2013年8月27日火曜日

8.23 マルマス・コパン ワイン会

ウェルカムワイン 
NVセレルス・デ・ラルボック ラルボック・1919・カヴァ・ブリュット
スペイン カヴァ 品種:チェレロ・マカベオ・パレリャーダ

1 2000フィリポナ クロ・デ・ゴワセ ブリュット
ACシャンパーニュ ピノ・ノワール65%、シャルドネ35
伝統ある製法を16代にわたり一貫して守り続けるシャンパンの名門。フィリポナのクロ・デ・ゴワセと言えば、シャンパーニュ地方で、たった2つしかないモノポールのうちの1つ。もうひとつは、クリュッグのクロ・デュ・メニルです。5.5ha(ピノ・ノワール3.5ha,シャルドネ2.0ha)はマレユイユ・シュール・アイ村に位置し、45度の急斜面はブドウの熟成に理想的な立地条件です。デゴルジュマン10/2011
非常にバランスのとれたワインです。程よい複雑さと、キメの細かい泡が印象的でした。

 
2 2010ジャン・ポール・エ・ブノワ・ドロワン
シャブリ・グラン・クリュ・レ・クロ
ACシャブリ特級 シャルドネ100%  INC94+?
ドロワン家は、1698年から代々続く名門です。現在5つのグラン クリュと8つのプルミエ クリュを含む、265haの畑を所有しています。葡萄栽培は除草剤等に化学薬品を使わず、草を生やすことで葡萄の根にストレスを与え生産量を減らし、特別オーガニックな肥料なども必要としなくする。レ・クロは、長期熟成する畑のワインです。力強く堂々とした風味、人を圧倒するパワーをもつ、将来性豊かなワインです。「クラシックでミネラルがあり、リッチなワイン。シレックスのようなミネラルがある。」(ブノワ談)。
自然に体に入っていく感じのする、バランスの良いシャブリでした。クリーミーな岩牡蠣と最高のマリアージュでした。


3 2006ドメーヌ・パラン コルトン・ブラン グラン・クリュ
ACコルトン特級 シャルドネ100
ポマールの名門、ドメーヌ・パランが手掛ける特級白ワイン、コルトン・ブランです。ラドワ・セリニー側、コルトンの中でも別格の高い評価を受けるル・ロニェ・エ・コルトンの区画より、コルトン・シャルルマーニュを名乗らず、コルトン・ブラン名義でリリースされる希少な白ワイン。近年はすべて樽発酵、新樽100%での熟成で造られます。
やはり、コルトンシャルルマーニュとは違いましたが、ボディーはふくよかで、酸は少なめな印象でした。


4 1999シャトー・カルボーニュ・ブラン          PP87-88
ACペサック・レオニャン ソーヴィニヨン・ブラン60%、セミヨン38%、ミュスカデル2%
どのヴィンテージも外れの少ない素晴らしい白ワインを造るシャトー・カルボーニュです。
ヴィンテージを感じさせない、フレッシュさも兼ね備えたバランスの良いワインでした。

5 1996シャトー・フィジャック          
ACサン・テミリオン 第1特別級 PP82
平均:カベルネ・ソーヴィニョン35%  カベルネ・フラン35% メルロ30
1947年に現在のオーナーのマノンクールが引き継いで以来、高い評価を得ており、産出されるワインは、メドック地区格付第2級の上クラスのワインに匹敵すると言われ、また、長い間、多くの評論家にサン・テミリオンで2番目に優れたワインであると言う評価を与えられてきている。
今回、一番飲み頃を迎えていたワインです。サン・テミリオン特有の柔らかさは、シュバルブランも連想させるものでした。


6 1996コンチャ・イ・トロ  ドン・メルチョー
チリ カベルネ・ソーヴィニョン PP88
ドン・メルチョーとは、コンチャ・イ・トロ社の創始者。その名前のついたこのワインは、チリNo.1ワイナリー(10年対日輸出実績)コンチャ・イ・トロ社における、最高峰の赤ワインです。広大な自社畑の中から、最良の畑であるプエンテ・アルトのブドウを使い、力強いボディと深みのある味わいを産み出しています。
まだまだ早い感じもしましたが、流石にしっかりとしたボディです。バランスも悪くないのですが、日本人には強いワインだとも感じました。


7 2007テヌータ・ディ・オルネッライア オルネッライア
トスカーナ州 ボルゲリ DOC           カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロ27%、カベルネ・フラン14%、プティ・ヴェルド4% WS97 IWC95点 PP94
1985年に誕生したテヌータ・ディ・オルネッライアのシンボルワイン。敷地内の完熟したぶどうだけを厳密にセレクションをして造られたワイン。収穫を抑え、最新の注意を払われて生み出されたワインは、世界屈指のワインとして数々の賞を受賞し、ワインセクションで著名な評論家の間でも不動の評価を得ている。’07は各ワイン誌で高評価。
飲み頃は、まだまだ・・・といった感じですが、ポテンシャルを感じさせるワインでした。
この濃さで、このバランス、凄いです。

