2014年8月27日水曜日

コパン×マルマス ガブ飲みワイン会 8.24

 第2回目だそうです。
私は初めての参加でしたが、あらゆる方々が自由に楽しんでおられました。
ワインも一定の水準以上のワインが飲み放題とあって、いささか飲み過ぎてしまいました。
 音楽やベリーダンスも場を盛り上げていました。
 ムルソーやメルシャン・マリコヴィンヤード・シャルドネ等、白ワインが充実していました。
これもまた、駒ヶ根のワイン文化を支えるイベントですね・・・

2014年8月26日火曜日

8.21 マルマス×コパン ワイン会

1 2009プネ・シャルドネ レ・フェルヴァン エクストラ・ブリュット       
  ACシャンパーニュ特級 ブドウ品種 :ピノ・ノワール70%、シャルドネ30% (須田)
モンターニュ・ド・ランスのヴェルジィ村に本拠を置く6haの生産者。当主アレクサンドル・プネ氏は5代目にあたり、プネ家の歴史はフランス革命以前まで遡る由緒ある生産者。畑はヴェルジィ村とヴェルズネイ村にあり27区画に分けて管理されている。基本的には減農薬農法、優良な区画はビオロジックで管理されていて、醸造まで一貫して区画毎に仕込まれ管理されている。この生産者の大きなこだわりはエクストラ・ブリュットとブリュット・ナチュールしか造らない事が挙げられます。
バランスのとれたシャンパーニュでフレッシュな感じと控えめな複雑さが良い印象でした。

2 2001ドメーヌ・ゴビー クーム・ジネステ
  VdPコート カタラン  グルナッシュ・ブラン50%、グルナッシュ・グリ50% (佐藤)
「黄色い花が茂る谷」と名づけられたゴビーの自信みなぎる最上級白ワイン。 そのミネラルの美しさと品のある酸の質に「南仏のモンラッシェ」と冗談を言う有名ソムリエも。
期待どおり・・・珍しいタイプのワインでした。ただ、キュベの強さがブドウの品質を語っていました。

3 2009ドメーヌ・ヴァンサン・ジラルダン カンテサンス・ド・コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ特級 シャルドネ100% PP93点        (小林)
Quintessence=カンテサンス」とは「真髄・本質」という意味。わずか0.3ha の畑は標高380m、南~南西向きの斜面の中腹に位置しています。表面の土壌は粘土と石灰質、深度050m より下は粘土質になっています。1 ヘクタールあたり10,000 本の密植、除草剤や人工肥料は一切用いません。平均樹齢は70 年、1 本の樹には4 房だけ残します。フレンチオーク樽で20 ヶ月間熟成させています。全体の13 が新樽、13 1 年樽、残りが2 年樽です。濃い黄金色、果実の甘さがよりエレガントに、そして強く感じられます。
ムルソーにも通じる樽の印象を感じました。絶対的な美味しさを感じることができるワインでした。

4 2009ドメーヌ・ブリュノ・クレール コルトン・シャルルマーニュ
  ACコルトン・シャルルマーニュ 特級 シャルドネ100%   PP93点    (前澤)
赤のドメーヌと思われがちなブリュノ・クレールだが、白を知らないと片手落ちとなる。生産量は全体の2割ほどだが、その素晴らしさはコルトン=シャルルマーニュに止まらず、レジオナル、ヴィラージュ・クラスの水準が高い。2009年産シャルルマーニュの場合、ピエス換算で全8樽のうち6樽分をフードル、残り2樽を新樽のピエスで熟成で、この手法はピエスに較べ、より緩やかな酸化がもたらされることから、ドメーヌの設立当初より採用。
こちらは前者とは対照的に繊細さと線の細さを感じることのできるエレガントなタイプのワインでした。
 
