2009年10月31日土曜日

フレンチブルーミーティング2009 10.31

車山高原で開催されているフレンチブルーミーティングに家族で行って来ました。全国から仏車好きが集まるイベントです。もう一つの目的は、国産ワインが無料でテイスティングできることです。企画自体はマンネリ化していますが、3,000~5,000円クラス(マンズワインが多い)のワインを試飲できるコーナーは魅力です。印象が良かったのは、ソラリス小諸樽仕込みシャルドネ2005でした。
DSも元気そうでした。

2009年10月29日木曜日

サンクゼール 高山ピノノワール2008

数少ない国産ピノノワールです。今年からリリースされた商品で、価格は比較的安いです。最初はバランスのとれていない感じに当惑しましたが、強くスワリングすると、良い印象に変化しました。香りはかなり良い感じでした。味わいは若木の為、酸味が先行しますが、今後楽しみなワインだと思いました。信州の中でも、高山村と丸子は今後期待できますね。

2009年10月26日月曜日

井筒ワイン カベルネフラン2006

国内では数少ないカベルネフラン種のワインです。以前、2000年のヴィンテージを試飲したことがありますが、その時の印象が良かったので飲んでみました。このワインは、次の日の方が美味しかったです。国産ワインの中では強いキュベだと思います。フランに由来する柔らかい印象の良いワインです。同ヴィンテージは市場には残り少ないですが、かの田崎ソムリエも一押しのワインだそうです。

2009年10月25日日曜日

塩尻ワイナリーフェスタ 2009 (10.24)

毎年、盛り上がっている、塩尻のワイナリーフェスタに行って来ました。

今年から駅前の各メーカーブースが無くなりました。私の感想では、来客数は増えているが、仕掛けは小さくなっているといった感じです。実際、塩尻のワイナリー大手のアルプスワインが、今年は参加していません。 美酒フェスタの参考にもなるので、いろいろ勉強になります。 メルシャンでは工場が稼働していないので、蔵見学のみです。みなさん、「ワインは・・・どこで飲めるの??」
歴史を感じる蔵の中です。
異例の活況だったのは、井筒、五一、信濃ワインの御三家です。オリジナルラベルを作れたり、新酒が樽から飲めたり、昨年まで無かった企画もありました。新酒はコンコードとナイヤガラですが、昨年より果実が弱い印象でした。
井筒ワインでは、工場2階でラスクなどいただきながら有料試飲ができます。メルシャンのお祭りよりもかなり良心的な価格設定です。今回好印象だったのは、カベルネとシャルドネの樽熟です。

有料試飲コーナーは長蛇の列でした。
続いて、五一ワインです。こちらもスゴイ人です。五一では2009シャルドネのジュースをいただきました。新酒に限っては昨年よりも良い気がしました。セミヨンなどの新酒もありました。
すごい人で目当てのワインに辿りつけません。kidoワイナリーは基本的に「シャトルバスなし、有料試飲のみ」です。JAワイナリーは閑散としていましたが、ここでバスを降りたら駅までたどり着けないと判断し、スルーしました。
駅に近いサントリー塩尻ワイナリーです。最近サントリーは塩尻に注力しています。無料試飲は今年からリリースされた「塩尻ベリーA」のみです。
サントリーは、蓼科のエスポワールから出張ブースがあります。ビーフシチュー800円です。料理の味付け凝った感じです。
サントリーの有料試飲では、一般にリリースされなかった塩尻メルロー1992と2002の試飲ができます。しかも1992は100円です。
塩尻のワイナリーフェスタに行っていつも感じるのが、特急電車の威力です。5回目を迎え、転換期にあると感じました。参画しない企業も現れたり、参加料が値上がり傾向にあったり、ブースの簡略化がなされたりしていますが、県内最大規模のワインイベントに間違いありません。今後も要注目です。
しかしながら、特急や新幹線のない観光地で行うお酒のイベントは辛いのです・・・

2009年10月22日木曜日

アルプス旬醸 コンコード2009

今年初の新酒です。毎年アルプスワインはリリースが早いです。新酒らしいフレッシュな香りでした。
井筒ワインの無ろ過も楽しみなところです。これから様々な新酒が楽しめる季節です。

2009年10月21日水曜日

メルシャン ハーベストフェスティバル&シャトーマルス

メルシャンハーベストフェスティバルの行きがけに、石和温泉にあるマルスワイナリーに行って来ました。
地下のゲストルームでゆっくり試飲ができます。
マルスといえば、甕仕込みです。さすが焼酎メーカーです。
ベリーA主体の長熟ワイン。生まれ年のワインを有料試飲できます。シェリーで強化していますが、バランスは悪くないです。マルスの中でもオススメの一品です。
立派なテイスティングルームですが、休日にもかかわらず貸切状態でした。

勝沼ぶどう郷に移動です。
こちらは、さすがに活況です。
写真のワインは北信シャルドネです。このメルシャンのハーベストフェスティバルも年中行事になっています。毎年屋外でリーズナブルにシャトーメルシャンのフラッグシップが楽しめる良い機会です。
今年の収穫は、昨年リリースされた長野カベルネソービニョンが良好な印象に変わったことでした。
キュベが弱いせいかもしれませんが、同社のメルロー種よりも親しみやすかったです。

