2009年12月30日水曜日

越百ワイン会 12.29

① 勝沼のあわ・メルシャン(国産ワインコンクール カテゴリー金賞)【1番人気】
すがすがしい柑橘系の香り、しっかりとした酸味

② 勝沼醸造 アルガーノ ヴェント(風) 
繊細な日本人の味覚と料理との相性を大切にしたワインです。

③ イケダワイン・セレクト白2008  国産ワインコンクール2009で銀賞受賞
評価されている菱山地区の甲州種ぶどうを樽発酵した高級辛口白ワインです。フランス産の新樽使用

④ シャトーメルシャン/甲州&シャルドネ2008 
「国産ワインコンクール」銅賞及び最優秀カテゴリー賞
 
⑤ 安曇野ワイナリー シャルドネ・シュールリー2008 
長野県高山村産の2008シャルドネを、シュール・リー(6ヶ月以上澱の上)製法でで熟成

⑥ 山辺ワイナリー コンコード [辛口][2009年]

⑦ アルプス ミュゼドヴァン松本平ブラッククィーン 2007 
長野県松本平産ブラッククイーンを使いオーク樽(新樽70%、旧樽30%)にて12ヶ月熟成

⑧ 井筒ワイン NACメルロー [2005]  国産ワインコンクール銅賞

⑨ 井筒ワイン NACメルロー樽熟リミテッド 2004   
塩尻の上質なメルローのみを醸造後、フレンチオークにて貯蔵、熟成して誕生。3,295本のみ生産

⑩ 北海道ワイナリー 鶴沼 樽熟成ツバイゲルトレーベ2005 国産ワインコンクール銅賞
葡萄品種 ツバイゲルトレーベ (北海道産)  新樽比率約25%生産本数 2892本  樽熟成約50%(樽熟成期間12ヶ月)、ステンレスタンク熟成約50%

⑪ メルシャン 長野メルロー ロシアンオーク・マチュアード(ノンフィルター)[1999](希少)
1999年は、『桔梗ヶ原地区』で1990年代最も素晴らしいヴィンテージ。(新樽100%)で48ヶ月熟成させ、しなやかで滑らかな味わい(イチオシ)

⑫ 安心院葡萄酒工房   フランシスコ デラウエア2006
今回も1人1本以上のワインでしたが、hamaさんの美味しい料理と日本のワインを大勢で楽しむことができました。今回も色々なタイプの甲州種のワインを試してみましたが、概ね好評でした。居酒屋や和食のお店でもリーズナブルな甲州や長野のワインが楽しめるようになると良いですね。

2009年12月19日土曜日

井筒ワイン2008NACコンコード

長野県 原産地呼称制度を獲得した井筒ワインのコンコードです。個人的にはコンコードは生の新酒が一番好きですが、このワインもなかなか良かったです。軽めのボディーで果実味豊富なコンコードの良さが表現されていました。

2009年12月18日金曜日

11.18 第16回信州のワイン試飲パーティー

ボージョレ解禁前夜、信州のワインパーティーに行って来ました。会場は松本のブエナビスタです。
会の本編よりも、写真のソムリエさんや楠ヴィニヤーズ、リュードヴァンのオーナーの方たちとの打ち上げに参加させていただいた時の内容しか記憶にありません。
リュードヴァンです。このワイナリーは東御市のヴィラデストで醸造しています。(コルクもヴィラデストの刻印でした)味わいは、マンズとヴィラデストの中間といった感じで、いかにも東信地方のシャルドネといった感じです。比較的色あいも薄く、繊細な感じでした。

池田町のシードルです。長野県でもシードルを手がけるメーカーが増えてきました。
今回のスーパーウエポン、楠ヴニヤーズです。まだワイナリーではないので、醸造はサンクゼールで行っているみたいです。シラー、ビオニエ品種など、少し変わった品種も手掛けています。特に、ビオニエは好印象でした。ここのワインはどれもキュベの強さが際立っていました。近い将来、必ず名声を獲得するワイナリーとなると確信しました。

