2016年10月31日月曜日

S先生 プライヴェートワイン会

 ある方のソムリエ三次試験への壮行会を兼ねたプライヴェートワイン会
ジャックセロスから始まって、ルフレーヴのバタール・モンラッシェ、アルガビアンカの限定品、シャトー・ライヤスのピニャンの'03、ラスカーズの'89といずれも素晴らしいワインでした。
以下、石田シニアソムリエの評価です。
ピニャンのスケールの大きさは相変わらず圧巻で、ラスカーズの'89は熟成からの複雑性が素晴らしいもので、まだまだ若いくらいでした。ルフレーヴのバタールモンラッシェは堅めでしたが、相変わらず遥か高い所で味わいのバランスがとれていて、特筆すべきはバタールとジャックセロスに挟まれたアルガビアンカが引けを取っていなかったところです。
料理も松茸やトリュフや、地元のキノコをふんだんに使った秋のフレンチで、メインにはキロ60ン万円の白トリュフをこれでもかというくらいまとわせた鴨のロティでした。大変勉強になると共に、贅沢な一夜を過ごさせて頂きました。三次試験に挑むマダムには是非とも合格して頂きたいです。
ベリーとミルクの香りさすがバタール
官能的な香りを楽しむことができました
超レア物の甲州は香りも味わいも数段上の物でした
端正ながら、充実感のあるラスカーズでした
リンゴのニュアンスも感じました

牡蠣のムニエル
北海道産真鱈白子のバリグール風
ズワイガニと松茸のコンソメロワイヤル(めでたい感じです)
伊勢海老のロティ松茸添え(これまたメデタイ感じです)
イベリコ豚ベジョータのコンフィとフォワグラのポワレ
マグレ鴨のロティ赤ワインとハチミツのソース マルケ産白トリュフ風味
素敵なワインとお料理
S先生、ありがとうございました。

2016年10月29日土曜日

10.26 マルマス コパン ワイン会


※今回も私は参加できませんでしたが、会の記録として保存します。

 ウェルカムワイン 

2012ボデガス・ヒメネス・スピノラ エクセプショナル・ハーヴェスト     (須田)
スペイン アンダルシア ペドロ・ヒメネス100%               
 2004ボーモン・デ・クレイエール ノスタルジー ブリュット
ACシャンパーニュ シャルドネ65%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ5
 (熊倉)      
ボーモン・デ・クレイエール社の手腕を極めた代表格。軽やかで繊細な泡立ち。黄金色に輝く、全てが調和したシャンパーニュ。バニラや蜂蜜を連想させる香りが漂う品格溢れるワインです。熟成:30%オーク樽熟成 6ヶ月   デゴルジュマンまでの熟成期間 108ヶ月以上
2 2014ラファエル・パラシオス ソルテ・オー・ソロ         (佐藤)
スペイン/ガリシア地方 DOバルデオラス ゴデーリ100%  PP97点                
スペイン最高の白ワインの一つ。プリオラートのカルト・ワイン「レルミタ」のアルバロ・パラシオスの実弟,ラファエル・パラシオスが造る白ワイン。わずか0.47ヘクタールの単一畑“オ・ソロ”で,作柄の優良年に限り造られるパラシオスの最新キュヴェ。樹齢39年,バイオダイナミックで栽培されたゴデーリョの収量は,驚きの24ヘクトリットル 樽発酵の後,シュール・リーの状態で8ヶ月熟成。総生産本数2,680本。
3 2012ヴァンサン・ジラルダン 
ピュリニー・モンラッシェ・ル・ヴィエイュ・ヴィーニュ
ACピュリニー・モンラッシェ    シャルドネ100%            (前澤)
葡萄は、ムルソー側に近いピュリニーの畑のものを使用しています。白亜の比率が高い土地で、エレガントで、酸がしっかりとしています。エキゾチックな果実やスパイシィなオークの風味があります。うまみのある基調をなす構成と長い余韻が感じられます。ジラルダンのヴィエイユ ヴィーニュ表示は、50年以上のものに使用しています。古い木は根が深くなり、ワインにより土壌の影響が現れます。
4 2013キスラー・ヴィンヤーズ 
シャルドネ・マックレア・ヴィンヤード・ソノマ・マウンテン 
カリフォルニア州 ソノマ       シャルドネ100%  PP94点      (岩田)
キスラー・ヴィンヤーズは1978年にカリフォルニアのルシアン・リヴァー・ヴァレーに創設されました。「カリフォルニアの至宝」と呼ばれ、世界最高峰のシャルドネとピノ・ノワールを手掛けるワイナリー、キスラーの造る、ミネラルが豊富で上質なシャルドネ。マックレア・ヴィンヤードはソノマ・マウンテンの東側の斜面、標高約250mのところに位置しており、涼しい気候が特徴です。
5 2009ドメーヌ・デ・コント・ラフォン
ムルソー・プルミエ・クリュ・シャルム 
ACムルソー1級    シャルドネ100%     PP93点          (蒲谷)
数あるムルソーの中でも最高のムルソー造り手としての名声を揺るぎないものにしているコント・ラフォン。ムルソーのトップ生産者の一人として、テロワールを生かした見事なワインを造り出します。一級畑レ・シャルムの端の斜面上部、区画はピュリニー・コンベットの隣に位置しています。