2009年10月16日金曜日

10.13 マルマス・コパン ワイン会

ウェルカムワイン DMニコラ・ロシニョール ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2006
1 1999 フィリポナ クロ・デ・ゴワセ
ACシャンパーニュ モノポール  PP91点
ピノ・ノワール65%、シャルドネ35%
2   ベルナール・マグレ
1994ル・スュブリム・デュ・シャトー・フォンブロージュ
ACボルドー PP90点
ソーヴィニヨン・グリ55%、ソーヴィニオン・ブラン30、セミヨン15%
1年に1~2樽しか造られない、フォンブロージュが造る最上品質の白ワイン。僅か300本生産されたうち、60本日本入荷。
3   ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド
2006コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級  WS94点
シャルドネ100%
4 2002マ・ヴェリテ ジェラール・ドゥバルデュ
ACオー・メドック PP88点  カベルネ・ソーヴィニョン50%メルロ40%、
プティ・ヴェルド10%
5 2001シャトー・デュクリュ・ボーカイユー
     ACサンジュリアン メドック2級  PP91点
カベルネ・ソーヴィニョン68%、メルロ30%、カベルネ・フラン2%
6 2001シャトー・パルメ
     ACマルゴー メドック3級  PP93点
カベルネ・ソーヴィニョン51%、メルロ44%、プティ・ヴェルド5%
7   ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス
2003ル・コルトン
ACコルトン 特級 ル・クラスマン10点満点 ピノ・ノワール100%
8   ドメーヌ・オーディフレッド
2007ヴォーヌ・ロマネ・オー・シャン・ペルドリ
ACヴォーヌ・ロマネ ピノ・ノワール100%

今回のワイン会は、バランスの良いラインナップです。 ボーカイユはサンジュリアンらしいバランスの良いワインでした。パルメは、マルゴーらしいふくよかさもあり、良いワインです。どちらもヴィンテージは2001でしたが、今飲んでも、この先10年くらいおいても良いワインといった現代のボルドーワインでした。 ル・コルトンは、ヴィンテージに由来する果実味が印象的でした。 CPクロ・デ・ゴワセは、酸がしっかりしていて、絹のような細かい泡が印象的でした。

牛の喉の部位です。鶏肉を思わせる淡白な味わいで、白ワインともマリアージュしていました。
ウマズラハギです。
イノシシは、3種類の部位の肉がありました。それぞれ、味わいが違いましたが、個人的にはロースが美味しかったです。脂の質は比較的あっさりしていて、ブルゴーニュワインのそれぞれと美味しくいただけました。
ヤマソービニョン平沢畑の葡萄です。実は小ぶりでワインに適していそうです。甘味も、酸味もあり、期待でそうです。

ソヴィニヨン・グリ主体のボルドー白ワインは、オーブリオンブランを連想させる特徴ある味わいでした。

ルイジャドのコルトンシャルルマーニュは、2006という良い年だけに、キュヴェの強さを感じました。いつまでも強い香りを放っていました。さすがに名門ネゴシアンの名畑の実力です。

2009年10月7日水曜日

OXワイン会・ドーヴネ

マダム・ビーズ・ルロワ。伝説的な天才的テスターである彼女のプライベート・ブランドといえるドメーヌ・ドーヴネは、まさに感動的なワインでした。徹底的に低収量化をはかり、葡萄果汁の濃縮、高い品格と力強さは、幸せなひとときを味わうことができました。
(CP) クリュッグ1985 (W)① ルイ・ラツュール モンラッシェ 1993 ② ドーブネ オークセイ・ジュレス 2004 (R)① ルロワ クロ・ド・ウ゛ージョ 1990 ② ロベール・アルヌー クロ・ド・ウ゛ージョ 1995③ ドーブネ ボンヌ・マール 1995 ④ ドーブネ ボンヌ・マール 2000
アンキモのテリーヌです。ドーヴネ/オークセイ・デュレス 2004 とマリアージュしていました。
後で分かったことですが、ドーヴネの白は良い年のようです。
トラフグとキャビアです。しっかりとした味わいで美味しかったです。
キジとホロホロ鳥です。キジは滋味あふれる味わいで、ボンヌ・マールとマリアージュしていました。それにしても、ドーヴネは凄いです!会もいつもより幸せなハイテンションにつつまれました。
ルロワとドーヴネは全く違うということが今回わかりました。いづれ、現在のジャイエ状態になってしまうのでしょうか・・・?DRCよりは、わかりやすい華やかさも持ち合わせています。しかし、ストラクチャーとしてはDRCのような印象もあります。香り、味、すべてのバランス最高レベルです。
最後は、シャトーメルシャン 甲州鳥居平 [2002] です。世界最高レベルのワインの後で荷が重いかな・・・と心配しましたが、しっかりとした酸と複雑な香りに支えられて、良い印象でした。