2015年12月30日水曜日

マルマス コパン ワイン会 12.17

ウェルカムワイン 
 2015ヤマソービニオン 紫輝   ヤマソービニオン100%          (蒲谷)

 2005ルイ・ロデレール クリスタル       
ACシャンパーニュ特級  、ピノ・ノワール60%、シャルドネ40  PP93
 (小林)
1776年に設立された老舗シャンパーニュメゾン。クリスタルは、彼らルイ・ロデレールの技術の粋を集めたプレスティージュ・キュヴェ。その起源は18 世紀、ルイ・ロデレールのシャンパーニュを寵愛していたロシア皇帝アレクサンドル2 世が、自身の名声を象徴するようにクリスタル製の瓶に詰めたシャンパーニュを所望したことに始まります。自社所有のグラン・クリュ畑のブドウから最高品質のブドウのみを厳選。瓶詰め後、平均5年に及ぶ長期熟成を経てリリースされる、すべてにおいて手仕事で最高品質を追求した、別格のシャンパーニュです。
複雑な香りと格よりも控えめな酸が印象的でした。

ツブ貝のマリネ 山うどと共に

2 2010ドメーヌ・デ・コント・ラフォン ムルソー・クロ・ド・ラ・バール
ACムルソー  シャルドネ100      PP91点       (前澤)
ドメーヌ・デ・コント・ラフォンの創業は1868年、ジュール・ラフォン伯爵により設立された歴史のある生産者です。現在は、ドミニク・ラフォン氏がその運営を行っています。
ドメーヌ・デ・コント・ラフォンは世界の白ワイン、 巨匠「コシュ・デュリ」と双璧をなすといわれる、間違いなく世界最高峰。 世界の白ワイン生産者が模範とする造り手です。
クロ・ド・ラ・バールはラフォン家の裏庭に広がる2.12haのモノポール。比較的平坦な畑であるにも関わらず、驚くほどミネラルにあふれるワインが生まれます。
非常にバランスの良いワインで、ムルソーらしさは控えめに感じました。




3 1999ドメーヌ・デ・コント・ラフォン
ムルソー・プルミエ・クリュ・ジュヌヴリエール
ACムルソー1級    シャルドネ100    PP88-90点    (佐藤)
ブルゴーニュ白ワイン界のトップスター、コント・ラフォン。現当主ドミニクの下、徹底した有機栽培を実践し、低収量で卓越した酒造りによりスーパーワインを生み出し、ますます高く評価されている。このジュヌヴリエールからは、ムルソーの一級畑の中でも野生的な力強さを持つワインが生み出される。
同じ造り手でも、こちらはムルソーらしさを前面に出したタイプで、ヴィンテージも飲み頃と感じました。

天然鯛のマリネ
フランスブルターニュ産オマール海老のロティ

4 2002ミシェル・クトー モンラッシェ・グラン・クリュ
ACモンラッシェ特級 シャルドネ100    PP87点     (須田)
ブルゴーニュを代表する「5ッ星生産者」、「白ワインのスペシャリスト」ミシェル・ニーロンを現在手がけているのが、ミシェル・ニーロンの娘婿ミシェル・クトーです。自身のネゴシアンであるクトーを1997年から運営している。コート・ド・ボーヌの白ワインに専業化した小規模ネゴシアン。
 綺麗な酸と凝縮感を感じることができました。
 Montrachetに触れることはそうそうないので、貴重な体験でした。
素晴らしい色合いです

5 1999ルイジ・エイナウディ 
バローロ・コスタ・グリマルディ        (蒲谷)
イタリア ピエモンテ DOCGバローロ ネッビオーロ100%    PP90   
イタリア戦後初の大統領、ルイジ・エイナウディによって1987年に創立された、歴史あるワイナリーです。現在所有する、100haを超える広大な敷地の内、98haがドリアネーゼ丘陵地に広がっており、残りの6haがバローロに属しています。
平均樹齢は25年~30年ほどで、中には40年を超える古樹も存在しています。
バローロは個人的に好きなタイプのワインです。飲み頃を迎えたワインで、果実と野生的な香りを楽しむことができました。


6 2011シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード・オムニス WS90 (春日)
上田市丸子地区1100本 カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー36%、カベルネフラン9
『シャトー・メルシャン』は日本トップクラスのワイン造りを目指し、2003年より長野県上田市丸子地区の自社管理畑「椀子(マリコ)ヴィンヤード」にてブドウの栽培を開始しました。「オムニス」とはラテン語で「全て」を意味し、「椀子(マリコ)ヴィンヤード」のポテンシャルを最大限表現すべく、シャトー・メルシャンのワインメーカーが厳しく選抜したキュヴェのみでつくられています。
 秀逸なバランスを感じることができました。本格的なフランスワインにも負けない造りのワインです。この精緻は日本人ならではだと思います。


