価格と内容がつり合ったワインだと思います。果実とタンニンのバランスがとれていて、飲みごろを迎えています。スワリングすると、官能的な香りもします。ワイン単体でも、食中酒でも楽しめるマルチなワインです。
2013年10月29日火曜日
2013年10月28日月曜日
10.20 OXワイン会 アメリカ カルトワイン
(ウェルカムワイン) S先生・プロデュース・ヌーボワイン(北海道・清舞種使用)
2006 ドメーヌ・カーネロス・ル・レーウ゛ ブラン・ド・ブラン
キメの細かい泡と明るめの果実が印象的でした。
(W) 2010 ロキオリ リバーブロック・シャルドネ
ピーチを連想させる甘い香りと複雑な味わいが好印象でした。個人的に好きなタイプのワインです。
2010 コングスガード ジャッジ
圧倒的なパフォーマンスを感じました。果実、酸のバランスが最高レベルで均衡を保っていました。シニアソムリエの方々は、シュヴェリエ・モンラッシェに近い印象を受けておられました。
(R) 1986 ベリンジャー カベルネ・ソーウ゛ィニヨン プライベート・リザーウ゛
ブラインドだとアメリカのワインと答えるのは困難だと思います。 ヴィンテージを考慮すると驚異の果実味を感じることができます。
2005 アミューズ・ブーシュ
このワインがある意味一番ポテンシャルを感じることができるワインだったと思います。
ムートンの如くエチケットを変える素敵なワインです。そのバランスの良さに驚きました。
2005 ダラ・ウ゛ァレ マヤ
最後の赤ワインに相応しい力強さがありました。
今回のワインに共通して言えるのが、ナパのワインもバランスの取り方がフランスに近くなってということです。さすがにこの位のグレードになるとバランスは超一流です。
蝦夷鹿は、血抜きが上手いようです。
ナパの濃い果実とフランボワーズがマリアージュしていました。
クリも添えられ、秋らしいひと皿 フォワグラは、ロキオリとマリアージュしていました。
前菜は、フォワグラのパテ、ブルギニヨン、モンサンミッシェル産ムール貝です。
いずれもワインと合わせやすかったです。
富士五湖産のサーモンは、臭みがなく、その魚卵も新鮮なものでした。
アメリカのワインがフランスに近づき、フランスのワインがアメリカ人に好まれるように造られはじめていると感じたワイン会でした。
2013年10月20日日曜日
10.17 マルマス・コパン ワイン会
ウェルカムワイン
2010林 正貴 マルベック・シラー カナダ マルベック、シラー
1 NVプネ・シャルドネ
キュヴェ・ダイアン・クレール・ブリュット・ナチュール
ACシャンパーニュ特級 ピノ・ノアール2/3、シャルドネ1/3
当主アレクサンドル・プネ氏は5代目にあたり、プネ家の歴史はフランス革命以前まで遡る由緒ある生産者。畑は、モンターニュ・ド・ランスのグランクリュ「 ヴェルズネイ 」と「 ヴェルジー 」に僅か6haしかなく、入手困難なシャンパーニュです。超レアな最高級キュヴェ「 ダイアン・クレール 」は、なんと、年産僅か416本!