6 2008リッジ・ヴィンヤーズ ガイザーヴィル            (緒方)
カリフォルニア ジンファンデル72%、カリニャン20%、ペティト・シラー6%、マタロ2%            
リッジ・ヴィンヤーズは、米国カリフォルニア州を代表する名門ワイナリーで、1986年に大塚製薬株式会社が取得。その名声は米国内のみならずヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に産み出す醸造所として、絶え間ない賞賛を浴び続けています。赤系果実の華やかな芳香にハーブやスパイス、オークの複雑な風味が重なりあう、しっかりした美しい酸味としなやかなボディが特徴の、フィネスあふれるワイン。
7 2013シャトー・ド・ラ・トゥール クロ・ヴ-ジョ 
ACクロ・ヴ-ジョ特級  ピノ・ノワール100%   PP92点         (佐藤)          
15世紀末からワイン造りに携わる名門一族 。クロ ド ヴージョで最大の5.5haを所有する生産者です。しかも唯一クロの中にあるシャトーで、醸造と熟成が出来るという特徴を持つドメーヌ。5.5haを所有。100%全房発酵。よく熟した黒い果実、ドライフラワー、トリュフ、リコリスや野生のミントなどのエレガントなブーケとフレーバーが印象的なワイン。熟成を経ると若いうちとは全く異なる個性を見せ、変化を楽しめるワイン。
8 2013 バロン・ド・ロ-トシルト  プライベ-ト・リザ-ブ サン・テミリオン
ACサン・テミリオン メルロー80%、カベルネ・フラン20%          (前澤)
その名は「男爵の秘蔵ワイン」。ラフィットグループを率いるエリック男爵が、日常的に楽しめるワインを特別に造り、友人にプレゼントしたことがその由来となっています。ラフィットグループのテクニカルチームによってサン・テミリオンの畑からブドウを厳選。初のボルドー右岸での挑戦となるこのワイン。エレガントさ、親しみやすさにこだわった「ラフィット・エレガンス」が感じられます。
9 2006シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン
ACポイヤック メドック第2級                      (小林)
カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、カベルネ・フラン5%    PP92-94点               
このシャトーは1986年にシャトー・ピション・コンテス・ド・ラランドと分割されるまで同じシャトー・ピション・ロングヴィルでしたが、優しくエレガントなコンテス・ド・ラランドに対し、ロングヴィル・バロンは力強く男性的で、味わいは大きく異なります。1980年代終わりにフランスの保険会社アクサ・ミレジム社所有になり、飛躍的に品質が向上。
10 2012ドメーヌ・ラ・バロッシュ シャトーヌフ・デュ・パプ・ピュール
ACシャトーヌフ・デュ・パプ グルナッシュ100100%    PP96点     (須田)
ドメーヌ・バロッシュの歴史は古く、17世紀ルイ14世の時代にアレクサンドル・バローがシャトーヌフ・デュ・パプに畑を持つことから始まり、1972年にクリスチャンと息子のジュリアンに引継がれました。キュベ・ピュールは100年樹齢のグルナッシュからうまれる本当の超大作。濃い紫色で、一言では表せない絡み合ったように溢れてくる香りがとても印象的な完成された1本です。

