2009年11月28日土曜日

ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー・トレード・テイスティング2009

毎年、11月末に行われる仏ボルドー地区のユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー・トレード・テイスティングに行って来ました。昼食の後だったので、爽やかグラーブの白ワインが好印象でした。その後、好みの右岸をテイスティングしました。
今回、好印象だったCHアンジュリスのオーナーと記念写真。このワインは、今飲んでも、先々に飲んでも良いワインだと感じました。
2006の傾向は、個人的には予想以上でした。果実味は想像よりもふくよかで、酸のバランスも悪くありませんでしたが、総じてタンニンが弱い感じもしました。しかし、主催者ボルドーの弁では、長期熟成タイプだそうです。
会場は、今年もホテルオークラ東京の平安の間でした。
帰りは、赤坂のマキシム・ド・パリで夕食となりました。ワインはCPローランペリエ、R2004CHラグランジュをチョイスしました。どちらのワインも美味しかったですが、ラグランジュは既に飲みごろを迎えており、エレガントで良い印象でした。

2009年11月10日火曜日

ラ・クロワ・ド・ボーカイユ 2002

2級格付けシャトーの中でも個人的にお気に入りのデュクリュ・ボーカイユのセカンドワインです。
思ったよりも力弱い感じでしたが、さすがに酒質とエレガンスな感じは本格派でした。果実味が若干未熟な感じでバランスはもうひとつでした。以前、2004をテイスティングした時はもう少し良い印象でした。グレートヴィンテージに隠れた地味なヴィンテージの名門シャトーセカンドワインを試してみたくなる季節になりました。

2009年11月8日日曜日

イケダワイナリー 樽熟甲州 2008

このワインは、なかなか美味しかったです。まさに、和食や日本の洋食に合うワインといった感じです。バランスの良さは、どの料理にも合います。日本ワインは良くなったといいますが、その中でも良いワインの部類だと思います。決して力強くはありませんが、丁度良い酸とバランスが身上です。価格も良心を感じます。リピート確定です。

2009年11月7日土曜日

ファルネーゼ ヴィーノ ノヴェッロ’09 ヌーヴォー

フランスのヌーヴォーよりも一足早く、 イタリアのヌーヴォ11/6(金)解禁!とはいうものの、いまひとつ盛り上がらないのも事実です。味わいは、濃く、酸が少ないワインといった感じです。甘さすら感じます。葡萄品種:サンジョヴェーゼ、モンテブルチアーノというセパージュのせいかもしれませんが、繊細な感じはしません。イタリアの新酒ノヴェッロ。日本人の舌はフランスを選ぶと思います。

2009年11月3日火曜日

11.2 S先生ワイン会

S先生のワイン会です。今回も個性豊かなワインをテイスティングさせていただきました。
ロゼジャンパーニュは、ピノノワール主体と思われるセパージュで、複雑な味わいでした。時間が経つにつれて果実味も出てきました。しっかりとした酸に支えられて白子のムニエルとマリアージュしていました。
白子のムニエル、焦がしバター。
蝦夷鹿のローストサラダ仕立て。ほとんど臭みがなく、美味しかったです。
ニコラ・ポテル ムルソー1級・ペリエール1990年 。
Iソムリエいわく、ハシバミの塊りと評する香りでした。ムルソー独特の発酵酸の為、酸は比較的やさしい感じでしたが、素晴らしい香りのワインでした。
フォワグラのポワレ仏産キノコにポルト酒のソースです。
この料理は、あらゆるワインに合わせやす美味しい料理でした。白ワインも良かったですが、グラン・エシェゾー/パトリアッシュ・ペール・エ・フィス 1973 と合わせも美味しかったです。このワインも素晴らしい香りのワインでした。蔵出しワインの為、とても良い状態でした。
アンコウのロースト、オマールのソースです。
スコットランド産、雷鳥のローストと白トリュフです。県鳥の雷鳥を口にするとは思いませんでした。味は非常に強烈でした。胆を潰したソースの苦みと熟成したジビエ独特の香りが支配的でした。
ダル フォルノ ロマーノ アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ スペリオーレ 1997
このワインは素晴らしかったです。香り、タンニン、バランス果実味が絶妙なワインでした。ノーマークのワインにも本当に素晴らしいワインはあると改めて感じました。今回も貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。