2010年7月29日木曜日

井筒ワインNACメルロー(樽熟)2006

このワインは、なかなか凄いです。当然、カベルネフランは入っていないと思いますが、フラン様の香りがします。これは、サンテミリオンの特級クラスに時折ある香りです。
もはや、最近のCHメルシャン長野メルローよりも良いワインだと思います。価格も数百円高いですが、その違いはもっと大きいです。際立つのがその濃さです。個人的に濃い海外ワインは好きでありませんが、ただでさえ薄い国産ワインですから、濃くてバランスのとれたワインの良さは際立ちます。
樽熟の2006ヴィンテージ、これは買いです。

2010年7月27日火曜日

7.26 OXワイン会 五大シャトーとシャンパーニュ

年に4回のワイン会、今回のテーマは真夏のボルドー五大シャトーです。
(ウェルカムワイン) 1997 ウイリア・フェーウ゛ル シャブリ グラン・クリュ ブーグロ (CP) ①1998 ウ゛ーウ゛・フルニ ブラン・ド・ブラン ブリュット クロ・ノートルダム ②ジャック・セロス イニシャル・ブリュット グラン・クリュ (W) ①2000 ニコラ・ポテル シャサーニュ・モンラッシェ 1er モルジョ (R) ①1970 Chオー・ブリオン ②1986 Chラトゥール ③1989 Chラフィット・ロートシルト ④2001 Chムートン・ロートシルト ⑤2001 Chマルゴー

①1998 ウ゛ーウ゛・フルニ ブラン・ド・ブラン ブリュット クロ・ノートルダム 、このワインは最近流行りのRMシャンパンです。リンゴ酸の様な強い酸が印象的でした。 ①2000 ニコラ・ポテル シャサーニュ・モンラッシェ 1er モルジョ =果実と酸のバランスが良く、アワビとマリアージュしていました。
ムートンとマルゴーは同じヴィンテージでした。マルゴーは最近流行りの早く飲める美味しい柔らかいワインでした。一方、ムートンは、しかっリとしたタンニンに支えられ、このクラスのボルドーに期待するアイテムを備えていました。
1970 Chオー・ブリオン 、1986 Chラトゥール 、1989 Chラフィット・ロートシルト
何れも素晴らしいワインでした。特に、ラトゥールとラッフィトは印象的でした。1989のラフィットはヴィンテージに支えられ、華やかな印象すら感じました。
土佐酢仕立てのジュレとキャビア、ジュンサイ、オマール。コーンとウニです。

フォワグラのパテとグリオッシュ。ブルーベリーのソースが塩の効いたパテに合っていました。また、ワインともしっかりマリアージュしていました。
フォワグラとアナゴ。このアナゴは絶品でした。
天竜川産のアユ、備長炭で丁寧に焼かれていました。キモがオーブリオンと合っていました。
五大シャトーとのマリアージュでは定番のアニョーです。部位、焼き加減とも良く、大変美味しかったです。言うまでもなく、1986 Chラトゥール 、1989 Chラフィット・ロートシルト とマリアージュしていました。

2010年7月23日金曜日

7.15 マルマス コパン ワイン会


アユの一夜干し

アワビとフォワグラのミルフィーユ

ホロホロ鶏のグリエ
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※今回も私は参加できませんでしたが、会の記録の為にUPします。
■評価はK先生のものです。
ウェルカムワイン 
NVボデガ・セビラン クロス・ダルシス ブリュット
スペイン DOカヴァ マカベオ100%
■キレが良く夏向き

1 NVアンドレ・クルエ シルバー・ブリュット
ACシャンパーニュ 特級 品種:ピノ・ノワール100%(Grand Cru 100%)
(2000:25%、2002:65%、2003:10%)※ノン・ドサージュ
良質なピノ・ノワールの産地として知られるブージー村に本拠を置き、この村と隣村のアンボネの最上の斜面に位置する9ヘクタールを所有。その地において極上のシャンパーニュを造る生産者
■キメの細かい泡が印象的、甘さの後のほのかな苦みが食事と合う

2 2008マルク・コラン・エ・セ・フィス 
コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級 シャルドネ100%
マルク・コランでも、ドメーヌもの以外に購入ぶどうからのワインコルトン=シャルルマーニュやムルソー・ナルヴォーなどをつくっていて、ドメーヌものがマルク・コラン・エ・フィス、ネゴスものはマルク・コラン・エ・セ・フィスとsesの字句が入り異なる表記で区別される。
■甘さと、口当たりが印象的、若いが充実した内容

