2018年12月31日月曜日

祝! 須田先生 還暦パーティー 12.8

 2018年12月8日、須田先生の還暦記念パーティーが華やかに開催されました!

 現在は入手困難な世界最高峰のワインが揃いました!

⑴ 1990 アラン ロベール ル メニル リゼルヴァ (MG)
消えゆく伝統を守る最後の作り手」と称されるアラン・ロベール。有名なクリュッグやサロンと同じメニルの村に本拠地を置き、ネゴシアン主流のシャンパーニュ生産の中で、17世紀から400年近くに渡り自社の畑のブドウにこだわったレコルタン・マニュピュランとして、際だった個性を発揮しています。グランクリュ畑のルメニルの葡萄のみを使い、シャルドネ100%。この頑なまでに伝統的な手法にこだわるアラン・ロベールのシャンパン造りの結晶メニルルゼルヴは平均樹齢30年の葡萄より作られ、一次醗酵は大樽で行われます。ルゼルヴの二次発酵は一般的なボトルキャップで栓をした瓶で行われるそうです。 完全バランスのシャンパーニュは、果実と複雑味と酸が綺麗にバランシングしていました。
⑵ 2014 ラペ ペール エ フェス コルトンシャルルマーニュ 
ペルナン側のシャルルマーニュ畑のシャルドネ90%にアロース・コルトン側のシャルドネ10%をオーク樽12ヶ月熟成で造られる高級コルトン・シャルルマーニュ「ミネラルの風味はありあまるというよりおそいかかってくるようだ」とマット・クレイマー氏に言わしめた究極辛口白ワイン
氏のサインが記されたマグナムボトルは食事にも合わせやすいスタイルでした。

(3)2006 ル フレーヴ ジュヴァリエ モンラッシェ
「ルフレーヴにモンラッシェは必要なし」と言われていたほどでした。1991年にモンラッシェを手に入れてからも、その実力からドメーヌのフラッグシップキュヴェと呼んでも過言ではありません。パワフルさでは劣るものの、モンラッシェよりも一層繊細なミネラルが強く感じられ、非常に上品でエレガントな味わいに魅了されます。 
端正なスタイルはルフィレーヴそのものですが、ピュリニー等とは異質の完成度です。そのスケールの大きさとハシバミなどナッツ類の香りがそのグレードを物語っていました。

(4)1998 ラモネ モンラッシェ マグナム
ラモネの所有する区画はDRCの区画と隣接した中央部の最上のパーセル。
白ワインの最高峰ともいえるグラン・クリュ 岩のような硬質なミネラルと、豊満な果実味が同時に押し寄せてきます。アフターにはミネラルの苦味が広がり、それが甘味に変わるのです。
白ワインにこれ以上、何を求める必要があるでしょうか、、、そう思わせる完璧なワインでした。すべてがスムースで香りも味わいも強いのに強さを感じさせない素晴らしいワインでした。


須田先生をして、パーフェクトな白ワイン言わせしめた、還暦のお祝いに相応しいワインでした。

モンラッシェの出来栄えに須田先生もご満悦です!

 
(5)1992 コント ジュルジュ ド ヴォギュエ ボンヌマール マグナム
繊細さのなかにもよりダイナミックでピュアなピノノワールが力強く息づくボンヌ・マール。DRCやドメーヌ・ルロワにはないもの、それがヴォギエのボンヌ・マールにはあるとさえ言われています。ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、レ・ザムルーズは0.56haと、シャンボール・ミュジニーを代表する畑の数々を所有しています。
個人的に非常に好印象なワインでした。ヴォギュエのスタイルは自然派であるながら常にベリーの香りと根菜類の香りの両方が楽しめるように感じます。
今回のボンヌマールはマグナムボトル、1992ヴィンテージのアドバンテージもあり、感動ものの素晴らしいワインでした。


(6)1970  シャトー カロン セギュール マグナム
歴史はローマ時代に遡るほどの名門ですが、名声は18世紀から。
セギュール侯爵はラフィットやラトゥールを所有していたにも関わらずこのシャトーのほうをより愛したといいます。この村でシャトーモンローズやコスデストゥルネルと並び
長命なワインとして知られ格付け第3級ながらトップクラスの逸品を輩出しており、1976年のパリ対決では
1970年産がフランス代表として出品されました。ボルドーワインが熟成を知っていた頃のヴィンテージです。タンニンも塾れ、ヴィロードのようなタンニンとヴィンテージからすると充分すぎる果実を感じることができました。バランスの妙を感じました。