結婚記念日のお二人












2016年10月9日日曜日

キノコの季節

 和製ポルチーニ茸、アカヤマドリダケ
醤油や味噌でなく、バターやクリームと合うキノコなので、ご当地では馴染みが少ないですが、ワインとの相性は抜群です。

国産ワインの秀逸な2本
メルシャン マリコヴィンヤード シラー2013
五一ワイン プライベートリザーヴ メルロー2013
どちらも香りの方が味わいに勝る素晴らしいワインでした。
メルロー100パーセントですが、フランのような柔らかさも感じられました。



クロカワ、クリシメジ、サクラシメジ、コウタケ はアヒージョで
勝沼醸造のアルガピッパ2013は相変わらず素晴らしいワインでした。
肉料理も許容できる

2016年10月4日火曜日

9.14 マルマス コパン ワイン会



 ※今回も私は参加できませんでしたが、会の記録として保存します。
 ワインのコメントは蒲谷先生によるものです。

日本ワイン農業研究所 アルカンヴィーニュ・シードル
東御市 ふじ100%                   (小林)
 2008ベラヴィスタ フランチャコルタ・パス・オペレ 
イタリア  ロンバルディア シャルドネ65%、ピノ・ノワール35%  
 (前澤)      
イタリア北部、ロンバルディア州で造られる高品質なスパークリングワイン、フランチャコルタ。 その中でもトップクラスの品質を誇る生産者がベラヴィスタです。パス・オペレは「何も手を加えない」という意味。古典性を備えた、ベラヴィスタが手掛けるフランチャコルタの中でもパワフルで男性的な味わいの上級キュヴェです。瓶内2次発酵方式で、ノン・ドサージュ。
ストレートでインパクトのある味わい

2 2010ドメーヌ・オステルタッグ 
A360P・ミュンシュブルグ・グラン・クリュ・ピノ・グリ
ACアルザス特級 ピノ・グリ100% PP91 (須田)
現在のアルザスワインの旗手と呼ばれるアンドレ・オステルタッグ氏。1998年より全区画で環境に配慮したビオディナミ農法を実施し、ヴィンテージやアルザスのテロワールを最大限発揮したワイン造りに力を入れています。土地台帳でA360Pと呼ばれる畑に、1982年にピノ・グリを植樹。 素晴らしい凝縮感と長い余韻を持つ、力強いワイン。ミネラル感が豊か
キレが良いが、ピノグリらしい甘さも感じられる ミネラリーで豊かなワイン

3 2011メゾン・ジョセフ・ドルーアン 
ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ピュセル
ACムルソー1級  ブドウ品種 :シャルドネ100%  (岩田)
1880年の創業以来、130年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守り、「エレガンスとバランス」を追求し続けています。1988年から、本格的なオーガニックワインの醸造に取り組んでいます。絹のようになめらかな口当たりのワインです。しっかりとした骨格が感じられ、長期熟成を期待させます。さらに長い余韻があり、魅惑的なワインです。
火打石の香りもするミネラル感のあるワイン

4 2012ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ 
ムルソー・プルミエ・クリュ・シャルム 
ACムルソー1級  シャルドネ100%  PP88-90点 RWG92-93点  
       (前澤)
ミクルスキは、1991年に彗星のごとく現れ、瞬く間にトップ生産者の仲間入りを果たしました。コシュ・デュリ、ルーロ、コント・ラフォンに続く、ムルソーのトップ生産者の一人として、テロワールを生かした見事なワインを造り出します。複雑で深くミネラリー、繊細でありながら活力もあり、味わいの集中力は見事。
しっかりとした酸があり、爽やかさもある。充実感のある華やかなワイン

