2010年4月23日金曜日

素敵なワイン会

メドック1級シャトーの中でも筆頭と言われている名門。ぶどうの樹1本からグラス一杯分位しか生産されない、優美で繊細な味わいのワインです。1980ヴィンテージは、飲み終わる頃にその実力を発揮しました。少なめの果実味のなかにも、端正で精緻な雰囲気のワインでした。

フレッシュフォワグラのポワレは、ドメーヌ・ズィント・フンブレヒトリースリング・ランゲン・ド・タン クロ・サン・テュルバン と合わせていただきました。ワインの黄金色と甘めのソースがマリアージュしていました。さすが、強いワインで、酸、複雑な香り(貴腐・重油香)ともに健在で、飲みごろの美味しいワインでした。
金目鯛のポワレ
仏ブレス産の鶏の脂の美味しさを感じられる逸品でした。
オマール海老は爪の美味しさをシンプルに感じられるヴィネガー仕立てでした。
[1997] ムルソー・クロ・ド・ラ・バールドメーヌ・コント・ラフォンとマリアージュしていました。この畑のワインは、樹脂系の香りのする樽発酵に由来するとシニアソムリエもおっしゃっていました。控えめなボディと特徴的な香りの品の良いムルソーでした。
ムルソーで最上の生産者として知られるドメーヌ『コントラフォン』は、ブルゴーニュ全体を見ても、一、二を争うドメーヌであると言えます。ビオディナミ(有機栽培)を実践し、収穫を最小限に抑えることで非常に高品質な葡萄を育て、瓶詰めまでの間、澱引きや濾過を一切行わないという製法で、非常に濃密で芳醇な白ワインを作り上げています。
今回のS先生のセレクトは、並べた瞬間に素敵な世界が想像できるものでした。精緻で綺麗な・・・美人そろいです。

1997年シャンベルタン・キュヴェ・エリティエ・ラトゥール・ドメーヌ・ルイ・ラトゥールは、シャンベルタンらしい力強さと果実味でした。シャンベルタンらしい逞しさが最も表れる極上のテロワール。キュヴェ・エリティエ・ラトゥール(素晴らしい相続者の醸造品)と銘記されるコート・ド・ニュイ地区の偉大な赤ワイン。シャンベルタンの手本といえる味わいでした。
ジャック・セロス・グラン・クリュ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット・サブスタンスは、NVながらも力強い味わいと極細かい泡が印象的でした。SUBSTANCE(本質)と名付けられたシャンパン。最高の原料ワインを産みだすアビーズ産のシャルドネをジャックセロス独自のソレラで熟成しボトリング。シュプスタンスは独自のソレラシステムを組む。収穫の翌年、通常の小樽から4000lの大きな木樽に澱と共に移され、次の年には澱を取り除いて4300lのステンレスタンクに移される。毎年、4300lのステンレスタンクから全体の22%をボトリングする為、減った分を大樽から移し、更に大樽の減少分を小樽から移して行く、所謂ソレラが出来上がる。このソレラには1984年収穫からのワインが入っている。ジャックセロスのフラッグシップ的存在。
今回のワイン会は、シニアソムリエを迎え、至高のワインと食事で楽しいひとときを過ごさせていただきました。本当にありがとうございました。

2010年4月16日金曜日

ヴィラデストワイナリー プリマベーラ メルロー2007

メルロー種の果実味あふれるワインでした。ベリー系の香りもあり、タイプとしてはマンズワインのソラリスシリーズにも共通するところがありました。テロワールでしょうか・・・期待値が大きかったので、多少期待外れでした。この価格なら、国産他社でも良いものがたくさんあります。

2010年4月5日月曜日

サントリー 塩尻メルロー2003

復活したサントリー塩尻工場の原産地呼称リリース第1号となった塩尻メルロー2003です。このヴィンテージがファーストです。当時(2004年)は、その実力に気がつきませんでしたが、6年後、なかなか良いワインになっていました。基本的にはメルシャンの長野メルローと同じレンジですが、樽の使い方にメルシャンの方が特徴があります。このヴィンテージのサントリー塩尻メルローは手摘みで良いブドウのみを使用しているようで、明らかに強い果実を感じました。