(7)1997 DRC リシュブール

華やかさでは、「ロマネ・コンティ」より勝ると評価される
「リシュブール」は、コート・ド・ニュイの中心に位置し、しばしば「ニュイの真珠」とたたえられるヴォーヌ・ロマネ村にある6つの特級畑のうちの一つです。ロマネ・コンティの畑の北側に隣接し、DRCがこの区画の最も多くを所有している為、常に安定した品質のワインを造りだしています。果実味に富んだ極めて魅惑的なワインとなるのが、このリシュブール。最もブルゴーニュらしいと高く評価されることが多いです。
味わいはフルボディーで、木苺、スパイス、トリュフの香り。その香りは「百の花の香りを集めてきたような」と形容されるほど、信じがたいような華やかさと官能的なまでの艶やかさが産まれます。口当たりはなめらかで、ビロードのような舌触りが残ります。
こんな憧れのワインも2本提供していただきました。上記の評はインポーターの弁ですが、さすがにDRC、完全バランスが故のスムースこの上ないワインでした。完全過ぎて何も主張しない感じすらしました。DRCにしてはベリー系を連想させる素晴らしいワインでした。


(8)1994  シャトー ペトリュス 

今や五大シャトーをも凌いで、世界で最も高値で取引されるワインの一つとなった「ポムロールの王」シャトー・ペトリュス。ワイン愛好家であれば、天国への鍵を手にした聖ペテロのラベルを見るだけでも興奮してしまう、それほど希少価値のある幻のワインです。


こんな神話のよなワインも惜しげも無く提供していただきました。
テロワールとはこのワインの為にある言葉だと感じました。目の詰まったキメの細かいワインでありながらヴィロードのようなタンニンと果実の充実を感じることができました。


(9)1999  シャトー ディケム
樹1本からグラス1杯だけといわれる数々の伝説に彩られた神秘なる傑作
1855年のパリ万博では、比類なき最高級として「特別1級シャトー」として格付けされ、以来、ディケムの名声と品質は今日まで揺るぎません。
畑はその他の1級シャトーを見下ろすように広がり、名実ともに頂点に君臨しています。
熟練した摘み手がシャトーに約2ヵ月滞在。
数回に分けて畑を回り、完熟の貴腐ぶどうのみを一粒ずつ丁寧に収穫します。
情熱的なこだわりは、畑に限ったことではありません。
ワインは新樽100%で3年以上熟成されるそうです。
やはり締めくくりはこのワインでした。
ソーテルヌの中でもその存在感は抜群で唯一無二です。ただ甘いだけではない、幾重にも重なる複雑な香りと味わいを楽しむことができました。


 パーティーを盛り上げていただいた、サックスの平林さんとピアノの高島田さん

 北海道産ウニとコンソメジュレ カリフラワーのクーリーソース

 フランス産フォワグラとイチゴのミルフィーユ



 ワイン会からの花


国産アワビのロティ その肝のソース

須田先生、還暦おめでとうございます。
マルマスの社長様にも、いつまでもお元気で頑張っていただきたいです。

 活伊勢エビのロティ ヴェルモットソース

 フランス ブレス産シャポンの胸肉のグリエ そのエッセンスソース
シャポンは何度かいただいておりますが、今回ほど美味しいと思ったことはありません
最高でした!

 北海道産サロマ黒牛フィレ肉のグリエ香り高きフランス産黒トリュフソース

10年前の50歳の誕生記念パーティー、そして、今回の還暦記念パーティー、お招きいただきありがとうございました。10年という年月が過ぎたという実感はありますが、先生に教えていただいたお酒の楽しみ方やワインの楽しみ方を、これからも一緒に実践させていただきたいと思います。
おめでとうございました。そして、ありがとうございました。

2018年12月9日日曜日

11.7 マルマス コパン ワイン会

ウェルカムワイン 
2016フォンカリュ
ヴァン・ド・ペイ・ドック・シャルドネ・キュヴェ・ド・ブリュ
ラングドック     シャルドネ100%   (小林)

 2004モエ・エ・シャンドン ドン・ペリニヨン・ロゼ       
ACシャンパーニュ  シャルドネ60%、ピノ・ノワール40% WS95  (小林)
作柄の素晴らしい年に収穫されたブドウのみを使い、絶妙なバランスで造られる芸術品。
常に最高のヴィンテージだけが、ドン・ペリニヨンであることを許される。2004年ヴィンテージは、前年に比べ気候に全く問題なく、ブドウは安定した成長を遂げ、良質のブドウが収穫された。力強い味わいと、スパイシーでシルキーな美しい余韻に浸ることができる。
複雑さや苦さも少なく、親しみ易いプレステージロゼワインでした。

