2015年7月4日土曜日

6.24 マルマス コパン ワイン会

 
ウェルカムワイン 

2014ルロワ ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール

ACボージョレ・ヴィラージュ ガメイ100%               (緒方)
さすがに綺麗な造りのヴォージョレでした。
今飲んだほうが美味しいと思われるヌーヴォーです。


 2007ドゥラモット・ブリュット・ブラン・ド・ブラン     (前澤)

ACシャンパーニュ  シャルドネ100

今日のドゥラモットは、その拠点をコート・デ・ブランのグラン・クリュのひとつ、ル・メニル・シュール・オジェ村に置き、あの幻のシャンパーニュ、「サロン」の姉妹メゾンという位置づけを担う。サロンはご存知のとおり、単一品種、単一クリュ、単一収穫年のシャンパーニュのみを生産し、この100年間にリリースされたのはわずか30数ヴィンテージにすぎない。ではサロンが造られない年、そのブドウはどうなるのかといえば、このドゥラモットのために使われるのだ。

 品種やクリュ、長期熟成など当然ながらサロンとの近似性が散見され、メニル、アヴィーズ、オジェ、クラマンのシャルドネがアッサンブラージュされたブラン・ド・ブラン・ミレジメに至っては、プチ・サロンと呼んでしまいたくなるほどの気品と複雑味が堪能できる。
若干の甘みの強さを感じる優しい酸のシャンパーニュでした。
しかしながら、どこかサロン譲りの雰囲気も感じることができました。


2 2012ドメーヌ・ドルーアン オレゴン・シャルドネ アーサー

オレゴン ダンディー・ヒルズ シャルドネ100%     (春日)         

シャルドネの品種特性とオレゴンのテロワールを表現するため、新樽比率を25%以下に抑え、8ヶ月間ステンレスタンクとフレンチオークでそれぞれ熟成。“酸のきれいなシャブリ”と“穏やかなムルソー”のふたつのスタイルを絶妙にアッサンブラージュしています。アーモンドや蜂蜜を想わせる味わいが口中に溢れ、フレッシュで長い余韻が感じられます。
控えめの樽の使い方とキュベの強さが印象的でした。
時間と共にキュベの強さが際立ち、良いブドウを使用していると感じることができるワインでした。当然辛口ですが、アメリカのワイン特有の甘さ強さも感じました。



3 2012ドメーヌ・ドルーアン・ヴォードン 

シャブリ・グラン・クリュ・レ・クロ        

ACシャブリ特級 シャルドネ100%  PP93点      (佐藤)         

1968年よりシャブリを生産開始、シャブリ本来のキンメリジャン土壌にて、全自社畑、ビオディナミ農法を導入。ドルーアン社のシャブリが発売されてから40周年を迎えた2008年より、ドルーアン・ヴォードンとして新たなスタートを切っています。

シャブリ地区7つの特級畑の中で最も高く評価されているレ・クロ畑をドルーアンは1.3ha所有。アリエ産オーク樽で発酵後、12ヶ月間フレンチオークで熟成されています。黄金色の美しい色合い、深く広がりのあるアロマ、厚みのある凝縮したコクやエレガントさ、長い余韻のバランスは芸術的です。
これぞシャブリ・グランクリュといった香りと味わいでした。
シャブリに期待するものの全てが揃っているといった印象です。
やはり、2012は良い年です。



4 2012ドメーヌ・オリヴィエ・ルフレーヴ

ピュリニー・モンラッシェ・レ・ピュセル

ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100PP90点(岩田)         

ピュリニー・モンラッシェ最高の造り手の1つであるドメーヌ・ルフレーヴの名声を築き上げた、故ヴァンサン・ルフレーヴ。その親族である、オリヴィエ・ルフレーヴ氏が設立したピュリニー・モンラッシェの優良生産者がオリヴィエ・ルフレーヴです。


このレ・ピュセルは、数年前まではドメーヌ・ルフレーヴに貸していた畑だった。バタール・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・モンラッシェに隣り合う畑で、ピュセルがブルゴーニュの最高の白ワインを産する畑だと言う人もいるほどの人気があります。
香りの品格、味わいのバランスともに素晴らしい白ワインでした。
美味しい白ワインが飲みたい…そんなイメージにぴったりです。
ピュリニーの良い造り手、良いヴィンテージの実力を感じました。



5 2006ドメーヌ・ルイ・ラトゥール コルトン・シャルルマーニュ

ACコルトン・シャルルマーニュ特級 シャルドネ100%  90-91点    (小林)

ルイ・ラトゥール社は200年以上も続く家族経営の、ブルゴーニュを代表するつくり手。ブルゴーニュ2大白ワインのひとつといわれる「コルトン・シャルルマーニュ」の生みの親としても広く知られています。今やコート・ドールでは最大のグラン・クリュを所有し、プルミエ・クリュ(村名畑)を加えると60haにもおよぶ[コルトンの帝王]と称されています。コルトン・シャルルマーニュは9.65haの所有。新樽のみで熟成。
ここのところヒットが無いルイ・ラトゥールですが、本命の地区で何とか感動を味わいたいものです。スケール感や凝縮度は素晴らしかったですが、前のピュセルが素晴らし過ぎたのか、ヴィンテージの要因か…看板に対する期待が大きかったかもしれません。



6 2005ドメーヌ・クロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン             

ACジュヴレ・シャンベルタン ピノ・ノワール100% PP89点 WJ90-92点 (前澤)

