2014年2月26日水曜日

2.21 マルマス・コパン ワイン会

 
2013ヤマソービニオン紫輝
ウェルカムワインとしても使用できるくらい、軽い感じでした。
比較的薄めの印象で、馴染みやすい感じもしました。
 
1 1997アンリ・ジロー フュ・ド・シェーヌ・ブリュット
ACシャンパーニュ特級 品種:アイ村産ピノ・ノワール70%、シャルドネ30% PP95
アンリ・ジローが誇るプレステージ・シャンパーニュ。「フュ・ド・シェーヌ(木樽)」のネーミング通り、アルゴンヌの森の樫で作られる特別な樽を使用して熟成される風味豊かな1本。柑橘系とスパイス系がほどよく混ざり合い、ふくらみのある味と余韻を生み出している。その製造法はこだわりに満ちており、ブドウは完熟するのを待って全て手摘み、果汁の圧搾後は低温浸透法で清澄し、オーク樽にて1年間熟成させる。そして7・8年の瓶内熟成後、手作業でていねいに澱が取り除かれ、出荷されるという。
濃い黄金色で、甘さも感じましたが、食事と合わせると酸も感じられるシャンパーニュでした。
 
 
2 2010シャトー・パプ・クレマン・ブラン
ACペサック・レオニャン  PP95点 ソーヴィニョン・ブラン51%、セミヨン33%、
ソーヴィニョン・グリ13%、ミュスカデル3
七世紀もの歴史を誇り、しかもひとり教皇の情熱から生まれた偉大なワインというのは珍しい。1305年、フィリップ4世の庇護の下で教皇に選出されたクレメンス5世は、その名を冠したシャトー・パプ・クレマンの所有者であった。
充実した果実とセパージュ由来の複雑な香りが印象的でした。
ワインだけでも食事とも合う実力派のワインでした。
3 2008エティエンヌ・ソゼ ピュリニー・モンラッシェ・シャン・カネ
ACピュリニー・モンラッシェ 1級 シャルドネ100
ドメーヌ・ルフレーヴと並び、ピュリニー・モンラッシェでもっとも尊敬を集める造り手。シャンカネは斜面中腹部に位置し、ムルソー側の最上級とされるムルソー・ペリエールに隣接。ピュリニー・モンラッシェの持つシャープなミネラル感の中に、隣接するムルソーのヴォリュームを感じさせる酸が共存するワイン。
シャルドネ種に期待するものが揃っているワインでした。2008ヴィンテージにしては酸も心地よく感じられました。
 
4 2009ドメーヌ・ブリュノ・クレール コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級 シャルドネ100%   PP93
赤のドメーヌと思われがちなブリュノ・クレールだが、白を知らないと片手落ちとなる。生産量は全体の2割ほどだが、その素晴らしさはコルトン=シャルルマーニュに止まらず、レジオナル、ヴィラージュ・クラスの水準が高い。白はレジオナルからグラン・クリュまで基本的に樽発酵だが、熟成には赤と同じく小型のフードルを用いる。全体の8割から9割はこのフードルでおこない、これはアリゴテからコルトン・シャルルマーニュまで同じ、2009年産シャルルマーニュの場合、ピエス換算で全8樽のうち6樽分をフードル、残り2樽を新樽のピエスで熟成で、この手法はピエスに較べ、より緩やかな酸化がもたらされることから、ドメーヌの設立当初より採用。
優しい穏やかなワインでした。精緻な印象で、時間が経つにつれふくよかさを感じました。

5 2008ジャン・マルク・ミヨ エシェゾー
ACエシェゾー特級 ピノ・ノワール100
ジャン・マルクはピノ・ノワールの代名詞である「アロマと果実味」を強調した、純粋で柔らかい、魅力的なブルゴーニュを造ろうと努力している造り手です。小さなドメーヌですが、ピノ・ノワールの真髄である可憐で優雅な香りはまさに「香りの魔術師」と呼ぶにふさわしい。
畑のテロワールを感じることができました。香りが味わいに勝るブルゴーニュでした。


