2011年11月27日日曜日

サンタムール[1997]ルー・デュモン・レア・セレクション

仲田さんがコストパフォーマンスが抜群なものだけを厳選して紹介してくれるのが「レア・セレクション」です。珍しい熟成タイプのボージョレ。サンタムール(『聖なる愛』という意味)の1997年ものです。ラベルには小さくハートマークが入っていてシャレが効いています。
さて、その味わいは・・・さすがに果実は若干弱く感じましたが、その綺麗な香りはガメイとは思えないものでした。1997はブルゴーニュにとって良いとしで、バランスの良さを感じました。

2011年11月25日金曜日

井筒ワイン コンコード 2011

この時期は新酒が楽しみです。新酒で楽しむべきワインは、フレッシュなうちであれば、あまりヴィンテージは関係ない気もします。それが新酒の良さでしょうか。このワインは、比較的甘いタイプですが、フレッシュさとタンニンに支えられて嫌な感じはしません。井筒ワインはこれから生ワインもリリースします。これまた楽しみです。プレステージ欧州系品種も良いですが、この時期、塩尻のアメリカ系品種に長野県らし良さを感じます。

2011年11月24日木曜日

まし野ルージュ2009

まし野ワインの原産地呼称取得ワインです。マルマスさんで試飲させていただきました。セパージュはメルローを主体にカベルネソービニヨンで構成されています。香りはカベルネの雰囲気も感じられ、なかなか良いのですが、味わいは・・・全体的なバランスを更に望みたいと感じました。何故か宮田村のワインのように野趣も感じられました。いずれにしても個性的なワインでした。

2011年11月23日水曜日

仙醸 活性生原酒 にごり酒

2011.11.20  昨年から始まった仙醸蔵まつり。1,000円で全てのラインナップの試飲、豚汁など各種サービス、お土産ににごり酒が付く充実のサービスです。ヌーヴォーワインの時期の新酒です。意外と軽い飲み口で、食中酒としても活躍しました。


苦戦が続く日本酒業界ですが、頑張って欲しいです。


充実の試飲コーナーなど、これかも続けて欲しいイベントでした。

2011年11月19日土曜日

第3回 解禁日にボジョレーを楽しむ会 コパン・マルマス

恒例になりつつある、解禁日にボジョレーを楽しむ会です。
今年は、駒ヶ根でもお馴染みの石田シニアソムリエをお迎えして、華やかに開催されました。
マルマスさんとコパンさんの意気込みを感じるイベントです。39人で60本のワイン!



1.ジョゼフ・ドルーアン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー
ボジョレー・ヌーヴォーの原点!
メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは1880年にブルゴーニュワインの中心地、ボーヌに設立され、130年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守り続けるブルゴーニュを代表するワイナリーです。 ジョゼフ・ドルーアンのボジョレー・ヌーヴォーのはじまりは1959年。その年の11月、ロベール・ドルーアンは友人達を喜ばそうと、自ら手がけたボジョレーの新酒を紹介しました。友人達はかつて味わったことのない、香り高く、果実味豊かなヌーヴォーに歓喜し、翌年のヌーヴォーも手に入るかと心配するほどの熱狂が沸き起こりました。この大成功により、ジョゼフ・ドルーアンのヌーヴォーはロンドン、ブリュッセル、ミラノへと続き、その後、次々と世界各国へ送り出され、今や世界中の人々を魅了しています。

2.ジョゼフ・ドルーアン 
ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・ヴィエイュ・ヴィーニュ
特別限定ヌーヴォー!
ボジョレー・ヌーヴォーに対し、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌヴォーはボジョレー地区の中でも特に良質のブドウが収穫できる北部38の村で造られたボジョレー・ヌーヴォーです。つまり、ワンランク上のボジョレー・ヌーヴォーといえます。 このボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーは、さらに30年以上の古樹のブドウから造られています。古樹のブドウならではの凝縮された果実味と程よい重みや深みがあります。普通のボジョレー・ヌーヴォーでは物足りないとい方にお勧めです。

