2014年8月26日火曜日

8.21 マルマス×コパン ワイン会

1 2009プネ・シャルドネ レ・フェルヴァン エクストラ・ブリュット       
  ACシャンパーニュ特級 ブドウ品種 :ピノ・ノワール70%、シャルドネ30% (須田)
モンターニュ・ド・ランスのヴェルジィ村に本拠を置く6haの生産者。当主アレクサンドル・プネ氏は5代目にあたり、プネ家の歴史はフランス革命以前まで遡る由緒ある生産者。畑はヴェルジィ村とヴェルズネイ村にあり27区画に分けて管理されている。基本的には減農薬農法、優良な区画はビオロジックで管理されていて、醸造まで一貫して区画毎に仕込まれ管理されている。この生産者の大きなこだわりはエクストラ・ブリュットとブリュット・ナチュールしか造らない事が挙げられます。
バランスのとれたシャンパーニュでフレッシュな感じと控えめな複雑さが良い印象でした。

2 2001ドメーヌ・ゴビー クーム・ジネステ
  VdPコート カタラン  グルナッシュ・ブラン50%、グルナッシュ・グリ50% (佐藤)
「黄色い花が茂る谷」と名づけられたゴビーの自信みなぎる最上級白ワイン。 そのミネラルの美しさと品のある酸の質に「南仏のモンラッシェ」と冗談を言う有名ソムリエも。
期待どおり・・・珍しいタイプのワインでした。ただ、キュベの強さがブドウの品質を語っていました。

3 2009ドメーヌ・ヴァンサン・ジラルダン カンテサンス・ド・コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ特級 シャルドネ100% PP93点        (小林)
Quintessence=カンテサンス」とは「真髄・本質」という意味。わずか0.3ha の畑は標高380m、南~南西向きの斜面の中腹に位置しています。表面の土壌は粘土と石灰質、深度050m より下は粘土質になっています。1 ヘクタールあたり10,000 本の密植、除草剤や人工肥料は一切用いません。平均樹齢は70 年、1 本の樹には4 房だけ残します。フレンチオーク樽で20 ヶ月間熟成させています。全体の13 が新樽、13 1 年樽、残りが2 年樽です。濃い黄金色、果実の甘さがよりエレガントに、そして強く感じられます。
ムルソーにも通じる樽の印象を感じました。絶対的な美味しさを感じることができるワインでした。

4 2009ドメーヌ・ブリュノ・クレール コルトン・シャルルマーニュ
  ACコルトン・シャルルマーニュ 特級 シャルドネ100%   PP93点    (前澤)
赤のドメーヌと思われがちなブリュノ・クレールだが、白を知らないと片手落ちとなる。生産量は全体の2割ほどだが、その素晴らしさはコルトン=シャルルマーニュに止まらず、レジオナル、ヴィラージュ・クラスの水準が高い。2009年産シャルルマーニュの場合、ピエス換算で全8樽のうち6樽分をフードル、残り2樽を新樽のピエスで熟成で、この手法はピエスに較べ、より緩やかな酸化がもたらされることから、ドメーヌの設立当初より採用。
こちらは前者とは対照的に繊細さと線の細さを感じることのできるエレガントなタイプのワインでした。
 
5 2012ガヤ ガヤ・エ・レイ・シャルドネ
  DOCランゲ シャルドネ100%                      (前澤)
アンジェロ・ガヤが初めてシャルドネ100%で造ったのがこの「GAIA & REY CHARDONNAY」。イタリアのモンラッシェといわれるほど高い完成度はさすがガヤ!の一言につきます。ネーミングも娘のガヤと祖母のレイに捧げるワインという意味からです。10年以上の熟成も楽しめる、ポテンシャルの高いワインです。
今回のワイン会の中で一番楽しみにしていたワインです。
そのキラキラした綺麗な色合いから期待値が高まります。香りはイタリア白ワイン特有の香りがしますが、エレガントなスタイルはGAJAならではのものでした。決して濃いだけではない線の細さを感じることができるワインでした。