2009年12月17日木曜日

12.15 マルマス・コパン ワイン会



ウェルカムワイン 
2009紫輝ヤマソービニオン  12/6解禁 宮田村 
2007城戸・シャルドネ プライベート・リザーブ

1 NV バロン・ド・ロスチャイルド・ロゼ
ACシャンパーニュ 
シャルドネ85%、ピノ・ノワール+ピノ・ムニエ合わせて15%

2 2005ドメーヌ・ソガ・シャルドネ ムラサキヴィンヤード
    小布施ワイナリー シャルドネ100%

3   ドメーヌ・ジャン=マルク・モレ
2002シャサーニュ=モンラッシェ・レ・カイユレ
ACシャサーニュ・モンラッシェ 1級 シャルドネ100%

4   ドメーヌ・ルイ・ラトゥール
1997コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級  PP91-93点 シャルドネ100%

5   ドメーヌ・フレデリック・エスモナン
2004シャンベルタン
ACシャンベルタン 特級 ピノ・ノワール100%

6 1983シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ
     ACサン・ジュリアン メドック2級  PP89点
カベルネ・ソーヴィニョン65%、メルロ19%、カベルネ・フラン13%、
プティ・ヴェルド3%(平均的ブレンド)

7 1988シャトー・ラトゥール
ACポイヤック メドック1級 PP92点(2009/9/30)
カベルネ・ソーヴィニョン80%、メルロ15%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルド5%(平均的ブレンド)

8   ドメーヌ・ド・フェラン
2007シャトーヌフ・デュ・パプ
ACコート・デュローヌ PP98点グルナッシュ90%、シラー・ムールヴェドル・サンソー

9 2005シャトー・メルシャン 甲州鳥居平 プライベート・リザーブ
甲州市勝沼町鳥居平 甲州100%





CHラトゥールは期待どおり素晴らしいワインでした。さすが、5大シャトーはどのヴィンテージも期待を裏切りません。果実味とこなれたタンニン、そして何よりも強さのなかのにもバランスの良いワインでした。


日本のシャルドネは、城戸ワイナリーと小布施ワイナリーのワインでした。それぞれの個性があり面白かったです。比較的、酸のしっかりした小布施ワイナリーの方が好印象でしたが、最後の最後には城戸ワイナリーのキュベの強さが発揮されました。
名門ルイラトゥールのコルトンシャルルマーニュ1997です。おとなしい酸でしたが、時間とともにバランスの良い綺麗な香りと味わいになりました。さすが、同社の看板商品といったワインでした。
ブルターニュ産七面鳥はサラダ仕立てで、白ワインと合わせました。
これは美味しかったです!タラバガニのムース白菜包み、ヴェルモットというキノコが良いアクセントになっていました。
フレッシュフォワグラのポワレとシャポンのコックオーヴァンです。
今回のメインは、仏ブレス産の去勢シャポンです。毎年この時期はシャポンを出していただきます。脂の香ばしさが印象的でした。

2009年12月13日日曜日

ニッカ余市シングルモルト1989

今年もこの季節になりました。ニッカの20年ものシングルモルトヴィンテージコレクションです。 今年(1989)はヒットでした。個人的には、幻の1986が一番お気に入りでしたが、今となっては、どこでも試飲することができません。雰囲気的にはその1986を彷彿させる気もしますが、1987と飲み比べても基本的なスタイルは似ていると感じました。

飲み比べてみると、1988のピーティーさが際立っていました。バランスもイマイチ・・・

2009年12月12日土曜日

クロ・ヴージョ・ミュジニ1979DMグロ・フレール・エ・スール

S先生からのお裾分けです。ありがとうございます。■クロ・ヴージョ・ミュジニ■ (勉強になりました)人口200名あまりの小さな村ヴージョの作付面積の75%に当たる50.6haが、グラン・クリュで占められている、AOCの中でも特異な存在です。「ミュジニ(Musigni)」は、ヴージョ村の斜面の最上部の最高の位置する古区画で、ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールが単独所有するモノポールです。隣のシャンボール・ミュジニィのグラン・クリュ「ミュジニィ(Musigny)に隣接。だそうです。鉄のようなニュアンスもありましたが、果実味もヴィンテージにしてはしっかりしていました。オリの部分でも香りの量が豊富でした。貴重なテイスティングをさせていただき、ありがとうございました。