2 2014ピエール・イブ・コラン・モレ ムルソー・ナルヴォー
ACムルソー シャルドネ100%    (前澤)
サントーバンの銘醸家、マルク・コランの長男ピエール・イヴは、ジャン・マルク・モレイの娘カロリーヌと結婚。2001年にシャサーニュ・モンラッシェの教会脇で、マイクロネゴスを始めた後、2005年に両家の畑の一部を相続しドメーヌを創設。所有畑の面積は6haほどで、ドメーヌとネゴスを兼業している。双方の比率はほぼ2対1。このムルソーはネゴスもの。ネゴスものといえど、ドメーヌものと品質差がまったく感じられない程の徹底ぶり。
典型的なムルソータイプではないものの、素晴らしいバランスのワインでした。

3 2005ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド コルトン・シャルルマーニュ
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級 シャルドネ100% WS94点   (須田)
ブルゴーニュの最も偉大なる白ワインの1つ。
コルトン・シャルルマーニュは、コート・ド・ボーヌの北の方、アロース・コルトンとペルナン・ヴェルジュレスの2つの村にまたがる特級畑。ルイ・ジャドは19世紀よりコルトン・シャルルマーニュに畑を所有し、その畑はルイ・ジャドが持つ最も古い畑の一つ。



4 1993シャトー・ディッサン  (春日)
ACマルゴー・メドック格付第3級 カベルネソーヴィニョン70%、メルロ30%           
畑はマルゴーの中でも最良のブドウが出来る場所として名高い“カントナックの丘”のブドウ栽培には最適な急な斜面にある。また、1945年にクルーズ家がこのシャトーを購入し、多大な投資と努力を重ねたおかげで、その品質が年々向上している注目のシャトー。偉大なフィネスを備え、格調高い味わいのあるディッサン。
果実は弱いものの、ボルドーの端正な香りが次の日まで残っていました。
痩せてはいるものの、気の強い美人のようでした。

5 2015ドメーヌ・オーディフレッド 
  ヴォーヌ・ロマネ オー・シャン・ペルドリ           
ACヴォーヌ・ロマネ  ピノ・ノワール100%     (前澤)             
アンリ・オーディフレッドはもともとDRC社の12人の正社員のひとりで、ロマネ・コンティとラ・ターシュの栽培を担当しながら、醸造にも携わっていた同社のエース。2003年、ヴォーヌ・ロマネ村の入口付近にある実家のドメーヌを継承し、その後数年間、二足の草鞋で休日も休まず働いた。20072月、14年間勤めたDRC社を退社し、自身のワイン造りに邁進する。彼の畑はDRC社で培ったノウハウを存分に活用し、ロマネ・コンティばりの凄まじい手入れがなされている。醸造は、「DRCでやってきたことをベースにしていますが、極力手をかけず、ナチュラルに造っています」。「オー・シャン・ペルドリ」は、小道を挟んで「ラ・ターシュ」の斜面上側に接する畑。0.31ha。平均樹齢約60年のVV。約18ヶ月間の樽熟成。
良いヴィンテージのワインで果実味あふれる素晴らしいワインでした。



6 2015カ・マルカンダ(ガヤ)マガーリ
トスカーナ ボルゲリエリア  DOP     PP95点   (緒方)
カベルネ・フラン60%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%%、プティ・ヴェルド10
「イタリアワインの帝王」と呼ばれ、間違いなく世界でも頂点に君臨するスーパーワイナリー、ガヤ。本拠地であるピエモンテのほか、トスカーナ州・ボルゲリでもワイナリー、カ・マルカンダを設立し、徹底した品質主義によりサッシカイアなどのスーパータスカンに並び称される素晴らしい品質のワインを生み出している。帝王ガヤがトスカーナのボルゲリで造るシリーズ。ガヤの実力がいかんなく発揮され、全世界で高い評価を受けるプレミアムワイン。2015年ヴィンテージより、マガーリのセパージュはカベルネ・フラン主体となる