熟成したシャンパーニュは複雑な香りが魅力です。酸もしっかりとしていて料理にも合わせやすかったです。
ボルドーブランの中でも最高峰に位置するドメーヌ・ド・シュヴァリエの白ワイン。
昔から評価の高かったワインですが、1990年代に入ってから、そのクオリティには、ますます注目が集まっています。
ボルドー白ワインにしては、酸もしっかりしています。端正なバランスの良いワインでした。
3 2010ミアーニ ソーヴィニヨン・バネル
イタリア コッリ・オリエンタリ・デル・フリウーリ DOC PP92点
ソーヴィニヨン100%
15ヘクタールの畑から生まれるワインは多くても年間12,000本のみ。生産量は通常では考えられないほど少ない。信じられない程凝縮したブドウから樽を多用しながら非常にマニアックに醸造を行い、素晴らしいワインを造り出している。
実力派のワインです。イタリアワイン特有の香りに包まれていますが、バランスはフランスワインの様です。
現当主であるシルヴァン・ロワシェ氏が2005年、弱冠21歳の時に立ち上げた新進気鋭のドメーヌ。元々ロワシェ家はブルゴーニュに畑を所有していましたが、シルヴァン・ロワシェ氏の祖父・父親は石材業を営んでいたため、ブドウ畑を他の生産者へ貸していました。しかしワイン造りを天職として育ったシルヴァン・ロワシェ氏がそれらの畑を取戻し、自身でワイン造りをスタートさせました。以後全ての畑でビオロジック農法を実践。モダンで洗練されたスタイルのワインを造りだし、ブルゴーニュ期待の新世代として高い注目を集めています。
畑特有のふくよかな香りに加え、酸がしっかりしていました。
食事に合わせやすいワインでした。
自身はブドウ畑を持たず、最良のブドウを購入し、ニュイ・サン・ジョルジュの醸造所でワインを造っています。各アペラシオンのポーションは小さく、半面、1本1本のワインに十分なケアを施し、「新樽200%」といわれるように1回の醸造で新樽を2回使っています。また、通常ワイン造りに使用する硫黄などを使用しない自然な作り方がドミニク・ローランのスタイルです。
ヴィンテージからくる特有の香りはあるものの、枯れていない果実味が魅力でした。
その色からも強いワインだと感じました。
6 1989カステッロ・ディ・アマ ラパリータ
イタリア・トスカーナ IGT メルロー100%
格付けを一切無視して造られた、メルロー100%のラパリータが、スーパータスカンとして一躍名を馳せ、現在でもガンベロ・ロッソのトレビッキエリの常連となっています。ポムロルからクローンを持ち込んだというメルローは、カステッロ・ディ・アマが持つ粘土質の土壌向きであった。
オールドヴィンテージですが、充実した果実味は健在でした。
バランスのとりかたからも、グレードを感じました。
ACフィクサン1級 ピノ・ノワール100%
ジャン・ニコラは「メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール」の名前でネゴシアンビジネスも行っている。フィクサン村の中心に近い所に畑があり、斜面が急で畑仕事が難しい区画です。葡萄の樹齢は平均50年以上で成熟はゆっくり進むので収穫は遅めに行われる。
フィクサン特有の濃い果実に加え、ベリーのような若いブルゴーニュワインの魅力を感じることができました。
「ソッティマーノのバルバレスコは神の域だ」と世界的評価誌に絶賛されたソッティマーノが造るクリュバルバレスコ「パヨレ」。テロワールを表現することを最も大切にしているソッティマーノの強い思いが表現されたワイン。パヨレの特徴であるスパイスのアロマがよく感じられる。
バルバレスコ特有の香りは個人的に好感がもてます。すでに華やかで柔らかい雰囲気もあり、美味しいワインでした。
9 2009オーパス・ワン
カルフォルニア ナパ カベルネ・ソーヴィニヨン 81%、カベルネ・フラン 9%、プティ・ヴェルド 6%、メルロー 3%、 マルベック 1% WS92点
1979年にカリフォルニアのロバート・モンダヴィとシャトー・ムートン を手がけるフランスのバロン・フィリップのジョイント・ベンチャーとして生まれたカリフォルニア・カルトの代表的ワイン。オーパス・ワンとは、クラシック音楽の世界で「作品番号第一」という意味。
有名ワインです。圧倒的な果実味を感じますが、時間が経つにつれその実力を発揮しました。高度なバランスと力強さは、アメリカとフランスの良いところ集めた感じです。
ジャガイモとマダラのブランダード
フォワグラと牛タンのポトフ
襟裳産松川カレイのカルパッチョ
中沢産松茸と手長海老のスープ
鴨居産天然スズキのポシェ
仏産ウズラのロースト
2010林 正貴 マルベック・シラー カナダ マルベック、シラー
1 NVプネ・シャルドネ
キュヴェ・ダイアン・クレール・ブリュット・ナチュール
ACシャンパーニュ特級 ピノ・ノアール2/3、シャルドネ1/3
当主アレクサンドル・プネ氏は5代目にあたり、プネ家の歴史はフランス革命以前まで遡る由緒ある生産者。畑は、モンターニュ・ド・ランスのグランクリュ「 ヴェルズネイ 」と「 ヴェルジー 」に僅か6haしかなく、入手困難なシャンパーニュです。超レアな最高級キュヴェ「 ダイアン・クレール 」は、なんと、年産僅か416本!