7 2011バスフィリップ プレミアム ピノノワール      (佐藤)          オーストラリア ヴィクトリア サウス ギップスランド          
バスフィリップは1979年にオーストラリアの南東ギップスランド地域で高品質なピノノワールとシャルドネを造り始める。オーガニック栽培は1993年から慣習化され、ビオディナミは2002年から取り組む。バスフィリップのワイン作りは品質に伴う経験値という情熱と成長過程で細部にわたる注意力から導かれており偉大なワインが作り出されている、オーストラリアで15年以上に渡り最高峰のピノ・ノワール。
 薄めの色合いですが、綺麗な色のワインでした。個人的には好きなタイプのワインです。オーストラリア特有の甘い果実の中にもバランスの良さを感じました。
スペイン産シャポン もも肉と内臓のテリーヌ
素晴らしく美味しく、ワインとも合わせやすかった一皿です

8 2005ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ 
ボンヌ・マール・グラン・クリュ                   
ACボンヌ・マール特級  ピノ・ノワール100%  PP95-97点  (前澤)
1450年以来のブルゴーニュでも長い歴史を持つシャンボール・ミュジニィ村の名家で、現在まで同じ家族により継承されているドメーヌです。 12ヘクタール以上の広さがあるドメーヌだが、そのうちの10ヘクタールをミュジニーとボンヌ・マールが占める。ボンヌ・マールも最もシャンボル寄りに区画を所有するが、その個性はミュジニーとは大きく異なる。高いところで奏でられている響きにしっかりとした低音がバックを支え、繊細さここに極まれり、といった感のあるミュジニーに較べると、まるみがあり地に足のついたうまみが感じられるボンヌ・マールはそのスケール感、複雑さがより分かりやすいグラン・クリュといえる。
ヴォギュエ その名前の響きに特別な期待をしてしまいます。
ヴォギュエにしてはベリー系の華やかさもしっかり表現されているワインでした。
フォワグラのポワレ苺添え

9 1994テヌータ・サン・レオナルド サン・レオナルド
イタリア トレンティーノ・アルト・アディジェ カベルネ・ソーヴィニョン60%、カベルネ・フラン30%、メルロー10%     PP93点         (緒方)
テヌータ・サン・レオナルドは、17世紀後半に修道院から所有畑の管理を任された侯爵家が、後にその畑の購入とともに修道院の跡地に設立したワイナリーで、以来、現在に至るまで同じ家系に受け継がれており、トレンティーノでも比類なきスタイルを守り続けています。国際品種を使用しながらも、決して重くなく、エレガントなワイン。
ヴィンテージワインらしく、官能的な芳香を楽しむことができました。野生的な果実の中にエレガントさも感じられる素晴らしいワインでした。

シャポン胸肉のロティ
スペイン産の方がジューシーに感じました

10 2008カリュアド・ド・ラフィット           PP91    (小島)
カベルネ・ソーヴィニヨン51%、メルロー45%、プティ・ヴェルド3%、
カベルネ・フラン1
シャトー・ラフィットのセカンド。セカンドと言っても、もちろんブドウはグラン・ヴァンに使用されるものと同じ。通常、全生産量の3分の1はグラン・ヴァンに、40%ほどがカリュアドとして選別されているそうです。近年ではそのクオリティの高さと人気ぶりで他の格付シャトーを凌いでいます。
Bordeauxの端正なスタイルが表現されているワインでした。
バランスでワインの良さを表現できるタイプです。


11 1999シャトー・マルゴー                     (岩田)
ACマルゴー メドック格付1級    
カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン  PP94
1999年生産のおよそ38%が、1999年のシャトー・マルゴーになりました。ボルドー・メドック地区のワインをフランスワインの女王と呼ぶとするならシャトー・マルゴーは女王たちの中で、最も芳醇で優美なワインだといえます。
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
良い熟成を迎えた5大シャトーの実力を十分に感じることができるワインでした。
素晴らしい凝縮感はプラムのようでもあり、まさに飲み頃を迎えた5大シャトーといった佇まいでした。


2015年12月8日火曜日

マルマス コパン ワイン会 11.26

ウェルカムワイン 
 2015アンリ・フェッシ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
ACボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ ガメイ100%          (小林)



 2006パトリック・スティラン シャンパーニュ・グラン・クリュ・ブリュット
ACシャンパーニュ特級  、ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%           (小林)
RMパトリック・スティランは、『グラン・クリュ』格付で最高のピノ・ノワールを生産するモンターニュ・ド・ランスのアンボネ村にあります。グラン・クリュ格付けのアンボネ村のピノ・ノワールをメインに、シャルドネをブレンドしたヴィンテージ・シャンパーニュです。果汁はキュヴェ(初搾り)100%です。アルコール発酵とマロラクティック発酵は、タンクで行なっています。冷却過程を経て、ろ過と清澄をします。ナッツやトーストの香りが強く広がり、たくましく、丸いボディを持つシャンパーニュです。2006年ヴィンテージは、花火をあしらったセリグラフィーボトルに詰められています。ヴィニュロン・アンデバンダン コンクール2014 金賞受賞



