2016年7月29日金曜日

7.9 社長杜氏様との恒例のワイン会 

酒造株式会社長生社の社長杜氏さまとの恒例ワイン会です。
ブルゴーニュの王道ワインを一本入れるというのが、最近の慣いです。
この会が始まって、かれこれ10年くらいになるでしょうか。
ご自宅の庭をお借りして、タープと炭火スタイルで開催しています。
この日は、ラム肉や鯛のアクアパッッアと合わせました。
ワインのように香り高い信濃鶴の大吟醸は、欧米でも高評価を得るのではないでしょうか。



今回のワインは、ヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ ドメーヌ グロ フレール エ スール 2012
“レ ロアショス”の区画を含む、エシェゾーのワインを格下げして造られたワイン。
キイチゴ、ザクロの香り。お茶の葉のニュアンスがあり、しなやかな黒系ベリーの果実味。
樽による素晴らしい構成のモダンスタイルのワイン。
格上のスタイルが楽しめる素晴らしいワインでした。

7.21 クマ ジビエ ワイン会

今回は、懸案だった 駒ヶ根市内 戸倉山で狩猟されたツキノワグマの会です。
素材は、同地区の鹿、クリタケ、イグチダケ、一本クリタケなどです。

熊肉の燻製を包んだ鹿肉のロティ 1本クリタケと共に
ブルーベリーソース
クマは脂身がご馳走です。 シェフが手間をかけてくれた一皿です。

シャトー クリー シンフォニー
シラー25%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%、メルロー
香りは甘味を含んだ何とも言えない誘惑的な香りを放っており、良く熟れたブラックプラムのようなリッチで高級感に溢れた味わいでした


城戸ワイナリー プライヴェートリザーヴ メルロー 2010
綺麗な熟成を重ね、透明感あふれる素晴らしいワインでした。
繊細なバランスと中庸な果実は日本ワインの美点だと感じました。

E ギガル シャトー ヌフ デュ パブ 2009
流石、フランスワインといった安定感と深みのある味わいでした。

熊肉のグリエ フォワグラのポワレ
ニンニク風味の焼きナス クリタケ添え
ストレートにクマ肉が味わえる一皿でした。

宮城県産岩牡蠣
赤ピーマンのムース トマトのクーリーソース
八丈島産金目鯛のマリネ サラダ仕立て
チャカイ シャルドネ 2011
チリワインの実力を感じるワインでした。
黄桃、リンゴ、アンズなどを思わせる果実香、蜂蜜香、ヴァニラ香、石灰質を感じるミネラルなど複雑に香りました



甘鯛のロースト フランス カンカル産ムール貝 シマエビの裏ごしスープ
イグチダケを添えて

フェッラーリ ロゼ
スグリ 野イチゴなど 野生的な果実を感じる複雑味のある味わいでした。


S先生、ボン コパンの皆様 ありがとうございました。

2016年7月27日水曜日

7.2 カウンターでワイン会

サッポロ グランポレール
安曇野池田ヴィンヤード シャルドネ 2014
酸味が際立っていましたが、徐々にふくよかさや複雑味が出てきました。
日本のシャルドネの中でも力強いタイプだと感じました。
S先生、ありがとうございました。
コブクロは辛い味付けですが、夏にはクセになる逸品です
セイベル種を使用した城戸ワイナリーのオータムカラーズです。
このシリーズは素直な果実味とバランスの良さが特徴です。

メルロー種もミディアムボディで、軽く冷やしていただくと夏にも対応できる美味しいワインです。

自然派のシャブリ「パット ルー」は、2014の良いヴィンテージで、力強さを感じました。このタイプのシャブリは、岩牡蠣ともマリアージュしていました。

2016年7月12日火曜日

6.29 マルマス コパン ワイン会


残念ながら今回は参加できませんでしたが、会の活動記録として保存します。

仏ブルターニュ産オマール海老のロティ
ソースヴァンブランココナッツ オレンジ風味
ウェルカムワイン 
2014ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ブルゴーニュ・アリゴテ
ACブルゴーニュ・アリゴテ アリゴテ100%          (小林)


アリゴテの雰囲気は薄く、シャルドネ種を連想させる感じでした。
酸がしっかりしていますが、スムーズなバランスも保っていました。

 NVアンリ・ド・ヴォージャンシー  
キュヴェ・デ・ザムール・ブランド・ブラン・ブリュット
ACシャンパーニュ特級  シャルドネ100%(オジェ グラン・クリュ) (小林)
アンリ・ド・ヴォージャンシーは創業1732年、所有する8ヘクタールはすべてグランクリュ・オジェという、コート・デ・ブランを代表する名門です。樹齢40年以上の古樹畑で厳格なリュット・レゾネ栽培に取り組み、極上のブラン・ド・ブランを造っています。
若干の苦味が料理とのマリアージュを演出していました。

2 2010ジャン・エ・セバスティアン・ドーヴィサ 
シャブリ・グラン・クリュ・レ・プリューズ
ACシャブリ特級 シャルドネ100%                  (小林)
このワインは、ブーグロとヴォーデジールの間に挟まれた特級畑。このドメーヌとしては唯一、小樽のみを用いて醸造される。特級畑の中では比較的飲み頃が早い性格で、ボリューム感があり、柔らかく、飲みやすい。白い花やレモン、ライムのほか、樽醸造由来による複雑味も感じられ、さらにミネラリーな余韻が長く続く。
優雅な部類のスタイルを感じるシャブリ、牡蠣にはあまり合わないが、火打石の香りも感じられる秀逸なワイン。