2010年3月27日土曜日

3.25 マルマス・コパン ワイン会

今回は、それぞれのワインが個性を主張すようなラインナップがそろいました。
ウェルカムワイン 
2005ジョセフ・ロティ ブルゴーニュ・ピノ・ブラン
ピノ・ブラン100%

1 NV ピエール・ジェルベ ロリジナル・ブリュット
ACシャンパーニュ ピノ・ブラン100%
シャンパーニュの造り手として始めてピノ・ブラン100%のシャンパーニュを造り上げた蔵元。1930年創設の家族経営のメゾン。現在樹齢75年、年間生産量3,000本という希少性もさることながらアシェット・ワイン・ガイドにも掲載されて高く評価されるなど品質も折り紙つきです。日本入荷数限定300本のみの幻の泡

2 2004ドメーヌ・ドーヴネ ブルゴーニュ・アリゴテ・スー・シャトレ
ACアリゴテ100%
     マダム・ビーズ・ルロワが個人で所有するドメーヌ。ドメーヌ・ルロワと同様のバイオダイナミック法によるブドウ栽培と醸造法を用いている。

3 2004ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニー・モンラッシェ・レ・コンベット
ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100%
ムルソー側にあるプルミエ・クリュで、他のプルミエ・クリュと比べリッチな味わい。1963年と72年のぶどう樹が植わるこの区画はルフレーヴが所有するクリマのなかでは最も小さく、広さは0.7ヘクタール強。

4 2004ドメーヌ・ルイ・ラトゥール コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級  PP91-93点 シャルドネ100%
ルイ・ラトゥール社は200年以上も続く家族経営の、ブルゴーニュを代表するつくり手。今やコート・ドールでは最大のグラン・クリュを所有し、プルミエ・クリュ(村名畑)を加えると60haにもおよぶ[コルトンの帝王]と称されています。コルトン・シャルルマーニュ畑9ha。

5 2006スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ 
S.L.V エステート・カベルネ・ソーヴィニヨン
カリフォルニア ナパ  PP85点  カベルネ・ソーヴィニヨン100%
S.L.V(Stag's Leap Vineyard)は1976年フランスで行われたブラインドテイステング「パリ・ティステング」で並いるボルドーのトップシャトーを退け一位を獲得して有名になったワイナリー。

6 1994シャトー・マルゴー
ACマルゴー メドック1級 PP91+点
カベルネ・ソーヴィニョン75%、メルロ20%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルド5%(平均)

7 2002ドメーヌ・ジャン=ルイ・シャーヴ エルミタージュ
ACエルミタージュ  PP91-94点 シラー100%
1481年創設,フランスで最も古い歴史を誇るドメーヌであり,世界で最も評価が高く,尊敬されている造り手として知られるドメーヌ。このドメーヌは,原産地統制呼称「エルミタージュ」が持ちうるあらゆる種類の土壌の補完性の上にたって,ワイン造りを行っています。クリマ毎にブドウの収穫を行い,ワインの醸造もアッサンブラージュも別々。芸術の域に達した卓越したアッサンブラージュの技から生まれるエルミタージュは至高のワインとされ,ワイン愛好家たちの垂涎の的となっています。

8 2005リムー・グローブ ピノ・ノワール
ニュージーランド ピノ・ノワール100%

9 2008ボデーレ・モナステロ ラ・ピネタ
イタリア トスカーナ IGT      ピノ・ノワール100%
ラフィットとの合弁で誕生したロッカ・ディ・フラッシネッロの現醸造長,アレッサンドロ・チェライが,キァンティ・クラッシコの中心,カステリーナ・イン・キァンティに個人所有するわずか1.5ヘクタールの畑から,イタリア史上最高のピノ・ノワール“ラ・ピネタ”が誕生。

