2015年10月20日火曜日

10.18 ワイン会 アンジェリュス垂直試飲 リースリング


アンジェリュスは、1996 2000 2005 2006 のヴィンテージがそろいました。
いずれもバランスが良くさすがの実力ですが、フランの柔らかさに加えカベルネの強さが加わっています。
このクラスになるとフィネス&エレガンスを感じさせてくれます。
1996は果実も十分で驚異の保存状態でした。飲み頃を迎え香りも開いており、その実力を遺憾なく発揮していました。
2000はmillenniumヴィンテージだけあり、圧倒的な果実と凝縮感が他のヴィンテージと違ったストラクチャーを表現していました。
2005は今飲んでも、20年後に飲んでも美味しいと思えるタンニンと果実の強いバランスが印象的でした。
2006は他のヴィンテージよりは果実は細いものの、非常にエレガントなワインでした。

 シュヴァルと違い、Bourgogneかと思う官能的な香りはしないもの、Saint-Émilionに期待する全てが揃っていると言えます。

世界3大Rieslingのうち2種類がそろいました。
どちらも驚異的な体力で魚やキノコというよりは、白系の肉とよく合いそうなワインでした。
2007 D.トリンバック アルザス・リースリング 「クロ・サン・テュヌ」
まさに重油、石油の香りに包まれる素晴らしいワインでした。時間とともにその香りは薄まりますが、驚異的な酸が印象的でした。

2011 F.X.ピヒラー リースリング ウンエントリッヒ スマラクト
グレープフルーツの香りに包まれながらも、圧倒的な凝縮感を感じました。

完全な保存状態の1996ヴィンテージコルク
STTAL シードルクラブ 2014 シードル ふじ100%    
しっかり「ふじ」の香りがする優しいシードルです。

 ビンカール・サルモン シャンパーニュ エクストラ ブリュット ミレジム 2004 
香りも果実も優しい印象のシャンパーニュでしたが、後半に綺麗な酸を感じることができました。

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