5 2012ガヤ ガヤ・エ・レイ・シャルドネ
  DOCランゲ シャルドネ100%                      (前澤)
アンジェロ・ガヤが初めてシャルドネ100%で造ったのがこの「GAIA & REY CHARDONNAY」。イタリアのモンラッシェといわれるほど高い完成度はさすがガヤ!の一言につきます。ネーミングも娘のガヤと祖母のレイに捧げるワインという意味からです。10年以上の熟成も楽しめる、ポテンシャルの高いワインです。
今回のワイン会の中で一番楽しみにしていたワインです。
そのキラキラした綺麗な色合いから期待値が高まります。香りはイタリア白ワイン特有の香りがしますが、エレガントなスタイルはGAJAならではのものでした。決して濃いだけではない線の細さを感じることができるワインでした。

6 2006カレラ ミルズ・ピノ・ノアール
  カルフォルニア マウント・ハーラン ピノ・ノワール100%         (春日)

ジャンセン氏と共に畑を開拓したミルズ氏の名前が付けられた畑。収量制限が最も厳しい。 1984年に植えられたミルズ・ヴィンヤードは、柔らかくスムースな味わい。複雑さとエレガントさのバランスは絶妙でタンニンも馴染みやすく、カレラの赤ワインの中でも日本人の味覚との相性がきっと良いワインです!
確かに日本人好みかもしれません。バランスのとれた果実と柔らかでエレガントなタンニンは心地の良いものでした。飲み頃ワインです。



7 2003モレ・ブラン コルトン・グラン・クリュ・レ・ルナルド
  ACコルトン特級   ピノ・ノワール100%                (蒲谷)

ドメーヌとネゴスの両方を運営する造り手のワインは、ドメーヌを主、ネゴスを従ととらえられがちだが、ピエール・モレイの場合はそれにあたら ない。ネゴスのワインはあくまでドメーヌのラインナップの補完にあり、ブドウが購入したものである以外はドメーヌ同様のケアがとられている。品質的な優劣を感じることはない。ルナルドは、クロ・デュ・ロワ、ブレッサンドに並び、コルトンを代表するクリマとして飛び抜けた品質を持つことで知られている。
コルトンは実力の割には親しみやすい印象ですが、このワインは正に素晴らしいワインでした。濃くバランスのとれた果実は他を圧倒していました。



8 NV(2007)ヒストリカル・19th・センチュリー・ブレンド 
 VdT カベルネソーヴィニォン&メルロ88%、シラー12%      (佐藤)

19世紀のボルドーワインは、酒質強化のために、エルミタージュの赤ワインをブレンドすることを習慣としていました。CHパルメのデューロ氏は、この伝説とも言われる“エルミタージング”を復活させ、2004年が最初の生産で、その後2006年にも造られ、この2007年が3回目の生産になります。ボルドーではシラーは植えられておりませんので、ローヌのシラーをブレンドしてあるため、産地表示のアペラシオンは表記できず、ヴァンド・ターブルになります。
実力派ワイナリーの野心的な挑戦です。きっと数年先にその実力が発揮されるかもしれませんが、ヴィンテージを感じさせないパワフルなワインでした。
また、濃い果実はアメリカ等の大市場で受けると思います。



9 1999シャトー・レオヴィル・ラスカーズ

ACサン・ジュリアン2級   PP91点  カベルネ・ソーヴィニョン65%、メルロ19%、カベルネ・フラン13%、プティ・ヴェルド3%        (緒方)

5大シャトーに限りなく近い、スーパーセカンドの筆頭。サン・ジュリアン村に位置する3つのレオヴィルの中で、最も高評価! 石垣に囲まれたラス・カーズの畑はレオヴィル3兄弟の中で一番広い。シャトー・ラトゥールに隣接しています。
優等生ワインと言っても良いでしょう。
その卓越したエレガンスは、出しゃばることのない奥ゆかしさと、完全バランスを感じることができました。
これだけ個性的なワインの締めくくりでも任せておける素晴らしいワインでした。




ウェルカムワイン 

2012信州駒ケ原ヤマソービニオン 平沢畑 樽熟成          (蒲谷)
シムラさんの手によるワインはバランスが良いです。
控えめの樽使いとバランスの良さが印象的な綺麗なワインでした。