 2004シャトー・ポンテ・カネ
ACポイヤック メドック5級 カベルネ·ソーヴィニヨン68%、メルロー20<
カベルネ・フラン 12% PP90+
シャトー・ムートン・ロートシルトの南に位置するこの素晴らしいテロワールで驚くべきワインを生み出すことに成功しました。2004年はこのシャトーがビオディナミを開始した年です。
2004ヴィンテージからヴィオデナミに取り組んでいる同シャトーは、バランスの良さと繊細な果実味が楽しめるワインに仕上がっていました。
7 2010シャトー・パプ・クレマン
ACグラーヴ特別級  PP100
メルロー51%、カベルネ・ソーヴィニヨン47.5%、プティ・ヴェルト1.5
骨の髄までエレガントで、複雑で、ボルドーの中でも最も独特なワインであるパプ・クレマンは、1986年のヴィンテージ以降、とりわけベルナール・マグレがこのシャトーを手に入れてからは絶好調である。マグレは、1990年代後半以降のヴィンテージが実証しているように、このシャトーをボルドーの
最高のレベルに押し上げようと、懸命にあらゆる努力をしている。
 抜け目の無い愛好家なら是非とも買うべきワインである。このヴィンテージのスターの1つ。古い町の真西、サン=マルタン・ドゥ・マゼラにあるボーセジュール・ベコは、アペラシオン、サンテミリオンの中心に位置する。
ヴィンテージによるものなのか、時流に合わせたかの様な果実味偏重とも思える「果実」を感じました。
 

8 2010アルマヴィーヴァ
チリ カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、カルメネール、カベルネ・フラン
フランス・ボルドーのシャトー・ムートン・ロスチャイルドとチリのコンチャ・イ・トロとのジョイントベンチャーから生まれたワイン。
バランスの良いワインで、このヴィンテージでも飲める感じですが、さすがに濃さも感じました
 

9 2003テヌータ・レ・クエルチェ ヴィニャ・デッラ・コロナ
ヴィニャ・デッラ・コロナバジリカータ DOCアリアニコ・デル・ヴルチュレ 
アリアニコ100
更なる最高のアリアニコを目指し、樹齢が高く、条件の良い単一畑から生み出された、ヴィニャ・デッラ・コロナ

ヴィンテージを感じさせない若々しい印象でした。充実した果実がラテンの雰囲気を醸し出していました。
 牡蠣の燻製 スペイン産ハモンセラーノ




 サヨリのマリネ春の装い
 高知県土佐産金目鯛のポワレ ソースエマルジョン香草風味
 イベリコ豚のポトフ仕立て フォワグラ添え
カナダ産イノシシのグリエ フランス産タンポポ添え

2014年2月23日日曜日

1.21 マルマス・コパン ワイン会


 
私は参加できませんでしたが、会の記録のためUPしました。
ワインの感想はK先生のものです。

 
ウェルカムワイン 
2007神戸ワイン・エクストラ・ホワイト シャルドネ
 

1 1997サロン
ACシャンパーニュ特級 品種:シャルドネ 100% PP95
ブラン・ド・ブランのシャンパーニュの最高峰「サロン」はクリュや品種のアッサンブラージュが原則の世界にあって、単一クリュ、単一品種、単一ヴィンテージのシャンパンのみを生み出し続けてきた。すべての条件が揃った類い稀なる年にのみリリースされるため、これまで世に出たのは1911年より一世紀の間に30数ヴィンテージに過ぎない。1997年は36ヴィンテージ目となる。良い年の最上質のぶどうのみを使用するため、年産4万から5万本という希少なシャンパン。
シャープな印象があるサロンですが、ふくよかな奥行きを感じることができました。 
 
