2010年4月28日水曜日

マルマス ボン・コパン ワイン会 4.27

ウェルカムワイン 
2009小布施ワイナリー ソガ ペール ェ フィス 小布施ブラン
国産ドイツ系品種100%

1 NV カ・デル・ボスコ フランチャコルタ・キュヴェ・プレステージ
イタリア フランチャコルタ DOCG 
シャルドネ75%、ピノ・ネロ15%、ピノ・ビアンコ10%
134の区画に及ぶ自社畑の厳選されたブドウだけを使用。ブドウは収穫ロットごとに醸造され、最高のヴィンテージのリゼルバとアッサンブラージュされる。28ヶ月間の熟成を経てリリースされる。

2 2001ショーンレーバー・ブリュームライン
ミッテルハイマー・エーデルマン リースリング エルステス・ゲベクス
ドイツ ラインガウ Q.b.A リースリング100%
ラインガウワイン公的格付けで「エルステス・ゲベクス」は取得が最も難しい最上格付。


3 2001ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級  PP88-90点   シャルドネ100%
コルトン・シャルルマーニュは、コート・ド・ボーヌの北の方、アロース・コルトンとペルナン・ヴェルジュレスの2つの村にまたがる特級畑です。ルイ・ジャドは19世紀よりコルトン・シャルルマーニュに畑を所有し、その畑はルイ・ジャドが持つ最も古い畑の一つです。

4 2002ドメーヌ・ソガ カベルネ・ソーヴィニョン 2e cru
カベルネ・ソーヴィニョン100%
最も良い葡萄を選抜、醸造にもこだわった小布施の最高級シリーズ「ドメーヌソガ」は、自社ワイン農場で自社栽培した葡萄を全量に使用して醸しだされるプレミアムワイン。古式なフランス醸造法にのっとり、新樽で17ヶ月の樽貯蔵、無濾過、無清澄化など、全て自然に逆らわず手作業で時間をかけて行う製法を用いている 。

5 2007ル・クラランス・デュ・オー・ブリオン
ACペサック・レオニャン メドック1級 PP87-89点
メルロ51%、カベルネ・ソーヴィニョン34%、カベルネ・フラン15%
2006年まではシャトー・バーン・オー・ブリオンとして生産されていたオー・ブリオンのセカンドワインだが、2007年からはル・クラランス・デュ・オー・ブリオンとワイン名が変更された。ワインボトルもファーストのオー・ブリオンと同じボトルになった。
6 2005ドメーヌ・ニコラ・ロシニョール 
サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・フルノー
ACサヴィニー・レ・ボーヌ1級  PP90+点 ピノ・ノワール100%
非常に長い低温マセラシオン(果皮を果汁に漬け込む)やフリーランジュース(余分な力を加えない圧搾で自然に流れ出る果汁)のみの使用、天然酵母による発酵、樽の使い方にも定評があり、果実味に溢れ、濃い色調のワインを造っている。


7 2000エミディオ・ペペ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
イタリア アブルッツォ DOC モンテプルチアーノ100%
伝統的な手法で造られ、ブドウの栽培から醸造、瓶詰め、ラベル貼りに至るまですべて人の手によって手間暇かけて造られるビオワイン。濾過をせずに瓶詰め熟成され、出荷の直前に手作業で丁寧にボトル一本一本を澱引きするという完全に自然と人の手により造られるワイン。

8 1996ボデガス・バルバス・グラン・レセルバ
DO リベラ・デル・ドゥエロ WS94点 
テンプラニーリョ90%、カベルネ・ソーヴィニョン10%
ボデガス・バルバスは、このリベラ・デル・デュエロの地で200年以上続く歴史を持ち、1777年に設立されて以来4世代に渡ってその高貴なワイン造りが継承される家族経営の蔵元で、バルバス家の創立者はこの地の権威者であり、DOリベラ・デル・デュエロを制定した偉人。

桜えびとスクランブルエッグ 春らしい一品でした。

金目鯛のカルパッチョ

キングサーモンの牛乳ポシェ
オマール海老とホタテのムースちりめんキャベツ包み:面白い発想の料理でした。やさしい味わいが、しっかりとしたコルトンシャルルマーニュに合っていました。
フレッシュフォワグラのソテー:酸も甘みも強いリースリング種のワインと合わせましたが、ドイツ系品種のぶどうの強さを改めて感じました。
牛フィレのグリエ:小布施ワイナリーのカベルネ2002に合わせましたが、若干メルローをアッサンブラージュした同ワインは飲みごろを迎えており、ポムロールのようなテロワールを感じる良い香りのワインでした。
中津川産サフォークのロースト:この肉は個人的に好みでした。やさしい味わいのラム肉は、後半のどのワインともそれなりに合いましたが、ニコラロシニョールのピノはヴィンテージも良く、バランスが良かったので、マリアージュを楽しめました。

