2011年1月27日木曜日

ジョルジュ・リニエ モレ・サン・ドニ・1級・クロ・デ・ゾルム2004

このワインは、ヴィンテージを考えると驚異の飲みごろワインだと感じました。最初は温度が低めだったので、香りも少なめでしたが、少し温度が高くなってくるとブルゴーニュらしいワインに期待する香りで満たされました。最初はベリー系の香り、その後、根菜類系の香りに変化し、最終的にはベリー系の香りに変化しました。この作り手は比較的早く楽しめるワインが得意なようです。香りと味で云うと、圧倒的に香りの良いワインです。ピーク時の香りの良さは特質モノです。バランスも良く、綺麗なワインでした。S先生、ありがとうございました。

2011年1月25日火曜日

1.24 OX ワイン会 シュヴァルブラン垂直


(ウェルカムワイン) 2006 ルロワ ブルゴーニュ グラン オーディナール (CP) ユリス・コラン シャンパーニュ ブラン ド ノワール (W) 2006 ジョルジュ・ウ゛ェルネイ コンドリュー コトー デュ ウ゛ェルノン 、 1997 ドメーヌ ルロワ コルトン シャルルマーニュ (R) 1960 1975 1985 2004 シャトー シュヴァル ブラン
前菜は、魚介を中心に海老、エスカルゴなど、ワインに合うものでした。ピノノワール100%のシャンパンは食事と良く合いました。
鹿のタンは、品の良い味わいでした。

しかっりとした味わいの甲殻類のスープは、ルロワのコルトンシャルルマーニュともマリアージュしていました。
フォワグラは、2006 ジョルジュ・ウ゛ェルネイ コンドリュー コトー デュ ウ゛ェルノンとマリアージュしていました。
ルロワのコルトンシャルルマーニュは1997ヴィンテージでまさに飲みごろをでした。複雑な良い香り(ハシバミ)とキリッとした酸が葡萄の強さを物語っています。
2006 ジョルジュ・ウ゛ェルネイ コンドリュー コトー デュ ウ゛ェルノン は、ワインだけで飲んでも美味しく、あらゆる食事とも合う不思議なワインでした。ヴィオニエ品種の真骨頂です。
伊那谷産鹿の心臓、レバーは、クセがなく、CHシュヴァルブランと良く合っていました。
猪はコラーゲンたっぷりの美味しさでした。
鹿はチェリーのソースともよく合います。
1960、1975のCHシュヴァルブランは、そのやわらかいバランスからブルゴーニュの華やかな雰囲気を感じました。特に、ベリー系の香りのする良いブルゴーニュワインのようでした。
1985ヴィンテージは最もボルドーらしく、良いヴィンテージのしっかりとしたワインでした。カベルネフランとメルローからなる華やかでバランスの良いワインです
2004ヴィンテージも若いブルゴーニュワインのように、タンニンの少なめな印象でした。今回、最も品のあるボルドーワインと評されるシュヴァルブランの垂直試飲でしたが、想像以上のワインでした。まさに繊細さとエレガンスを兼ね備えた良いワインでした。