3.アンリ・フェッシー ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー
 『アンリ・フェッシー』は、1888年に創業以来、フランス・ボジョレーの地で6世代に渡ってブドウ栽培を営んでいる、伝統あるドメーヌです。現在の当主であるフェッシー氏は、ワイン醸造家としてその豊かな経験や優れた鑑定力が、世界でも非常に高い評価を受けています。 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーは樹齢15~30年のブドウ樹から収穫されるブドウを用い、野生酵母によって発酵しています。フローラルで果実味豊か、すばらしく心地よいアロマが感じられ、また、喉越しもスムーズでさわやかです。地質由来の輝きあるルビー色をしています。

4.アンリ・フェッシー 
ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・トラディッション
 トラディッションは1992年から、それまでのラインアップに加えて新たに生産が始められました。ブドウ樹のクローンを厳選し、ブドウ樹の樹齢は50年以上であること、剪定や受粉方法、野生酵母による発酵、補糖をしない、またフィルターもあえて軽めで瓶詰めするなど、すべての工程に渡って伝統的な醸造方法を踏まえた、こだわりの製法で造られています。古樹のよく熟したブドウを使うことで、一般のボジョレー・ヌーヴォーとは違い、濃い紫色の色調とどっしりとした濃厚な味わい、そしてダークチェリーやスパイスを思わせる香りが感じられます。

5.ルイ・ジャド ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール
ルイ・ジャド社はブルゴーニュのメゾンとして、そのボージョレー・ヴィラージュ・プリムールを全て自社にて醸造しています。元来、ヌーヴォーとはその年のワインを一番最初に楽しんで頂くものです。ですからルイ・ジャドでは毎年ヌーヴォーワインを特別に醸造するのではなく、通常のボージョレー・ヴィラージュワインを醸造する中で特にフルーティな仕上がりのキュヴェをプリムール(ヌーヴォーと同意語)として出荷しています。つまりルイ・ジャド社のプリムールワインは若々しさを楽しめるだけでなく、味わい深い本物のワインであり、果実味のみが特徴の一般的なヌーヴォーワインとは一線を画しています。

6.ドメーヌ・レ・グリフェ ボジョレー・ヌーヴォ・キュヴェ・スペシャルV・V
ゴールデン・ボージョレ・ヌーヴォー! ドメーヌはボジョレー南部の村ル・ボワ・ドワンの中心に位置し、所有する約10haの畑はこれまで何世代にも渡って珠玉のワインを世に送り出してきた歴史あるドメーヌ。他のヌーヴォーとは明らかに一線を画す圧倒的なクオリティの高さを持つ。ボージョレ・ヌーヴォ唯一の公式コンクールであるトロフェ・リヨンで2010年産が金賞受賞や、ボージョレ最大規模のコンクールで、グラン・ヴァン・デュ・ボージョレに毎年上位入賞するなど、国際的評価も高いのも魅力的です。見た目のイメージそのままに中身もゴールドなこのヌーヴォーは、みずみずしくジューシーかつパワフル、果実の熟度と適度な酸とのバランスが非常に優れたスタイルです。

7.ルーデュモン ボジョレー・ヌーヴォー 仲田晃司
日本人が造るボジョレー・ヌーヴォールー・デュモンのヌーヴォー、6年目のリリースです。 2006年より日本人醸造家・仲田晃司氏がリュット・レゾネ農法(必要な時にだけ最低限の農薬を使用する減農薬農法)で造るこだわりヌーヴォー。しかも、樹齢70年以上の古樹より厳選されたブドウを使用することで、そのブドウ畑の持つ個性を充分に反映した、深い味わいと日本人らしい繊細なやわらかい口当たりをあわせ持った、上質のヌーヴォーに仕上がっています。

