2018年4月30日月曜日

4.18 マルマス/コパン ワイン会

ウェルカムワイン 
2016信州駒ヶ原ヤマソービニオン平沢畑ヤマソービニオン100%(蒲谷)
ヤマソービニオンの雰囲気は弱く感じましたが、バランスの良い柔らかい印象を感じました。     

 2002パイパー・エドシック レア2002       
ACシャンパーニュ特級  シャルドネ70%、ピノ・ノワール30 
 WS97点 (小林)
パイパー・エドシックはフローレンス=ルイ・エドシックが1785年に創業した、歴史あるシャンパーニュ・メゾンのひとつです。レア・ヴィンテージはパイパー・エドシック社のシャンパーニュの なかでも“究極の贅沢”と名高い逸品です。17のクリュから選別されたブドウを使い、カーヴで8年以上熟成させることによる、濃厚で深いコクのあるヴィンテージ・シャンパーニュ。1976年のファーストヴィンテージから、過去に8度しか生産されていない、濃厚で深いコクのあるシャンパーニュです。
派手な瓶の印象とは異なり、尖った個性は感じませんでしたが、バランスの良いプレステージシャンパーニュだと思いました。

2 2015ドメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサ
            シャブリ・プルミエ・クリュ・ラ・フォレ 
ACシャブリ1級 シャルドネ100%  PP 93-95点  (熊倉)
伝統的な樽醸造を守り続ける長熟シャブリの造り手。ラ・フォレはモンマンも名乗ることが可能な1級畑だが、ドーヴィサでは本来の畑名を用いる。1級ラ・フォレは4.53haという、このドメーヌ最大の面積をもつクリマで、区画が分散しているためにそれぞれ性格のバラツキが大きい。すべてをアッサンブラージュすることで複雑味が生まれ、完成度の高いワインになる。
ある意味では今どきのシャブリと言うか、洗練されたシャルドネ種のワインといった感じでした。

3 2005フィリップ・パカレ シャブリ・プルミエ・クリュ・ボーロワ
ACシャブリ1級 シャルドネ100%  (春日)
今や自然派ワインの代名詞とも言われるフィリップ・パカレ。ボーロワは、シャブリ地方特有のキンメリジャン土壌に粘土石灰土壌が混じる南向きの斜面の一級畑です。驚くほど厚みのあるボディにキレのよい酸。プルミエ・クリュとは思えない風格を備えた、 豊かなミネラルと旨味が見事に溶け合う一本。
グレートヴィンテージとは言え、白の10年超えヴィンテージだったので心配しました、杞憂でした。パカレ一連の綺麗な酸と個性を感じることができました。


4 1999ルイ・ラトゥール
ムルソー・ブラニー・プルミエ・クリュ・シャトー・ド・ブラニー
ACムルソー1級    シャルドネ100%     (前澤)
ルイ・ラトゥール社は200年以上も続く家族経営の、ブルゴーニュを代表するつくり手。ブルゴーニュ2大白ワインのひとつといわれる「コルトン・シャルルマーニュ」の生みの親としても広く知られています。コート・ド・ボーヌ地区で、最も広大な白ワイン産地であるムルソーの南部にシャトー・ド・ブラニーはあります。コクのある芳醇な味わいで、ピュリニやシャサーニュより若干早く熟成します。


5 2014ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ特級  シャルドネ100% PP91点  (蒲谷)
ブルゴーニュの最も偉大なる白ワインの1つ。
コルトン・シャルルマーニュは、コート・ド・ボーヌの北の方、アロース・コルトンとペルナン・ヴェルジュレスの2つの村にまたがる特級畑。ルイ・ジャドは19世紀よりコルトン・シャルルマーニュに畑を所有し、その畑はルイ・ジャドが持つ最も古い畑の一つ。非常に素晴らしいもので毎年50006000本しか生産されない希少なワインです。力強く、豊かで、ミネラル分が多く、果実と花を思わせる香りは芳醇で、コショウやシナモンのスパイシーな香りも感じられます。
最近、早飲みにも対応しているジャドのコルトンシャルルマーニュは既に最高のパフォーマンスを発揮していました。圧倒的な凝縮感とバランスの良さは近年における同社の充実ぶりを物語っていました。

6 1995ニコライホーフ ヴィノテーク・リースリング
オーストリア ACヴァッハウ   リースリング100% (佐藤)
2000年前にローマ人がドナウ河流域のヴァッハウ地区マウテルンに建設したワインセラーが土台となる歴史ある醸造所。ワイナリーのシンボルとなっている聖ニコライ修道院は985年に建造された物です。1894年にサース家の所有となり、ワイナリーとして復活させました。
 当主のニコラウス サース氏と息子のニコラウスJr.氏が栽培・醸造を手がけ、クリスティーネ サース夫人が輸出や啓蒙を担当しています。1971年からビオディナミを取り入れ、1992年にはdemeter(デメテール)の認定を受けています。約15年の大樽での熟成を経てリリースされたワインとは思えないフレッシュさを持つワイン。洋ナシやりんごを思わせる果実味に、フレッシュな酸も豊かに残る。一度は飲んで頂きたいオーストリアワインの最高峰。
オーストリーのRiesling特有の酸は強めの食事にもよく合いました。