5 2012ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン ヴォーヌ・ロマネ
ACヴォーヌ・ロマネ  ピノ・ノワール100% PP87-89点  (前澤)
1956年生まれのフィリップ・シャルロパンは、22歳のときに父アンドレから2ha弱の畑とドメーヌを引き継ぎワイン造りを始めました。80年代末にはアンリ・ジャイエに指導を受ける。シャルロパンは、モダンなワイン造りの先駆者と言われ、ジュヴレ・シャンベルタンを拠点にブルゴーニュ全域で実に40を越えるアペラシオンを手掛ける名門ドメーヌ。凝縮した果実味と樽を効かせたボリュームある味わいで、酸味は柔らかく、若いうちからしっかりと旨味が楽しめるスタイルが特徴です。
バラの香り 華やかなワイン 豊かさを感じるワイン

6 2012ドメーヌ・ロベール・グロフィエ
シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・ゾー・ドワ
ACシャンボール・ミュジニー1級  ピノ・ノワール100PP88点(小林)
ロベール・グロフィエはシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者です。レ・ゾー・ドワはレ・ザムルーズの北に隣接する1級畑てすが、斜面の向きや小石の影響から「レ・ザムルーズより繊細」とニコラ・グロフィエ。たしかに色調もレ・ザムルーズより一段明るく、デリケートなタッチ。シャンボール・ミュジニーらしい性格。
苔の香りや森の香り 口当たりはまろやかで豊かな逸品


7 2009ドメーヌ・ベルナール・デュガ ピィ
ポマール・ラ・ルヴリエール・ヴィエーユ・ヴィーニュ
ACポマール  ピノ・ノワール100% PP87-89点  (蒲谷)
従兄のクロード・デュガと並び、カルト的な人気を誇るベルナール・デュガ・ピィ。近年になってコート・ド・ボーヌにもブドウ畑を広げ、現在、所有畑の総面積は10ha。デュガ・ピィ唯一のコート・ド・ボーヌの赤。不透明なほどに濃厚な色調。ブラックベリーやダークチェリーなど黒い果実のアロマに血を思わせるニュアンス。豊かな果実味の中に溶け込んでいるものの豊富なタンニンが感じられ、強靭なストラクチャーをもつ。長期熟成型。
飲み頃にはまだ早いが、力強さを感じるBourgogneワイン

8 1996.シャプティエ コート・ロティ
ACコート・ロティ シラー100% PP86点 (緒方)
M.シャプティエ社は、1808年、ボルドーに次ぐフランス第2位のA.O.C.ワイン産地コート・デュ・ローヌの銘醸地エルミタージュの丘の麓にあるタン・エルミタージュにて創業した、ローヌ地方を代表するワイナリーです。創業者ポリドール・シャプティエより7代目の現社長ミッシェル・シャプティエに至るまで、一貫した家族経営のもと、畑を守り、テロワールを尊重するワイン造りを行っています。
下草の香り、甘草のバランスが素晴らしい 

9 2006.シャプティエ エルミタージュ・レ・グレフュー
ACエルミタージュ シラー100% PP100点 (佐藤)
エルミタージュの丘の麓に位置する畑で収穫された、樹齢の古いシラー品種から造られます。濃いガーネットの色調。赤色や黒色の果実の凝縮した香りに、インクや黒コショウなどのミネラルの香りが感じられます。非常に力強い味わいで、タンニンがしっかりしており、甘草の風味が心地良く広がります。
花の香りもするが、アルコールの強さを感じる力強いワイン

フランス産山鶉のロティ ポルチーニ添え
スペイン産ガルシア豚肉のグリエ
本マグロのグリエ バルサミコソース
真ハタのマリネ
ボタンエビのカルパッチョ