられています。2006年にはアクサ・ミレジムより英国の投資家サイモン・ハラビに経営権が移り、クオリティーを尊重する戦略を受け継ぎ、さらなる発展を目指しています。


12 2009ソーテルヌ                     (須田)
ACソーテルヌ  セミヨン 、ソーヴィニヨン・ブラン
貴腐ワインの最高峰、シャトー・ディケムのセカンドワイン的なワイン?このワインは2年間の樽熟成の後、瓶詰め前の最終選考の段階で、グランヴァンとしては適さないとシャトーのセレクションからはじかれたものを、ボルドーのネゴシアンが樽ごと購入し、瓶詰めしたものとなります。そのため、ラベルはジェネリックワインとして、“Sauternes”の名前でフランスのマーケットで主に販売されています。


今回で4回目 東京都交響楽団首席コントラバス奏者山本修先生と、長野市出身のピアニスト小林万里子先生をお迎えしてのワインと音楽の夕べです。

素晴らしいコントラバスの音色と美味しいワインと料理のマリアージュは、日常を忘れさせてくれる癒しのひと時でした。 (マルマス様 談)








2015年4月10日金曜日

3.30 マルマス×コパン ワイン会

今回も個性的なワインが揃いました。
ウェルカムワインのSAKURAは辛口に仕上がっており、好印象でした。
KRUG
強めの酸が印象的なシャンパーニュです。



ウェルカムワイン 

2014ドメーヌ・シュヴロ ブルゴーニュ・ロゼ・サクラ 

ACフルゴーニュ ピノ・ノアール100               (小林)


1 NVクリュッグ グランキュヴェ         (小林)

ACシャンパーニュ ブドウ品種 :ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ

1843年の創業以来、6代にわたり至高のシャンパーニュ造りを目指しています。
クリュッグ独自のスタイルを醸し出すため、全てのベースワインの第一次発酵はオークの小樽で行われる。 6~10年にわたる収穫年の違う120種類以上のワインをブレンドした、クリュッグの味わいとスタイルを体言するマルチ・ヴィンテージ・シャンパーニュ。





2 2003グロセット ポーリシュヒル・リースリング   (春日)     

南オーストラリア州 / クレア・ヴァレー リースリング100%             

オーナー兼ワインメーカーであるジェフリー・グロセットはワールド・クラスのリースリングを造るため、クレア・ヴァレーの南端にワイナリーを設立。数々のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを獲得しているオーストラリアを代表する醸造家の一人。

ポーリシュヒル・ヴィンヤードの単一畑。マウント・ホロックス麓に広がる8haの自社畑で、標高460mに位置する。岩盤質土壌に1996年から自然堆肥を撒き、栽培しているポーリシュヒル・ヴィンヤードのブドウは小粒で凝縮した風味があり、明確なミネラルの特徴を持つ。
かすかな重油香もある本格的なドイツタイプの辛口リースリングです。
強め酸のが印象的でした。



3 2004ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド 

ピュリニー・モンラッシェ・フォラティエール

ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100%                 (須田)

ピュリニー・モンラッシェ村は、北にムルソー村、南には世界の偉大な白ワインを産するシャサーニュ・モンラッシェ村と接しています。ピュリニー・モンラッシェのプルミエ・クリュ畑からは特別に高品質で、調和しているワインが造られ、ムルソーからシャサーニュに向かう、ピュリニーの緩やかな斜面の上部に広がっています。フォラティエール畑はクロ・ド・ラ・ガレンヌ畑の下にあり、粘土と石灰岩質土壌で石が多く、排水は良く、土壌が温まり易くなっています。
濃い色調のワインでした。ジャド特有のしっかりとした骨格と複雑な香りが印象的でした。



4 2009ピエール・モレ ムルソー・ペリエール

ACムルソー1級                             (蒲谷)

