2013年12月12日木曜日

12.8 S先生55回目の誕生日(1982五大シャトー水平)

S先生の55回目の誕生日です。なんと、1982グレートヴィンテージ5大シャトーの水平です。
プラス、1986ディケム・・・これだけ一度に試飲できるのは最初で最後かもしれません。
S先生、ありがとうございました。そして、おめでとうございます。
1986 CHディケム
完璧なバランスのソーテルヌは、ヴィンテージを重ねその実力に磨きがかかった印象でした。
1989アンリオ ロゼ ミレジメ(MG)
このワインは、ロゼシャンパーニュらしい気品と華やかな果実味を感じさせる、幕開けに相応しいワインでした。

2004ディディエ・ダグノー シレックス 
ワイン会でも何度か出ているワインで、その実力はお墨付きです。
このヴィンテージは、柔らかな印象も受けましたが、牡蠣のグラタンともマリアージュしていました。
2006ジョルジュ・ヴォルネイ コンドリュー コート・ド・ヴェルノン
和食とよく合うとのことでした。そのとおりマグロやウニともマリアージュしていました。
甘味を感じる繊細な感じは、コンドリューとは思えないほどでしたが、食事と合う実力は流石でした。
2008ミッシェル・ニーロン シュヴェリエ・モンラッシェ


2004バロン・テナール モンラッシェ
柔らかさを感じるヴィンテージでした。とりわけ、そのバランスはモンラッシェの名前に相応しいものでした。ワイン単体でも、食事とでも高いポテンシャルを感じることができました。
5大シャトー筆頭と言われる
1982 CHラフィット・ロートシルト エレガンスさが今回の中でも秀でていたと思います。
細めながらも枯れない果実とスミレの香りが印象的でした。
1982 CHムートン・ロートシルト
グレートヴィンテージに大ホームランが期待できる造り手だけに、その期待を裏切らない出来栄えでした。完全バランスといっても良いスムーズさを感じました。
1982 CHマルゴー
比較的豊かな果実を感じることが出来ましたが、今回は他のワインの状態の方が良かったようです。
1982 CHラトゥール
やはり、このワインが真打でした。豊かな果実と完璧なバランス。併せて状態も良く、5大シャトーの実力を堪能することが出来ました。
誰もが静かな余韻を楽しみたいと思いました。
1982 CHオー・ブリオン
このワインは次第にその実力を発揮しました。圧倒的な果実はヴィンテージを感じさせませんでした。
5大シャトーの水平・・・
この日のために用意された揃いのボルドーグラス
壮観です。
兵庫産牡蠣のグラタン
奄美大島産本マグロトロと北海道産ウニ
これは、ワインともマリアージュするくらい新鮮な食材でした。
毛蟹と帆立貝のムースボンボン仕立て
カニの旨みだけを感じることのできる逸品でした。
仏ラフィット社フォワグラのポワレ
余分な脂味を感じることのない、旨みだけを感じることのできるフォワグラでした。
アイスランド産仔牛のロティ
クセのない素晴らしい肉質でした。また、その調理も完璧だったと思います。
仏ブレス産鳩のロティ ソースボルドレーズ 白トリュフ
5大シャトーに合う甘くないソースは素晴らしかったです。
 
石田シニアソムリエからのプレゼントはチーズ盛り合わせでした
フロマージュ

2013年12月8日日曜日

12.1 マルマス・コパン ワイン会

ウェルカムワイン 
井筒ワイン生にごりワイン コンコード赤
毎年個人的にも楽しみにしているワインです。食事にも合せやすい甘さのワインです。
 

1 NVプネ・シャルドネ グラン・リゼルヴァ・ブリュット・ナチュレ
ACシャンパーニュ特級 ピノ・ノアール2/3、シャルドネ1/3
当主アレクサンドル・プネ氏は5代目にあたり、プネ家の歴史はフランス革命以前まで遡る由緒ある生産者。畑は、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ「 ヴェルズネイ 」と「 ヴェルジー 」に僅か6haしかなく、入手困難なシャンパーニュです。
抑え気味の果実と充実した酸、複雑な香りが印象的なシャンパーニュでした。
  

2 2004ドメーヌ・アラン・ジョフロワ シャブリ・グラン・クリュ・レ・クロ
ACシャブリ特級 シャルドネ100
ドメーヌ・アラン・ジョフロワは1850年にシャブリA.O.C.の中心部にドメーヌを構えました。それから今日まで、150年以上もジョフロワ家は代々シャブリをつくり続けています。現在の当主アラン氏は、地元では「シャブリの申し子」とも呼ばれる名手です。シャブリらしいフレッシュさとキンメリジャンのテロワールを含んだ果実味を全面に出すことを重視したワイン造りを行っています。
バランスのとれた優しいタイプのシャブリでした。
 

