2014年12月20日土曜日

12.16 マルマス×コパン ワイン会


ウェルカムワイン 

2011Castelmaure CUVEE N゜3         (小島)

   APコルビエール
Kさんのフランス土産です。
軽く、甘い果実を連想させる、食事とも合わせやすそうなワインでした。


1 2002ボランジェ R.D,2002                (小林)

ACシャンパーニュ  ピノ・ノワール 60%、シャルドネ 40%      

R.D.”は、「Récemment Dégorgé(レサマン・デゴルジェ)」の略で、「最近デゴルジュマン された」という意味です。この卓越したシャンパーニュは、ラ・グランダネのアッサンブラージュをベースにしていますが、カーヴでの熟成期間がより長いため(最低でも8年間)、複雑なアロマが発達します。長年の熟成を経ているのに、素晴らしくフレッシュではつらつとし、かつアロマが存分に感じられます。19/09/2013
この会ではブランドブランが多く登場するので、久しぶりにまったりとした味わいを楽しむことができました。甘いアロマと味わいが印象的でした。


2 2010ヴァンサン・ジラルダン コルトン・シャルルマーニュ

ACコルトン・シャルルマーニュ特級 シャルドネ100% PP93+点 IWS95+点(前澤)

ほとんどを南斜面のアロースから、若干を南西斜面のペルナンからで、13が自社畑、残りは買い葡萄です。収穫量は42hlhaです。軽い清澄の後、樽(30%が新樽)で発酵、18ヶ月間熟成します。生き生きとした、豊かな洋梨のコンポートやミネラルの香り。素晴らしく豊かな味わいと、上品で絶妙なバランスを見せています。フルボディで、オイリィななめらかな口当たり。コルトン・シャルルマーニュに期待されるすべての要素がこのワインはあります。
良い年のワインで、その香りからも畑を想像できるほど、コルトンシャルルマーニュを具現化しているワインでした。


3 2012ドメーヌ・ルフレーヴ 

ピュリニー・モンラッシェ・レ・フォラティエール

ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100%               (小島)

ピュリニーの1級畑として最大のフォラティエールは、クラヴォワイヨンの上に位置し、その標高はモンラッシェ、シュヴァリエ・モンラッシェにほぼ等しい。ルフレーヴが所有する区画はシュヴァリエとほぼ同じ等高線上にあり、ミネラルのしっかりとしたスタイル。
秀逸な甲州種を連想させるその香りとテロワール(先日、甲州にピュリニーを感じた後なので)加えて、ルフレーブらしい完全バランスと品の良さを感じました。



4 2008ドメーヌ・コシュ・デュリ ブルゴーニュ・アリゴテ

ACブルゴーニュ・アリゴテ アリゴテ100%            (須田)

白ワインの5星生産者。ムルソーの巨匠、コシュ・デュリが造るアリゴテは、生産量が少なく稀少なこともあり、最もワインラヴァーが殺到するアリゴテと言われています。 厚みのある味わい、綺麗な酸とミネラルのバランスは、並みの作り手のACムルソーをも凌駕してしまうクオリティを誇ります。
さすが、コシュ・デリといった感じです。圧倒的なキュベの強さを感じました。
まさに、酸の妙といった感じでアリゴテ種ながら、鮟鱇などの強い食材もマリアージュしていました。




5 2005ドメーヌ・マルク・ロワ ジュヴレ・シャンベルタン・クロ・プリウール   

ACジュヴレ・シャンベルタン ピノ・ノアール100%       (春日)

 ジュヴレ・シャンベルタンのコミューンで4世代続くドメーヌ・マルク・ロワは,栽培面積4ヘクタールのブドウ畑からわずか3種類(総生産量15千本)のキュヴェしか造らないミクロ・ドメーヌ。ドメーヌが所有する畑は村名格だが,特級マジィ・シャンベルタンの東隣にある同名の1級畑に隣接する最高の区画。事実,ブラインドでは多くの愛好家からマジィの片鱗を持つ一級に値する村名ワインと絶賛されている。
このワインは、かなり良かったです。ジュヴレ・シャンベルタンというと、果実やタンニンがバラバラな印象がありましたが、このワインはエレガントなタイプで、確かにマジイクラスにも感じました


6 2008ドメーヌ・クリスチャン・クレルジェ エシェゾー

ACエシェゾー特級 ピノ・ノアール100%               (蒲谷)

ヴージョに本拠を置く家族経営のドメーヌ・クレルジェは既に80年代から安定した評価を受けていたが、90年代初頭から父ジョルジュと叔父ミシェルに代わり息子のクリスチャンがドメーヌを運営するようになって急速に評価が高まってきたブルゴーニュの新世代ドメーヌ。このドメーヌのフラッグシップ・ワイン、エシェゾーは樹齢60年を超えている。
明らかに格を感じる香りを楽しむことができました。やや固めの印象ながらも、時間とともにその実力を発揮しました。