アペラシオンの各地に分散した、12の異なるクリマがアッサンブラージュされる、クロード・デュガの村名ジュヴレ・シャンベルタン。果実味の集中度、構成の緻密さは凡百な村名ジュヴレの比ではなく、1級の価値がある。醸造所では極力人の手の介入を省き、その反面、ブドウ畑では過剰なまでの手間をかける。他の造り手より収穫を遅らせるでもなく、これだけの凝縮感を得るのは並大抵のことではない。
飲み頃を迎えた偉大な造り手は、畑の格を2ランク超えると思います。
シャンベルタンですが、野暮な感じは全く無く、洗練されたBourgogneの綺麗なワインでした。ベリーの香りの量も多く、やはり2005は良い年だと実感しました。



7 2009ドメーヌ・ド・モンティーユ 

ヴォルネー・プルミエ・クリュ・レ・ミタン                    

ACボマール1級 ピノ・ノワール100%   PP94点  (蒲谷)

ヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユといえば、古典的ワインの銘醸家として名の知れたドメーヌ。一般にエレガントとされるヴォルネイでさえも、「いつ開くのかわからない」と言われたドメーヌ・ド・モンティーユのワインだが、今日では若いうちから香り高く、そしてタンニンもしなやかなものとなり、かつ長期熟成にも十分耐え得るスタイルへと大きく変化している。ポマール村寄りの斜面中腹にある代表的な1級畑。 斜面の下部で表土が厚く、粘土質の多い土壌の為、エレガントなヴォルネイ村の中では、豊富な果実味のある男性的なニュアンスに富んでいます。
これまた素晴らしいワインでした。ヴォルネーのプルミエ以上のパフォーマンスを発揮していました。果実の充実と比較的柔らかなタンニンで、誰が飲んでも美味しいワインだと感じるはずです。



8 1997ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー         (小島)

ACサンテ・ミリオン特級   メルロー70%、カベルネ・フラン30

ヴィルジニー・ド・ヴァランドローは、これまでシャトー・ド・ヴァランドローのセカンド・ラベルとして知られていましたが、現在ではヴァランドローの別区画からのぶどうで生産される独立したキュヴェとして位置づけられています。(トロワ・ド・ヴァランドローがセカンド)テュヌヴァン”氏のひとり娘“ヴィルジニ”の名前が由来となっており、ラベルにも愛らしい姿が記載されています。
1997ヴィンテージは個人的に好きな年です。古典的な造りと現代風の造りが交錯するあたりの年代だと思います。ヴィンテージは労作を必要とする年と言われていますが、我々日本人にはこのくらいのエレガンス寄りのヴィンテージの方が合うと思います。Bourgogneの後でも野暮な感じがしないワインでした。


9 2011シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード・オムニス    (須田)

上田市丸子地区1100本 カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー36%、カベルネフラン9

メルシャンは日本最高品質のワイン造りを目指すべく、長野県上田市丸子地区にて2003年より自社管理畑『椀子(マリコ)ヴィンヤード』を展開し、ブドウの栽培を開始してきました。このシリーズ最高峰の赤ワインとして、同畑で栽培している様々な品種から醸造した赤ワインの原酒を選抜し、ベストバランスでブレンドすることで誕生したワインです。 「オムニス(OMNIS)」とは、ラテン語で「全て」を意味します。口中に含んだ際一体となる極上の味わいに加え、同畑の全てを堪能できるワインという意味を込め、「オムニス」というネーミングとしました。
カベルネの比率が比較的高いワインです。バランスも良く果実も濃く充実していましたが、やはり若干早い抜栓だったという印象でした。
何れにしても、日本を代表するワインです。桔梗ヶ原メルローシグナチャーと同時抜栓も面白いかもしれません。


10 2010シャトー・ラ・フルール・ペトリュス             (緒方)

ACポムロール   メルロー90%、カベルネ・フラン10%  PP97点 WS97

名前の由来ともなったラフルールとペトリュスの間にあるシャトーです。 ペトリュスを所有するジャン・ピエール・ムエックス社によって運営されています。最も賞賛に値するポムロールのひとつ。 ジャン=ピエール・ムエックス社がここを買収したのは1952年。ブドウ畑は冬の凍結でほぼ壊滅状態になった1956年の後、全面的に植え替えされた。しなやかでなめらかな、絹のような舌触りとエレガントさを持つ。
今回のワイン会の凄いところは、全てのワインが高い次元でバランスをとっていることでした。ポムロールのワインらしい端正な造りは素晴らしいの一言です。良いヴィンテージと新しいスタイルの造りは柔らかい果実で今飲んでも十分に美味しいです



11 2005ドメーヌ・ド・ラ・モルドレ

シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・ド・ラ・レイヌ・デ・ボワ

ACシャトーヌフ・デュ・パプ PP97点  グルナッシュ80%、ムールヴェードル10%、シラー5%、クノワーズ2.5%、ヴァカレーヌ2.5%         (佐藤)

コート デュ ローヌ南部のスーパースター、クリストフ デロルムは、ローヌ河右岸のタヴェルで今最も注目されている生産者です。1987年に父親のフランシス デロルムによって設立。わずか5haの畑から、収穫量を30hlhaに抑えて造られている。30日という長い時間をかけ、ゆっくりと醗酵。30%はバリックで、残りはタンクで熟成。100%オーガニック、無農薬栽培の今最も注目の生産者!
グレートヴィンテージのヌフはただ強いだけでなく、むしろエレガント寄りに振った造りとなっていました。グラマラスな芳香と相反する線の細さは良いワインの証です。



三陸産的鯛のソテー ポルト酒ソースサマートリュフ風味
フォアグラのソテー蕪のフリカッセ
イベリコ豚のスペアリブのラグー
仔羊のペルシャード
お二人の方が6月誕生日でした







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