2010年10月28日木曜日

ルイ・ジャド バッカス・ブルゴーニュシャルドネ’06       

このワインも初リリースの日本仕様ワインです。スタンダード・ブルゴーニュにヴィラージュ、プルミエクリュのワインを加え、サントネー、オーセイ・デュレス、ペルナン・ヴェルジュレス、ショレイ・レ・ボーヌのシャルドネを骨格として、シャサーニュ・モンラッシェ、ボーヌ、サヴィニー・レ・ボーヌのプルミエクリュが深みと奥行きを与え、更に、プイィ・フィッセ、プイィ・ロシェのシャルドネが豊潤さを与えている。フレッシュで豊かなミネラル香、花や白いフルーツを想わせる香りを持っている。(インポーター弁)実際、バランスも良く、この価格にしてはゴージャスな香りとしっかりとしたボディを感じることができます。ただ、酸はもう少し効いていても良いと感じました。

2010年10月27日水曜日

井筒ワイン NACカベルネフラン2009

このワインが昨年のジャパンワインコンペ金賞受賞ワインです。井筒ワインは国内でも数少ないフランを手掛けるワイナリーです。2009ヴィンテージは比較的強い年です。香りはまさしくカベルネフランです。味わいは、少しアルコール分が落ち着いていない感じはしますが、数年後が楽しみな良いワインでした。

2010年10月21日木曜日

五一わいん収穫の詩2010コンコード

ここ数年、ヌボー一番乗りは塩尻のコンコードです。2010年は良さそうな感じです。コンコード種なので欧州系品種とは比較できませんが、なかなかのバランスでした。この時期の新酒は季節を感じられるので好みです。コンコードもスワリングすると紫の奥深いチャーミングな香りがします。

2010年10月19日火曜日

10.18 OXワイン会 古酒特集

今回のテーマは古酒ワインです。ブルゴーニュもボルドーもどちらも素晴らしいワインがそろいました。
① グロフレール クロ・ウ゛ジョー 1964 ② パトリアッシュ グラン・エシェゾー 1973 ③ コント・ラフォン ウ゛ォルネイ・サントノ・デュ・ミリュー 1986 ④ ムートン・ロートシルト 1973 (MG) ⑤レオヴィル・ ラスカーズ 1975
注目は、ムートン1973のマグナムです。このワインはピカソの作品のエチケットであり、1級に昇格した最初の年でもあります。
コント・ラフォン ウ゛ォルネイ・サントノ・デュ・ミリュー 1986も綺麗な酒質でした。
ルイ・ラツュール バタール・モンラッシェ 1999 このワインは次々と香りが変わり、ブドウも強く、素晴らしいワインでした。
ユエ ウ゛ーウ゛レイ ルモン ドゥミセック 1953 複雑な香りが印象的でした。
シャンパン ランソン 1976 (MG) マグナムなので1976でもガス圧、酸ともに健在でした。また、味わいも複雑であらゆる料理とマリアージュしていました。
ペラン シャトーボーカステル ヌフデュパプ ブラン ルーサンヌ 2002 このワインは、貴腐の香りが印象的でした。
天然キノコのスープ 濃い味わいで秋そのものでした。
天然キノコのマリネ
飯島町産アルプスサーモン 淡白ですが、しっかりとした味わいで、クサみのない肉質が印象的でした。また、火の入れ方も絶妙でした。
フォワグラのポワレにもキノコが添えられていました。
熊本産イノシシは低温で熱が入れられ、さっぱりとした味わいで美味しかったです。特に脂身は印象的でした。
駒ヶ根中沢産の鹿は、栗といただきました。
さて、ムートン1973マグナムですが、コルクの状態もあり、シニアソムリエも苦戦していました。
コルクの上と下がやせています。
色は、全体的に少し濁った感じで、フィーヌの様な香りと味わいでした。これはこれで美味しかったです。ちょうど最後のワインだったので、アフターとして良かったです。貴重な経験をさせていただきました。

2010年10月13日水曜日

ルイ・ジャド バッカス・ブルゴーニュ ピノ・ノアール’06       


(2010.10.13 暖冬のおかげで、千畳敷でも紅葉がまだ楽しめます)

このワインは、昨年発売されたルイ・ジャド150周年記念のワインに近いスペックですが、面白いのが翌年発売されたのにヴィンテージが1年古くなっていることです。2006ヴィンテージの方が2007よりも良いと言われています。実際、果実のイチゴ、ベリーのニュアンスがこちらの方が強く感じられました。
スタンダード・ブルゴーニュにヴィラージュ、プルミエクリュのワインを加え、コストパフォーマンスも納得レベルでした。ルイ・ジャド初の和紙調ラベルを採用した、日本限定商品だそうです。マランジェ、サントネー、モンテリー、オーセイ・デュレス、ペルナン・ヴェルジュレス、ショレイ・レ・ボーヌのピノ・ノワールを骨格としてボーヌとサヴィニ・レ・ボーヌのプルミエクリュもアッサンブラージュされているようです。