8.ヴィニフィエ・パ・ジュンコ・アライ
ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール・ル・ポント・デュ・ディアーブル(小悪魔の橋)コスモ・ジュンの新井順子さん造るボジョレー・ヌーヴォーが3回目の挑戦!  今年もコスモジュンのヌーボの畑は、ル・ポント・デュ・ディアーブル(小悪魔の橋)です。何と樹齢60年の単一畑のボジョレー・ヴィラージュです。自然派ヌーヴォその名もル・ポント・デュ・ディアーブル「小悪魔の橋」新井順子さんは、すでにフランス、ロワール地方にて「ボワルカ」の名前でワインを造っている日本人女性の造り手です。今回も、順子さんにヌーヴォ用の1haの畑を貸してくれる、その畑の所有者はジョヴェールです。ル・ポント・デュ・ディアーブル(小悪魔の橋)という、なんと樹齢60年の単一畑です。 話題のヌーヴォーです。2009年、2010年のヌーヴォの会で、当店の一番人気でした。日本人が造るヌーヴォ

9.ハーモニー・デ・テロワール ボジョレー・ヌーヴォー
自然派ワイン 「クリュ・ボジョレー」と呼ばれる、ボジョレーの中でも上級ワインの産地とされるエリア以外でも、このような素晴らしいワインが出来る事を教えてくれる生産者。オーナーは三代目のジャン・ポールブラン氏。何よりも彼の情熱が、このワインの生き生きとした、フレッシュな味わいを生み出しております。

10.M・ラピエール ボジョレー・ヌーヴォー
フランス自然派ワインの巨匠ー 2010年10月、突然の訃報。自然派ワインの父とよばれたマルセルラピエールのあまりにも早すぎる死でした。その大きな悲しみを胸に、ラピエール ファミリーは前を向きます。長男のマチューは、ドメーヌに戻って数年間、栽培に醸造にと父と共にワイン造りの中核を担っていました。この数年の内には、最悪の天候の年もあれば、最高の条件が整った年もあり、その両方を父と共に経験することで、凝縮した経験を得ました。この貴重な経験を経て、マルセルのワイン造りの魂は確実にマチューに受け継がれています。その決意の表れとも言えるのが、生産者名に記載されたラピエールファミリーの"M"の文字。これは、長男マチューの"M"、マリー夫人の"M"に加えて、もう一人の"M"であるマルセルが、家族と共にあるという想いを込めたラピエールファミリーの"M"なのです。そのマチューが渾身の想いを込めて造る今年のヌーヴォーは、父への想い、日本へのエール、未来へ向かうラピエールファミリーの誇り、全てが詰まった特別なヌーヴォーとなります。

11.フィリップ・バカレ ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール
自然派ワイン日本で人気№1
 自然派の代名詞とも呼ばれる注目の醸造家、フィリップ パカレ。ヌーヴォー以外のワインも人気で、フィリップ・パカレのワインのファンは日本でも多いと思います。 自然酵母のみで発酵させ、ワインの状態がよければ醸造だけでなく瓶詰め時も亜硫酸無添加になります。しっかりとしたエキスと美しい酸味は、ヌーヴォーとは思えないフィネス(繊細さ)を感じさせます。 入荷後すぐに飲んで美味しいだけでなく、翌年以降も素晴らしい熟成をしますので、あえて「ヌーヴォー」ではなく、「ヴァン ド プリムール」という表記にしています。

12.ジョルジュ・デコンブ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー
自然派ワイン マルセル・ラピエールの一番弟子が手掛けるヌーヴォー。ここ数年,自然派ヌーヴォを比較試飲して評価する機会が増えている中、「とにかく美味しいのはデコンブ」として、多くのワイン愛好家の評価を得ています。モルゴン村のワインの特徴として、色がしっかりとしていて、腰が強いのに、爽やかさすら感じる繊細な風味と味わいを兼ね備えています。







何れも良い作り手ばかりで、甲乙つけがたい新酒ワインばかりでした。



ちなみに人気投票では、12.ジョルジュ・デコンブ 、2.ジョゼフ・ドルーアンVV、7.ルーデュモン、5.ルイ・ジャドあたりが人気のようでした。



すごい量のウェルカムワインです。主にプリムールのバックヴィンテージです。



面白かったのが、ルイ・ジャドの垂直試飲です。2007、2008、2010、2011



2010の良さが際立っていました。



フォワグラのパルフェ、タルトなど



帆立のムースと目鯛のキャベツ包み



豚バラ肉のブレゼ

2011年11月16日水曜日

東北産ホップの缶ビール

なんとなく季節の風物詩になっている東北産ホップの缶ビールです。
今年は、よりライトに感じました。南信州ビールのゴールデンエールを凄く軽くした感じで、かろやかでバランス良く楽しめました。最近、国内産ホップが注目を浴びていますが、これからも各社商品が増えると楽しいのではないでしょうか。