10 2002ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ シャンボール・ミュジニー
ACシャンボール・ミュジニー PP89点 ピノ・ノワール100%
滑らかさやフィネス、複雑さ、長い余韻といった最上のブルゴーニュに求められる要素を兼ね備え、かつテロワールの差異もしっかり体現しているワイン。シャンボールというアペラシオンの繊細さを見事に表現している。

11 1999ドメーヌ・ルイ・ラトゥール 
シャンベルタン・キュヴェ・エリティエ・ラトゥール
ACシャンベルタン特級 ピノ・ノワール100%
    キュヴェ・エリティエ・ラトゥール(=素晴らしい相続者の醸造品)と銘記されるコート・ド・ニュイ地区の偉大な赤ワインのひとつ。

白ワインは、それぞれが最上級クラスの造り手ともいえるものがそろいました。
ドメーヌ・ルイ・ラトゥール コルトン・シャルルマーニュのバランスと実力を再認識しました。
ドメーヌ・ドーヴネ ブルゴーニュ・アリゴテ・スー・シャトレは、アリゴテというよりは、ドーヴネのワインという感じのキュベの強さを感じるワインでした。
1999ドメーヌ・ルイ・ラトゥール シャンベルタン・キュヴェ・エリティエ・ラトゥールこのワインは、個人的に注目していたワインですが、最後のワインに相応しい素晴らしいワインでした。
出ました!CHマルゴー!1994年は飲みごろに入っており、果実味と繊細なバランスが同居する素晴らしいワインでした。

墨イカのグリエ

ムール貝のカプチーノ仕立て  シェフさま腕を上げていらっしゃいます

イサキのポワレ蕗のソース 個性的で強い白ワインにもマリアージュしていました。

フレッシュフォワグラ 筍リゾット行者ニンニクのソース 季節を感じる一品でした。

シャラン産鴨肉のグリエ こちらもピノ群のワインとマリアージュしていました。

イタリア産仔兎のロティ フレッシュモリーュソース 淡白ながらもしっかりとした旨みがありました。
今回は、当たると底力を発揮するルイ・ラトゥールの真骨頂を感じたワイン会でした。
また、五大シャトーの中でも、マルゴーはマルゴー・・・さすがに素晴らしいワインだと感服しました。

2010年3月23日火曜日

2.23 マルマス・コパン ワイン会


【 今回は、私は参加できませんでしたが、記録として掲載します。】

ウェルカムワイン 
2008スラ・ヴィンヤーズ シラーズ  インド 
シラー主体カベルネ・ソーヴィニョン少量ブレンド

1 NV ペウ・シモネ ブリュット・ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
ACシャンパーニュ特級 シャルドネ100%

2 2006ドメーヌ・ベルナール・モロー
シャサーニュ・モンラッシェ・グランド・ルショット
ACシャサーニュ・モンラシェ1級  96点 シャルドネ100%

3 2006ドメーヌ・ド・シュヴァリエ・ブラン
ACペサック・レオニャン 特撰銘柄 PP94+点
ソーヴィニョン・ブラン70%,セミヨン30%

4 1990シャトー・イヅツ1990年産メルロー
塩尻市 桔梗ヶ原 メルロー100%
桔梗ヶ原産の上質なメルローで醸造。地下倉のオーク樽で2年熟成後、長期ビン熟成させた希少なワイン。リュブリャーナ国際ワインコンクールで銀賞受賞。

5 1996シャトー・ランシュ・バージュ
     ACポイヤック メドック5級 PP90点(2009-01-10)
カベルネ・ソーヴィニョン73%、メルロ15%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド2%(平均)