7 2013テッレ・デル・バローロ バローロ・ヴィーニャリオンダ (蒲谷)
ピエモンテ州  バローロDOCG ネッビオーロ 100%      
この2013年が初リリース!セッラルンガ・ダルバ村のサブゾーン、ヴィーニャリオンダは標高330m、南向きの畑。土壌は白い色をしており、白亜を多く含むマール。ネッビオーロに特徴的なスミレの花のアロマの中にエレガントなスパイスや熟した赤い果実の要素が感じられる。ヴェルヴェットのようにしなやかで洗練されたタンニンがあり、リッチで心地よく、複雑さも感じられ、長期熟成のポテンシャルを持っている。

8 2011ドメーヌ・ルネ・ロスタン
    コート・ロティ ラ・ランドンヌ                    
ACコート・ロティ シラー100%    PP94点    (岩田)
コート・ロティでギガルと並んでトップドメーヌとして知られるのが、ルネ・ロスタン。彼らが造るのは、驚くほど繊細で極めてピュアな美しいワイン。これぞシラーの真骨頂というべき、驚きと感動を与えてくれる逸品。ロスタンの造るランドンヌはシラーなのにピノ・ノワールに通じる上品さや洗練さを感じさせてくれる。

9 2016マーカス・モリトール
 ヴェレーナ・ゾンネンウーア・リースリング・アウスレーゼ
ドイツ モーゼル  リースリング100%   PP99点    (佐藤)
マーカス・モリトールは1984 年に若干20 歳という若さでワイナリーを引き継いだが、当初から野心に溢れ「モーゼルに以前の栄光を取り戻す」という明確なビジョンを持っていた。また洞察力にも優れており、僅か4ha からスタートした所有畑は今や100ha となりモーゼルで最大規模のワイナリーに成長し、毎年少なくとも50 種のワインをボトリングしている。
そして驚くべきは膨大な数の全てのワインが卓越した品質を持っているということである。「この複雑なアウスレーゼは飲み続けても一切退屈することなく大量に飲むことができるワインだ。酸は並外れてデリケートで上質なので、ぜひこのアウスレーゼを口の中で踊らせてあげてほしい。ただ単純にこのワインが大好きだ。」ワイン・アドヴォケイト

2018年10月31日水曜日

城戸ワイン プライベートリザーヴ メルロー 2014

力強く充実した果実にしてエレガンスなワインでした。
その軟らかな雰囲気は時にオーブリオンの様でした。
S先生、ありがとうございました。

2018年10月18日木曜日

10.10 マルマス コパン ワイン会

※今回も私は参加できませんでしたが、会の記録として保存します。

ウェルカムワイン 
2016スターレーン・ヴィンヤード 
ソーヴィニヨン・ブラン ハッピー・キャニオン・オブ・サンタ・バーバラ
カリフォルニア セントラル・コースト ソーヴィニヨン・ブラン100%  (小林)

 1999モエ・エ・シャンドン ドン・ペリニヨン       
ACシャンパーニュ  ピノ・ノワール、シャルドネ PP93    (小林)
17世紀の終わりに、シャンパーニュの父と称されるドン・ピエール・ペリニヨンは「世界最高のワインを造る」という志を掲げ、その偉業は今日まで引き継がれています。作柄の素晴らしい年に収穫された葡萄のみを使い、絶妙なバランスで造られた芸術品とも呼べる高品質シャンパンです。1999年は「官能」と「なめらかさ」。ドン・ペリニヨンヴィンテージ1999の神秘的な魅力を最も的確に表現する言葉です。


2 2013ルーウィン・エステート アート・シリーズ シャルドネ
オーストラリア マーガレット・リヴァー   シャルドネ100%    (前澤)
ルーウィン・エステートは、1972年にカリフォルニアのロバート・モンダヴィが高級ワイン造りに適した土地を探し、ルーウィンのオーナーであるデニス・ホーガンとジョイント・ベンチャーでブドウ栽培をスタートさせたことから始まりました。
最初の本格的なワインは1979年ヴィンテージでしたが、1980年のアート・シリーズ・シャルドネがいきなり国際的な注目を集めることとなります。ワイナリーとしても「世界トップ100ワイナリー」に選出され、ワインツーリズムでも「世界トップ10」にその名が挙がるほどの実力を備えています。


3 2014ルイ・ジャド ムルソー・プルミエ・クリュ・シャルム
ACムルソー1級 シャルドネ100%  PP89-91点        (藤沢)
ムルソーはコート ド ボーヌの南部にあり、コート・ド・ブランとよばれる4つの村の中心にあり、卓越した品質の白ワインで知られています。ペリエール、ジュヌヴリエールと並ぶ、ムルソーの3大プルミエ・クリュの一つと言われてる。シャルムの土壌は斜面の下の方に位置しているため、その上にあるぺリエールの痩せた石の多い土壌に比べて、よりふくよかでどっしりとしたタイプのワインが産出される。ルイ ジャド社が生み出すムルソー シャルムは、麦わら色で、熟した桃やアプリコットなどの果実の香りが豊か、たっぷりとしていて口当たりはベルベットのように柔らかく優雅なワイン。

