2011年4月26日火曜日

4.25 マルマス・コパン ワイン会

今回は、全般的にバランスの良いワインが多かったです。

ウェルカムワイン 
2009エル・ヴィ・ケイ・ヴィンプロム 
タルゴヴィシテ マスカット・オトネル  
ブルガリア タルゴヴィシテ 品種:マスカット・オトネル100% PP85

1 NV ユベール・ドーヴェルニュ
フィーヌ・フルール・ド・ブージー・グラクリュ
ACシャンパーニュ特級 品種:グラン・クリュ ピノ・ノワール100%
モンターニュ・ド・ランスのブジー村に4代続くRM。1999年に世代交代し、ヴァン
サン・ドーヴェルニュによって運営されている。所有面積7ヘクタールの畑のすべて
がブジー・グラン・クリュ。最優良区画のピノ・ノワール100%で造られる入魂のキュ
ヴェが、フィーヌ・フルール。

2 2009ドメーヌ・ドニ・ペール・エ・フィス コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級 シャルドネ100%
生産されるワインの大部分はフランス国内のレストランに販売されており、輸出市場ではなかなか出会うことの出来ない稀少なドメーヌ。

3 1999クエルチャベッラ バタール
イタリア トスカーナ州 I.G.T シャルドネ50%、ピノ・ビアンコ50%
1972年キャンティ・クラッシコ地区の中心部でわずか2haのブドウ畑から始まった同社は、清潔で最先端設備を備えたカンティーナから、傑出した品質の高いキャンティ・クラッシコを世に送り出した。その後、スーパータスカンの先駆けであるカマルティーナをリリースするまでになり、現在キャンティ・クラシコのトップワイナリーである。

4 2004五一ワイン 桔梗ヶ原メルロ 東畑
桔梗ヶ原 メルロ100% 2007日本ワインコンクール金賞 最優秀カテゴリー賞
林農園は1952年に、長野県で始めてメルロを桔梗ヶ原の自社農園に導入した。
自社農園東畑メルロ100%を使用し、フレンチオークで18ヶ月樽熟成、

5 2000シャトー・ラ・コンセイヤント
ACポムロール  メルロ80%、カベルネ・フラン20% PP96点
グレートヴィンテージ2000年の偉大なワインの1つ。ラ・コンセイ ヤントは、シュヴァルブラン、ペトリュス、ヴューシャトーセルタンとレヴァンジルなどに囲まれているポムロールの最高のテロワールの一つ。
6 2003ドメーヌ・セラファン・ペール・エ・フィス 
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・レ・コルボー
ACジュヴレ・シャンベルタン1級  ピノ・ノワール100% PP88点
新樽の魔術師?!と言われるクリスチャン・セラファンは、1940年生まれのポーランド
移民の二世。面積5ヘクタール強のジュヴレ・シャンベルタンを中心にドメーヌを運
営している。セラファンのワインは一言で言うなら「綺麗なジュヴレ・シャンベルタ
ン」。長熟タイプでありながら、若いうちからその魅力を発揮する。どこか気難しい
イメージのあるジュヴレの中では貴重な存在。

7 1995ジャック・カシュー・エ・フィス
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・ラ・クロワ・ラモー
ACヴォーヌ・ロマネ1級  ピノ・ノワール100% PP88-91点
新樽を多く用い、色濃く凝縮感のあるワインを生むドメーヌ。ロマネ・サン=ヴィヴァン特級の北東端に位置する区画(0.6ヘクタール)は18世紀にはその一部となっていたもので、ヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュのなかでは、一段頭抜けた評価。

8 2007 トメーヌ・ペゴー
シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・ダ・カポ
ACシャトーヌフ・デュ・パプ  グルナッシュ、シラーほか PP100点 
ポール・フェロー氏と娘さんのローランによって家族が中心となってワインがつくられている。伝統的な手法を用い、大樽で熟成後、清澄や濾過処理も行わず酸化防止剤の添加も極力抑えられ瓶詰めされる。そのワインは極めて高く評価されている。
キュヴェ・ダ・カポは1998・2000・2003・2007年にパーカーポイント100点







