2015年3月19日木曜日

3.1 OX ワイン会 ジュヴレ・シャンベルタン

 (CP) 1⃣ シャンパーニュ サロン  1999 (佐)
サロンというと酸が印象的ですがこのヴィンテージはバランスのとれた果実とエレガントさが際立っていました。
           
  喉を潤したところで5分間勉強会(ブラインド・テイスティング)地域と品種

写真はありませんが、勝沼醸造の御坂(甲州種)です。2人のシニアソムリエの反応は、ロワール?、シュナンブラン?ピノグリ?サンソー??など、さすがに納得の地域や品種が揃いました。あらためて、甲州の可能性を感じました。

 2⃣ ディディエ ダギュノー シレックス 2009 (須)  
シレックスも酸を強く感じるのですが、造り手の世代交代があり、若干スタイルを変えているのかも知れません。濃い果実とバランスを感じる親しみやすいワインになっていました。

3⃣ ポール ペルノ ビアンウ゛ニュ バタール モンラッシェ 2013 (前)   
この造り手は、非常に優れたバランスのワインを創りだします。
若いヴィンテージですが、ふくよかさも感じられ、かつ繊細なワインです。
テロワール由来の重厚感もありました。

   (R) 1⃣ プリューレ ロック ジュウ゛レ シャンベルタン クロ・ド・ベーズ 2002 (佐)
このワインは明らかにスタイルが違いました。エレガントさが際立っていました。
綺麗なベリーを感じることができました。

 2⃣ シルウ゛ィ エスモナン ジュウ゛レ シャンベルタン クロ・サン・ジャック  2004 (春)
クロ・サン・ジャックには5つの造り手があるようです。
比較的マイナーな部類だと思いますが、濃い果実は共通していました。


 3⃣ アルマン ルソー  ジュウ゛レ シャンベルタン クロ・サン・ジャック 2006 (須)  
今回は、クロ・サン・ジャックが3本揃いましたが、それぞれ個性を発揮していましたが、アルマンルソーのスケール感は別格でした。
テロワールを超越したワインの造りの良さを感じました。決して重くない透明な果実にして黒い果実の重厚感も感じられる素晴らしいワインでした。

4⃣ ジャン マリー フーリエ ジュウ゛レ シャンベルタン クロ・サン・ジャック 2008 (前)
雑誌等でもお見かけする素晴らしい造り手です。
今回、ジュヴレシャンベルタンのイメージが変わったと参加者の皆さんも言っていましたが、このクラスになるとバランスの取り方が明らかに違います。
しかしながら、果実と骨格はしっかりしています。



酸よりも果実とエレガントさが印象的でした。



アフターは石田ソムリエとラムを楽しみました。

2015年3月10日火曜日

2.20 マルマス×コパン ワイン会



ウェルカムワイン 

2011カタシモワインフード 堅下甲州 合名山 南西畑         (佐藤)

   大阪府よりエコ農園に認定された自社畑 樹齢30年以上
濃い色調で修練された香りを感じました。甲州の香りはしますが、持ち味の酸は弱めに感じました。


1 NVアンリ・ジロー エスプリ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット

ACシャンパーニュ 品種:シャルドネ100%           PP90     (小島)

アンリ・ジローの歴史は、17世紀初頭に遡る。シャルドネらしい豊かな果実味が、厚みのある酸とミネラルに支えられ、芳醇でエレガントなアンリ・ジローならではのシャルドネを表現している。
果実味あふれるシャンパーニュで、バランスの良い現代的な雰囲気を感じました。
2 2008パスカル・フェラージュ ル・セードル・ブラン        

VDT カオール ヴィオニエ100%                 (緒方)

僅か1haのみ所有するヴィオニエの畑から、2000本余りしか造られない、たいへん珍しいカオール地区からの白ワイン。
カオールというと黒く濃いワインで有名な地区ですが、白ワインです。
ロワールのワインのような雰囲気もしました。
3 2012ドメーヌ・ポール・ペルノ  ピュリニー・モンラッシェ・シャン・カネ

ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100% RWG91-92+点    (前澤)

16.19ヘクタールに渡るバラエティに富んだ優良な畑を所有し、非常に丁寧な栽培が行われています。葡萄の収量を抑え、たっぷりと新樽を使うことで驚くほど芳醇で濃厚な造りに仕上がっており、その偉大なワインはピュリニーの造り手では三本の指に数えられる名手です。
この造り手は非常にバランスの良いワインを造ります。
繊細なバランスのとれた精緻なワインでした。
4 2012コングスガード シャルドネ ナパ・ヴァレ―

カリフォルニア ナパ シャルドネ100%    PP96-98            (須田)

カリフォルニア・シャルドネの5本の指に入るコングスガード。ナパ・ヴァレーを代表する二つの畑の葡萄から造られる。コングスガードの創業時から造り続けている代表作。その生産量は年産約1000ケース程度。日本に入荷してもすぐ完売してしまう貴重なワイン。二つの畑は両方共ナパ・カーネロスにある、ハドソン・ヴィンヤード(2/3)とハイド・ヴィンヤード(1/3)、二つの個性が競演する。
現代のナパを代表するシャルドネではないでしょうか。
フランスのバランスにアメリカの大地が育んだ肉厚な果実味が溶け込んだような印象です。