4 2014メゾン・ジョセフ・ドルーアン
    ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・ガレンヌ
ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100% PP93-95点       (須田)
名醸地として知られるコート・ド・ボーヌ中心部において、ひときわその名を轟かすピュリニー・モンラッシェ。その1級畑、クロ・ド・ラ・ガレンヌは、ゆるやかな斜面に位置し、1.5ヘクタールほどと小さい区画ながら、高い評価を誇っています。新樽25%を含むフレンチオークにて約12ヶ月熟成。 洗練されたアロマは、サンザシ、アーモンド、アプリコットを感じさせ、フレッシュで澄んだ味わいの中に、まろやかさがあり、非常に長い余韻が感じられます。


5 2013マリマー・エステート           (緒方)
ラ・マシーア・ピノ・ノワール・ドン・ミゲル・ヴィンヤード
カリフォルニア ソノマ ロシアン・リヴァー・ヴァレー  ピノ・ノワール100%                  
「マリマー・エステート」は、世界最大規模と言われるスペインの名門ワイナリー、トーレス家の長女マリマー・トーレス女史が手掛けるワイナリー。CCOF(カリフォルニア州の有機認証機関)認定のオーガニックワインです。エステートのブドウのみで造られる、土地の地方色を強く反映したワイン造り」というヨーロッパの伝統を重んじています。ラ・マシーア(=農家)と名付けられたこちらのシリーズは、単一畑のブドウの中でも、さらに厳選したブドウのみを使用して造られる、まさにプレミアムワインです。見事なバランスのピノ・ノワール。


6 2009レ・ザロム・ド・パヴ        (前澤)
ACサンテミリオン特級 メルロ70%、カベルネフラン20%、カベルネソーヴィニョン10%           
レ・ザロム・ド パヴィは2005年よりリリースされるシャトーパヴィの若木を中心に瓶詰めされるセカンドワインです。南向きのパヴィの丘は、粘土が重く重量感のあるワインが生れます。ファーストと同じ畑で育つ、樹齢10年程度の若いブドウと、ファーストに使用されるブドウをブレンドされており、ワイン造りの工程はファーストとほぼ同じ方法で造られます。豊潤で滑らかなパヴィの凝縮感溢れる果実味をお楽しみいただけます。


7 1990サントリー 登美レゼルヴスペシャル             (藤井)
山梨県 甲斐市 カベルネ・ソーヴィニヨン86%、カベルネブラン9%、メルロ5%      
1986年にファーストヴィンテージである「登美1982」を世に送り出した当時から、登美の丘ワイナリーではここ登美の丘のフラッグシップワインとして「世界標準の最高峰の赤ワイン」を追い求めてきました。かつてのボルドースタイルを目指した頃に比べて、今、我々は、この土地でしか表現できないもの、この土地が表現されるべき味わい、自然のやわらかさや果実の甘さを感じさせるふくよかさ、凝縮感と緻密さ、しなやかさと優しさ、そんなイメージを「登美」として表現しつつあります。登美レゼルヴスペシャルとは、特に気候に恵まれた優良年にだけつくられるフラッグシップワイン「登美」の長期瓶熟品。 登美の丘ワイナリーの瓶熟庫でゆっくり熟成の時を重ね、長期熟成ならではの柔らかさ、まろやかさを備えた魅力的な味わいが愉しめるワイン。2219


8 2015ダックホーンヴィンヤーズ メルロー スリー・パームス・ヴィンヤード
カルフォルニア ナパ メルロー91%、カベルネ・ソーヴィニヨン7%、
プティ・ヴェルド1.5%、カベルネ・フラン0.5%、  (岩田)
ダックホーンはナパヴァレー・セントヘレナの北にダンとマーガレットのダックホーン夫妻により1976年に設立。当時ブレンド用品種としかみなされていなかったメルローを主体にしたワインで大成功を収めました。メルローは今日に至ってもダックホーンを代表するワインとして評価を受けています。ナパにある自社畑、厳選した契約畑からワインを造ります。
ダックホーン設立間もない頃、その名を一躍知らしめたのがこのスリーパームスのメルロ。この畑はナパ・ヴァレー北東部のセルビー・クリークからの流出土砂でできた扇状地に位置しています。20155月自社畑となりました。2014VTGはワイン・スペクテーター誌2017TOP100の第一位に輝きました。