2 2010カテナ・サパータ・アドリアンナ・ ヴィンヤード
ホワイト・ストーンズ シャルドネ
アルゼンチン メンドーサ シャルドネ100%  PP94点            (須田)
カテナは、ニコラ・カテナ氏がイタリアよりアルゼンチンに渡り、1902年にメンドーサでマルベックのブドウ畑を造った事から始まります。パーカー氏にして「全てのアルゼンチン・ワイナリーが基準、手本とすべき生産者/この国にとって必要不可欠なワイナリー」と言わしめる 『カテナ・サパタ』 は、アルゼンチン初のパーカー5ツ星を獲得。
標高1450mの最も高いアドリアンナ畑の「ブロック1」の中の27列のシャルドネ100%でしかも収量驚異の15hl/ha。名前の由来は、土壌に多くある白い小石から。

時間と伴にその実力を発揮するタイプのワインでした。
あくまでエレガントな酒質でありながらキュベの強さも感じられます。
また、カリフォルニアのワインよりも深遠なるものを感じます。


3 2010ドメーヌ・ラトゥール・ジロー 
ムルソー・プルミエ・クリュ・ジュヌヴリエール
ACムルソー1級    ブドウ品種 :シャルドネ100%             (前澤)
ムルソーの地で16代に渡りワイン造りをしてきた歴史あるドメーヌですが、自社での瓶詰めを始めたのは先代ピエール・ラトゥール氏で、1982年のことでした。現当主ジャン・ピエール氏が 醸造学を身に付けてドメーヌに参加してからは、ステンレス・タンク醗酵等の近代技術を導入し、世界中で人気が上昇しています。ヨーロッパやアメリカでは近年トップ・ドメーヌの仲間入りを果たしたスーパー・スターとして注目されています。ラトゥール・ジローは現在10ヘクタールの畑を所有しており、その80%が白ワイン、20%が赤ワインの畑です。ジュヌヴリエールはペリエールと並んで、ムルソーの1級の中でも世界的に賞賛されている畑です。ラトゥール・ジローはこの畑の最大の所有者で2.5haを所有しています。

ムルソーでありながら、エレガントなタイプのスタイルでした。
食事とも合わせやすいと感じました。

フランス産豚の血入りソーセージ ブータンノワール リンゴのピュレ添え

4 2009マルセル・ダイス アルテンベルグ・ド・ベルグハイム グラン・クリュ
ACアルザス特級 リースリング、ゲヴュルツトラミネール、トカイ、ピノ・ブラン、シャスラ、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、ミュスカ、他       PP92点     (小島)
5ha。平均樹齢25年。アルザスのすべての伝統品種13種の混植。「このワインは、私の人生における記念碑であり、過去100年間、アルザスが大いに害されてきた“テロワールよりもぶどう品種”という観念的支配を打ち破ろうとするものです」。鉄分豊かな赤い粘土石灰質と、石灰岩質との混成土壌。貴腐菌が完熟を促します。収穫は10月。絢爛豪華で官能的。

アルザスの実力を発揮していました。甘さに負けない酸はその証拠です。
甘いですが、豚や鳥の家禽類と合わせたくなるなるワインでした。


アイルランド産天然マグロと雲丹 柚子胡椒ソース

5 2004ドメーヌ・フィリップ・パカレ ポマール                   
ACポマール  ピノ・ノワール100%                    (春日)
かつてプリューレ・ロックの醸造長を務め、かのDRCの醸造長の座を蹴った事でもおなじみのフィリップ・パカレは、今では自然派ワインを代表する生産者としてすっかり定着しています。日本ではあまり人気のないポマールですが、他の国は人気のアペラシオンです。

官能的な香りも熟成したピノノワールの香りも楽しめる素晴らしいワインでした。
もう一度呑みたい、そう思うワインでした。



6 2007アルノー・ラショー ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・ショーム                   
ACヴォーヌ・ロマネ1級  ピノ・ノワール100%              (前澤)
アルヌー・ラショーは、ヴォーヌ・ロマネの名門ドメーヌとして名高いロベール・アルヌーが2008年から改称したものである。95年にロベールが他界して以降は、ロベール氏の娘婿、パスカル・ラショー氏が5代目当主を務める。カーヴの拡張、醸造施設の改装、そして畑もさらに増やし、2008年にはラトリシエール・シャンベルタンをラインナップに加えた。レ・ショームは特級のラ・ターシュと1級のマルコンソールの真下に位置するクリマで、斜面下部のため傾斜は緩く粘土がち。そのおかげでボディのしっかりしたワインが生まれる。ブラックベリーやスパイスのアロマ、リッチでまろやかな味わい。

やはりブルゴーニュ1丁目のワインは美味しいです。
ヴィンテージも優しい感じで好きです。

フランスブルターニュ産ラングスティーヌのポワレ

7 1997ファレスコ モンティアーノ
イタリア  ラツィオIGT メルロー100%     PP95点         (緒方)
イタリアでワイナリーのコンサルティングを手がけるスーパー・エノゴロ、ミスターメルローこと、リッカルド・コッタレッラ氏の造る、最高の1本! イタリアのワイン専門誌、ガンベロ・ロッソではなんと5年連続最高評価の”トレッビキエーリ”を獲得しているモンティアーノはメルロー100%ワインです.