5 2011ドメーヌ・デ・エリティエ・ルイ・ジャド コルトン・シャルルマーニュ

ACコルトン・シャルルマーニュ 特級  シャルドネ100%      (小林)

この畑はルイ・ジャド社が1914年から所有する最も古い畑の一つです。ルイ・ジャドの畑は古くから認められている恵まれたアロース・コルトン側にあります。ワインは世界中で生産される白ワインのうち、最上級の一つに挙げられます。
2011ヴィンテージながら、スケールの大きさを感じることができる素晴らしいワインでした。数年先にも試飲してみたいワインでした。

6 2011ドメーヌ・ミエ・イケノ メルロー                 

八ヶ岳の南麓  メルロー100%                  (小島)

山梨県小淵沢町の南、八ヶ岳の裾野の丘陵地 標高750

葡萄栽培開始2007年春  醸造所を建設2011年秋
無濾過の野生的な雰囲気を感じることができるヴィンテージでした。
若いキュベは今後に期待です。


7 2012ドメーヌ・ミエ・イケノ メルロー                 

八ヶ岳の南麓  メルロー100%                  (小島)

八ヶ岳の南麓の自社農園【猫の足跡畑 メルロー】100%で造ったワインです。除草剤や化学肥料を使わずに、雑草と競合しながら生育している猫の足跡畑のブドウの樹。八ヶ岳の火山灰が堆積した火山灰質粘土は、メルローの品種特性を引き出してくれる格好の土壌です。自然が生み出すナチュラルで重厚な八ヶ岳産メルロー。
一年ヴィンテージが違うだけでかなり違った雰囲気になります。
塩尻や勝沼とは違うメルローらしい香りも楽しむことができました。



8 2000シャトー・バタイエ                      (春日)

ACポイヤック メドック第5級    PP88点 WJ92

カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ30%

品質は安定し、密度も高く、ポイヤックならではのワインとして評価されているバタイエの2000年です。2000年のボルドーはヴィーンテージ・イヤーといわれる当たり年です。
果実やタンニンもこなれ、繊細さも感じられるワインに変化していました。
根菜類の香りがする透明感のあるボルドーといった感じでした。



9 2009シャトー・サン・ピエール                    (佐藤)

ACサン・ジュリアン メドック第4級 PP98点 WJ90+

カベルネ・ソーヴィニヨン75% メルロ15% カベルネ・フラン10

サン・ジュリアンのシャトー・ベイシュヴェルのすぐ裏手、 デュクリュ・ボーカイユ、レオヴィル・バルトン、 グリュオ・ラローズに囲まれた恵まれた立地を誇る。2009年は最高の出来。リッチで力強いワインです。
サンジュリアンのワインはバランスの良さが印象的ですが、ヴィンテージの良さと最近のボルドースタイルも相まって果実もしっかり感じられるスタイルになっていました。



10 2004ソッティマーノ バルバレスコ・パヨレ           

DOCG バルバレスコ ネッビオーロ100%  PP93点 WS95    (蒲谷)

「ソッティマーノのバルバレスコは神の域だ」と世界的ワイン評価誌に絶賛されたソッティマーノ。4つのクリュバルバレスコは常に高い評価を受けていて今やバルバレスコを代表する造り手として知られています。パヨレの特徴であるスパイスのアロマがよく感じられます。柔かく果実味の膨らみがありフルーティーとミネラルやスパイシーな酸味がバランスよく拮抗しています。余韻も長く赤い果実のニュアンスがいつまでも続きます。
今回のワイン会は珍しくピノ・ノワールがありませんでした。
充実した果実とバランス、官能的な香りはピノにも勝るとも劣らない素晴らしいワインでした。



11 2005ドメーヌ・ルネ・ロスタン 
    コート・ロティ ラ・ランドンヌ                   

ACコート・ロティ シラー100%      PP94点           (前澤)

コート・ロティでギガルと並んでトップドメーヌとして知られるのが、ルネ・ロスタンです。彼らが造るのは、驚くほど繊細で極めてピュアな美しいワイン。これぞシラーの真骨頂というべき、驚きと感動を与えてくれる逸品です。ロスタンの造るランドンヌはシラーなのにピノ・ノワールに通じる上品さや洗練さを感じさせてくれます。
このクラスのワインになるとエレガントさも感じることができます。
シラーの印象はこのクラスになると急に一変します。
フランスワイン屈指の実力のある区域のひとつではないでしょうか。


フランスブルターニュ産ウズラとフォワグラのパイ包み焼き フランス産キノコ添え

対馬産鰆のロティ

江戸前ミル貝のサラダ

 アルプス牛フィレ肉のgrillé ロワール産ホワイトアスパラ添え
マサラ酒とふきのとうソース
 豚内蔵のソーセージ ジャガイモのgalette

ヴィラディスト メルロー 最新ヴィンテージ (ウェルカム)