7 2006ニコラ・ポテル マゾワイエール・シャンベルタン             

ACマゾワイエール・シャンベルタン特級  ピノ・ノアール100%    (前澤)

 マゾワイエール・シャンベルタンは、シャルム・シャンベルタンを名乗れるワインですが、ニコラ・ポテルでは、敢えて「マゾワイエール・シャンベルタン」の名を冠して瓶詰されています。常に柔らかさが前面に出るタイプのシャルム・シャンベルタンに対し、ジュヴレ・シャンベルタン村の中でも最南端に位置するマゾワイエール・シャンベルタンは、明らかにしっかりとした骨格、構造が際立ち、やや堅さが感じられる男性的な味わいです。
濃い充実した果実を感じることができる造り手でした。
また、そのテロワールも感じ取ることができました。



8 NVシャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルド・ブリュッ          

ACシャンパーニュ  シャルドネ50%、ピノ・ノワール+ピノ・ムニエ50%  (佐藤)

ボルドー屈指の名門、シャトー・ムートン・ロスチャイルドのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドと、シャトー・ラフィット・ロスチャイルドのドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド、主に金融業を営むバロン・エドモン・ド・ロスチャイルドの三社によりランスに設立、2006年瓶詰め開始、2009年初リリース。
このワイン会では2回目の登場ですが、名門を背景にした確実な造りが印象的でした。



9 1998シャトー・クロ・フルテ      PP90点 WJ91            (緒方)

ACサン・テミリオン 第一特別級 メルロ80%、カベルネ・ソーヴィニョン15%、

カベルネ・フラン5

クロ・フルテの傑作。暗いルビー/紫色をした1998年は、背景にほのかな樽香、甘草の香りのある、純粋なブラックベリーとチェリーのアロマを感じさせる。ミディアムボディで、格別に純粋で、酸が弱く、タンニンが絹のような、セクシーなワイン。すでに理想的な飲み心地に達している。2002年3月ボルドー第4版
まさに、飲み頃に差し掛かった実力派サンテミリオンといった感じです。
ちなみに、マルマスさんの試飲によると、2011ヴィンテージではクロ・フルテが良い出来だそうです。



10 2001サッカリー シリウス プティット・シラー   

アメリカ/カリフォルニア  シラー100%    PP96点       (佐藤)

ローヌ品種の鬼才ショーン・サッカリーが手がける原始的なワイン造り。一般的なワインメーカーが見たら仰天しそうな「100年前」の環境。そこから生まれてくるワインは高い完成度の中にどこか田舎っぽい、良い意味で粗野な風味が漂う。
イタリアのネッピオーロ種を連想させる官能的な香りと、テロワールに忠実な雰囲気を感じました。シラーとは思えない繊細さも兼ね備えた美味しいワインでした。

フランス産シャラン鴨 心臓の串焼き

北海道産ホタテ貝のグリエ サラダ仕立て

フランス ペリゴール産フォワグラのテリーヌ
干柿とトリュフ塩が添えられ、あらゆるワインとのマリアージュを楽しむことができました。

青森産鮟鱇のロースト メダイヨン仕立て ヴァンジョーヌ

フランス ブレス産シャポンのコンソメスープ パイ包み焼き
黒トリュフ風味

フランス産シャポンのロースト そのエッセンスソース黒トリュフ風味
淡白ながらも肉自体の味わいが強く、美味しかったです。
このワイン会のクリスマスの定番です。

2014年12月14日日曜日

ザ・ニッカ12年

お店でいただくウイスキーは美味しく感じます。
バランスの良さを感じ、ニッカにしてはやさしい雰囲気でした。
伸びの良さを感じるブレンディットウイスキーでした。

2014年12月13日土曜日

10.13 CHメルシャン ハーベストフェスティバル

 台風接近の中、勝沼を訪れました。
 秋を迎えた勝沼ぶどう郷
 きいろ香 オマージュ ア タカ
強いキュベを厳選しているそうです。

 今回の試飲ラインナップ
 いろいろなタイプのワインを試飲しました
マリコのシラーが好印象でした。白胡椒のニュアンスだそうです。
 ずらり並んだワインたち 充実の試飲です。
 テロワールまで細かく説明していただきました。
 大雨になってきたので、資料館内で軽食と新鶴シャルドネを楽しみました。
 恒例ぶどう踏み体験
大雨でお客さんも少なかったですが、演奏は充実していました。
帰りの電車が途中で止まるなどのアクシデントもありましたが、なんとかメルシャンのお祭りを楽しむことができました。