9 2005ポッジオ・アル・テッソーロ デディカート・ア・ウォルター
イタリア トスカーナIGT カベルネ・フラン100%      (蒲谷)
ポッジョ アル テゾーロは、アッレグリーニの新たなる挑戦として、銘醸地として名高い、トスカーナ、ボルゲリに2001年に設立されたワイナリーです。畑はレ マッキオーレやオルネッライア、アンティノリのグァドアルタッソ等綺羅星の生産者がひしめき合うヴィア ボルゲレーゼにあります。レ マッキオーレとは隣接した畑にあり、畑の一部はマッキオーレから購入したものとなっています。ポッジョ アル テゾーロのトップキュヴェであるカベル・ネフラン100%「デディカート ア ウォルター」は僅か3ヘクタールの赤い砂利質土壌の畑です。平均樹齢17年のブドウを1ヘクタール当たり約9000本の高密植栽培でブドウの凝縮度を高めています。海に近く絶好の日当たりに恵まれたボルゲリでは、良質なカベルネ・フランが育ち、香ばしいスパイス香の上品で深みのあるワインが造られます。亡きヴァルテル・アレグリーニの名前を冠したワインは、彼のボルゲリに対する愛情を象徴しています。


10 2014ケークブレッド・セラーズ 
ダンシング・ベアー・ランチ・カベルネ・ソーヴィニヨン
カリフォルニア ナパ・ヴァレー    PP97点       (佐藤)
メルロー80%、カベルネ・フラン15%、カベルネ・ソーヴィニヨン5
カリフォルニアのナパ・ヴァレー、ラザフォードに位置するケークブレッド・セラーズは1973年の創業以来栽培から販売まで創業者のジャック夫妻と二組の息子夫妻が取り組み、緻密な作業を重ねワールドクラスのワインとして高い評価を得ています。このワインは、ナパ・ヴァレーの東側、Howell Mountainに位置する、火山性土でとても日当たりの良い畑で育つブドウのみを使用します。凝縮した旨みや上品さは、過度のタンニンを抽出することなく環境の個性を十分に引き出しています。標高がやや高いところにあるため、凝縮した果実味と同時にしっかりとした酸も備えます。2012年以来、ワインアドヴォケイト誌でも100点に近い高得点を獲得し続けているワイナリーの最上級キュヴェです。

2018年8月12日日曜日

第7回ワインと音楽の夕べ 7.7


今回も私は参加できませんでしたが、会の記録として保存します。


ウェルカムワイン 
2017ヴィンテロパー パーク・ワイン ホワイト (オレンジワイン)
オーストラリア アデレード・ヒルズG.I ゲヴュルツトラミネール 100%   (小林)

 2010ルイ・ロデレール ロゼ・ブリット MG(マグナム) (岩田)(宮本)
     2011ルイ・ロデレール ロゼ・ブリット       (林)
ACシャンパーニュ  ブドウ品種 :ピノ・ノワール70%、シャルドネ30           
このシャンパンは優れたヴィンテージでなければ生産されず、最低3年以上の熟成後、澱引き、さらに6カ月熟成させる。色調は淡いサーモンピンク。黒スグリ、ブラックベリーがハチミツとともに香る。ヴァレ・ド・ラ・マルヌのピノ・ノワールの古樹が生むとてもまろやかで濃厚芳醇なスタイル。香り、色、味わいともにバランスが良く洗練されていて最後までまとまりがある。

2 2013ディアバーク・ヴィンヤード
         シャルドネ・サンタ・マリア・ヴァレー MG
アメリカ サンタ・マリア・ヴァレー  品種 :シャルドネ100% (秋城)(藤沢)
世界に誇るブルゴーニュ品種の銘醸地サンタ・バーバラの名門
2005年ヴィンテージで一躍カリフォルニアトップカベルネの仲間入りを果たした、スターレーンヴィンヤードのオーナー、ジム&マリー・ディアバーグ夫妻、が同じく最高品質のピノ・ノワール&シャルドネを造るべく銘醸地サンタ・マリア・ヴァレーで1996年にスタートさせたプロジェクトです。ブドウ畑を細かな区画に分け自然派の農法の一つサステーナブル農方法を用いて、他では類を見ない程多くの厳選クローンを使用しブドウを栽培しています。樹齢こそ若いものの様々なクローンの組み合わせによりテロワールが見事に表現されたディアバーグ独特の深みのある味わいを産み出し、高い評価を得てきました。