6 2002ドメーヌ・ルイ・ジャド クロ・ヴージョ
ACクロ・ヴージョ 特級 PP92-94点
ピノ・ノワール100%

7 2006ラヴァンチュール エステート・キュヴェ
カルフォルニア バン・ロブレ PP97点
シラー49%、カベルネ・ソーヴィニョン37%、プティ・ヴェルド14%
ラヴァンチュールの最高峰キュヴェ。カルトの代名詞コルギンと同等の尋常ではない低収量。

8 2002トルブレック ラン・リグ
オーストラリア  PP99点
シラーズ97%、ヴィオニエ3%
オーナー兼ワイン醸造家としてのデイヴィット・パウエル氏は、コート・デュ・ローヌの高級ワインに匹敵するオーストラリア赤ワインの傑作を生み出す天才。今回、興味深かった井筒ワインの特別なモデルです。多分、しなやかだけど力弱い繊細なワインだったのでは・・・?お料理も春を先取りしたメニューでした。

2010年2月18日木曜日

CHメルシャン長野メルロー2004・2005

サンジュリアンのワインのような2004です。実際、セカンドクラスならこちらを選ぶかもしれません。2004ヴィンテージはシグネチャーもリリースする当たり年です。
2005は完全ボルドースタイルというよりは、日本のワインの雰囲気がします。個人的には嫌いではありませんが、ワインの実力は2004が上だと言えます。それにしても、メルシャンのこのワインは、日本の赤ワインのベンチマークたど思います。

2010年1月28日木曜日

1.25 OX ワイン会 CHヌフ・デュ・パブ

今回のテーマはシャトー・ヌフ・デュ・パブです。①ボーカステル CNP 1973 ②ボーカステル CNPオマージュ・ジャック・ペラン 1999 ③アンリ・ボノー CNPキュベ・マリー・ブリュレ 1998 ④アンリ・ボノー CNPレゼルウ゛・デュ・セレステン 2001

申し合わせていませんでしたが、2つの作り手のヴィンテージ違いとなりました。

デキャンターの必要なワインも何種類かありました。結果的にはシニアソムリエの完璧なアイレーションによってどのワインも良い状態でいただけました。何れも美味しいワインでしたが、ボーカステル CNP 1973 のブルゴーニュ的な根菜類の香りを伴うエレガントなワインが、ヌフの意外性を感じられ面白かったです。
白ワインは、①ライヤス CNPブラン 2001 ②ギガル コンドリュー 2002です。このワインはどちらも全く違う印象でした。ライヤスは、アルザスのワインの様な香りと、やや苦みを伴う味わいが印象的でしたが、時間と伴にバランスのとれた味わいに変化していきました。一方、コンドリューは、やや貴腐化した印象で、エレガントなタイプのワインでした。黄金色の色合いが印象的でした。
フォワグラのテリーヌです。(CP) ウ゛ィルマール キュベ・クレアシオン のしっかりとしたシャンパンに合いました。
鴨と西洋ネギのポワレです。
スープ・ド・ポワソンです。これも強めの白ワインに良く合い美味しかったです。スープ自体も大変美味しかったです。
豚?の血を凝固させていただきました。比較的クセはなく、ワインと良く合っていました。
今回、面白かったのは、 ①ボーカステル CNP 1973 ②ボーカステル CNPオマージュ・ジャック・ペラン 1999 ③アンリ・ボノー CNPキュベ・マリー・ブリュレ 1998 ④アンリ・ボノー CNPレゼルウ゛・デュ・セレステン 2001 何れも全く違ったタイプのワインだったことです。ボルドーグランヴァンスタイル、ブルゴーニュタイプ、ローヌタイプ、イタリア・スペインタイプ・・・ブラインドで出されて全てヌフと言える人がいるとは思えないほどでした。
猪のローストです。肉料理を得意とされるオーナーシェフの真骨頂を感じました。
猪の煮込みです③アンリ・ボノー CNPキュベ・マリー・ブリュレ 1998 ④アンリ・ボノー CNPレゼルウ゛・デュ・セレステン 2001 どちらも、思ったよりエレガントでした。