 根室産イワシのマリネ
 ホタテ貝のムースクリュとトマトのジュレ 自家製イクラの塩酢つけ添え
 コチと能登産シャコのマルセイユ風
 フォワグラとリードヴォーのパイ包み ポルト酒ソース

 フランス ランド産鴨のローストとその内蔵のコロッケ フランス夏産トリュフ添え
桃のブリュレ

2014年8月2日土曜日

マルマス×コパン ワイン会 7.25

ウェルカムワイン 
2013山 紫 伊那市 山葡萄100% 製造:信州まし野ワイン       (須田)
まし野ワイン特有の軽い果実酒的な印象でした。

1 NVクリュッグ グランキュヴェ                (小林)
ACシャンパーニュ ブドウ品種 :ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ
1843年の創業以来、6代にわたり至高のシャンパーニュ造りを目指しています。
クリュッグ独自のスタイルを醸し出すため、全てのベースワインの第一次発酵はオークの小樽で行われる。 6~10年にわたる収穫年の違う20種類以上のワインをブレンドした、クリュッグの味わいとスタイルを体言するマルチ・ヴィンテージ・シャンパーニュ。
クリュッグにしては酸が柔らかく感じましたが、時間をおいても変わらない印象はさすがでした。

2 2009ドメーヌ・ヴォコレ・エ・フィス シャブリ・グランクリュ・レ・クロ
  ACシャブリ特級  シャルドネ100%                 (春日)
シャブリの地で4世代にわたりワイン造りを続けてきた歴史あるドメーヌで、その品質の高さはヨーロッパやアメリカなど世界中で認められています。クリーンでキリッと引き締まった風味やミネラル香といったシャブリ本来の特徴とフルボディで芳醇な味わいを併せ持っていることがこのドメーヌの特徴です。ワインは「瓶熟成で更に素晴らしさを発揮する長命なシャブリ」とも評価されています。
果実と酸のバランスが良かったです。シャブリらしく、牡蠣ともマリアージュしていました。

3 2009メゾン・ルイ・ラトゥール シャブリ・グランクリュ・レ・クロ
  ACシャブリ特級 シャルドネ100%                  (小島)
ルイ・ラトゥール社は200年以上も続く家族経営の、ブルゴーニュを代表するつくり手。今やコート・ドールでは最大規模のグラン・クリュを所有しており、[コルトンの帝王]と称されています。シャブリの最高の特級畑レ・クロです。
比較的、ふくよかでゆったりとした雰囲気のシャブリでした。

4 2010ドメーヌ・ルフレーヴ ムルソー・プルミエ・クリュ・スー・ル・ ド・ダーヌ
ACムルソー1級 シャルドネ100%                   (前澤)
ドメーヌ唯一の赤だったブラニー・スー・ル・ド・ダーヌは2001年ヴィンテージで姿を消しました。ピノ・ノワールが植えられていたスー・ル・ド・ダンヌの区画はシャルドネに植え替えられ、替わって新たにムルソー・スー・ル・ド・ダーヌとして2000年ヴィンテージからリリースされました。このワインは、100%ヴィオディナミで造られています。
ルフレーヴらしいバランスの良さは残しつつ、しっかりとしたボディが印象的なワインでした。

5 2011ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール
ACピュリニー・モンラッシェ 1級   シャルドネ100%        (前澤)
ピュリニーの1級畑として最大のフォラティエールは、クラヴォワイヨンの上に位置し、その標高はモンラッシェ、シュヴァリエ・モンラッシェにほぼ等しい。ルフレーヴが所有する区画はシュヴァリエとほぼ同じ等高線上にあり、ミネラルのしっかりとしたスタイル。
ムルソーとは対照的に繊細さを感じる、良い意味で線の細いワインでした。