3 2009ドメーヌ・コシュ・デュリ ムルソー
ACムルソー シャルドネ100
シャルドネの神様とも呼ばれるコシュ・デュリは、ブルゴーニュで最も入手困難な生産者の一人として挙げられる。規定をはるかに下回る低収量はもとより、全く濾過処理などを行わず、葡萄の個性とテロワールがストレートに反映されたワインは、まさに異次元の味わい。2009年ヴィンテージからジャン・フランソワ氏は息子さんに当主代替わりしたものの、畑仕事は継続中。
グレートヴィンテージのコシュ・デリだけあって、底知れないポテンシャルを感じました。精緻を極めたバランスで、今飲んでも美味しいワインですが、変化も試してみたいワインです。
  

4 2005シャトー・ポンテ・カネ
ACポイヤック メドック5級 カベルネ·ソーヴィニヨン75%、メルロー25% PP96+
シャトー・ムートン・ロートシルトの南に位置するこの素晴らしいテロワールで驚くべきワインを生み出すことに成功しました。グレート・ヴィンテージ2005年でパーカーポイント96+点、ワインスペクテーター誌では96点と高評価と同時に信じられない価格高騰を招きました。
近年急激に評価を高めているシャトーの代表格です。その評価に違わず、スーパーセカンドをも脅かす実力だと言えます。グレートヴィンテージによる充実した果実とバランスは、ボルドーの枠を超えた充実したワインの魅力を感じました。自然派ワインの実力と言えます。
 

5 2005ドメーヌ・ルイ・ラトゥール 
シャンベルタン・キュヴェ・エリティエ・ラトゥール
ACシャンベルタン特級 ピノ・ノワール100
ルイ・ラトゥール社は200年以上も続く家族経営の、ブルゴーニュを代表するつくり手。今やコート・ドールでは最大規模のグラン・クリュを所有しており、[コルトンの帝王]と称されています。キュヴェ・エリティエ・ラトゥール(素晴らしい相続者の醸造品の意)と銘記されるコート・ド・ニュイ地区の偉大な赤ワインのひとつ。スミレの香り。タンニンと酸が見事に調和し繊細な味わいを生み、素晴らしい余韻を与えます。
これまたグレートヴィンテージのワインです。シャンベルタンの畑の枠にとらわれない、バランスのとれたニュイの高級ワインの風格と気品を感じました。 


6 2007.シャプティエ クローズ・エルミタージュ・レ・ヴァロニエール
ACクローズ・エルミタージュ シラー100% PP90-92
シャプティエのクローズ・エルミタージュ畑の中でも最古ものとなる平均樹齢60年以上のシラーを使って造られています。
収穫は手摘みで行われ、醸造は小さなコンクリートタンクで始められます。ここでも使用されるのは、圧搾されていないフリーランジュースのみ。
ローヌのワインの実力を感じることができました。バランスの良さは、ブルゴーニュ、ボルドーにも引けをとらないものでした。また、下平産合鴨ともマリアージュしていました。
  

7 2005ベンハミン・ロメオ ラ・ヴィーニャ・デ・アンドレス・ロメオ
スペイン リオハ DOC テンプラニーリョ100%   PP98
ベンハミンの父により植樹された単一畑のワインで、その父の名前がつけられています。 堆積した石灰質の土壌で、自然に生産量が多くなる傾向にあるテロワールです。そこで ベンハミンは厳しく収量制限をし、ブドウ1株に1kgの果実を生産しています。
厳しい選定、収量の制限と、可能な限り最高の葡萄を作るために、できることは全て行われています。そのため、生産量も大変少なく、大変貴重なワインです!
高級ワインだけあって、圧倒的な果実とバランスは、他を圧倒していました。
今回のワインは総じて果実とバランスの良さが印象的なものが多かったです。




フォワグラのテリーヌとパンドカンパーニュ
ツブ貝、ホッキ貝、ミル貝のサラダ
鮟肝のポワレと牡蠣のリゾット
フレッシュイベリコ豚のロースト マルサラ酒ソース
駒ヶ根市下平地区の合鴨ロースト
新鮮なものを1週間冷蔵庫で熟成させた鴨はクセもなく美味しかったです。