2016年12月1日木曜日

11.23 マルマス コパン ワイン会

今回も個性的かつバランスの良い素敵なワインが揃いました




ウェルカムワイン (小林)
2014ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ コトー・ブルギニヨン ラ・シュペルブ  
ACコトー・ブルギニヨン ピノ・ノワール30%、ガメイ70%   
           
 NVゴッセ グラン・ブラン・ド・ブラン ブリュット
ACシャンパーニュ特級 シャルドネ100%    (蒲谷)      
繊細さと骨格を併せ持った味わいで、アイ、ルーヴォワ、クラマンなど、異なる地域のグラン・クリュのシャルドネをアッサンブラージュしています。瓶内熟成は最低36カ月、ドザージュは8g/ℓです。
シャンパンハウスのプレステージワインです。
ガス圧は低めでしたが、複雑な果実味を感じることができる素晴らしいワインでした。

2 2005エール・ダルジャン        (前澤)
ACボルドー ソーヴィニヨンブラン70%、セミヨン29%、ミュスカデル1% 
  PP92点          
シャトー・ムートン・ロートシルトがもともとはプライベート用に造っていたところ、あまりに評判が良いので1991年からリリースした辛口白ワイン、エール・ダルジャン(銀の翼の意)。グレート・ヴィンテージの2005年は、高い酸と驚くほどの重みとリッチさ、そして素晴しいテクスチャーが表現されています。
過去に試飲したエール・ダルジャンの中で最も素晴らしい出来のワインだと思います。
黄金色の美しい色合いで、酸と果実のバランスの良さに加え、複雑さも兼ね備えた線の細いワインでした。

3 2015ドメーヌ・ポール・ペルノ・エ・セ・フィス
  ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・フォラティエール
ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100%  
VN90-92点  (前澤)
明るい淡黄色。レモン、ライム、スパイシーなオークのアロマ。スムースで芳香に満ち、パイナップルのフレーヴァー、白い花、ライチなどのセクシーなタッチを感じることが出来ます。
レモン色の色調で、バランスの良い優しい印象のワインでした。


4 2006ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ特級 シャルドネ100% 
 WS94点 PP94-95点 (須田)
ブルゴーニュの最も偉大なる白ワインの1つ。
コルトン・シャルルマーニュは、コート・ド・ボーヌの北の方、アロース・コルトンとペルナン・ヴェルジュレスの2つの村にまたがる特級畑。
コルトンシャルルマーニュらしい、蜜のようなふくよかさと奥深さを兼ね備えた素晴らしいワインでした。


5 2009マルセル・ダイス 
  アルテンベルグ・ド・ベルグハイム グラン・クリュ
ACアルザス特級 リースリング、ゲヴュルツトラミネール、トカイ、ピノ・ブラン、シャスラ、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、ミュスカ、他
PP92点 (中路)   
5ha。平均樹齢25年。アルザスのすべての伝統品種13種の混植。鉄分豊かな赤い粘土石灰質と、石灰岩質との混成土壌。貴腐菌が完熟を促します。収穫は10月。絢爛豪華で官能的。
アルザスのワインは食中酒に最適という通説は健在で、「あんぽ柿とフォワグラのテリーヌ」とマリアージュしていました。


6 1980ピエール・ブレ・フィス モレ・サン・ドニ
ACモレ・サン・ドニ  ピノ・ノワール100%               (春日)
ピエール・ブレ・フィスは、ジュヴレ・シャンベルタンで1864年創設のワイン商の後を受け、19世紀にピエール・ブレが起業したワイナリーです。その後に、現在もブレ家のモノポールとして受け継がれるジュヴレ・シャンベルタンの「クロ・ド・ラ・ジュスティス」を所有。
オールドヴィンテージながら、良い状態をキープしていました。
根菜類系の香りとベリーの香りが融合する素晴らしいワインでした。
心配したコルクも白いカビに覆われて、健全な状態を保っていました



7 2005ドメーヌ・ド・モンティーユ 
ヴォルネー・プルミエ・クリュ・レ・ミタン
ACヴォルネー1級 ピノ・ノワール100%        (岩田)
モンティーユ家は、ヴォルネー村に、17世紀後半から居を構える旧家で、長期熟成に耐える正統派のワイン造りを貫徹しています。出荷直後でも美味しく飲めますが、やはり10年以上、時には2030年と熟成を経てからその真価を発揮するワインを造ります。レ・ミタンは、ポマール村寄りの斜面中腹にある代表的な1級畑。 斜面の下部で表土が厚く、粘土質の多い土壌の為、エレガントなヴォルネー村の中では、豊富な果実味のある男性的なニュアンスに富んでいます。しなやかな中に土やスパイスのニュアンスも感じられます。


8 2005ドメーヌ・ダニエル・モワーヌ・ユドロ ボンヌ・マール
ACボンヌ・マール特級  ピノ・ノワール100%      (小林)
シャンボール・ミュジニィ村でクラシカルなワインを造る生産者。所有畑はグラン・クリュのボンヌ・マール 、 ミュジニー 、プルミエクリュは、レ・ザムルーズ 、シャルム 、フスロットなど、シャンボール・ミュジニーの優良な畑をほぼ全て所有していました。ダニエル氏が高齢で、後継者がいないため、2009年までに、全ての畑を売却。畑を買い取ったのはルロワ、ドルーアン・ラローズ、プス・ドールなど。熟成してから真価がはっきりと感じ取れるタイプのワイン。
流石、テロワールの実力を遺憾なく発揮していました。
奥深い複雑な香りと、充分な果実はボンヌマールの名に恥じぬものでした。


9 2010 カステッロ・ディ・アマ ハイク
イタリア  トスカーナI.G.T   サクラアワード2015にてゴールド受賞   PP89
サンジョヴェーゼ50%、メルロ25%、カベルネ・フラン25%  (緒方)
このワインはその名の通り、日本の「俳句」に由来しています。アートに造詣の深いパランティ氏らしい芸術的感覚に優れた1本。D.O.C.G.キャンティ・クラシコの規定を超えて、アマのテロワールを表現すると一体どのようなワインになるのか、「俳句を詠むように」考えやイメージを絞り込んで生み出されたワイン。豊かな果実味コクがあり芳醇なスタイル。


10 2006アンティクス ピゾーニ・ヴィンヤード シラー   (佐藤)
カリフォルニア州 モントレー サンタ・ルシア・ハイランド シラー100
  PP95点     
ミウラを造ったエマニュエル・ケミジとバイロン・コスギがシラーのブランドとして始めたのがこのアンティクィス(古い、古代)です。冷涼な気候の下で育つシラーに魅了されたバイロン・コスギはサンタ・ルシア・ハイランドの中でも特級中の特級畑であるピゾーニとゲイリーズのシラーから少量のワインを造ることに成功した。本物の貴重品となりました。
シラーですが、フィネスも感じられ、白胡椒の香り。
また、エレガントかつ凝縮感も感じられました。
近年のアメリカのワインの実力を感じとれる逸品でした。

車海老のフラン
貝類のカルパッチョ(平貝が美味しかったです)
牡蠣のムニエル冬野菜のバリグール風
フォワグラとあんぽ柿のテリーヌ
アルザスのワインとmariageを楽しめました
北海道産鮟鱇のメダイヨンと肝のソース
茨城県産コルベールのロティ 仏産トリュフ


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