6 2007シャトー・カロンセギュール
ACサンテステフ メドック格付第3級 PP87点             (緒方)
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド
18世紀に、あの超一流の造り手シャトー・ラフィット・ロートシルトと、シャトー・ラトゥールの所有者であった、セギュール侯。そんな超一流のシャトーを所有しつつも、このカロンセギュールが、大好きで、『われラフィットを造りしが、わが心にカロンあり。』と言ったそうです。そんな訳で、ここのラベルには、可愛い『ハート』のマークが付いているのです。
比較的良くない年と評される2007年ですが、タンニンの緻密さと柔らかい果実は個人的に好みのタイプでした。
さすが、カロンセギュールといった感じでした。

7 2009ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール コルトン・レ・ブレッサンド・グラン・クリュ
ACコルトン特級   ピノ・ノワール100%   PP94点          (蒲谷)
ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールのワインはピュアで洗練されている。果実味、酸、そしてタンニン、それぞれの要素が高次元でバランスよくまとまり、若いうちから十分に楽しめ、熟成にも耐え得るタイプだ。1998年にコルトン・ブレッサンド(0.48ha)を手に入れた。
2005ヴィンテージのものよりも優しいバランスを感じました。年々良くなっている作り手ではないでしょうか。

8 2008エマニュエル・ルジェ エシェゾー・グラン・クリュ              
ACエシェゾー特級 ピノ・ノワール100% PP92-93点            (須田)
あの『神様アンリ・ジャイエ』氏を叔父に持つエマニュエル・ルジェは、偉大なる叔父からワイン造りを学びました。 叔父の教えを尊重し、最高品質のものを造るという姿勢のルジェのワインは、その外見とは裏腹に非常に繊細で芸術とも言える出来上がりになっています。
今や一線級高級ワインと言ってよいルジェです。しかもエシェゾーだけに期待値も高まりました。
ブルゴーニュでもこれだけ華やかにベリーを感じさせる作り手は少ないのではないでしょうか。

9 2007ビオンディ・サンティ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・アンナータ 
トスカーナDOCG サンジョヴェーゼ・グロッソ100%P            (伊藤)
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生みの親が手掛けた、最後のグレートヴィンテージ。ワイン。惜しまれつつも2013年4月7日にこの世を去った。フランコ・ビオンディ・サンティ氏と言われています。この2007年は90歳までワイナリーに立っていたフランコ氏が手掛けた“最後のグレート・ヴィンテージ”です。まさに、人生をかけてブルネッロの栄光を築いたフランコ氏の想いが詰まった集大成とも言えるワインです。
イタリアワインでありながら、非常にバランスのとれた精緻なワインでした。
さすが、名立たる名手という印象でした。

10 2003ドメーヌ・ゴビー コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・ムンタダ
ACコート・デュ・ルーション ヴィラージュ   PP95点
グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル、シラー         (佐藤)
ラングドック地方のワインにもかかわらず、ヴィネスポで、あのシンデレアワイン「ル・パン」にブラインド・ティスティングで勝ち、一躍有名になった、噂のワイン。当主のジェラール・ゴビー氏は、あのビオ伝道師「 ニコラ・ジョリー氏 」 を師と仰ぎ、今やフランスを代表するビオの第一人者。
濃いワインでありながら、バランスもとれている現代の実力派ワインですが、日本人には強い果実かも知れません。

☆ 2012オジェ・カーヴ・デ・パプ シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・ドゥ・ロラトワール・デュ・パプ
ACシャトーヌフ・デュ・パプ 
グルナッシュ80%、シラー10%、ムールヴェードル5%、サンソー5%
オジェ・カーヴ・ド・パプは1859年の創業。以来、150年近くの長きにわたって、シャトーヌフ・デュ・パプ地区でワイン造りを行っています              (小島)
フランス帰りのマダムのお土産です。
比較的軽やかな、果実味あふれるワインでした。


ウチワ海老のキッシュ
金目鯛のポワレ
フォワグラのポワレ 焼き茄子 セップ茸のソテー
フランス フルールドオーブラック種牛ランプ肉のロースト
仔牛のレバーパン粉焼き添え
フランス バスク産マネッシュ豚のグリエ ハチミツヴィネガーのソース