2016年2月13日土曜日

1.27 マルマス コパン ワイン会


今回は、マルマスの社長様が欠席でしたが、なんとか開催することができました。
ワインもバランスの良いワインが多く、2016年のスタートに相応しいワインも出品されていました。

1.クリュッグ・ロゼ (須田)
官能的で贅沢なシャンパンです。
味わいは力強さとエレガントさの両方を持っており、クリュッグスタイルを貫いています。
淡いピンクゴールドの美しい色合いはこの上無く芳醇なアロマを放ち、ワイルドベリー、ジンジャー、ペッパー、マルメロのゼリー(マーマーレード)、シャクヤクなどの豊かでフレッシュ、そしてエキゾチックな香りが漂います。

素晴らしいきめ細やかな泡と、完全バランスの酸と果実を感じることができました。新しい年のスタートに相応しい特別なシャンパーニュです。


クレマン・クリュール クレマン・ダルザス・ブリュット・キュヴェ・マネキネコ’
NV AC クレマン・ダルザス(小林)
ピノ・ブラン60%、ピノ・オーセロワ40%のブレンドによる辛口のクレマンです。両品種ともに、樹齢40年以上の古樹のぶどうのみで造られています。ビン熟成は18ヶ月間以上。ドザージュは3g/lです。


2.グレイスワイン キュヴェ三澤 シャルドネ 2013 (前澤) 
ハーブやシナモンのフレーバー、「樽々」ではないキレイな樽香、わずかにハチミツの風味、うわついた感のない奥行きのある飲み口です。
暑い夏だった2013年ならではのボリューム感がありつつ意外と酸もしっかりしています。
同社のフラッグシップ白ワインです。テロワールを感じることができるシャルドネでした。
なぜか、甲州のような香りもする山梨のシャルドネでした。


3.ドメーヌ・ポール・ペルノ
ピュリニー・モンラッシェ・シャン・カネ・クロ・ド・ラ・ジャクロット2014
ACピュリニー・モンラッシェ1級  (岩田)
樹齢が古く、ポール・ペルノ好みの深みのある味わいのブドウが取れるようになり、2011年産からは自社で醸造する事となりました。ピーチ、ヘーゼルナッツのアロマ。リッチでエキゾチックな要素。
ポール・ペルノでは、テロワールとヴィンテージの持ち味を引き出すべく、自然な手法が心がけられています。非常に細やかな配慮がなされ、品質に対するこだわりは徹底したものです。多くの優良な畑を所有しており、以前はジョセフ・ドルーアンなどに販売していましたが、現在はほとんどのワインを自分たちの名前で元詰めされています。その偉大なワインはピュリニーの造り手では三本の指に数えられる名手です。
このところ何度か登場している造り手ですが、今回も素晴らしかったです。精緻な味わいとバランスの良い香りは非凡なものを感じます。


4.メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール
コルトン・シャルルマーニュ 2011  (佐藤)
メオ・カミュゼ。一世を風靡した造り手でもともとアンリ・ジャイエが働いていた蔵でもあります。若かったニコラはアンリ・ジャイエに反発し独自の路線を貫きました。これは数年前に始めたネゴシアン物にも共通する物でこのネゴシアン物が最近ではドメーヌを凌ぐほどの存在になってきているのです。これはフランスでは有名な話。
貴重な存在となっています。
圧倒的な凝縮感を感じることが出来るワインでした。このクラスのワインだけに感じることができるハシバミの香りやオイリーなナッツのニュアンス。時間によって変化する香りや味わいは素晴らしいものでした。


5.カレラ ライアン2006 (春日)
カレラで第5番目の単一畑『ライアン』で造られるワインはチェリースパイス、杉の香りシリーズで最も若いピノ・ノワール畑ですが、古典的でミネラル感に富み、明るく力強さがあり、長い余韻、エスニックなスパイス香やベリー香のあるワインです。
飲み頃を迎えたカレラは、複雑なニュアンスこそ少ないものの、ベリー系の香りが強く、カリフォルニアの実力を感じることが出来るワインでした。


6.ダン ヴィンヤード ナパ ヴァレー カベルネ ソーヴィニオン1996 (緒方)
ダンで造られるカベルネは二種類。旗艦 『ハウエル・マウンテン』 と、こちらのスタンダード版 『ナパ』。
ロウキャップ版がハウエル・マウテン。キャップ・シール版がナパ・ヴァレーです。
こちらのナパ名義のカベルネは、ハウエル・マウンテンから見ればセカンド・ラベル的な位置づけとはなりますが、セカンドと言うにはあまりに高い品質。
良いヴィンテージらしく、しっかりした骨格を感じました。しかしながら、柔らかな果実と素晴らしいバランスはグレードの高いワインの証拠です。


7.アジィエンダ・アグリコーラ・レ・マッキオーレ
スクリオ2007 (蒲谷)
..T トスカーナ ワイン・スペクテイター93点 パーカー・ポイント96
秀逸な年となった2007年! シラー100%ワイン
非常にフローラルで、香水のように広がりをみせる。フルーツの砂糖漬けのような甘く魅惑的なアロマ。極めてシルキーでなめらか。とっつきやすさが極めて高く、スパイス感が続く。ブドウ品種 : シラー 100
グレートヴィンテージらしい素晴らし果実と柔らかいタンニン
シラー100パーセントですが、非常にエレガントで、野生の真鴨とも素晴らしいマリアージュを感じることができました。

白子のムニエル

軽く炙った天然鯛のサラダ仕立て

青森産天然平目のロースト ムール貝のソース

茨城県産真鴨
鴨の内臓とフォワグラのパイ包み焼 マデラソース

鴨のロティ エッセンスソース 黒トリュフ風味