12.7 勝沼ワイナリー巡り

朝一、ルバイヤートです。
お客さんは誰もいませんでした。オーナー自ら丁寧にご案内していただきました。
オフシーズンのワイナリーは空いています。意外と穴場な時期かもしれません。
久しぶりに訪れましたが、丸藤醸造さん良かったです。
バランスの良さが伝わってきます。濃さでは無く、バランスとエレガントさで良さを表現できるワイナリーだと思います。
 ルバイヤートの名付け親は、飯田市出身だそうです。
 酒石が付いた元醸造タンクの地下セラーには、ヴィンテージワインが眠っていました。
 最近は日本のワインも薄化粧になりました。
 結局、ほとんどのワインを試飲させていただきました。
樽を使用した安めの価格帯(樽貯蔵)のワインが好印象でした。
 グレイスワイナリー
甲州の名を欧州に轟かせているワイナリーです。
看板商品のグレイス甲州が良かったです。
 勝沼醸造を見学した後、同系列のレストラン「風」でランチとなりました。


 名物のロースとビーフは2種類の部位
和洋2種類の生山葵とあわせていただきました。
 美味しいローストビーフには甲州種のワインを合わせました。
 ピュリニーモンラッシェのような香りの甲州は初めてでした。
2011ヴィンテージながら、濃い色調で樽発酵の効果が十分に発揮されていました。
甲州の可能性を教えていただきました。
 メルシャンではエクスクルーシヴコースの見学
地下に整然と並ぶ桔梗ヶ原メルローは、雑誌で見た欧州の一流ワイナリーの様でした。
S先生、お世話になりました。

2014年12月8日月曜日

11.30 OX ワイン会 モレサンドニ


今回のテーマ「モレサンドニ」は、有名なジュヴレイ・シャンベルタン村Gevrey-Chambertinとシャンボール・ミュジニィ村Chambolle-Musignyに挟まれた比較的面積の小さい村で、畑全体のうちにグランクリュと1erクリュの占める割合が高いことで知られています。
こういう、小さい畑は良い所が多い気がします。

村の北側の畑から造られるワインはジュヴレイ・シャンベルタンに似て濃厚で力強く、南側はシャンボール・ミュジニィに似て果実味に富み、滑らかで優雅なワインだと言われていますが、このクラスになるとヴィンテージによってスタイルを変えるようです。

(CP) エグリ・ウーリエ ブラン・ド・ノワール ウ゛ィエイユ ウ゛ィーニュ NV     (W) シャンソン コルトン・シャルルマーニュ 2006    
 (R) ルロワ モレ・サン・ドニ 1er 1997   
ウ゛ォギュエ ボンヌ・マール 1997   
アルマン・ルソー クロ・ド・ラ・ロシュ 2000   
ジョルジュ・ルーミエ モレ・サン・ドニ クロ・ド・ラ・ブシエール 1999 2004   モメサン クロ・ド・タール 2005     
 (食後酒) ボデガス・トロ・アルバーラ ドン・ペーエキス・コンベント・セシオン 1946   

素晴らしいワイン達です。
モレサンドニ ワインで一番大切な果実を高次元にストレートで楽しむことができる地区だと思います。
飲み比べると、ルロワの特徴的な造りも印象的でした。
ヴィンテージワインだけに抜栓直後は難しい感じでしたが、後半はそのエレガントなスタイルを楽しむことができました。



ブルーチーズのムース  レバームース  スモークサーモンと長芋の梅肉ソース



ムール貝と帆立 小エビのマリエール


オマール海老と蟹肉の軽い煮込み



フォワラと鴨肉のハチミツ風味

アルマン・ルソー クロ・ド・ラ・ロシュ 2000   
このワインの素晴らしい熟成を重ねていました。
官能的な香りと味わいを楽しむことができました。



和牛ホホ肉の煮込み 赤ワインソース

ジョルジュ・ルーミエ モレ・サン・ドニ クロ・ド・ラ・ブシエール 1999  2004
2004ヴィンテージはエレガントで透明感のあるワインでした。



蝦夷鹿のロティ  りんごとグリオットチェリー添え


なんと良い響きでしょう  ヴォギュエ  ボンヌ・マール 1997 
圧倒的に素晴らしいワインでした。 果実味、バランス、官能的な香り、その全てが高次元で満たされているワイン 

(食後酒) ボデガス・トロ・アルバーラ ドン・ペーエキス・コンベント・セシオン 1946
贅沢にも、アイスクリームにかけて楽しみました。
パーカーポイント 100点