3 2015イル・ボッロ ラメッレ
イタリア トスカーナI..T ブドウ品種 :シャルドネ100%  2本(緒方) 
イタリアの老舗ブランド「サルヴァトーレフェラガモ」がトスカーナ州で手がけるワイナリー、イル・ボッロ。名門の美意識と哲学が惜しみなく注ぎ込まれた華やかでエレガントな味わいが人気を集め、世界で高い評価を獲得しています。ミネラルが豊富な土壌を表す、貝のラベルが印象的。果実味と酸のバランスが良く、エレガントな1本。

4 2016ドメーヌ・ルフレーヴ マコン・ヴェルゼ MG
ACマコン  ブドウ品種 :シャルドネ100%  (須田)              
2004年、南のマコネ地区に9.33haの畑を取得。同じ年からマコン・ヴェルゼとして醸造を始めた。入手の難しいルフレーヴのラインナップの中でも比較的 生産量が多く、価格も手頃なため人気のアイテムとなっている。ルフレーヴで特筆すべきことは、ビオディナミによるブドウ栽培である。マコンのワインであってやはりルフレーヴ。シャルドネからワインを造らせれば、このドメーヌに敵う相手はない。マコンにありがちなトロピカルさも抑えられ、ピンと背筋の伸びたワインに仕上がっている。

5 2015ルイ・ジャド ドメーヌ・デュック・ド・マジェンタ
ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・ガレンヌMG
ACピュリニー・モンラッシェ1級  (前澤)              
クロ・ド・ラ・ガレンヌはプルミエ・クリュ・フォラティエールの北にあり、砂利が多い土質で表土が薄く、直下に母岩があります。ブドウの樹齢はとても高くなっています。ドメーヌ・デュック・ド・マジェンタのワインは、ルイ・ジャド社によって醸造され、その品質が約束束されています。ピーチ、アーモンド、オーク樽のニアンスが、香りと味わいの両方に感じられます。エレガントな中にも凝縮感、強さが感じられ、余韻は非常に長く続きます。

6 2014ドメーヌ・ロベール・シリュグ
ニュイ・サン・ジョルジュ オー・エルヴュ MG
ACニュイ・サン・ジョルジュ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100% (福澤)
1960年創業の非常に小規模なワイン生産者。化学薬品を使用しない害虫対策など人為的で化学的な介入を厳しく制限することで、地球環境に配慮した高品質ワインを生み出す為の真摯な取り組みが随所に見られます。(平均樹齢は35年~40年)働くスタッフにも女性が多く、ワインにも女性らしい繊細さが表れています。収穫は40人もの人員を動員し全て手作業で行っています。(100%除梗)。近年、クラシックなスタイルからエレガンス感溢れるスタイルへと見事な変貌を遂げ、新たなファンの獲得につながっています。ヴォーヌロマネ村に隣接するオー・エルヴュをシリュグは0.26ha所有しています。僅か1樽しか生産されていません。そのため、市場で見かけることは非常に稀。

7 2011ジョセフ・ドルーアン シャンボール ミュジニー  MG
ACシャンボール ミュジニー ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%        (佐藤)
1880年にブルゴーニュワインの中心地ボーヌに創立され、130年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守りつづけるブルゴーニュを代表するワイナリーです。シャンボールはコート・ド・ニュイの中心部にあり、その景観はまさに「ぶどうの海」。美しい色合いで、スミレやさくらんぼ、腐葉土、ブラックベリーを彷彿とさせ、きめ細かなタンニンが舌を覆います。バランスが良く、長く滑らかな余韻が続くこのワインは、新樽20%を含むフレンチオークで1418ヶ月熟成され、上品さと繊細さを兼ね備えたワインとして、常に高く評価されています。

8 2011ラ・シャペル・ド・ラ・ミッション・オー・ブリオン MG
ACペサック・レオニャン        PP90-92点              (前田)
ブドウ品種 :メルロ55%、カベルネ・ソーヴィニヨン42%、カベルネ・フラン3% 
ラ・ミッション・オー・ブリオンのセカンドワイン。2006年に併合された旧ラ・トゥール・オー・ブリオンの畑のブドウを使用しており、ファーストラベルと同様の栽培法、丁寧なケアを受けたブドウからは、グラーヴらしい、熟したベリーにミネラルを伴ったエレガンスが際立つワインが生み出されています。メドックの格付シャトーに匹敵するワインです。