2009ドメーヌ・ドニ・ペール・エ・フィス コルトン・シャルルマーニュは、良いシャルドネ種、国産ワインにも似た雰囲気を感じました。

1999クエルチャベッラ バタールは、時間が経つにつれて食事と合う良いワインに変化しました。若干の貴腐香が印象的でした。
2007 トメーヌ・ペゴー シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・ダ・カポ は、PP100点ワインの常連です。濃く、それでいてバランスのとれた味わいがその所以だと感じました。グラスの中に残った少ない量のワインからも、果実あふれる豊かな香りを感じ取れました。

2003ドメーヌ・セラファン・ペール・エ・フィス ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・レ・コルボーは、このヴィンテージにしては酸のバランスもよく、食事ともよく合いました。



1995ジャック・カシュー・エ・フィスヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・ラ・クロワ・ラモーは、かのサンヴィヴァンに隣接する畑で、根菜類系の香りと豊かな酸がDRCに通じていました。

どちらのブルゴーニュワインもバランスよく美味しいワインでした。

2004五一ワイン 桔梗ヶ原メルロ 東畑は、ジャパンワインコンペの金賞ワインです。今回のフランスの素晴らしいワイン群の中にあっても引けをとらない完成度でした。ブルゴーニュワインにも通じるベリーさえ感じる柔らかな味わいで、同ワイナリーでは10年に一度出るかどうかの逸品だと思います。

2000シャトー・ラ・コンセイヤントは、果実のコンポートの様なしかっりとした味わいとバランスの良さが印象的でした。樽香よりも果実が勝るグレートヴィンテージワインでした。
桜えびとホタテのラビオリ ソースヴァンジョーヌ(黄ワイン)シャンパンとマリアージュしていました。
フォワグラのポワレは筍のリゾットと合わされていました。ブルゴーニュワインに合わせました。
オマールのローストと金目鯛のヴァプール仏ホワイトアスパラ添えバジルカラスミ風味

ソースがしっかりとした味わいで、1999クエルチャベッラ バタールとマリアージュしました。
信州牛サーロインのグリエ モリーユ茸のフリカッセ赤ワインソース

量も丁度良く、美味しい一皿でした。

2011年4月19日火曜日

4.18 OXワイン会 ジョルジュ・ルーミエ

ウェルカム:モスカート・デル・ピエモンテ
(CP) 〓ナチュル・ド・マルイユ・ブリュット NV (W) 〓 ツィント・ウンブレヒト ピノグリ ランゲン・ド・タン クロ・サン・テュルバン 2002
(W) 〓 2004 ジョルジュ・ルーミエ コルトン シャルルマーニュ (R) 〓 1995 リュショット・シャンベルタン 〓 1996 クロ・ド・ウ゛ージョ 〓 2001 ボンヌ・マール 〓 2005 モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・ビュシエール 〓 2008 シャンボル・ミュジニー・1er・レ・クラ
2004 ジョルジュ・ルーミエ コルトン シャルルマーニュ はバターやナッツの香りが印象的でした。さすがに凄い凝縮感でした。

1996 クロ・ド・ウ゛ージョ は落ち着いた雰囲気のワインでした。カベルネフランの多いサンテミリオンにも似たバランスの良さとやわらかさが印象的でした。


ソフトシュリンプと芋類のマッシュ

ロジェ・ブイヨン・エ・フィスはマルイユ・シュール・アイ/Mareuil sur Ayに本拠を置き 1947年 当時当主を務めていたロジェ・ブイヨンが元詰めシャンパーニュの醸造を開始 クラスマンでジャック・セロスのウ゛ァージョン・オリジナルと同じ点数を獲得 ワイン・スペクテーターではサロンの96年物 ドンペリ・ロゼの95年物を凌駕する94点を獲得 品種/ピノ・ノワール50% シャルドネ50%