7 2001ドメーヌ・アルベール・マン 
ゲヴュルツトラミネール・グラン・クリュ・シュタイングリュブラー
ACアルザス特級 ゲヴュルツトラミネール100% IWS92                    (武内)
ブドウ栽培家であったマン家とバルテルメ家が統合して、17世紀に設立されたワイナリーです。長い歴史を持つワイナリーですが、現在の名声は1970年代にワイナリーを引き継いだ現当主モーリスとジャッキー・バルテルメ兄弟の尽力に他なりません。今では、総面積は21ヘクタールを所有し、テロワールと環境を尊重したワイン造りを行っています。アルザスの伝説的スター、マルセル・ダイス、ウンブレヒト、トリンバックと並びパーカー5ツ星の蔵!


8 1987ドメーヌ・ロワ・フレール
オークセイ・デュレス・プルミエ・クリュ・レ・デュレス
ACオークセイ・デュレス1級 ピノ・ノワール100%  (前澤)
創業1632年という、オークセイ・デュレスの大御所です。11.5ヘクタールも所有しており生産量が多い上、「長期熟成させて飲み頃になってから販売する」という方針を家族代々受け継いできたため、結構な量のバックヴィンテージを所蔵しています。しかも大御所だけあって、「レ・デュレス」と「ル・ヴァル(クリマ・デュ・ヴァル)」の2トップ畑を所有。小石が多い前者は繊細でエレガント、最南向きの後者は力強い果実味が特徴です。これらのバックヴィンテージはいずれも、オークセイらしいミネラルと酸が立った鮮度感のあるスタイルで、だからこそきれいに熟成できたと言えますし、また、様々な料理にも合わせやすいです。
色が物語るように、綺麗でチャーミングなワインでした。


貝類とコンソメジュレのアンサンブル

縞アジのマリネ

シュガートマトとアワビのミルフィーユ
岐阜県産稚鮎と山菜のフリット

9 2010シャトー・スーサン 
ACマルゴー  カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー50%    (緒方)
このシャトーは1730年からこの地を所有してきたソルジュ家によって代々守られてきました。現在のオーナーであるジャン・ソルジュには二人の娘シルヴィーとクリステルがおり、彼女たちもまたワイン造りに携わり、代々続くこの貴重なシャトーを守っています。シャトー・スーサンの畑はシャトー・マルゴーと隣接している、2ヘクタールの畑からわずか3500本ほどが生産されています。
マルゴー特有の肉厚な果実が印象的なワインでした。

10 2010.ギガル コート・ロティ・シャトー・ダンピュイ
ACコート・ロティ  シラー93%、ヴィオニエ7%    PP99点    (岩田)
1995年にコート・ロティの歴史的なドメーヌである「シャトー・ダンピュイ」を入手。
シャトー・ダンピュイは7つの区画からなるコート・ロティであり、コート・ブロンドとコート・ブリュンヌの両テロワールがブレンドされた、素晴らしく調和のとれたスタイルとなっている。温度調整可能なステンレスタンクで醸造。4週間の醸し発酵。新樽100%38ヶ月の熟成。
流石の凝縮感とバランスの良さを感じるワインでした。
食中酒としては無敵とも言えるワインで、ウズラとマリアージュしていました。

11 2004レ・マッキオーレ メッソリオ
トスカーナI..T メルロー100%   WS100点 PP96点       (須田)
イタリアを代表するスーパー・プレミアム・ワイン産地として知られた銘醸地・ボルゲリに位置するレ・マッキオーレ。貴族がそのほとんどを所有する中にあって、唯一、地元の農家出身の故エウジェニオ・カンポルミ氏が1983年に設立。地元の農家として世界に名を轟かすカンティーナを造り上げ、「メッソリオ」、「スクリオ」という世界レベルのワインを生み出した。ワインスペクテーターで100点を獲得したのをはじめ、各専門誌で絶賛された大傑作!超優雅なタンニンがとてつもなく長いアフターを演出し、テイスターのジェームス・サックリンがあまりの素晴らしさで「しばらく言葉が出なかった」とコメントしたほど。メルロー100%で造られボルドーの凡百のグランヴァンを遥かに凌ぐ仕上がり。
憧れのワイン、メッソリオです。2004ヴィンテージは飲み頃を迎えており、きめ細やかなタンニンと充実した果実の中にも軽やかなバランスが印象的でした。

アルプス牛ランプ肉とフランスロワール産ホワイトアスパラガス
フランスヴォージュ産ウズラのファルシイ


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