2 2006ドメーヌ・ド・シュヴァリエ・ブラン
ACペサック・レオニャン特撰銘柄 PP94+点ソーヴィニョン・ブラン70%,セミヨン30%ボルドーブランの中でも最高峰に位置するドメーヌ・ド・シュヴァリエの白ワイン。
昔から評価の高かったワインですが、1990年代に入ってから、そのクオリティには、ますます注目が集まっています。
ボルドー白ワインにしては、酸もしっかりしています。端正なバランスの良いワインでした。
イタリア コッリ・オリエンタリ・デル・フリウーリ DOC PP92点
ソーヴィニヨン100%
15ヘクタールの畑から生まれるワインは多くても年間12,000本のみ。生産量は通常では考えられないほど少ない。信じられない程凝縮したブドウから樽を多用しながら非常にマニアックに醸造を行い、素晴らしいワインを造り出している。
実力派のワインです。イタリアワイン特有の香りに包まれていますが、バランスはフランスワインの様です。
4 2008ドメーヌ・シルヴァン・ロワシェ コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級 シャルドネ100%現当主であるシルヴァン・ロワシェ氏が2005年、弱冠21歳の時に立ち上げた新進気鋭のドメーヌ。元々ロワシェ家はブルゴーニュに畑を所有していましたが、シルヴァン・ロワシェ氏の祖父・父親は石材業を営んでいたため、ブドウ畑を他の生産者へ貸していました。しかしワイン造りを天職として育ったシルヴァン・ロワシェ氏がそれらの畑を取戻し、自身でワイン造りをスタートさせました。以後全ての畑でビオロジック農法を実践。モダンで洗練されたスタイルのワインを造りだし、ブルゴーニュ期待の新世代として高い注目を集めています。
畑特有のふくよかな香りに加え、酸がしっかりしていました。
食事に合わせやすいワインでした。
5 1995ドミニク・ローラン フィクサン・エルヴェレ
ACフィクサン1級 ピノ・ノワール100%自身はブドウ畑を持たず、最良のブドウを購入し、ニュイ・サン・ジョルジュの醸造所でワインを造っています。各アペラシオンのポーションは小さく、半面、1本1本のワインに十分なケアを施し、「新樽200%」といわれるように1回の醸造で新樽を2回使っています。また、通常ワイン造りに使用する硫黄などを使用しない自然な作り方がドミニク・ローランのスタイルです。
ヴィンテージからくる特有の香りはあるものの、枯れていない果実味が魅力でした。
その色からも強いワインだと感じました。
6 1989カステッロ・ディ・アマ ラパリータ
イタリア・トスカーナ IGT メルロー100%
格付けを一切無視して造られた、メルロー100%のラパリータが、スーパータスカンとして一躍名を馳せ、現在でもガンベロ・ロッソのトレビッキエリの常連となっています。ポムロルからクローンを持ち込んだというメルローは、カステッロ・ディ・アマが持つ粘土質の土壌向きであった。
オールドヴィンテージですが、充実した果実味は健在でした。
バランスのとりかたからも、グレードを感じました。
7 2009メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール
フィクサン・クロ・デュ・シャピトルACフィクサン1級 ピノ・ノワール100%
ジャン・ニコラは「メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール」の名前でネゴシアンビジネスも行っている。フィクサン村の中心に近い所に畑があり、斜面が急で畑仕事が難しい区画です。葡萄の樹齢は平均50年以上で成熟はゆっくり進むので収穫は遅めに行われる。
フィクサン特有の濃い果実に加え、ベリーのような若いブルゴーニュワインの魅力を感じることができました。
8 2004ソッティマーノ バルバレスコ・パヨレ
イタリア・ピエモンテ バルバレスコDOCG ネッビオーロ100% PP93点 WS95点「ソッティマーノのバルバレスコは神の域だ」と世界的評価誌に絶賛されたソッティマーノが造るクリュバルバレスコ「パヨレ」。テロワールを表現することを最も大切にしているソッティマーノの強い思いが表現されたワイン。パヨレの特徴であるスパイスのアロマがよく感じられる。
バルバレスコ特有の香りは個人的に好感がもてます。すでに華やかで柔らかい雰囲気もあり、美味しいワインでした。
カルフォルニア ナパ カベルネ・ソーヴィニヨン 81%、カベルネ・フラン 9%、プティ・ヴェルド 6%、メルロー 3%、 マルベック 1% WS92点