シャンパーニュらしい香りと、相反するドライな味わいと微かな苦みが印象的でした。

鴨肉とホワイトアスパラ

個人的にとても気に入った一皿でした。

福島県産地鶏のトマトソース

2008 シャンボル・ミュジニー・1er・レ・クラ とマリアージュしていました。

駒ヶ根中沢産鹿肉のソテー

猪肉のソテー、比較的さっぱりといただけました。

このワインがレア物のようです。ジョルジュ・ルーミエなのですが、現オーナークリストフのレーベルです。ヴィンテージ相応の落ち着いたバランスの良い素晴らしいワインでした。

アニョーは最高の状態でした。

Gルーミエは、比較的若いヴィンテージでブルゴーニュの華やかさを感じることができました。また、どのワインも畑の個性がはっきりしていました。そのなかでもルーミエらしいエレガントさとバランスの良さが光っていました。

2011年4月13日水曜日

CHメルシャン マリコ・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン2009

昨年リリースされたメルシャンの新しいレーベル、マリコ・ヴィンヤードです。マリコ=長野県旧丸子町(現上田市)です。長野の中でも東信は現在、ワイン用ブドウの栽培が増加している地域です。このワインもソーヴィニヨン・ブランらしい香りにあふれていました。若木ですが、良いワインで、今後ますます期待されます。メーカーコメント:グレープフルーツのような柑橘系の香りやパッションフルーツのアロマに加え、ハーブを思わせるさわやかな香りも感じるソーヴィニヨン・ブランの特徴がしっかりと楽しめるワインです。ミッシェル・ベタンヌ氏などの著名なワインライターやソムリエ達からも非常に高い評価を頂き、2010年に行われた第8回国産ワインコンクールでも銀賞を受賞するなど、既に注目が集まっています。