素晴らしいヴィンテージのイタリアワインはその香りも格別です。
ワインだけで楽しめますし、料理とのマリアージュも楽しめます。
決して無骨なワインではなく、エレガントなワインでした。


フランス フルール ドオーブラック牛ランプ肉のロティ
個人的には和牛よりも好きです

8 2007カルピネート ファルニート・カンポニッビオ         (蒲谷)
イタリア トスカーナIGT サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー            
カルピネート社は、キャンティ・クラシコの産地として名高いトスカーナ州フィレンツェの南、グレーヴェ村にあるワイナリーです。1967年、農学士のアントニオ・マリオ・ザッケオ氏が醸造家ジョヴァンニ・カルロ・サッケート氏とで創業しました。二人は質の高いワインを求め、土壌組成や日照時間などに関する綿密な調査や醸造研究に非常に熱心に取り組みトスカーナ産高品質ワイン生産者のパイオニアとして知られています。キャンティ・クラッシコ等、伝統的なワインだけでなく、革新的なワインにも挑戦し続けています。

9 2010セーニャ                   PP94点    (岩田)
チリ アコンカグア・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カルメネール  
エラスリスのエデュアルド・チャドウィックと米国のロバート・モンダヴィの情熱が生み出したチリのスーパープレミアムワイン”セーニャ”。チリ・アコンカグアのテロワールを見事に表現するこのワインは世界のグランヴァンにも勝る評価を獲得しています。ボルドー品種にチリ固有品種カルメネールをブレンド。熟成に使用するのは100%フレンチ・オーク樽。凝縮感ある豊かな香りと、気品溢れる優雅な味わいを兼ね備えています。 2005年よりヴィオデナミ農法を導入しています。

フランス産山鳩「ピジョンラミエ」のロティ
まさにワインのための食材です
10 2010ドメーヌ・ド・クリスティア
シャトーヌフ・デュ・パプ・ヴィエイユ・ヴィーニュ   (佐藤)
ACシャトーヌフ・デュ・パプ  グルナッシュ100% PP97点 

エティエンヌ・グランジュオンによって70年前につくられたドメーヌで、2ヘクタールのグルナッシュの畑から始まりました。今日では三世代のブドウ農家が「ドメーヌ・ド・クリスティア」を産出する21ヘクタールの畑で情熱と技術を共有しています。「ドメーヌ・ド・クリスティア」のアペラシオン構成はシャトーヌフ・デュ・パプの赤が11ヘクタール、白が1ヘクタール、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュが1ヘクタール、コート・デュ・ローヌが4ヘクタール、ヴァン・ド・ペイが4ヘクタールとなっています。

ピジョンラミエとのマリアージュは官能的なものを感じました。
やはり、ヌフの実力は只者ではありません。


2015年11月22日日曜日

第7回 解禁日にボジョレー・ヌーヴォーを楽しむ会


今年もワインショップ マルマス 様と ビストロ ボン コパン 様の心意気を感じることができる素晴らしいヴォージョレの会となりました。

 ☆.ウエルカムワイン アンリ・フェッシ ルージュ・バブルス・ヌーヴォ2015
2015年に収穫されたボージョレ地区のガメイ種を100%使用するスパークリングワイン
アルコール度数が7~8%と通常のワインより低い、やや甘口のスパークリングワインです。
食前酒やデザート酒としても楽しめます。


1.メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー
ボジョレー・ヌーヴォーの原点!
 メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは1880年にブルゴーニュワインの中心地、ボーヌに設立され、135年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守り続けるブルゴーニュを代表するワイナリーです。
 ジョゼフ・ドルーアンのボジョレー・ヌーヴォーのはじまりは1959年。その年の11月、ロベール・ドルーアンは友人達を喜ばそうと、自ら手がけたボジョレーの新酒を紹介しました。友人達はかつて味わったことのない、香り高く、果実味豊かなヌーヴォーに歓喜し、翌年のヌーヴォーも手に入るかと心配するほどの熱狂が沸き起こりました。この大成功により、ジョゼフ・ドルーアンのヌーヴォーはロンドン、ブリュッセル、ミラノへと続き、その後、次々と世界各国へ送り出され、今や世界中の人々を魅了しています。
今年のドルーアンは少しバランスのとり方に変化があるように感じました。

2.アルベール・ビショー ボージョレ・ヌーヴォー・ヴィエイュ・ヴィーニュ
 アルベール・ビショー社が飲食店向けに開発した、料理の味を引き立てるヌーヴォー。樹齢50~100年の古木で育ったブドウだけを使用しているため、ヌーヴォーならではの軽やかでフレッシュな印象に加え、凝縮感のある複雑な個性がお楽しみいただけます。
飲食店専用
ヴィエイュ・ヴィーニュ(Vieille Vignes = V.V.)とは、樹齢30年以上のぶどうの木。
メルシャン代理店のワイン  安定感あるバランスのとれた味わいでした。


3.アンリ・フェッシ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ・ベレール
 アンリ・フェッシ社は、1888年の創業以来、手摘み収穫と伝統的な醸造方法にこだわり、高品質なボージョレワインを造り続けています。2008年にブルゴーニュの巨匠「ルイ・ラトゥール」社の傘下となり、さらなる進化をとげています。ヌーヴォは、現地のラベルデザインをそのまま使用しています。パリのブラッスリー(洋風居酒屋)やフランスやイギリスのレストランでも人気が高いことから、現地のレストランでボージョレを楽しむような雰囲気を味わっていただけます。飲食店専用