1979年にカリフォルニアのロバート・モンダヴィとシャトー・ムートン を手がけるフランスのバロン・フィリップのジョイント・ベンチャーとして生まれたカリフォルニア・カルトの代表的ワイン。オーパス・ワンとは、クラシック音楽の世界で「作品番号第一」という意味。
有名ワインです。圧倒的な果実味を感じますが、時間が経つにつれその実力を発揮しました。高度なバランスと力強さは、アメリカとフランスの良いところ集めた感じです。
ジャガイモとマダラのブランダード
フォワグラと牛タンのポトフ
襟裳産松川カレイのカルパッチョ
中沢産松茸と手長海老のスープ
鴨居産天然スズキのポシェ
仏産ウズラのロースト
2013年10月2日水曜日
9.27 マルマス・コパン ワイン会
ウェルカムワイン
2007アー・エ・ペード・ヴィレーヌ メルキュレ・モント
ACメルキュレ ピノ・ノワール100%
個人的に、パワフルなワインよりも繊細でバランスのとれたワインが好きなので、このワインは好印象でした。飲み頃を迎えたワインです。
ピエール・ルグラはシュイィ村に17世紀から続く名門メゾンで、シュイィに所有する7ヘクタールもの自社畑から、秀逸なブラン・ド・ブランを造っています。 この1990年のミレジメは、世紀の当たり年に多めに仕込まれたもの。 一部、樽発酵・樽熟成させたものをブレンドしており、熟成したシャルドネの銘醸のみに表れる、形容しがたいような深い香味を堪能させてくれます。
シャブリ・グラン・クリュ・シャトー・グルヌイユ
ACシャブリ特級 シャルドネ100%
シャブリ グラン・クリュは全部で7つありますが、その中で唯一、例外的に「シャトー」を名乗ることを許されているワインが存在します。それがラ・シャブリジェンヌの代表作「シャブリ グラン・クリュ シャトー・グルヌイユ」です。 「シャトー・グルヌイユ」には人がなし得る最大限の手間がかけられています。畑での作業はブドウを最大限尊重することを徹底され、枝は経験豊かなスタッフによって慎重に選別され、プレスされたジュースはそれぞれ別々に仕込まれます。良質な澱とともに小さなタンク、そして伝統的なサイズのオーク樽で20ヶ月にもおよび醸造から熟成を経て造られます。
シャブリもグランクリュになると、突然ふくよかになります。バランスの良い樽熟成でした。
ACピュリニー・モンラッシェ 1級 シャルドネ100%
シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェは、17世紀に建てられたという歴史ある城館である。その後様々な人の手に渡り、2002年にシャトーの支配人として抜擢されたのが、ヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユの長男、エティエンヌ・ド・モンティーユである。
ブドウ畑をビオロジック、そしてビオディナミに転換し、ワインの質を劇的に向上。傾きかけていたシャトーの名声復活をみごと成し遂げた。
ブルゴーニュ2007は評価よりも個人的には好きな年かもしれません。このワインもバランスのとれた良いワインでした。
仲田晃司さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げている。
2011/5/30
に続く試飲でしたが、やはり印象は変わりませんでした。レモンを連想させる強烈な酸は特殊なものでした。しかし、香りは畑のそれらしい要素もありました。
カベルネ・ソーヴィニョン65%、メルロー25%、カベルネ・フラン10%
この年の北メドックで最も成功したワイナリーのひとつ。モンローズはメドックで最も地の利に恵まれたシャトーのひとつであり、セラーに関してはこのコミューンで最も欠点のない、清潔でよく管理されたものである。モンローズといえば、長年、安心して飲めるようになるまでに何十年間も寝かせなければならない、巨大で濃密で力強いワインとして知られてきた。
飲み頃を迎えたと言ってよいでしょう、タンニンに若干の粗さはあるものの、ほっとする美味しいボルドーでした。
ACコルトン 特級 ピノ・ノワール100%
ルイ・ラトゥール社が所有するコルトンの畑の中でも「クロ・ドゥ・ラ・ヴィーニュ・オー・サン」(聖人のぶどう畑の意)は2.5haの南側の区画。甘いスミレのような香り、すっきりとした酸味とタンニンがやわらかく調和する、エレガントで繊細な特級赤ワインです。
コルトンらしい誠実さと、古酒に差し掛かったブルゴーニュ特有の官能的な雰囲気も感じられました。