2 2011ミアーニ フリウラーノ・ブリ
イタリア フリウリ・コッリ・オリエンターリ DOC フリウラーノ100
名前は広く知られているが、実際口にしたことがある人はそう多くないでしょう。そのようなワインの代表格といえるのが、ミアーニです。イタリアワインの中でカルト的な存在として有名であり、地元フリウリでも容易に手にすることはできない幻のワインのひとつとして知られている。一代でこのワインを造り上げた醸造家のエンツォ・ポントーニは、イタリアの生ける伝説といっても過言ではない。 ブットリオにある様々な古樹の区画のブドウを使用。樹齢50-80年。除硬せず、房ごとゆっくりとプレス。ステンレスタンクで1日デブルバージュ。バリックでアルコール発酵。マロラクティック発酵はしない。年産約2,000本。
優しいが、芯がしっかりしていて香りも豊かな充実したワインでした。

3 2011エール・ダルジャン
ACボルドー ソーヴィニョン・ブラン60%、セミヨン38%、ミュスカデル2  PP90-92
ボルドー辛口白ワインのトップワインのひとつ。ムートンが作る偉大な白ワイン。かつて造っていた白ワインを1991年から復活。2011年は天候に恵まれ見事に成熟したぶどうの収穫に成功し、クラシックなボルドースタイルのワインを生み出しました。エール・ダルジャン(銀の翼の意)。
セパージュ由来の甘さと複雑さを感じることができるバランスの良いワインでした。

4 2009マルク・テンぺ ゲヴェルツトラミネール・マンブール・
  ヴァンダンジュ・タルティヴ
ACアルザス ゲヴェルツトラミネール100
遅摘みゲヴェルツトラミネールを使用したマルク・テンペの最高傑作。
アルザス屈指のビオディナミ生産者。
貴腐ワインのような甘さを感じるが、酸もあり、食事ともあわせやすい。白子やフォワグラとマリアージュしていました。

5 1997シャトー・ボーセジュール・ベコ
ACサンテミリヨン プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ B
平均メルロー70%、カベルネ・フラン24%、カベルネ・ソーヴィニヨン6% PP89
このヴィンテージのスターの1つ。古い町の真西、サン=マルタン・ドゥ・マゼラにあるボーセジュール・ベコは、アペラシオン、サンテミリオンの中心に位置する。
古酒の雰囲気のある柔らかいワイン、酸もタンニンもしっかりしていました。 

6 2000シャトー・ランシュ・バージュ
ACポイヤック メドック5級 カベルネ·ソーヴィニヨン71%、メルロー16%、
カベルネ・フラン11%、プティ・ヴェルト2% PP97
1855年の格付け時に5級だったにもかかわらず、ときに「スーパーセカンド」とも呼ばれるランシュ・バージュ。畑は北側のムートン・ロートシルとラフィット・ロートシルト、南側のピション・ラランドとピション・バロン、ラトゥールの中間にある素晴らしいテロワール。
近年のランシュバージュよりも充実感を感じました。また、香りもバランスも秀逸でした。
 
7 2007ドメーヌ・ド・モンティーユ 
ヴォルネー・プルミエ・クリュ・レ・タイユピエ
ヴォルネー1級 ピノ・ノワール100
ヴォルネーのドメーヌ・ド・モンティーユといえば、古典的ワインの銘醸家として名の知れたドメーヌ。一般にエレガントとされるヴォルネーでさえも、「いつ開くのかわからない」と言われたドメーヌ・ド・モンティーユのワインだが、今日では若いうちから香り高く、そしてタンニンもしなやかなものとなり、かつ長期熟成にも十分耐え得るスタイルへと大きく変化している。
既に飲み頃を迎えている感じで、ヴォルネーの良さを感じることができました。

8 2010ルシアン・ル・モワンヌ シャトーヌフ・デュ・パプ オムニア
Cシャトーヌフ・デュ・パプ    PP98+
グルナッシュ・ノワール 80%、シラー 10%、ムールヴェードル他
ルシアン・ル・モワンヌを手掛けるブルゴーニュの鬼才、ムニール・サウマ氏が、南フランスのシャトーヌフ・デュ・パプから自社畑のワインを2009年よりリリースしたのが、この「オムニア」。 「オムニア」とはラテン語で『すべて』という意味。 この1本の中に“シャトーヌフ・デュ・パプ”の全てが詰め込まれているかのような完璧な出来栄えから、このように名付けられました。
濃厚な果実を感じることができる満足感のあるワインでした。



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