2009年11月28日土曜日

ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー・トレード・テイスティング2009

毎年、11月末に行われる仏ボルドー地区のユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー・トレード・テイスティングに行って来ました。昼食の後だったので、爽やかグラーブの白ワインが好印象でした。その後、好みの右岸をテイスティングしました。
今回、好印象だったCHアンジュリスのオーナーと記念写真。このワインは、今飲んでも、先々に飲んでも良いワインだと感じました。
2006の傾向は、個人的には予想以上でした。果実味は想像よりもふくよかで、酸のバランスも悪くありませんでしたが、総じてタンニンが弱い感じもしました。しかし、主催者ボルドーの弁では、長期熟成タイプだそうです。
会場は、今年もホテルオークラ東京の平安の間でした。
帰りは、赤坂のマキシム・ド・パリで夕食となりました。ワインはCPローランペリエ、R2004CHラグランジュをチョイスしました。どちらのワインも美味しかったですが、ラグランジュは既に飲みごろを迎えており、エレガントで良い印象でした。

2009年11月10日火曜日

ラ・クロワ・ド・ボーカイユ 2002

2級格付けシャトーの中でも個人的にお気に入りのデュクリュ・ボーカイユのセカンドワインです。
思ったよりも力弱い感じでしたが、さすがに酒質とエレガンスな感じは本格派でした。果実味が若干未熟な感じでバランスはもうひとつでした。以前、2004をテイスティングした時はもう少し良い印象でした。グレートヴィンテージに隠れた地味なヴィンテージの名門シャトーセカンドワインを試してみたくなる季節になりました。

2009年11月8日日曜日

イケダワイナリー 樽熟甲州 2008

このワインは、なかなか美味しかったです。まさに、和食や日本の洋食に合うワインといった感じです。バランスの良さは、どの料理にも合います。日本ワインは良くなったといいますが、その中でも良いワインの部類だと思います。決して力強くはありませんが、丁度良い酸とバランスが身上です。価格も良心を感じます。リピート確定です。

2009年11月7日土曜日

ファルネーゼ ヴィーノ ノヴェッロ’09 ヌーヴォー

フランスのヌーヴォーよりも一足早く、 イタリアのヌーヴォ11/6(金)解禁!とはいうものの、いまひとつ盛り上がらないのも事実です。味わいは、濃く、酸が少ないワインといった感じです。甘さすら感じます。葡萄品種:サンジョヴェーゼ、モンテブルチアーノというセパージュのせいかもしれませんが、繊細な感じはしません。イタリアの新酒ノヴェッロ。日本人の舌はフランスを選ぶと思います。

2009年11月3日火曜日

11.2 S先生ワイン会

S先生のワイン会です。今回も個性豊かなワインをテイスティングさせていただきました。
ロゼジャンパーニュは、ピノノワール主体と思われるセパージュで、複雑な味わいでした。時間が経つにつれて果実味も出てきました。しっかりとした酸に支えられて白子のムニエルとマリアージュしていました。
白子のムニエル、焦がしバター。
蝦夷鹿のローストサラダ仕立て。ほとんど臭みがなく、美味しかったです。
ニコラ・ポテル ムルソー1級・ペリエール1990年 。
Iソムリエいわく、ハシバミの塊りと評する香りでした。ムルソー独特の発酵酸の為、酸は比較的やさしい感じでしたが、素晴らしい香りのワインでした。
フォワグラのポワレ仏産キノコにポルト酒のソースです。
この料理は、あらゆるワインに合わせやす美味しい料理でした。白ワインも良かったですが、グラン・エシェゾー/パトリアッシュ・ペール・エ・フィス 1973 と合わせも美味しかったです。このワインも素晴らしい香りのワインでした。蔵出しワインの為、とても良い状態でした。
アンコウのロースト、オマールのソースです。
スコットランド産、雷鳥のローストと白トリュフです。県鳥の雷鳥を口にするとは思いませんでした。味は非常に強烈でした。胆を潰したソースの苦みと熟成したジビエ独特の香りが支配的でした。
ダル フォルノ ロマーノ アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ スペリオーレ 1997
このワインは素晴らしかったです。香り、タンニン、バランス果実味が絶妙なワインでした。ノーマークのワインにも本当に素晴らしいワインはあると改めて感じました。今回も貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。