現ワインはグラン・クリュからレジオナルまで、どれもが非常に高い水準にある。それもそのはずで、当主ピエールはピュリニー最上のドメーヌと評されるルフレーヴの醸造長を、20年にわたり務めてきた経歴の持ち主です。現在のルフレーヴの名声は、ピエール・モレによるものといっても過言ではありません。このワインはすぐ近くに石切り場の跡があり、きわめて小石の多い1級畑。陽当たりもよく、この小石からの反射によってブドウは熟し、それと同時にミネラルに富んだワインが生み出される。火打ち石のようなフレーバー。味わいに幅と奥行があり、余韻もケタ違いに長い。
エレガントタイプでありながら、豊かな果実も感じます。ナパの高級シャルドネにも通じるスタイルを感じました。


5 1970イラーチェ レアル・イラーチェ・グラン・リゼヴァ            

DOナバ-ラ テンプラニーリョ65%、ガルナッチャ20%、マスエロ10%、グラシアーノ5% (緒方)

イラーチェは、1891年に創立された100年以上の歴史を持つ由緒と伝統のあるワイナリーで

 その始まりはイラーチェ修道院に由来します。イラーチェ修道院はナバ-ラで最も古く、エステ-リャより2km離れたモンテフ-ラの近くのティエラ・エステ-リャにありベネディクティン修道院との最初の関係は西暦958年まで遡ります。太古、修道士たちがこの土地でワインを造りました。大樽で発酵するクラシカルなスペインの味わいです。 
枯れない果実を感じることができるオールドヴィンテージワインでした。



6 2005キンタ・ド・クラスト・レゼルバ・オールド・ヴァインズ   (佐藤)

ポルトガル ドオロDOC 古樹より収穫された2530種類の葡萄   PP91点 

少ない古樹から手で収穫された葡萄のみ使用。 フレンチとアメリカンオーク樽で18ヶ月熟成。ノンフィルターワイン。2005年のヴィンテージは2008年度ワインスペクテーター誌の第3位に選ばれている。
濃い果実でありながら、バランスも感じることができるグレートワインでした。
オーク樽に負けない果実はその実力を物語っていました。



7 2005ルイ・ジャド シャルム・シャンベルタン                    

ACシャルム・シャンベルタン特級 ピノ・ノワール100%   
 PP89-91点  (前澤)

シャルム・シャンベルタンの畑は東向きの斜面に位置しています。「シャルム」とは、「ショーム(Chaume)」という言葉から由来しているといわれ、「繊細な」という意味や、かつてそこに穀物畑が存在していたことを示す「(収穫後の麦などの)切り株畑」を意味しています。強い芳醇なブーケがあり、カシスや、他の赤や黒色の小さめな果実の香りを思い起こさせます。ワインが熟すと、麝香や毛皮、時おり甘草を思わせるような香りも広がります。とても芳醇で、風味が強く、力強い骨格をしています。
シャルム・シャンベルタンというこのワイン会では珍しい地区です。
畑由来の骨格ながら、線の細さも感じることができる素晴らしいワインでした。



8 2009ドメーヌ・ドゥージェニー クロ・ヴィージョ       (佐藤)

ACクロ・ヴィージョ 特級 ピノ・ノワール100

シャトー・ラトゥールがブルゴーニュで、しかもヴォーヌ・ロマネでワインを造るということで話題を呼んだ、“ドメーヌ・デュージェニー”。 優れたドメーヌとして知られていた、ルネ・アンジェルの畑を、シャトー・ラトゥールのオーナーである、フランソワ・ピノー氏が2006年に購入したことで始まりました。総支配人はシャトー・ラトゥールと同じく、社長のフレデリック・アンジェラ氏 が務めており、知識・経験豊富な現地スタッフを配置することにより徹底した品質主義を貫き、年を追うごとにそのクオリティを上げてきています。クロ・ヴィージョは1.36haという十分な面積の一枚畑を斜面上部に所有。2007年以降は除梗したキュヴェと全房のキュヴェをアッサンブラージュしている。
グレートヴィンテージで良い造り手、加えてヴィージョ
悪いわけはありません!良いワイン独特の線の細さや軽やかさも感じられる素晴らしいワインでした。



濃厚な毛ガニのムース オマール海老のビスク仕立て

伊豆大島産金目鯛の蒸気蒸し
地蛤とフランス産ホワイトアスパラガス

フランス産フレッシュフォワグラのポワレ
空豆のクレメ添え ポルト酒ソース

イタリア産「アジーノ」の香草グリエ (ロバだそうです)