2011年4月12日火曜日

3.22 マルマス・コパン ワイン会

※今回も私は参加できませんでしたが、会の記録のために記載します。  (ワインの評価は蒲谷先生のものです) ウェルカムワイン ドメーヌ・シュヴロ ブルゴーニュ・ロゼ・サクラ  ピノ・ノワール100% 1 NV フィリップ・グラヴィエフォーリィ・ド・クラマン ブラン・ド・ブラン・ブリュットMGACシャンパーニュ特級 品種:グラン・クリュ・クラマンのシャルドネ100% 1995年に家業を継いだフィリップ・グラヴィエは、少しずつ自社ビン詰めをはじめながら、同時に、リュット・アンテグレによる土壌改良に真剣に取り組んできた。そして2005年、クラマンに醸造所を新築するとともに、本格的に生産を開始した。目指すスタイルは、「しっかりと”ワインの味”がするシャンパン」。『クラマン狂』と言う意味合いを持つこのキュヴェは、彼の所有する特級クラマンの畑の中でも最も最上の区画から産される葡萄を使用。このキュヴェは、マグナムのみの限定。 (味わい深いが、軽い飲み口。甘みも感じるが、後味の僅かな苦みがアクセントとなっている。何にでも合う感じ。) 2 2009ヴィラデストワイナリー プリマベーラ・シャルドネ東御市 NAC認定 シャルドネ100%ヴィラデスト周辺の東御市・上田市の契約栽培農家のシャルドネを使用。シャルドネのフレッシュな果実味や酸を素直に引き出し、プリマベーラ(新緑)のようなさわやかな白ワインを造り上げた。 (シャルドネらしくはないが、若々しいさが良い。潮の香りもする。) 3 2006ドメーヌ・ジャン・ルイ・シャーヴ エルミタージュ・ブランACエルミタージュ マルサンヌ80%、ルーサンヌ20% PP97点 WS99点世界で最も偉大なワイン醸造家の一人。ラフィット、ロマネ・コンティとともにフランス3大生産者に数えられる超名門ドメーヌ。赤だけでなく白までもがフランス3大銘柄に数えられる畑は、今も昔もエルミタージュ以外に存在しない。この「神が与えた土地」を守護することによって、シャーヴは栄光の歴史を築いてきた。 (シェリー様の雰囲気を感じる。ほのかな甘みと長い余韻が印象的。卵料理と良く合う。) 4 1998シャトー・ローザン・セグラACマルゴー 第2級 カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロ35% PP89点 1994年にシャネルに所有権が売却され、現在に至っている。 (干した果実の香り。98ヴィンテージを考慮すると豊かな味わい。) 5 1997ダル・フォルノ・ロマーノ ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ ヴィネート・ディ・モンテ・ロドレッタイタリア ヴェネット州 D.O.Cヴァルポリチェッラ PP93点コルヴィーナ主体、ロンディネッラ、クロアティーナ、オゼレータヴェネト州だけでなく、イタリアを代表する偉大な生産者であるダル・フォルノロマーノ。果実風味の塊、恐ろしいほどの深みに完璧なハーモニー、そして終わりなき複雑さと余韻。彼のワインの真価が100%発揮されるには、一体どれだけ時が経てばよいのか、考えさせられる程のワインを造り出している。 (甘いジャムの様な香り。重厚な味わいで豪華な雰囲気。) 6 2009クスダ ピノ・ノワールニュージーランド ピノ・ノワール100% ニュージーランドでワイン造りにチャレンジする日本人、楠田浩之さんのワイン。「ロマネ・コンティに代表される世界最高の赤ワインを造るブドウ品種、ピノ・ノワール。それは私、楠田浩之のもっとも好きな品種です。そのピノ・ノワールで世界でもトップレベルのワインを造ることが私の夢なのです。」 (静かな落ち着いたピノノワール。繊細さは稀有だが、オーソドックスな良さがある。骨太なワインで、もう少し熟成を待ちたい。) 7 2006カテナ・サパータ ニコラス・カテナ・サパータアルゼンチン  カベルネ・ソーヴィニョン70%、マルベック30%  PP97点カテナ社のワイン造りは、1902年にニコラス・カテナ氏がイタリアよりアルゼンチンに渡り、メンドーサの地で最初のブドウ畑を造ったところから始まる。『世界に認められる最高のワインをアルゼンチンで造る』というカテナ氏の夢は、カテナ社のフラッグシップワイン「ニコラス・カテナ・サパータ」で結実した。ニコラス・カテナ・サパタは、カテナ・サパタ・ヴィンヤーズで最高であると判断されたカベルネ・ソーヴィニョンとマルベックでで造られる同社最上級ワイン。 (カベルネ主体のワインとう感じがする。酸味、タンニンともに充実。繊細で豪華なワイン。) 8 2004 アンリ・ボノーシャトーヌフ・デュ・パプ・レゼルヴ・デ・セレスタンACシャトーヌフ・デュ・パプ  グルナッシュ90%、シラーほか PP93-95点 アンリ・ボノーは、ドメーヌの12代目でファースト・ヴィンテージは1956年。今日では、シャトーヌフ・デュ・パプのトップに君臨する造り手として評価されている。シャトーヌフ・デュ・パプの最上のテロワールと言われる「ラ・クロウ」に僅か5haの畑を所有している。厳しい収量制限を設けて造られるため、生産量が非常に少なく、入手困難なワイン。彼の偉大さを一言で表現するなら、「シャトーヌフ・デュ・パプのアンリ・ジャイエ的存在」であり、ワインは「シャトーヌフ・デュ・パプのロマネ・コンティ」である。ヴィンテージに満足できない場合、全量をバルクでネゴスに売ってしまう。 (非常に余韻の長いワイン。バランスの良いワインで、酸味に特徴を感じた。)