6 2006カレラ ミルズ・ピノ・ノアール
  カルフォルニア マウント・ハーラン ピノ・ノワール100%         (春日)

ジャンセン氏と共に畑を開拓したミルズ氏の名前が付けられた畑。収量制限が最も厳しい。 1984年に植えられたミルズ・ヴィンヤードは、柔らかくスムースな味わい。複雑さとエレガントさのバランスは絶妙でタンニンも馴染みやすく、カレラの赤ワインの中でも日本人の味覚との相性がきっと良いワインです!
確かに日本人好みかもしれません。バランスのとれた果実と柔らかでエレガントなタンニンは心地の良いものでした。飲み頃ワインです。



7 2003モレ・ブラン コルトン・グラン・クリュ・レ・ルナルド
  ACコルトン特級   ピノ・ノワール100%                (蒲谷)

ドメーヌとネゴスの両方を運営する造り手のワインは、ドメーヌを主、ネゴスを従ととらえられがちだが、ピエール・モレイの場合はそれにあたら ない。ネゴスのワインはあくまでドメーヌのラインナップの補完にあり、ブドウが購入したものである以外はドメーヌ同様のケアがとられている。品質的な優劣を感じることはない。ルナルドは、クロ・デュ・ロワ、ブレッサンドに並び、コルトンを代表するクリマとして飛び抜けた品質を持つことで知られている。
コルトンは実力の割には親しみやすい印象ですが、このワインは正に素晴らしいワインでした。濃くバランスのとれた果実は他を圧倒していました。



8 NV(2007)ヒストリカル・19th・センチュリー・ブレンド 
 VdT カベルネソーヴィニォン&メルロ88%、シラー12%      (佐藤)

19世紀のボルドーワインは、酒質強化のために、エルミタージュの赤ワインをブレンドすることを習慣としていました。CHパルメのデューロ氏は、この伝説とも言われる“エルミタージング”を復活させ、2004年が最初の生産で、その後2006年にも造られ、この2007年が3回目の生産になります。ボルドーではシラーは植えられておりませんので、ローヌのシラーをブレンドしてあるため、産地表示のアペラシオンは表記できず、ヴァンド・ターブルになります。
実力派ワイナリーの野心的な挑戦です。きっと数年先にその実力が発揮されるかもしれませんが、ヴィンテージを感じさせないパワフルなワインでした。
また、濃い果実はアメリカ等の大市場で受けると思います。



9 1999シャトー・レオヴィル・ラスカーズ

ACサン・ジュリアン2級   PP91点  カベルネ・ソーヴィニョン65%、メルロ19%、カベルネ・フラン13%、プティ・ヴェルド3%        (緒方)

5大シャトーに限りなく近い、スーパーセカンドの筆頭。サン・ジュリアン村に位置する3つのレオヴィルの中で、最も高評価! 石垣に囲まれたラス・カーズの畑はレオヴィル3兄弟の中で一番広い。シャトー・ラトゥールに隣接しています。
優等生ワインと言っても良いでしょう。
その卓越したエレガンスは、出しゃばることのない奥ゆかしさと、完全バランスを感じることができました。
これだけ個性的なワインの締めくくりでも任せておける素晴らしいワインでした。




ウェルカムワイン 

2012信州駒ケ原ヤマソービニオン 平沢畑 樽熟成          (蒲谷)
シムラさんの手によるワインはバランスが良いです。
控えめの樽使いとバランスの良さが印象的な綺麗なワインでした。


 根室産イワシのマリネ
 ホタテ貝のムースクリュとトマトのジュレ 自家製イクラの塩酢つけ添え
 コチと能登産シャコのマルセイユ風
 フォワグラとリードヴォーのパイ包み ポルト酒ソース

 フランス ランド産鴨のローストとその内蔵のコロッケ フランス夏産トリュフ添え
桃のブリュレ

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