4. ジョルジュ・デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・プリムール
 醸造家デュブッフ氏が食事との相性を考えてブレンドした、 摘みたてのぶどうをギュッと濃縮したような味わいで、料理のジャンルを問わず合わせやすいヌーヴォーです。
飲食店専用
ボジョレー・ヌーヴォーに対し、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーはボジョレー地区の中でも特に良質のブドウが収穫できる北部39の村で造られたボジョレー・ヌーヴォーです。つまり、ワンランク上のボジョレー・ヌーヴォーといえます。
個人的に好きなタイプのワインでした。今年のヌーヴォーは果実もタンニンも強めでワインとしては美味しいのですが、新酒らしい軽やかさを感じにくいのですが、このワインは新酒らしさも感じられるスタイルでした。

☆.ルイ・ジャド マコン・ブラン・ヴィラージュ・プリムール
 マコンはボジョレー地区のお隣の地区。ここではシャルドネ種のブドウから白のヌーヴォー(プリムールともいうが同じ意)が造られています。もちろんこちらもボジョレー・ヌーヴォーと同じ新酒です。ただし、ブルゴーニュの巨匠、ルイ・ジャドが造りだすマコン・ヴィラージュ・プリムールは一味違います。新酒のフレッシュでフルーティな味わいというよりは、シャルドネ本来の味わいを見事に表現した深みのある爽やかな味わいの白です。少し寝かせてから飲んでも美味しいと思います。

5.ルイ・ジャド ボージョレー・ヴィラージュ・プリムール
 ルイ・ジャド社はブルゴーニュのメゾンとして、そのボージョレー・ヴィラージュ・プリムールを全て自社にて醸造しています。元来、ヌーヴォーとはその年のワインを一番最初に楽しんで頂くものです。ですからルイ・ジャドでは毎年ヌーヴォーワインを特別に醸造するのではなく、通常のボージョレー・ヴィラージュワインを醸造する中で特にフルーティな仕上がりのキュヴェをプリムール(ヌーヴォーと同意語)として出荷しています。つまりルイ・ジャド社のプリムールワインは若々しさを楽しめるだけでなく、味わい深い本物のワインであり、果実味のみが特徴の一般的なヌーヴォーワインとは一線を画しています。

6.ルイ・ジャド ボージョレー・ヴィラージュ・プリムール・ノンフィルター
日本限定ヌーヴォー!
 通常のヴィラージュ・プリムールは広範囲なヴィラージュ地区から収穫されたブドウを使用しているのに対し、ルイ・ジャドのノンフィルター・プリムールは特に高品質なブドウが生産される限定された畑(ブルイィ、コート・ド・ブルイィ周辺)から、十分熟した最良のブドウを厳選して手摘みで収穫。さらに選果台で人の手によって丁寧に選別されたブドウのみ使用します。力強くしっかりとしたワインこそがノンフィルターワインの特徴です。


7. ジョルジュ・デュブッフ 
ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・セレクション プリュス
 ボジョレー全体で3,000軒もある生産者からデュブッフ氏がその年最良と認めた4〜5軒のドメーヌのトップキュペのみを厳選。帝王の匠の技で、凝縮感があり深みのある味わいにアッサンラージュした逸品です。ラベルにはシリアルナンバーが入ります。


後半は自然派ワインの登場です。

8. ルーデュモン ボジョレー・ヌーヴォー・ヴィエイュ・ヴィーニュ 仲田晃司
日本人が造るボジョレー・ヌーヴォー (天、地、人のラベル)
 ルー・デュモンのヌーヴォー、10年目のリリースです。 2006年より日本人醸造家・仲田晃司氏がリュット・レゾネ農法(必要な時にだけ最低限の農薬を使用する減農薬農法)で造るこだわりヌーヴォー。しかも、樹齢70年以上の古樹より厳選されたブドウを使用することで、そのブドウ畑の持つ個性を充分に反映した、深い味わいと日本人らしい繊細なやわらかい口当たりをあわせ持った、上質のヌーヴォーに仕上がっています。

☆.ヴィニフィエ・パ・ジュンコ・アライ
コトー・ブルギニヨン・ヌーヴォー (ブラン・ヌーヴォ)’15
新井順子さんが造る2回目のシャルドネの白ヌーヴォー! 
 シャルドネ100%でとびっきりの美味しい白ヌーヴォーを作ろう!と 2014年よりスタートした、カンシー・オン・ボージョレ村のドメーヌ・デ・ムレットのブドウ で造るヌーヴォーです!ここの通常キュベのコスパの良さは皆様もご存知かと思います。彼のヴィエイユ・ヴィーニュ(V.V)の畑の葡萄で新井順子氏が今年も挑戦致します。乞うご期待です!!!
フランス自然派