 
8 2005ドメーヌ・ルイ・ジャド クロ・ヴージョ・グラン・クリュ
ACクロ・ヴージョ特級  ピノ・ノワール100%  PP93-95
畑は東に面し、斜面の高い部分は小石の多い石灰粘土質。麓の方はより石が少なく、腐葉土に恵まれた湿った土壌です。ルイ・ジャドは2番目に大きいクロ・ヴージョの畑の所有者です。クロ・ヴージョの南北の真ん中辺りを、東西(高低)全てをカバーする形で所有しており、バランスのよいワインをつくります。
このワインも底知れないポテンシャルを感じました。2005というグレートヴィンテージは、果実と酸、タンニンのバランスが良いです。


9 2008パルッソ バローロ ブッシア
イタリア ピエモンテ バローロDОCG ネッビオーロ100    PP95
パルッソのワイナリーは、バローロDОCGエリアの中でも特に重要なモンフォルテ・ダルバ村とカスティリオーネ・ファレット村の中間に位置しています。1991年からは「ランガ・イン」という生産者グループに属し畑の特徴が明確に表現されるワイン造りに取り組んでいます。バローロの中でも特に重要と言われる5つの村の内の1つ、モンフォルテ・ダルバ村。その中でもより評価の高い畑「ブッシア」にある、ロッケ、ムニエ、ブッシア・ソッターナという更に限られた区画の樹齢50年を含むブドウを使用。様々な香りと凝縮感、滑らかさなどいくつもの要素の調和の取れたパルッソの最高峰です。
このワインも高いポテンシャルを感じました。
バローロ特有の香りを楽しむことができました。


金目鯛のグリエ

フォワグラのポワレ仏産キノコ添え

牛レバーのロースト
岩牡蠣
仔羊のロースト
手長海老とリードヴォーのパネ

2013年8月21日水曜日

小布施蔵 1〜5号酵母 SAKE

小布施ワイナリーが少量創るSAKE 明治時代酵母、大正時代酵母、昭和時代酵母の比較醸造
松本市の中島酒店さんによる試飲会です。
結論は、1号、5号酵母が好印象でした。また、酵母を使用していないものも面白かったです。
日本醸造協会の協力による酵母だそうです。
貴重な実験を体感させていただいた試飲会でした。

2013年8月13日火曜日

8.7 ワイン飲み会

 突然、お誘いいただいてワイン会です。
ある意味、一番贅沢な感じかもしれません。
プロヴィダンス2005プライヴェートリザーヴ
最も好印象なワインのひとつです。ヴィンテージ以上の香りと味わいはボルドータイプ・・・ブルゴーニュタイプ・・・といったカテゴリーを超えています。
幸せにさせてくれるワインでした。
 レア物の城戸ワイナリー2011プライヴェートリーザーヴ メルロー
既に柔らかさとバランスを兼ね備えていました。
造りの良さを感じるワインです。
 岩牡蠣は、シャンパーニュとマリアージュしていました。
 ムール貝は味わい濃く、コルトンシャルルマーニュとマリアージュしていました。
 鴨は、マジ シャンベルタン と好相性でした。
 ラフィネのワインは、バランスの良いエレガントなワインが多い印象です。
延長戦のピション ロングヴィル 2003
豊富な果実にタンニンが高次元で溶け込んで、流石の存在感でした。

S先生、ありがとうございました。

2013年8月1日木曜日

マルマス・コパン ワイン会 7.25

今回は参加者が若干少なかったですが、白、赤、バランス良く揃いました。

ウェルカムワイン 
2011デリカート・ファミリー・ヴィンヤーズ ウッドヘーヴン・ジンファンデル
カリフォルニア ジンファンデル主体

1 2008アジィエンダ・アグリコーラ・フェルゲッティーナ
フランチャコルタ ロゼ ブリュット
イタリア ロンバルディア フランチャコルタ D.O.C.G ブドウ品種 :ピノ・ネロ100
フランチャコルタを知り尽くした“職人”が自社ブドウのみを使用し匠の技で造り出す、フランチャコルタの最高峰!1991年創立と比較的新しいワイナリー。「エレガンスとフィネス」が最大限に表現された素晴らしい味わいは、創立後間もない時期より評判となり、1997年の「サテン」がガンベロ・ロッソでいきなり3ビッキエーリを獲得。全て徹底した自社管理で栽培したブドウのみを使用するのみならず、驚くべきはその贅沢なブドウの搾り方にありました。 すなわち20%に満たない量なのです。

果実味あふれるイタリアらしいスパークリングでした。
 
2 1996ルー・デュモン レア・セレクション 
ャブリ・プレミアム・クリュ・レ・フルノー
ACシャブリ1級 シャルドネ100% 
ワインの買い付けのために毎日のように生産者を訪ね歩いている仲田さんが、 地道な活動の中で見つけた蔵出し古酒。メゾン・ルー・デュモンにクルチエ達が ビン買い(”シュル・ピル”といいます)条件で持ち込んでくる古酒。それらの 中から、コストパフォーマンスが抜群なものだけを仲田さんが厳選して紹介して くれるのが「レア・セレクション」です。(「レア・セレクション」の「レア」は、” レアちゃん”と、”レアもの”をかけたもの)。これぞまさしく、ブルゴーニュ古酒の” いいとこどり”であります。尚、セレクション各古酒の生産者名は非公開です。あくまでも”仲田印”です。