2009年10月31日土曜日

フレンチブルーミーティング2009 10.31

車山高原で開催されているフレンチブルーミーティングに家族で行って来ました。全国から仏車好きが集まるイベントです。もう一つの目的は、国産ワインが無料でテイスティングできることです。企画自体はマンネリ化していますが、3,000~5,000円クラス(マンズワインが多い)のワインを試飲できるコーナーは魅力です。印象が良かったのは、ソラリス小諸樽仕込みシャルドネ2005でした。
DSも元気そうでした。

2009年10月29日木曜日

サンクゼール 高山ピノノワール2008

数少ない国産ピノノワールです。今年からリリースされた商品で、価格は比較的安いです。最初はバランスのとれていない感じに当惑しましたが、強くスワリングすると、良い印象に変化しました。香りはかなり良い感じでした。味わいは若木の為、酸味が先行しますが、今後楽しみなワインだと思いました。信州の中でも、高山村と丸子は今後期待できますね。

2009年10月26日月曜日

井筒ワイン カベルネフラン2006

国内では数少ないカベルネフラン種のワインです。以前、2000年のヴィンテージを試飲したことがありますが、その時の印象が良かったので飲んでみました。このワインは、次の日の方が美味しかったです。国産ワインの中では強いキュベだと思います。フランに由来する柔らかい印象の良いワインです。同ヴィンテージは市場には残り少ないですが、かの田崎ソムリエも一押しのワインだそうです。

2009年10月25日日曜日

塩尻ワイナリーフェスタ 2009 (10.24)

毎年、盛り上がっている、塩尻のワイナリーフェスタに行って来ました。

今年から駅前の各メーカーブースが無くなりました。私の感想では、来客数は増えているが、仕掛けは小さくなっているといった感じです。実際、塩尻のワイナリー大手のアルプスワインが、今年は参加していません。 美酒フェスタの参考にもなるので、いろいろ勉強になります。 メルシャンでは工場が稼働していないので、蔵見学のみです。みなさん、「ワインは・・・どこで飲めるの??」
歴史を感じる蔵の中です。
異例の活況だったのは、井筒、五一、信濃ワインの御三家です。オリジナルラベルを作れたり、新酒が樽から飲めたり、昨年まで無かった企画もありました。新酒はコンコードとナイヤガラですが、昨年より果実が弱い印象でした。
井筒ワインでは、工場2階でラスクなどいただきながら有料試飲ができます。メルシャンのお祭りよりもかなり良心的な価格設定です。今回好印象だったのは、カベルネとシャルドネの樽熟です。

有料試飲コーナーは長蛇の列でした。
続いて、五一ワインです。こちらもスゴイ人です。五一では2009シャルドネのジュースをいただきました。新酒に限っては昨年よりも良い気がしました。セミヨンなどの新酒もありました。
すごい人で目当てのワインに辿りつけません。kidoワイナリーは基本的に「シャトルバスなし、有料試飲のみ」です。JAワイナリーは閑散としていましたが、ここでバスを降りたら駅までたどり着けないと判断し、スルーしました。
駅に近いサントリー塩尻ワイナリーです。最近サントリーは塩尻に注力しています。無料試飲は今年からリリースされた「塩尻ベリーA」のみです。
サントリーは、蓼科のエスポワールから出張ブースがあります。ビーフシチュー800円です。料理の味付け凝った感じです。
サントリーの有料試飲では、一般にリリースされなかった塩尻メルロー1992と2002の試飲ができます。しかも1992は100円です。
塩尻のワイナリーフェスタに行っていつも感じるのが、特急電車の威力です。5回目を迎え、転換期にあると感じました。参画しない企業も現れたり、参加料が値上がり傾向にあったり、ブースの簡略化がなされたりしていますが、県内最大規模のワインイベントに間違いありません。今後も要注目です。
しかしながら、特急や新幹線のない観光地で行うお酒のイベントは辛いのです・・・