9.ヴィニフィエ・パ・ジュンコ・アライ
ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール・ル・ポント・デュ・ディアーブル(小悪魔の橋)
新井順子さん造るボジョレー・ヌーヴォーが7回目の挑戦! 
 今年もコスモジュンのヌーヴォの畑は、ル・ポント・デュ・ディアーブル(小悪魔の橋)です。何と樹齢60年の単一畑のボージョレー・ヴィラージュです。自然派ヌーヴォその名もル・ポント・デュ・ディアーブル「小悪魔の橋」。新井順子さんは、すでにフランス、ロワール地方にて「ボワルカ」の名前でワインを造っている日本人女性の造り手です。
今回も、順子さんにヌーヴォ用の1haの畑を貸してくれる、その畑の所有者はジョヴェールです。ル・ポント・デュ・ディアーブル(小悪魔の橋)という、なんと樹齢60年の単一畑です。日本人が造るヌーヴォ フランス自然派

10.M・ラピエール ボージョレー・ヌーヴォー
自然派ボージョレの元祖!現在のビオを語る上で決してはずせない大御所!!
 偉大な父、マルセルの死後も歩みを止めることなく進化を続けるラピエール家。若く、才能あふれるマチューが牽引し、伝説を更新し続けています。事実、ラピエールのワインは世界中のファンを虜にしており、モルゴン、レザンゴーロワといったレギュラーラインナップは、リリースから半年で完売!日本向けには相当数を確保してもらっているにもかかわらず、1年を通じて供給するのは不可能になってしまいました。古くからラピエール家を知る人も、近年のピュアさと芳醇さがさらに磨きがかかったワインを口にしては、そのセンスに驚くと言います。そんなラピエール ヌーヴォーの特徴は、華やかな果実味とスムーズな飲み心地。エキス分のしっかりとした、赤ワインでありながら透明感のある繊細な味わいに満ちており、どこまでも飲み飽きない優しさと心地よさに溢れています。

11.フィリップ・バカレ ボージョレー・ヴァン・ド・プリムール
自然派ワイン日本で人気№1
 自然派の代名詞とも呼ばれる注目の醸造家、フィリップ パカレ。ヌーヴォー以外のワインも人気で、フィリップ・パカレのワインのファンは日本でも多いと思います。
 自然酵母のみで発酵させ、ワインの状態がよければ醸造だけでなく瓶詰め時も亜硫酸無添加になります。しっかりとしたエキスと美しい酸味は、ヌーヴォーとは思えないフィネス(繊細さ)を感じさせます。
 入荷後すぐに飲んで美味しいだけでなく、翌年以降も素晴らしい熟成をしますので、
あえて「ヌーヴォー」ではなく、「ヴァン ド プリムール」という表記にしています

12.ジョゼフ・ドルーアン 
ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール・ヴィエイュ・ヴィーニュ
※今年の1番人気に輝いたワインでした。


 特別限定ヌーヴォー
樹齢30年以上の凝縮感溢れるぶどうから手摘みされたぶどうのみ使用。さらに収穫したぶどうは熟練スタッフにより房選りされ、ヘッドワインメーカー“ヴェロニク・ドルーアン”により、ドルーアン家が受け継ぐエレガントなスタイルのワインへと、丁寧に仕上げられます。古樹のブドウならではの凝縮された果実味と程よい重みや深みがあります。普通のヌーヴォーでは物足りないという方にお勧めです。シリアルナンバー入り。

ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー2015の近況
2015年はグレートヴィンテージの一つとして歴史に刻まれる出来になるでしょう。ぶどうの育成、収穫も、これ以上ない最高の状態で進められました。概況として、ボジョレでは、ぶどうの果皮は厚め、果実の重さはやや軽め、濃い色合いで、非常に少ない収穫量となりました。雨が少なかったことが、果汁の量を減らした要因です。
 ボジョレー・ヌーヴォーの醸造方法
収穫した葡萄を通常は破砕してブレスしますが、マセラシオン・カルボニック法では破砕せず、縦型の大きなステンレスタンクに上からどんどん入れてしまいます。タンクの下のほうの葡萄は重さで潰れ果汁が流れ出て自然に発酵が始まります。発酵が始まると炭酸ガスが生成されますから次第にタンク全体が炭酸ガスで充満します。炭酸ガスで充満したタンクのなかでは潰れていない葡萄の細胞内部で酵素の働きによってリンゴ酸が分解されアルコール、アミノ酸、コハク酸などが生成され葡萄の皮からも成分が浸出します。このようにして細胞内の酵素による発酵を利用したものがマセラシオン・カルボニック法です。ボージョレでは自然に発生する炭酸ガスを利用しますが、人工的に炭酸ガス雰囲気をつくってやっても同じようにワインが生成されます。マセラシオン・カルボニック法で造ったワインはタンニンが少ない割りには色が濃く、渋みや苦みが通常のワインより少なくなります。リンゴ酸も分解されるので味わいもまろやかになり、炭酸ガスにより酸化が防止されるためワインがフレッシュに仕上がります。全体的にライトな感じにでき上がり独特のバナナの様なMC(マセラシオン・カルボニック)香がします。従って新酒の状態でも十分に飲めるものに仕上がるわけです