コルトンには珍しく、味よりも香りが好印象でした。
ACシャンボール・ミュジニー1級 ピノ・ノワール100% PP92点
2009シャンボール・ミュジニー・レ・オー・ドワには多くのシャンボールの持つ性質がグラスに浮かび上がる。赤いベリー、花々、そして甘いスパイスがこの滑らかで完璧に造られたブルゴーニュの中で素晴らしく調和される。フィニッシュは繊細で控えめ、そして本当に官能的だ。これはグロフィエの見事なワインである。(ワイン・アドヴォケート194号)
よいヴィンテージだけあって、既に美味しくいただけました。
エレガントなシャンボールでした。
ソノマコーストで最も冷涼な”True Sonoma Coast”と呼ばれる地域の畑から、過熟にならないよう収穫した葡萄を更に厳選して作られるワインは、13%台のアルコール度数と複雑な香りを持つピノ・ノワールに仕上がっています。ロス・コブは英国デカンタ誌から「カリフォルニアピノノワールの未来」と賞賛され最高の5つ星評価を得た。
アメリカのワインらしく、果実を全面に押し出してくるタイプですが、エレガントな一面も感じられる美味しいワインでした。
ACシャトーヌフ・デュ・パプ PP90-93点 グルナッシュ主体
世界中が欲しているボノーのシャトーヌフ、しかし1,500ケース程度とあまりに少ないために、日本にはほとんど入ってこない。古木がほとんどのワインは、驚くべき複雑さや凝縮感、エキス分の豊富さがある。 「伝統あるシャトーヌフ・デュ・パプの心と魂を守り続ける第一人者としてアンリ・ボノーが君臨する」と言われているように、アンリ・ボノーはシャトーヌフ・デュ・パプの偉大な生産者です。希少なキュヴェ。
最近流行のヌフです。ワインの実力からすると早めですが、それでも圧倒的な果実に支えられすでに飲めます。そのバランスと実力は銘柄どおりでした。
内臓入り自家製ソーセージ
秋刀魚の冷製
オヒョウのロースト キノコ添え
ワタリガニの裏ごしスープ
仏産ウズラとフォワグラのサラダ
和牛のロースト かぼちゃのニョッキ
2007アー・エ・ペード・ヴィレーヌ メルキュレ・モント
ACメルキュレ ピノ・ノワール100%
個人的に、パワフルなワインよりも繊細でバランスのとれたワインが好きなので、このワインは好印象でした。飲み頃を迎えたワインです。
1 1990ピエール・ルグラ ブラン・ド・ブラン ブリュット
ACシャンパーニュ特級 シャルドネ100%ピエール・ルグラはシュイィ村に17世紀から続く名門メゾンで、シュイィに所有する7ヘクタールもの自社畑から、秀逸なブラン・ド・ブランを造っています。 この1990年のミレジメは、世紀の当たり年に多めに仕込まれたもの。 一部、樽発酵・樽熟成させたものをブレンドしており、熟成したシャルドネの銘醸のみに表れる、形容しがたいような深い香味を堪能させてくれます。
2 2009ラ・シャブリジェンヌ シャブリ・グラン・クリュ・シャトー・グルヌイユ
ACシャブリ特級 シャルドネ100%
シャブリ グラン・クリュは全部で7つありますが、その中で唯一、例外的に「シャトー」を名乗ることを許されているワインが存在します。それがラ・シャブリジェンヌの代表作「シャブリ グラン・クリュ シャトー・グルヌイユ」です。 「シャトー・グルヌイユ」には人がなし得る最大限の手間がかけられています。畑での作業はブドウを最大限尊重することを徹底され、枝は経験豊かなスタッフによって慎重に選別され、プレスされたジュースはそれぞれ別々に仕込まれます。良質な澱とともに小さなタンク、そして伝統的なサイズのオーク樽で20ヶ月にもおよび醸造から熟成を経て造られます。
シャブリもグランクリュになると、突然ふくよかになります。バランスの良い樽熟成でした。
3 2007シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェ
ピュリニー・モンラッシェ・レ・フォラティエールACピュリニー・モンラッシェ 1級 シャルドネ100%
シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェは、17世紀に建てられたという歴史ある城館である。その後様々な人の手に渡り、2002年にシャトーの支配人として抜擢されたのが、ヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユの長男、エティエンヌ・ド・モンティーユである。
ブドウ畑をビオロジック、そしてビオディナミに転換し、ワインの質を劇的に向上。傾きかけていたシャトーの名声復活をみごと成し遂げた。