流石、仲田のセレクトワインはバランスが良いです。果実のピークは過ぎていましたが、最後までバランスの印象は変わりませんでした。

3 2009オスピス・ド・ボーヌ ムルソー・キュヴェ・ロパン(ジャノボス熟成)
ACムルソー シャルドネ100% (1級レ・クラ50%、レ・クリオ50%)
京都のワイングロッサリーが落札したワイン。熟成はジャノボスに委託。ジャノボスは、コント・ラフォンの醸造長を勤めたジャノ氏と、レストラン業界を熟知した情熱家ボス氏のコラボレーションです。今飲んでもびっくりするほど美味しい特別なムルソーらしい。

良いヴィンテージで体力も十分です。パワフルなムルソーらしいワインでした。

4 2010ドメーヌ・ラペ コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ特級 シャルドネ100
1792年からペルナン ヴェルジュレス村でワイン造りを行っているドメーヌで、現在はローランとヴァンサン親子により運営され、息子のヴァンサンが栽培・醸造責任者を務めています。9割がペルナン ヴェルジュレスに位置する区画を所有。樹齢は数年から50年まであり、定期的に植え替えを行い、長い樹齢のものと短い樹齢のもの両方があることにより、力強さとフィネス両方兼ね備えたワインが出来上がります。

ヴィンテージから穏やかな印象も感じましたが、畑の格を感じさせる香りが楽しめました。

5 2004ボランジェ ラ・グランダネ
ACシャンパーニュ  ピノ・ノワール2/3、シャルドネ1/3
ブドウの当たり年にのみ造られる。ヴィンテージの特性と同時に、ボランジェ・スタイル”“テロワールの素晴らしさ”“伝統的製法が感じられるシャンパーニュ。2004年は、グランクリュとプルミエクリュのみをオーク樽で一次発酵させた後、コルク栓をしてカーヴで7年熟成。

ヴィンテージ違いを近頃試飲しましたが、このシャンパーニュの実力を感じることができました。
ワインだけでも食事と合わせても無敵のシャンパーニュでした。

6 2007カステッロ・バンフィ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
イタリア トスカーナ D.O.C.G サンジョヴェーゼ100% PP91
トスカーナ州の中心部に位置する、シエナ県モンタルチーノ市は、 “ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ”の産地として世界的に有名な地域です。バンフィ社はこのモンタルチーノに、約800ヘクタールのブドウ畑を含む、広大な土地を所有し、創立以来、土壌の分析、ブドウ栽培法の研究、土着品種であるサンジョヴェーゼ種のクローン研究、樽材や醸造法の研究を行ってきました。バンフィ社のブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、しっかりとしたボディとしなやかで複雑な味わいが特徴です。

モンタルチーノにしては果実も穏やかな印象でしたが、充実したワインでした。

7 2006シャトー・モンローズ
ACサンテステフ メドック第2級   PP94+点
カベルネ・ソーヴィニョン72%、メルローとプティ・ヴェルド28
2006年のモンローズは、新オーナーのマルタン・ブィグが、オー・ブリオンで1961年~2003年の間醸造を担当したジャン・ベルナール・デルマスに造らせたファースト・ヴィンテージ。

ワインの実力からすると若い印象もありましたが、時間が経つとその実力を発揮しました。数年先に実力を発揮するタンニンも質の良いものでした。

8 2008ロベール・グロフィエ 
シャンボール・ミュジニー・プレミエ・クリュ・レ・ザムルーズ
ACシャンボール・ミュジニー1級 ピノ・ノワール100%  PP94
シャンボール・ミュジニーの1級畑レザムルーズ(日本語で『恋人たち』の意味)の最大の所有者としても名高いロベール・グロフィエは、すでに傑出したワインを造りだす生産者として認知されています。レザムルーズはワイン好きにとっては、垂涎の的です。
リアルワインガイド30号のコメント 今飲んで92+ ポテンシャル93+吸い込まれそうなほどの美しく複雑な香りはまるで香水だ。もう何も言いたくない。味はもう当然凄まじく美味しいの一言。甘く、享楽的で、しかしとても知的な面も持ち、焦点が定まり、これ以上美味しいワインがあるのかというような錯覚に陥る。

ピノは強いですね・・・流石の力強さとエレガントさは最後のワインにふさわしいものでした。




雲丹のヴィシソワーズカクテル
稚鮎のパート包み
貝類のサフラン風味(やはりムール貝は味が濃いです)
仏ブルターニュ産オマールは生きた状態でした
ブルターニュ産オマール海老のロースト
フォワグラのフラン
仏マイエンヌ産鶏肉のロースト