マルマス小林社長とコパン山本シェフの挨拶で開会しました。

ルイ ジャド ノンフィルターのバックヴィンテージ プリムールの楽しむことができました。個人的には新酒のうちに楽しむ方が良いと感じました。



抽選会では1位のポマールをいただきました。
お祭りなので、その場で会場の皆さんといただきました。
素晴らしく楽しいひと時でした。

2015年10月27日火曜日

岩の原ワイン ヘリテイジ 2013 (越百)


この上無いバランスを感じることができるワインでした。

マスカット・ベーリーA由来の甘い香りにブラック・クイーンが落ち着いた雰囲気を与えています。フレンチオークの新樽を使用し、15ヶ月間かけてじっくりと熟成。新樽のロースト香は控えめに感じました。

ベリーAの可能性や和食との相性の良さを感じることができました。
日本ワインコンクール2015 金・部門最高賞受賞
日本ワインコンクール2014 銀賞受賞 ~6年連続の銀賞受賞~
手打ち蕎麦との相性も良かったです。
この日は、その他に「都農ワイン」シャルドネ アンフィルタードを試飲させていただきました。このワインも個性的でありながらバランスの良いワインでした。
S先生、ありがとうございました。
日本の秀逸なワインと越百は相性が良いみたいです。

2015年10月22日木曜日

10.21 マルマス コパン ワイン会

ウェルカムワイン 
 2014シャトー・ペロン ACグラーヴ ソーヴィニヨン・ブラン 50%/セミヨン 40%/ミュスカデル 10% 
                                                                                                                      (小林)

 2005モエ・エ・シャンドン ドン・ペリニヨン
ACシャンパーニュ  シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%          (小林)
シャルドネはシュイィ、クラマン、アヴィーズ、ル・メニル・シュール・オジェ、ピノ・ノワールはアイ、ブジー、ヴェルズネイ、マイィ、オーヴィレールがブレンドの核をなす。2005年はシャルドネがやや多めの比率となった。
さすがにドン・ペリは美味しい、そう思えるシャンパーニュでした。
麦の香り、きめ細やかな泡。。。
あらためてその実力を知ることができました。


2 2012アルバン・ヴィンヤード ヴィオニエ
カリフォルニア州 エドナヴァレー ヴィオニエ100%  PP93点     (佐藤)
オスピス・ド・ローヌの主催者の1人としても知られるジョン・アルバン氏
2012 ヴィオニエ エステイトはとてもリッチ。バニラ、スパイス、トースト、ブリオッシュのレイヤー後にゴージャスな白桃とパイナップルの香り立ち。このフルボディでずっしりと贅沢なヴィオニエはカリフォルニアで造られる物の中でもトップの一つである。
(輸入元資料) 
どこか、明るい感じのヴィオニエワインです。強めの果実、控えめな苦味、どれをとってもカリフォルニアワインらしい雰囲気でした。

 2011ラファエル・パラシオス ソルテ・オ・ソロ
スペイン/ガリシア地方 DOバルデオラス ゴデーリョ100%  PP95点 (須田)
わずか0.47ヘクタールの単一畑“オ・ソロ”作柄の優良年に限り造られるパラシオスのキュヴェ。2009年に試作したワインがワイン・アドヴォケイトで91点を獲得した。2011年は待望のファースト・ヴィンテージに当る。樹齢39年,バイオダイナミックで栽培されたゴデーリョの収量は,驚きの24ヘクトリットル 樽発酵の後,シュール・リーの状態で8ヶ月熟成。。総生産本数2,680本のパラシオス自身がずっと造りたかった最高の白ワイン。
スペインのワインですが、日本のシャルドネを連想させる香りがします。後半は特有の味わいがします。強いワインですが、素晴らしいバランスです。

4 2012ドメーヌ・ルフレーヴ 
ムルソー・プルミエ・クリュ・スー・ル・ ド・ダーヌ
ACムルソー1級 シャルドネ100%        PP89-91点    (小島)
ルフレーヴはピュリニー・モンラッシェとムルソーに挟まれたブラニー村にも畑を所有し、ドメーヌ唯一の赤ワインを醸造していたが、1995年に一部をシャルドネに植え替え、04年に残りの区画もシャルドネに植え替えた。ムルソーらしく、ハニーテイストでリッチな仕上がり。
流石に圧倒的なバランスとフランスワイン独特の複雑さを兼ね合わせた素晴らしいムルソーでした。ムルソーらしい香りもしますが、あくまでルフレーヴの様式です。
繊細かつリッチなワインでした。

5 2011サントリーワインインターナショナル 
塩尻マスカット・ベーリーA ミズナラ樽熟成
塩尻 マスカット・ベーリーA 100%               (春日)
ミズナラ樽がもつ、びゃくだんを想わせる和樽特有の香りとココナッツの香りが日本固有のぶどう品種「マスカット・ベーリーA」特有の甘い香りと絶妙なバランスです。
そしてミズナラ樽がもつ、びゃくだんを想わせるオリエンタルな香り、ココナッツ様の香りが日本固有のぶどう品種「マスカット・ベーリーA」特有の甘い香りと絶妙なバランスを醸しだしている。
ベリーAの香りに包まれながらも、バランスの良い繊細なワインです。ミズナラはサントリーウイスキー響の構成のうえで重要な樽です。白檀の香りは分かりませんでした。ブドウ品種の好き嫌いはあると思いますが、その綺麗なバランスはフランスワインに勝るとも劣らないものでした。