ブルゴーニュ2007は評価よりも個人的には好きな年かもしれません。このワインもバランスのとれた良いワインでした。
4 2005ルー・デュモン コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級 シャルドネ100%仲田晃司さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げている。
2011/5/30
に続く試飲でしたが、やはり印象は変わりませんでした。レモンを連想させる強烈な酸は特殊なものでした。しかし、香りは畑のそれらしい要素もありました。
5 1994シャトー・モンローズ
ACサンテステフ メドック第2級 PP90点カベルネ・ソーヴィニョン65%、メルロー25%、カベルネ・フラン10%
この年の北メドックで最も成功したワイナリーのひとつ。モンローズはメドックで最も地の利に恵まれたシャトーのひとつであり、セラーに関してはこのコミューンで最も欠点のない、清潔でよく管理されたものである。モンローズといえば、長年、安心して飲めるようになるまでに何十年間も寝かせなければならない、巨大で濃密で力強いワインとして知られてきた。
飲み頃を迎えたと言ってよいでしょう、タンニンに若干の粗さはあるものの、ほっとする美味しいボルドーでした。
6 1998ドメーヌ・ルイ・ラトゥール
コルトン・クロ・ドゥ・ラ・ヴィーニュ・オー・サンACコルトン 特級 ピノ・ノワール100%
ルイ・ラトゥール社が所有するコルトンの畑の中でも「クロ・ドゥ・ラ・ヴィーニュ・オー・サン」(聖人のぶどう畑の意)は2.5haの南側の区画。甘いスミレのような香り、すっきりとした酸味とタンニンがやわらかく調和する、エレガントで繊細な特級赤ワインです。
コルトンらしい誠実さと、古酒に差し掛かったブルゴーニュ特有の官能的な雰囲気も感じられました。
コルトンには珍しく、味よりも香りが好印象でした。
7 2009ロベール・グロフィエ・ペール・エ・フィス
シャンボール・ミュジニー・レ・ゾー・ドワACシャンボール・ミュジニー1級 ピノ・ノワール100% PP92点
2009シャンボール・ミュジニー・レ・オー・ドワには多くのシャンボールの持つ性質がグラスに浮かび上がる。赤いベリー、花々、そして甘いスパイスがこの滑らかで完璧に造られたブルゴーニュの中で素晴らしく調和される。フィニッシュは繊細で控えめ、そして本当に官能的だ。これはグロフィエの見事なワインである。(ワイン・アドヴォケート194号)
よいヴィンテージだけあって、既に美味しくいただけました。
エレガントなシャンボールでした。
8 2009コブ ピノ・ノワール ライス-スピヴァック
ソノマコースト
カリフォルニア ソノマ・コースト ピノ・ノアール100% PP93+点ソノマコーストで最も冷涼な”True Sonoma Coast”と呼ばれる地域の畑から、過熟にならないよう収穫した葡萄を更に厳選して作られるワインは、13%台のアルコール度数と複雑な香りを持つピノ・ノワールに仕上がっています。ロス・コブは英国デカンタ誌から「カリフォルニアピノノワールの未来」と賞賛され最高の5つ星評価を得た。
アメリカのワインらしく、果実を全面に押し出してくるタイプですが、エレガントな一面も感じられる美味しいワインでした。
9 2003アンリ・ボノー
シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・マリエ・ブーリエACシャトーヌフ・デュ・パプ PP90-93点 グルナッシュ主体
世界中が欲しているボノーのシャトーヌフ、しかし1,500ケース程度とあまりに少ないために、日本にはほとんど入ってこない。古木がほとんどのワインは、驚くべき複雑さや凝縮感、エキス分の豊富さがある。 「伝統あるシャトーヌフ・デュ・パプの心と魂を守り続ける第一人者としてアンリ・ボノーが君臨する」と言われているように、アンリ・ボノーはシャトーヌフ・デュ・パプの偉大な生産者です。希少なキュヴェ。
最近流行のヌフです。ワインの実力からすると早めですが、それでも圧倒的な果実に支えられすでに飲めます。そのバランスと実力は銘柄どおりでした。
内臓入り自家製ソーセージ
秋刀魚の冷製
オヒョウのロースト キノコ添え
ワタリガニの裏ごしスープ
仏産ウズラとフォワグラのサラダ
和牛のロースト かぼちゃのニョッキ
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