2010年10月6日水曜日

10.1 マルマス・コパン ワイン会


ウェルカムワイン 
ジャイアンス 2008クレレット・ド・ディー・グランド・トラディション
ACクレレット・ド・ディー ミュスカ・ブラン・ア・ブティ・グラン100%

1 NVコドーニュ ジャウマ・コドーニュ
スペイン カバ 品種:シャルドネ50%、マカベオ30%、パレリャーダ20%
スペイン王室御用達のプレステージ・カバ『ジャウマ・コドーニュ』は、コドーニュの製品の中で最高位に位置するカバ。商品名には、コドーニュの原点に返り、450年にわたり大地の恵みを受け続けてくることが出来たことへの感謝の意を込めて、16代前の創業者の名を冠した。

2 2002ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級 シャルドネ100% PP94-97点
コルトン・シャルルマーニュは、コート・ド・ボーヌの北の方、アロース・コルトンとペルナン・ヴェルジュレスの2つの村にまたがる特級畑。ルイ・ジャドは19世紀よりコルトン・シャルルマーニュに畑を所有し、その畑はルイ・ジャドが持つ最も古い畑の一つ。

3 2001ドメーヌ・ルイ・ラトゥール
シュヴァリエ・モンラッシェ・レ・ドゥモワゼル
ACシュヴァリエ・モンラッシェ 特級 シャルドネ100% PP93-96点
シュヴァリエ・モンラッシェは、モンラッシェの区画の上方に位置し、急斜面で、土壌は石灰質と泥灰土で小石を多く含んでいる。ミネラル分に富み、非常に水はけの良い畑。パワフルでボディのしっかりしたバタール・モンラッシェに対し、シュヴァリエ・モンラッシェは、繊細さや複雑味、エレガントさを持つ。


4 2007ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト
ACポイヤック カベルネ・ソーヴィニョン86%、メルロ14% PP89-91点
94年ヴィンテージより発売され始めたCh.ムートン ロートシルトのセカンドラベル。

5 1976シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ
    ACサンジュリアン メドック第2級 
平均ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン65%、メルロ19%、カベルネ・フラン13%、プティ・ヴェルド3% PP86?点
ラトゥールに隣接する40ha を超える主要なブドウ畑は、絵のように美しく、囲いがあって、このワインのラベルにも描かれている。このヴィンテージでは成功したもののひとつ。

6 2002 ドメーヌ・ジェラール・ラフェ クロ・ド・ヴージョ
ACクロ・ド・ヴージョ 特級 ピノ・ノワール100%
モレ・サン・ドニに本拠地を置くジェラール・ラフェは、フランスではシャンベルタン・クロ・ド・ベーズの最高の生産者の一人といわれ、ジャン・ラフェの息子で、2002年にドメーヌを引継いでいる。

7 1992 ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
     ミュジニー・キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ マグナム
ACミュジニー 特級 ピノ・ノワール100%
コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエはミュジニーの最大の所有者で総面積の70%にあたる7.2haを所有している。樹齢は40年以上、ものによると70年以上という古木から造られるワインは秀逸。
1987年ヴォギュエ伯爵の他界後、伯爵の娘、エリザベート・ド・ラドーセットが運営にあたり、栽培責任者にジェラール・ゴードー氏、醸造責任者にフランソワ・ミエ氏を起用し新生ドメーヌのスタートを切った。年々、入手困難、高価格になってきているワインの1つ。

8 2008クスダ・ワインズ シラー
 ニュージーランド・マーティンボロ
シラー100% 生産本数3,321本
楠田 浩之「KUSUDA WINES」は、設備どころか、畑も何もない状態で、2001年10月、ニュージーランドのマーティンボロで設立したワイナリー。2002年のヴィンテージからワイン造り”を開始。シラー2008年は、2006年シーズン途中で取得した自社畑で初めて納得の行くレベルの造りが出来たワイン。

9 1996シャトー・ド・レーヌ・ヴィニョー
ACソーテルヌ 第1級  PP87点
セミヨン74%、ソーヴィニヨン・ブラン24%、ミュスカデル2%
世界で最高の甘口貴腐ワインを産する、フランス  ソーテルヌ地方の格付第一級のシャトー。

2002ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド コルトン・シャルルマーニュ、2001ドメーヌ・ルイ・ラトゥール
シュヴァリエ・モンラッシェ・レ・ドゥモワゼルの白ワインはどちらも素晴らしいワインでした。特に、シュヴァリエ・モンラッシェは抜栓後もバランスの良さが続きました。

今回の目玉は何と言っても1992 ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエミュジニー・キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュマグナムです。飲みごろを迎えていましたが、しっかりとした果実味で素晴らしいワインでした。また、1976シャトー・レオヴィル・ラス・カーズは古酒でしたが、端正な酒質は健在でした。

蝦夷鹿のサラダ秋トリュフ風味

ホウボウのベーコン包み

フォワグラのポワレ松茸添えクロカワ茸ソース 甘めのソースがミュジニーとマリアージュしていました。
猪のシヴェ栗のグラッセ 
今回は特に素晴らしいワインが多かったです。バランスが良いので、みなさんスイスイでした・・・