2007年11月25日日曜日

井筒ワイン2007コンコード(新酒)

これまた戴きモノです。瓶詰め年月日まで記載されている無添加のワインです。コンコードなので甘口ワインですが、バランスは良く、後味にタンニンと酸味も感じますので、食事にも合うと思います。香りは正しくコンコードなのですが、パストゥーグランのような雰囲気も感じます。今年は比較的良い年なのではないでしょうか・・・

2007年11月23日金曜日

2004ボルドー・グラン・クリュ試飲会 


ホテル・オークラでボルドーのグラン・クリュの試飲会がありました。今年は総数87シャトーが一堂に会しました。今年のワインは2004年ヴィンテージのワインです。すでに同ヴィンテージのワインは飲んでいましたので、悪い印象は少ないです。今年もペサック・レオニャンの白からスタートです。樽の使い方で印象が変わりました。まとまっていたのは、カルボーニュかな・・・オークのバニラ香の好き嫌いでこの地域の白ワインは印象が変わるかも知れません。次はポムロール:個人的にはガザン好きです。サンジュリアンは結構有名どころが参加です。サンテミリオン:グランクリュははずさない感じです。もう既に美味しいものも多いです。2004:思ったより良い印象です。少し小さい印象ですが、比較的まとまった年ではないでしょか・・・それにしても、最近リリースされるワインは果実味のある甘いワインが多いです。タンニンと酸がのっているものが異様に感じてしまう錯覚に陥ります。ボルドー=長熟タイプの時代はまた来るのでしょうか?それとも、いつまでも美味しいのか・・・謎は深まります。2004はバルザック、ソーテルヌの貴腐系は明らかに参加CHが減って来ています。このボルドーCHオーナーアジアンTOURは大阪、ソウル、上海、広州、北京と続きます。それにしても、まさに世界を股にかけたすごい営業です!

2007年11月21日水曜日

シングルモルト余市1987

ニッカウヰスキー余市蒸溜所で1987(昭和62)年に蒸溜し20年以上熟成した、3タイプのモルトウイスキーを厳選し、バッティングしました。アルコール度数も樽出し度数に近い55%で瓶詰めし、ボリュームのある香りと、深い味わいを実現。全国限定2,000本の限定です。(売り切れ必至です)
色あい:ほのかに赤味がかった黄金色。香り:熟した果実やカカオのような芳ばしさが広がり、ピーティな香りがベースの重厚感を増しています。味わい:深いコクと芳醇で甘美な口当たり。力強いオークの味わいとピートのビターさが口中に広がり、熟成のなめらかさが全体を覆います。フィニッシュ:ドライフルーツのようなピートの余韻と、完熟の甘さがバランスよく長く続きます。・・・以上、製造元資料。
【個人的感想】香りのコメントは、ほぼメーカーの弁です。カカオのような余韻の長い香りです。しかし、全体的には昨年リリースされた同シリーズ1986の方が好みです。共通点は時間が経つと甘みを感じることと、香り、味の変化がワイン並みにあることです。ピーティですが、後味が甘いです。(やっぱりメーカーの弁と一緒になってしまいました)


井筒ワイン2007ナイヤガラ(新酒)

戴き物です。綺麗な色のワインでした。キラキラとした輝きがあり、美味しかったです。 優しく、フルーティーでナイヤガラらしい香りの甘口ワインです。アメリカ系品種のブドウは基本的にワイン通の方々には敬遠されますが、塩尻は100年にも及ぶアメリカ系品種の歴史があります。桔梗ヶ原メルローとか言っても歴史はその半分にも及ばないのではないでしょうか・・・塩尻らしい優しくエレガントなテロワールが表現されていて好印象でした。まあ、そう言う私もこんな時でもないと甘い国産ワインは飲みませんが・・・

2007年11月20日火曜日

純米吟醸太信州

【太信州醸造株式会社】例の原産地呼称管理委員会認定の日本酒です。酒造年度2006ですが、リリースは今年です。長野県産ひとごこちを使用しています。精米歩合60パーセントです。やはり、吟醸香は少な目ですが、酸が強いお酒でした。酒単体よりも食中酒として威力を発揮するかも知れません。最近わかって来ましたが、長野県の原産地呼称管理委員会認定のお酒はワインも日本酒も個性的なものが結構多いということです。それを理解していないと、贈り物には「このマーク」と思って贈ると想像したものと違うものになってしまうかも知れません。当然、各社プレステージクラスでは冒険しないでしょうから、高価なものは心配の必要は無いと思いますが・・・