 NVマリー ドゥメ キュヴェ・ディズヌビエム・シエクル・ブリュット MG        
ACシャンパーニュ ブドウ品種 :ピノ・ノワール50%、シャルドネ50% (堀)
マリー ドゥメはシャンパーニュの南端、シャブリにもほど近いギイ シュール セーヌという町にあります。現在の当主アラン ドゥメ氏がワイン造りを始めたのが1976年、マリー ドゥメとしてのブランドを立ち上げたのが1986年です。現在、およそ10haの畑を所有しており、ピノ・ノワールを80%、シャルドネを20%植樹しています。ブドウ樹の樹齢は2年から34年で果実味の豊かな、コクのあるシャンパーニュを生み出しています。

10 2015レオネッティ・セラー  メルロー   
ワシントン州 ワラ・ワラ・ヴァレー ブドウ品種 :メルロー100% 2本(前澤)
レオネッティ・セラーは、1977年にゲイリ・フィギンズが創立して以来ワラ・ワラ・ヴァレーで最も古く、オーパス・ワンやボルドー5大シャトーにも見劣りしないクオリティの高いワインを造り続け、今や世界中から注目を浴びるブティック・ワイナリーです。黒果実のジャミ―な香りとフローラルの香りが合わさり、クリーミーな芳香がグラスいっぱいに広がります。口に含むと、これぞワシントンのメルローといったクラシックで濃厚な味わいが口中を満たし、長い余韻にはスパイシーさと甘みと力強さが感じられます。

11 2016ドメーヌ・ブリュノ・デュシェン 
コリウール・ルージュ・ラノディン MG            
ACコリウール        (座光寺)
品種 :グルナッシュ・ノワール、グルナッシュグリ、カリニャン、グルナッシュ・ブラン
ブリュノ・デュシェンはきのこつくりのスペシャリストでしたが、その地位を捨ててシャソルネのコサール氏の元でで経験を積みスペインの国境近くの南仏バニュルスで独立、生産を始めました。その土地は300mの高さ傾斜地で3haの畑ですが、トラクター等は入れず、
  人の手で開墾し耕されています。シスト土壌、平均樹齢70年のグルナッシュを主体に、開放桶にすべてを入れてピジャージュし発酵、木樽で6ヶ月熟成しました。深めのルビーの外観から白檀や赤いバラが香り、奥からクローヴやミントを感じます。カシスやフランボワーズ、ベリー系をミックスした複雑で凝縮感ある果実に、強くどこまでもシルキーなタンニンはブルゴーニュのグランクリュに匹敵するポテンシャル


12 20102011プロピエダド・ビティコラカサ・カスティーリョ
 カサ・カスティーリョ・ピエ・フランコ
スペイン フミーリャ DO 品種:モナストレ100%    PP93点  2本(蒲谷)
1870年 フランス人によってワイナリーが建てられる。全ての葡萄を自家醸造しています。この地域は「エル アルティプラノ デ フミーリャ」(フィミーリャの高原)として知られ、地中海に隣接する大陸性気候です。土地固有のモナストレルに加え、ガルナッチャ、シラーの成育に最良の気候条件となっています。ラ ソラナ(La Solana)という畑から造られます。破砕せずに、除梗します。発酵前に低温で醸しをします。天然酵母で、日当たりの良い山の中腹にあり、砂地で、1941年に植えられた古い接ぎ木をしていない(ピエ フランコ)モナストレルが栽培されています。収穫量は極めて少なくなっています。地下のセラーの石のタンクで26度に保ちながら約10日間発酵します。マロラクティック発酵は澱と共にフレンチオークの新樽で行ないます。その後、18ヶ月熟成します。ろ過せずに瓶詰めします。収穫量が少ないため、生産量は限られています。

13 2004シャトー・リューセック   2本(小林)
ACソーテルヌ第1級 品種 :セミヨン、ソーヴィニョン・ブラン、ミュスカデル
シャトー・リューセックは、1984年にロートシルト家が取得してからは、いっそう品質が高まり、優れた貴腐ワインを造り続けています。畑のかなりの部分がシャトー・ディケムに隣接し、その標高も、ソーテルヌではイケムに次ぐものです。砂利質土壌で、豊かな甘味を備えながら、上品な酸味を持つため、エレガントな印象を感じさせます。条件が良い上、ラフィット・ロートシルトが買収して以来、さらに品質は向上し、「ソーテルヌの正当なスーパースター」と評される様になりました。