2011年9月29日木曜日

シャトーメルシャン ハーベストフェスティバル2011(9.24)

メルシャンの秋祭り、2年ぶり?に参加しました。キリンビールに統合されてからお祭りのスタイルも様変わりです。以前の方がゆったりできましたが、興行的には今の方が成功している感じです。

社員の方が大量に投入され、運営もスムースです。

メルシャンの新商品「萌黄」はグラス100円で提供されていました。このワイン、本当にコスパでも世界のワインに伍するワインです。セパージュは山形、長野産シャルドネ96%で構成されており、甲州種は4%に影を潜めました。CHメルシャンシリーズの旧J-Fineと比べてもワンクラス上の印象です。

良い天気で、たちまち満員御礼状態でした。

メルシャンの資料館でもワインが提供されていました。

お向かいの「宮光園」も綺麗に整備されました。甲州市、合併効果でしょうか・・・いずれにしてもワイン愛好家には朗報です。

有料セミナーにも参加してみました。北信シャルドネ2008、2009、2010、桔梗ヶ原メルロー2001、2004、2007の垂直試飲という豪華な内容です。ちなみに、参加費は1,500円、セミナーですが、もう一度参加したくなる充実ぶりです。

北信シャルドネは、ヴィンテージよってストラクチャーも変化するほどの個性を発揮していました。現時点の好印象は、2008ヴィンテージでしょうか。また、桔梗ヶ原メルローは、2001は完全に飲み頃を迎えており、2004ヴィンテージが果実の印象からベストな感じでした。

いずれにしても、美味しすぎてテイスティングにならない?ワインたちでした。

ヴィンテージごと、生い立ちを語っていただきました。ワインメーカー生駒さんです。

耐震工事が施されたセミナー会場、ビジターセンター。

昔は、観光客向けのお土産売り場でしたが、メルシャンの明確なコンセプトにより、欧州ワイン産地のシャトーのように、団体観光というよりは、個人のワインラヴァー向けの設えに変化した印象でした。


時期が早いため、秋の深まりは感じられませんでしたが、勝沼ぶどう郷は日本を代表する産地です。

2011年9月26日月曜日

S先生ワイン会 9.22

ル・フェルム・ド・ラ・サンソニエール ラ・リュンヌ 2009
◇フランス/ロワール地方アンジュのワインはシュナン・ブラン種のワインで、この会では定番です。
いつもながら、酸と果実のバランスが絶妙です。

◇ジョゼ・ミッシェル ヴュー ミレジメ ブリュット アッサンブラージュ
このワインは、なんと!1985.1988.1990.1995.2004ヴィンテージがアッサンブラージュされています。

◇ドーヴネ オークセ・デュレス 2000
このワインは、マダム・ルロワ渾身のワインです。キュベの強さは群を抜いていました。
時間が経つにつれ、しっかりした酸が際立ちました。

◇コント・ラフォン ムルソー グッドドール 1997
グッドドールだけに、ムルソーとは思えないエレガントなワインでした。
良いヴィンテージで、時間が経過してもその品の良さは健在でした。




◇コント・ラフォン ヴォルネイ・サントノ・デュ・ミリウ1989
コント・ラフォンのエレガントなリレーです。エレガントとバランスの良さは、畑よりも造り手が重要というブルゴーニュの定石でした。


◇プロヴィダンス2003

最高の満足感が得られるワインのひとつだと思います。エレガントなブルゴーニュワインの後でも遜色ないエレガントさと満足感ある果実を感じることができます。根菜類系の香りとベリー系の香りが高い次元で融合しています。

仏ソローニュ産コンベール



スモークサーモンの温製


軽く火入れしたクジラのサラダ


的鯛のポワレ

仏ブレス産プーレとフォワグラ


仔羊の低温ロティ、フォワグラとアンデスポテトグラタン添え

(写真の鴨)コルベールのロティ


◇CHムートン・ロートシルト1989

今回のラストはムートンです。このワインが凄かったです。まさに最高の状態で熟成されたワインで、プロヴィダンスの後でも、さらに大きな感動に包まれました。より端正で精緻な印象で、タンニン、果実のバランスは最高レベルでした。

ワイン、料理、素敵な方々との楽しいひと時でした。

S先生、みなさま・・・ありがとうございました。

2011年9月19日月曜日

マンズ ワイン 小諸工場

小諸のマンズと言えば、ソラリスシリーズの中核を成す欧州系品種の産地です。工場前でもシャルドネ、ドイツ系品種を栽培しています。

小諸の マンズは、試飲コーナーの価格が魅力です。500円ですべて試飲でき、しかもソラリスシリーズを購入すれば、無料になるシステムです。お見事!

庭園には善光寺葡萄


日本庭園の地下はセラー。これからも設立当初のコンセプトを維持してほしいワイナリーです。

2011年9月4日日曜日

CHメルシャン 藍茜2008

CHメルシャンのボトムレンジを担う新商品です。J-Fineシリーズの後継でしょうか・・・
セパージュも若干変更がありました。長野県産メルロー、山梨県産ベリーAに加え、ベリー・アリカントA品種も若干加えられています。さて、その実力は・・・残念ながら期待値が大きかったこともあり、J-Fine以下の印象でした。おそらく、メルローが控え目になっていることによると思われます。若い果実の印象があります。それでも、同社の特長であるバランスの良さは健在で、良い日本ワインであることに違いありません。キャンプのBBQに重宝しました。