2007年11月17日土曜日

その後のヌーヴォー

さすが、ドミニクローラン、良いキュべを使用していると思われます。既にこのオリです。今日はラムチョップの焼肉と合わせてみましたが、goodでした。冷えたヌヴォーが美味しかったです。最近バキュヴァンが逆効果だと思っている私は、ハーフの瓶に詰め替えています。香りも味も健在でした。2日目にして逆に良い造り手の印象が深まった結果となりました。

2007年11月16日金曜日

ヴォージョレヌーヴォー2007vol.1

悪くない年みたいです。昨日、2銘柄グラスでいただきましたが、全般的に少し軽い印象はありますが、綺麗にまとまっています。今年はドミニクローランとルロワの大御所をキープしました。 ドミニクローランのヌーヴォーは初めてですが、通常のボーヌのワインと違ってパワフルと言うよりは、エレガントな印象でした。酸がしっかりしていて、あらゆる食事と合いそうです。

「信州オリジナルブランド食材」新作料理発表会

長野県農政部と信越放送の共催で開催されました。場所は松本の芸術館レスト井sayでした。
画期的な企画だと思います。なんでも、信州サーモンと信州黄金シャモの普及だそうです。
一般の方は900人の応募で30人の当選!キビシイです。

信州の特徴ある野菜です。「信州の伝統野菜」という総称で呼ばれていました。
これから耳にする機会も増えるかも知れません。

ワインは、五一のコンコードと、アルプスのシャルドネでした。
あえてコンコード?それなりに美味しかったです。今回の企画は、ワインよりも酒、酒よりも食材、そんな感じでした。
「田舎汁」です。坂井芋が美味しかったです。一気に暖まりました。
会場も芸術しています。
「冷菜」信州黄金シャモの醤油蒸銀杏串、信州サーモンの生春巻が美味しかったです。
なんだかんだ言ってこれが一番美味しかったかな・・・「信州サーモンの造り」です。
ワインにも酒にも合いました。
信州サーモンです。4kgだそうです。
今回、提供された日本酒です。「木曽路」が一番美味しかった気がします。精米歩合もマチマチですが、全種類純米酒でした。
「焼物」です。サーモン、坂井芋・・・付け合せの牛蒡、葱、蓮根が美味しかったです。
これも今回のヒットです。「蒸物」黄金シャモの王滝蕪詰です。
基本的に箸だけだったので、皆さん苦戦していました。
開けるとこんな感じです。ジュレが美味しかったのですが、スプーンがない・・・
日本酒は少量で原産地呼称管理制度認定のものが楽しめるように製品化されています。 ワインにも期待です。
今回の信州サーモンと黄金シャモどちらも旨みが強く、それでいてあっさりしていました。また、ワインにも日本酒にも合い、好印象でした。今後、女性の口コミに期待したいところですが、価格が高めのようです。がんばれ!長野県!