3 2006ショーンレーバー・ブリュームライン
ラインガウ 甲州 ミッテルハイマー・エーデルマン
ドイツ ラインガウ  品種:甲州100%
2003年に植樹され2005年からワイン造りが行われているラインガウ甲州。ラインガウに甲州種の苗木を持ち込んだのはフランクフルトでコンサルタント業を営む高橋克彦氏。山梨の植原葡萄研究所から300本の苗木を搬送、ドイツ政府の認可を得てショーンレーバー・ブリュームライン社ミッテルハイマー・エーデルマンの畑に植樹。
■石灰岩系の香り、甘さが柔らかく、食前酒様

4 2003シャトー・マレスコ・サン・テグジュベリ
ACマルゴー メドック3級  カベルネ・ソーヴィニョン50%、メルロ35%、
カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド5%  PP90-93点
近年ボルドーの中でもその品質の向上が特に目覚しいシャトー、マルゴーらしいエレガントさがある。
■バラのような華やかな香り、バランスの良いタンニン、ブルーベリーソースのフォワグラと素晴らしいマリアージュ

5 2006ドメーヌ・ペロ・ミノ ヴォーヌ・ロマネ・シャン・ペルドリ・V・V
    ACヴォーヌ・ロマネ ピノ・ノワール100%   PP91-92点
モレ・サン・ドニに本拠を構え、家族4代にわたって続くドメーヌ。このドメーヌはアンリ・ペロ・ミノから1993年に息子のクリストフの手へ渡ったため、現在市場には両名義のワインが存在しています。平均的なヴィンテージでも色濃く、その濃さにバランスする各要素の強さを感じさせる緊密な構成のワインで、傑出した年ではそれに豊かさと厚みが加わり、非常な大物ワインに仕上がる。そして年を経る毎に、深みだけではないメリハリのきいたワインに変化するポテンシャルの高さを秘めている。
■酸とタンニンのバランスの良い、スケールの大きいワイン

6 1997ジャンテ・パンショ ジュヴレ・シャンベルタン ル・ポワスノ
    ACジュヴレ・シャンベルタン 1級 ピノ・ノワール100%  PP90点
近年一般評価が高まってきたジュヴレ・シャンベルタンに所在の造り手。ジュヴレ・シャンベルタンの中でも、特別なワインで味わえる濃厚でしっかりとした輪郭を持ち、筋肉質でありながら、しなやかさも持ち合わせていて、極上の香りがある。
■驚くほど柔らかなワイン、厚みは少ないが、美味

7 2006ドメーヌ・ルイ・ラトゥール シャトー・コルトン・グランセィ
    ACコルトン 特級 ピノ・ノワール100%
ルイ・ラトゥール社は、200年以上も続く家族経営の、ブルゴーニュを代表するつくり手で[コルトンの帝王]と称されている。シャトー・コルトン・グランセイは、クロ・デュ・ロワ、ブレッサンド、ショーム、プージェ、ペリエール、グレーヴのリューディから樹齢40年以上の古木のみを集めたもの。
■ブルゴーニュとしては複雑な味わいで、どの料理とも合う

8 2005 M.シャプティエ コート・ロティ レ・ベカス
ACコート・ロティ  シラー100%  PP89点
畑は2つに分けられる。コート・ブリュンヌは片岩と小石を多く含む粘土で、コート・ブロンドは珪化石炭の小片のため、より石灰質。Becasse(ベカス)とは、ヤマシギ
■バラの香りを感じる。濃厚かつ、喉越しも良い。充実感がある。

9 1996ダル・フォルノ・ロマーノ ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ
イタリア ヴェネツト州 DOC  コルヴィーナ&コルヴィーナ・グロッソ 70%、ロンディネッラ 20%、クロアティーナ 5%、オゼレータ 5%  PP94点
イタリアを代表する偉大な生産者。
イタリアらしくなく、喉越しも良く繊細なワイン。イタリアワイン最高峰のひとつ。

2010年7月13日火曜日

CHメルシャン長野シャルドネ2008

2008ヴィンテージは少し難しい印象でした。長野シャルドネは基本的に高山村と長野市のブドウで構成されていますが、そこに若い丸子町のシャルドネが加わったせいか、味が整っていない感じがします。若干、苦みが強いです。 香りはメルシャンのこのクラス一流の小樽由来の良い香りです。