6 2004エマニュエル・ルジェ ヴォーヌ・ロマネ                   
ACヴォーヌ・ロマネ  ピノ・ノワール100%          (前澤)
ブルゴーニュの神様とよばれるアンリ・ジャイエ。 アンリ・ジャイエの甥であるエマニュエル・ルジェは、いわゆる「ジャイエ」風のワインを生産し続けている。洗練された豊かなワインである。また、力強さと上品さ、深遠さとしなやかさを兼ね備え、ブルゴーニュに見いだせるワインの中でも最も高級な部類に属している。ルジェは、ブルゴーニュに「ルネサンス」を巻き起こした新世代の中でも、間違いなく最も素晴らしい醸造家の一人である。  「ロバート・パーカー・ワイン・バイヤーズ・ガイド」より 
個人的に今飲むなら2004ヴィンテージは良いと思っています。しかも、ルジェとくれば期待しない訳にはいきません。まさに期待を裏切らないベリーの香りと官能的な雰囲気、味わいも格別です。ルジェは最近ののもよりも、2000年前半の方が良かった気がします。


7 2005ポール・レイツ
シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・フスロット
ACシャンボール・ミュジニー1級  ピノ・ノワール100%      (岩田)
1882年、ポール・レイツはコート・ド・ボーヌとコート・ド・ニュイの間に位置するコルゴロワン村の葡萄畑に会社を創立しました。そして4代にわたり、ポール・レイツは高い伝統の醸造と販売においての技術と知識を守ってきました。
シャンボールはイメージが掴みにくい地域ですが、個人的には好きな畑です。
良い年ののもで、しっかりとした古典的なBourgogneワインでした。


8 2009ドメーヌ・シモン・ビーズ 
サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・マルコネ
ACサヴィニー・レ・ボーヌ1級 ピノ・ノワール100%        (蒲谷)
1868年にサヴィニーの土地を買い、1880年にワイン造りが始まった歴史あるドメーヌです。1988年、4代目の当主パトリックが継ぎ、1998年、パトリックは日本人女性の千砂さんと結婚。長男ユーゴ、長女ナスカというふたりの子どもにも恵まれたものの、2013年10月、61歳の若さで他界した。
BSのワイン番組などに時折紹介されるマダムです。いかに自然に敬意をはらい大切に向かい合っているかが分かります。良い年のサヴィニーは期待を裏切らない素晴らしいものでした。繊細さも兼ね備えた日本人にも馴染みやすいワインでした。

9 2006レ・フォール・ド・ラトゥール            (緒方)
ACポイヤック  カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%  PP92点
第1級格付シャトー・ラトゥール・のセカンドワイン。
シャトー・ラトゥールは「ランクロ」と呼ばれる最も重要な区画があり、より若樹から収穫されたブドウが一部使われています。ほぼファーストと同じ工程で造られますが、メルロー比率が高い分、柔らかく、早めに飲み頃を迎えます。
柔らかいセカンドとは言え、格付けワインの代表格だけあって、桁違いの骨格を感じました。果実とタンニンのバランスは流石でした。

10 2009ドメーヌ・デュ・ペゴー 
シャトーヌフ・デュ・パプ・ キュヴェ・ローレンス   (佐藤)
ACシャトーヌフ・デュ・パプ  グルナッシュ80%、シラー6%、ムールヴェードル4% その他10% PP98点 
☆レゼルヴと同じ醸造法ですが、レゼルヴが2年熟成に対してローレンスは4年の長期熟成キュヴェ。
☆レゼルヴは毎年約60,000本生産されますが、ローレンスは約6,000本(1フードル)です。
☆ダ・カーポ(1フードル)を生産するヴィンテージにはローレンスは造られません。同一ヴィンテージで3つのキュヴェを生産することはありません。
スモークされた肉、甘草、黒コショウ、香辛料となめし皮がとても素敵なフルボディの感覚を楽しませてくれる。素晴らしい果実の旨みが口中に広がる。我慢するのは難しいほど優れたものだが、今から2029年が飲み頃。ワイン・アドヴォケート209号2013年10月
ヌフの実力を感じることができる素晴らしいワインでした。食事との相性を考えると最強のワインスタイルだと思います。大きな蜘蛛の巣グラフが高いバランスで描けそうなワインです。





小島さんから戴いた松茸と広島産牡蠣のパネ タルタル添え
今年は色々な形で松茸を楽しみました。

石川県産アジのマリネ クロカワのサラダ仕立て
クロカワと魚介のマリネが合うことも今年感じました。

魚介のブイヤベース ロワイヤル風

フランスシャラン鴨とイベリコ豚のファルシとフォワグラ
赤ワインソース クリタケと共に

フランスBretagne産 雉のロースト ジロール茸のソース
イタリアマルケ産白トリュフがふんだんに使用されています。