2007年11月14日水曜日

11.13 ジビエvol.2 ワイン会

1.ドメーヌ・ダルク 1984クレマン・ド・ロワール ブラン・ド・ブラン 2.ドメーヌ・ヴァンサン・ジラルダン 2000シャサーニュ・モンラッシュ・モルジュ 3.ドメーヌ・ツィント・ ウンブレヒト 2002ゲヴュルツトラミネール・ランゲ・ド・タン・クロ・サン・テュルバン 4.ルモワスネ 1978ヴォルネイ 5.ドメーヌ・ラペ 1985コルトン 6.ジャコモ・コンテ ルノ 1993バローロ・カッシーナ・フランチャ 7.メオ・カミュゼ 2000ニュイ・サン・ジョルジュ・オー・ブドゥー 8.2000シャトー・フィジャック 9.ドミニク・ローラン 1995ポ マール以上、9本です。 駒ヶ根市のワインショップ、「マルマス」さん主催のワイン会です。今回も持ち寄り形式で駒ヶ根の仏料理店「ル・クラージュ・ドゥ・シーモ」さんをお借りして開催されました。シェフも含め8人の参加で9本のワイン・・・料理は①ズワイガニの・・・②アンコウとのアン肝のポワレ③伊産ウサギのロティ④チーズでした。
今回のテーマはジビエです。イタリア産ウサギ、ハンガリー産野生カモ、フランス産野生うずら、イベリコブタ、フランス半野生キジ、カナダ産イノシシ、子羊など色々な提案をシェフからいただきましたが、ウサギになりました。私も仏料理店でしっかり調理されたウサギを食べるのは初めてだったので楽しみでした。写真は頭の部位です。何でも一番良いところだそうで、何故か私が食べることになりました。舌:淡白でした、脳:レバーと白子を混ぜた感じでした、ホホ肉:癖が無く美味しかったです・・・など味わいました。全体的に淡白で野生の鶏に近い印象でしたが、やわらかい肉でした。
チーズも色々出していただきました。 アプリコットとブルーベリーのジャムとブルーチーズが良く合いました。ワインも美味しくいただけました。
ウサギの皿です。欧州産紫ブロッコリーもソースとよく合い美味しかったです。
アンコウです。トリュフの下はアン肝です。 ドメーヌ・ツィント・ ウンブレヒト 2002ゲヴュルツトラミネール・ランゲ・ド・タン・クロ・サン・テュルバンとのマリアージュは今回のBESTだったと思います。
フォワグラの時も感じましたが、キモにはアルザスが合います。
今回、デジカメを忘れてしまったので、マルマスさんが撮ってくれた写真です。
クレマン1、W2、ブルゴーニュR4、ボルドー1、伊R1の9本でしたが、この他にウェルカムで2006ヴォージョレR、マコンWが提供されました。今回面白かったのは、ブルゴーニュRがヴォーヌ3、ニュイ1でしたが、はっきり違いが感じられたことは収穫でした。ちなみに、私はルモワスネ 1978ヴォルネイ を持って行きました。コルクがキビシイ感じでしたが、中身はしっかりしていて安心しました。香りは終始健在でしたが、味わいは短時間に変化していて楽しかったです。後半の巻き返しもあり、意外でした。
どれも美味しかったですが、ドミニク・ローラン1995ポマールが好みでした。

2007年11月10日土曜日

美酒の後に

【コネターブルド・タルボ2000】
■シャトー・タルボのセカンドワイン■サンジュリアン第4級「シャトー・タルボ」のセカンドワインです。酸とタンニンのバランスも良く安心して飲めるセカンドワインです。
昨日の「中央アルプス山麓の美酒を楽しむ会」の後に、実行委員T氏と我が家で飲みました。
思ったよりもフィネス系でした。サジュリアンの中でもエレガントな部類だと思います。
2000年ボルドーは良い年でした。ただ、さすがにセカンド、全体的には小さな印象でした。
その後、ウイスキーを2種飲み、時計を見たら午前4時でした・・・

11.9 中央アルプス山麓の美酒を楽しむ会

シニアソムリエ石田通也さん、今回の会を盛り上げていただきました
昨日は 「中央アルプス山麓の美酒を楽しむ会」でした。私も実行委員として関わりました。何分にも初めての企画だったので、心配していましたが、お客様が帰られる時のお顔に一様に笑顔が見られ、この企画を開催して良かった・・・と思いました。基本的なコンセプトとして、自分が参加してみたくなるお酒のイベントを地元で開催したい・・・という想いから今回のイベントを開催しました。企画段階ではハラハラドキドキもありましたが、終わってみれば、実行委員全員が主催者側でなく、お客さんとして参加したかった。そう言える会になりました。
■南信州ビール㈱ ゴールデンエール ジャパン・ビア・グランプリ2000金賞受賞■ アンバーエールジャパン・ビア・グランプリ2003銀賞受賞■酒造㈱長生社信濃鶴純米大吟醸平成19年度全国新酒鑑評会金賞受賞■本坊酒造㈱信州工場信州駒ヶ原ヤマソービニオン2006 2007国産ワインコンクール国内改良品種赤部門銅賞受賞■マルス・シングル・カスク・ウィスキー駒ヶ岳1989年樽番号#616(IWSC)インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション2007 銀賞受賞

2007年11月7日水曜日

井筒NACシャルドネ樽熟2006

2007国産ワインコンクールの金賞受賞酒です。
栗の匂いにも似た還元臭が多少します。これはドメーヌ・ソガのシャルドネにも共通しています。
全体的な印象としてはソガさんのワインに近いです。
フィネスとエレガンス、バランスではメルシャンの北信シャルドネの方が上だと思います。
まあ、値段も上ですが・・・
フレンチオークで7ヶ月間熟成、洋ナシ、バニラの雰囲気も感じられます。
井筒さんはメルロー、カベルネの樽熟も同コンクールの銀賞を受賞しています。
昨年あたりから好印象でしたが、今年一気に全国区で受賞しましたね。
今後も期待です。