グラスは販促品の凄泡グラスです。確かにキメ細かく凄い泡立ちでした。

2011年11月14日月曜日

ヨイチ・ノボリ パストゥグラン 2009

長野のソガ氏の兄弟タカヒコさんの手によるヨイチ・ノボリ パストゥグラン 2009 です。「ツヴァイ」というドイツ系のガメイに相当するキュベとピノ・ノワールのアッサンブラージュです。ピノ・ノワールが持つイチゴの香りもしっかり表現されています。
日本のピノは、香りは良いのですが果実が弱いと感じていましたので、このようにパストゥグラン的手法で果実を補充すのは良い方法だと思います。
バランスが良く、官能的な香りもします。ワインだけでも食事に合わせても楽しめる万能なワインでした。S先生ありがとうございました。
セパージュ:  ツヴァイ(Zwei) 70% ピノ・ノワール(Pinot Noir) 30%12ヵ月 小樽熟成(古樽)

2011年11月8日火曜日

OXワイン会 モレ・サンドニとジビエ 11.7

(R) 1987 ・2004・ 2006 モメサン クロ・ド・タール



憧れワインのひとつです。いずれも、ブルゴーニュらしさ十分のワインでした。根菜類の香りとベリー系の香りが交じり合った良い香りです。ふくよかな果実味がモレイの特徴のようです。しかしながら、官能的な要素は少なく、このクラスでも堅実なワインの部類だと感じました。

ヴィンテージは、1987はある意味、飲み頃だと感じました。スワリングしても時間が経過しても枯れない果実は、流石です。2004は、良いバランスと、果実に比べ少なめのタンニンが「既に美味しい」と思わせてくれました。2006は、明らかに2004よりも強く、今後が楽しみな良いヴィンテージといった雰囲気でした。
前菜は、アーティーチョークと車海老のサラダがワインと良く合ってました。


ウェルカムワインは、曽我貴彦氏の手による、北海道余市町のナカイブランです。ブドウ品種はドイツ系品種ミュラートゥルガウです。やや複雑な良い香りとキレの良いリンゴ酸が特徴的でした。
2000 ポンソ モレ・サン・ドニ ブラン モンリュイザン は、アリゴテ種とは思えない複雑さを兼ね備えており、ローヌの高級白ワインの様でした。 2005 デュジャック クロ・サン・ドニ は、バランスのとれた強いワインという印象でした。まさにグレートヴィンテージといった感じで、今飲んでも、十年後に飲んでも美味しいワインと感じました。 鹿の心臓とレバーの燻製
比較的、個性的な白ワインとマリアージュしていました。 (CP) ジャック・セロス イニシャル 酸と果実のバランスが絶妙でした。同社のシャンパーニュの中でもイニシャルが好印象である・・・シニアソムリエの方々も仰っていました。 スープ・ド・ポワソン いつもながら、完成度が高いです。今回はさらに端正な感じが高まっていました。
フォワグラのポワレ、梨とさつま芋、ポルチーニのソース 表面がカリッとして、岩塩に甘味を感じる美味しい一皿でした。 2000 ポンソ クロ・ド・ラ・ロシュ のやや野性的な果実味とマリアージュしていました。 鹿肉のロースト 柔らかく、ジャガイモと根セロリとよくあっていました。

1989 ランブレイ クロ・ド・ランブレイ このワイン、やはり凄かったです。飲み頃に入ったランブレイの実力は非常に端正な味わいでした。
仔イノシシ肉のポワレ 仔イノシシ肉の肩ロースと鹿のモモ肉のロースト
今回はジビエとモレイのワインの饗宴でした。季節を感じさせてくれました。