3 2009ドメーヌ・ギィ・ボカール 
ムルソー・ジュヌヴリエール・プルミエ・クリュ
ACムルソー1級 シャルドネ100%                  (前澤)
ムルソーを主軸に25に細分化された区画に合計9ヘクタ-ルの畑を所有。1988年に父からドメーヌを継承した現当主ギィ・ボカールが,愛娘Audreyオドレィと共に葡萄栽培とワイン造りを行っている。リュット・レゾネと畑の耕耘によって栽培される健全で成熟した葡萄から極めて芳醇なムルソーを生み出している。非常に濃厚で,開放的なワイン。
豊かな果実とボディーを感じるムルソーでした。

4 2009ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネ 
コンドリュー・コトー・デュ・ヴェルノン
ACコンドリュー ヴィオニエ100% PP99点     (須田)                  
このドメーヌが所有する偉大なテロワールを持つ畑の、コトー・ド・ヴェルノン石垣が谷から垂直に生えているような急斜面に、樹齢60年以上の古木が植えられていて、さらにここは花崗岩に黒雲母が混ざる特別な土壌で、ワインにミネラリティーが与えられ、これが凝縮した溢れんばかりの果実味とアルコールの高さ、それに伴う酸味の低さを補い、特別なフレッシュさと優雅さをワインにもたらします。
黄金色の色調で、バラのような肉厚な香りも感じられる。上品さも兼ね備えており、コンドリューの中でもトップクラスの造り。

5 1992ドメーヌ・ラモネ 
シャサーニュ・モンラッシェ・1er・クロ・ド・ラ・ブードリオット
ACシャサーニュ・モンラッシェ1級  ピノ・ノワール100%        (蒲谷)
1920年代前半、ピエール・ラモネ氏によって設立されたドメーヌ。ドメーヌ設立当時の1920年代から元詰を開始、その直後にアメリカ市場に紹介されたことが、世界最高の白ワイン生産者の1人として今日の名声を獲得するきっかけとなった。このドメーヌの名声を支えてきたのは、紛れもなく畑での細やかな作業によって産み出される葡萄の質の高さに尽きる。このワインはラモネの赤の看板商品。酸と果実の凝縮度が素晴らしい。 
充分な熟成感があり、飲み頃にあるワイン。

6 2011ドメーヌ・ドゥジェニー クロ・ヴージョ・グラン・クリュ
ACクロ・ヴージョ 特級  ピノ・ノワール100%   PP94点       (前澤)
ドメーヌ・ドゥジェニーは、2006年ボルドーにシャトー・ラトゥールを所有するフランソワ・ピノーがドメーヌ・ルネ・アンジェルを購入して誕生した。 シャトーから程近い丘陵高台部分に位置する。樹齢約60年の畑。クロ・ヴージョは素直な上品さで驚きを与えてくれます。肉付きよく、力強く、そして堅牢なストラクチャー。凝縮感に富み、煮詰めた黒い果実のアロマにスパイシーさも感じられる。グラン・クリュの資質を照明する逸品。
花の香りも感じられ、重くはないが、重厚感も感じられる。飲み頃はまだ先と行った感じ。

7 1996シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテスト・ド・ラランド  
ACポイヤック メドック格付第2級    PP96点              (緒方)
カベルネ・ソーヴィニョン75%、メルロ15%、カベルネ・フラン5%、
プティ・ヴェルド5%               
このシャトーはポイヤックの最も南、シャトー・ラトゥールに隣接し、サンジュリアン村の方へ広がり、極めて特殊な植栽比率により、エレガントさとバランスの良さ、さらにはフィネスを基調とした、他にはない個性をもつワインとなっている。寿命が長く、10~25年熟成できるタンニンとコクも持ち合わせています。2007年1月にルイ・ロデレールがこのシャトーを取得。
端正なバランスを感じられるワインだが、若干果実が薄い印象。

8 2006グラッツァー アモン・ラ・シラーズ 
南オーストラリア州バロッサ・ヴァレー  シラー100% PP94点        (佐藤)
オーストラリアのカルトワイン。 恐ろしく濃厚で密度の濃いシラーは、樹齢100年以上という古さ。丁寧に醸造してアメリカン・オークの樽で熟成。 それが見事に、パワフルなだけでないどこか優雅な雰囲気も兼ね備えたワイン。もちろんその評価も高い。
重厚な香りが印象的なワイン。酸味も感じられるが、ストレートなワインとも言える。
今後の熟成に期待したい。

9 2013フィリップ パカレ コルナス
ACコルナス   シラー 100%                      (岩田)
自然派ワインの代名詞とも言われるフィリップ・パカレ。繊細なピノ・ノワールにテロワールの特徴を密に反映させ、造り出される純度の高い味わいは、自然派の枠に捉われず、多くのブルゴーニュワインラヴァーを魅了しています。濃厚なシラーとは一味もふた味も違うフィリップのコルナス。フィリップと野生酵母によって生みだされるエレガントなシラー。
自然派ワイン特有の酸味も感じられ、強いタイプのワイン。

フォワグラのフォンダンとイチボ肉のエギュイット ポルト酒ソース
スペイン産うずらのロティ
イタリア産ポルチーニ茸の焼きリゾット フルムダンベールのソース


生シラスの一口カルパッチョ
スペイン産うずらのロティ
富山県産岩牡蠣


ウニと帆立貝のムースとトマトクーリーのカクテル