2011年1月22日土曜日

1.13 マルマス・コパン ワイン会


※今回、私は参加していませんが、会の記録の為にUPします。

1 2004 Lオブリ・フィス 
ル・ノンブル・ドール サブレ ブラン・デ・ブラン・ブリュット
ACシャンパーニュ PP93点
品種:シャルドネ40%,プティ・メリエ30%,アルバンヌ30%
シャンパーニュにおけるブラン・ド・ブランといえば通常シャルドネですが,これは3種の白ブドウ品種で造られたキュヴェであるため,ブラン・「ド」・ブラン/Blanc de Blancsではなく,ブラン・「デ」・ブラン/Blanc des Blancsと呼ばれる超希少品です。
■喉の奥で果物香が踊りまわる不思議なシャンパン。スモークサーモンと良くマッチ
2 2006ラ・シャブリジェンヌ
シャブリ・グラン・クリュ・グルヌイユ・シャトー・グルヌイユ
ACシャブリ 特級 シャルドネ100%
シャブリ全体の1/4という最大生産量を誇りながら品質的にもトップと目される生産者。1923年設立の生産者協同組合で、現在の組合員は約320名。「ミネラル感とテロワールの表現を大切にする」事をポリシーとしており、リュット・レゾネを実践。
■あまり重厚ではないが、切れが良く味わいが豊か、喉越しも豊か。
3 2004ニコラ・ポテル クリオ・バタール・モンラシェ
ACクリオ・バタール・モンラシェ 特級 シャルドネ100%
メゾン・ニコラ・ポテルは1997年、ニコラの父である故ジェラール・ポテルが所有していたヴォルネイのドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールの売却後に設立された。
ニコラ・ポテルはネゴシアンゆえ自社畑を所有していませんが、栽培農家との契約を厳しくして品質の管理をしている。少なくともリュット・レゾネの栽培家、なるべく有機栽培の栽培家と契約を結ぶように心掛け、契約する畑の株の樹齢は最低でも35年、ACブルゴーニュクラスでは50年以上のものしか買い付けていません。
■揮発油の香り、素晴らしいバランス、その割りにスッキリ。
4 1981鳥居平今村
勝沼 品種:甲州100%
創立130周年を記念して特別に蔵出しされた今村家代々伝わる秘蔵のオールド・ヴィンテージ。こんな地下セラーが日本にあったのか、と思えるほど広大な地下貯蔵庫で熟成してきた希少なワイン。
■べっこう色を超えて、ソーテルヌの年代物の色、シェリー香があるが、バランスの良さがあり甘味もほどほど、甲州種の最上の最後の形か?
5 2004シャトー・オー・バイィ
ACペサック・レオニャン PP93点
カベルネ・ソーヴィニョン65%、メルロー25%、カベルネ・フラン10%
オー・バイイは80年代から徐々に品質を上げてきているが、2000年代になると更にレベルが上がり今や若い内から楽しめるグランヴァンとしての地位を獲得したようだ。
2004年オー・バイィは、このアペラシオンで最も素晴らしいワインの候補の1つ。
■豊かな湿った香り、タニックで果実味も感じ、バランスの良い逸品。
6 2002ジロラット
ACボルドー メルロー100%  PP89点
神の雫でお馴染みの「モンペラ」を造るデスパーニュ家の特別限定ワイン2001年が初ヴィンテージのジロラット、白ワインの醸造研究からヒントを得てブドウは破砕せず、直接ブドウを新樽に落としその樽を機械で回しながら醗酵とマセラシオンを行ってしまうという奇想天外な発想から生み出されたワイン。
■目にもしみるほど濃い、口に入れた時は以外に柔らかいが、喉越しは凄い。
7 1985ドメーヌ・クリスチャン・コンフュロン・エ・フィス
シャンボール・ミュジニー
ACシャンボール・ミュジニー ピノ・ノワール100%
名門貴族コンフュロン一族の異色の存在、フィリップ・コンフュロン。ボンヌ・マール、ミュジニーといったグランクリュも所有している由緒ある家柄。ヴォギュエで修行したというその腕は確かで、専門誌からの評価も高い。ドメーヌはヴージョ村にあり、1985年に彼があとを継いだ。
■今が頂点か?香り豊か、ほのかな桃の香り。
8 2007エラスリス ヴィニエド・チャドウィック
チリ マイポ カベルネ・ソーヴィニョン100%、  PP97点 
ベルリン・リッツ・カールトンホテルで開催された2000年ヴィンテージのブラインド試飲で、マルゴー、ラトゥール・ラフィットなどに勝利し、世界で最も優れたカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出すチリワインとして世界最高峰の座を射止めたワイン。
■にぎやかなカベルネ、カベルネとは思えぬ果実香と味、濃厚。
9 2000 M.シャプティエ エルミタージュ・レルミット
ACエルミタージュ  シラー100% PP99点 
レルミットの畑は、エルミタージュの丘の最も高いところにある、ジャブレ所有の
白い聖堂に隣接した小区画。樹齢80年のシラー100%から造られるこのワインは、
清澄処理も濾過処理もされない。
100点満点にもう少しで達する。偉大なミネラル感、フィネスと輪郭を持つワイン
■シラー独特の意外に穏やかな香りながら充実感のある果実味が非常に豊か、シラーの最高の形か?










自家製スモークサーモン 柚子風味岩手県産殻付き牡蠣のポシェとグラタンの2種類の調理法でスペイン産イベリコ豚タン肉の自家製ハムのグリエ ラヴィゴットソース サラダ添え 北海道産天然ホタテ貝のポワレと根菜のナージュ ピストー風味カナダ産仔牛の長時間ローストとフォアグラのポワレ その焼き汁とフロムダンベールのクレメソースイチゴのフレジェ

2011年1月6日木曜日

信濃鶴 しぼりたて純米生酒 無濾過

年末年始にいただきました。所謂+7モノです。日本酒の好きな方はこういうタイプが好きな人が多いと思います。明らかに辛いですが、日が経つにつれ穏やかになってきました。トロピカルな香りは昨年の方が多く、ワイン好きの方は昨年のタイプの方が好みだと思います。しかし、他のお酒よりもこのお酒を飲みたいと思いますので、やはり美味しいお酒です。

井筒ワイン NACシャルドネ(樽熟)2009


昨年のジャパンワインコンペ銅賞のワインです。2009は良いヴィンテージのようですが、もう少し置いても良い気がしました。井筒独特のやや樽の強い感じがします。ただ、スワリングするとバランスのとれた良い香りがします。今年も家では国産ワインを中心に楽しみたいと思います。