2010年4月23日金曜日

素敵なワイン会

メドック1級シャトーの中でも筆頭と言われている名門。ぶどうの樹1本からグラス一杯分位しか生産されない、優美で繊細な味わいのワインです。1980ヴィンテージは、飲み終わる頃にその実力を発揮しました。少なめの果実味のなかにも、端正で精緻な雰囲気のワインでした。

フレッシュフォワグラのポワレは、ドメーヌ・ズィント・フンブレヒトリースリング・ランゲン・ド・タン クロ・サン・テュルバン と合わせていただきました。ワインの黄金色と甘めのソースがマリアージュしていました。さすが、強いワインで、酸、複雑な香り(貴腐・重油香)ともに健在で、飲みごろの美味しいワインでした。
金目鯛のポワレ
仏ブレス産の鶏の脂の美味しさを感じられる逸品でした。
オマール海老は爪の美味しさをシンプルに感じられるヴィネガー仕立てでした。
[1997] ムルソー・クロ・ド・ラ・バールドメーヌ・コント・ラフォンとマリアージュしていました。この畑のワインは、樹脂系の香りのする樽発酵に由来するとシニアソムリエもおっしゃっていました。控えめなボディと特徴的な香りの品の良いムルソーでした。
ムルソーで最上の生産者として知られるドメーヌ『コントラフォン』は、ブルゴーニュ全体を見ても、一、二を争うドメーヌであると言えます。ビオディナミ(有機栽培)を実践し、収穫を最小限に抑えることで非常に高品質な葡萄を育て、瓶詰めまでの間、澱引きや濾過を一切行わないという製法で、非常に濃密で芳醇な白ワインを作り上げています。
今回のS先生のセレクトは、並べた瞬間に素敵な世界が想像できるものでした。精緻で綺麗な・・・美人そろいです。

1997年シャンベルタン・キュヴェ・エリティエ・ラトゥール・ドメーヌ・ルイ・ラトゥールは、シャンベルタンらしい力強さと果実味でした。シャンベルタンらしい逞しさが最も表れる極上のテロワール。キュヴェ・エリティエ・ラトゥール(素晴らしい相続者の醸造品)と銘記されるコート・ド・ニュイ地区の偉大な赤ワイン。シャンベルタンの手本といえる味わいでした。
ジャック・セロス・グラン・クリュ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット・サブスタンスは、NVながらも力強い味わいと極細かい泡が印象的でした。SUBSTANCE(本質)と名付けられたシャンパン。最高の原料ワインを産みだすアビーズ産のシャルドネをジャックセロス独自のソレラで熟成しボトリング。シュプスタンスは独自のソレラシステムを組む。収穫の翌年、通常の小樽から4000lの大きな木樽に澱と共に移され、次の年には澱を取り除いて4300lのステンレスタンクに移される。毎年、4300lのステンレスタンクから全体の22%をボトリングする為、減った分を大樽から移し、更に大樽の減少分を小樽から移して行く、所謂ソレラが出来上がる。このソレラには1984年収穫からのワインが入っている。ジャックセロスのフラッグシップ的存在。
今回のワイン会は、シニアソムリエを迎え、至高のワインと食事で楽しいひとときを過ごさせていただきました。本当にありがとうございました。

2010年4月16日金曜日

ヴィラデストワイナリー プリマベーラ メルロー2007

メルロー種の果実味あふれるワインでした。ベリー系の香りもあり、タイプとしてはマンズワインのソラリスシリーズにも共通するところがありました。テロワールでしょうか・・・期待値が大きかったので、多少期待外れでした。この価格なら、国産他社でも良いものがたくさんあります。

2010年4月5日月曜日

サントリー 塩尻メルロー2003

復活したサントリー塩尻工場の原産地呼称リリース第1号となった塩尻メルロー2003です。このヴィンテージがファーストです。当時(2004年)は、その実力に気がつきませんでしたが、6年後、なかなか良いワインになっていました。基本的にはメルシャンの長野メルローと同じレンジですが、樽の使い方にメルシャンの方が特徴があります。このヴィンテージのサントリー塩尻メルローは手摘みで良いブドウのみを使用しているようで、明らかに強い果実を感じました。