NVソジェヴィヌス・ファイン・ワインズ
テッラ・ノッサ ヴィーニョ・ヴェルデ
ポルトガル ヴィーニョ・ヴェルデD.O.C アリント40%/ロウレイロ30%/トラジャドゥーラ30% (小林)
1 2004ボランジェ ラ・グランダネ・ロゼ
ACシャンパーニュ ピノ・ノワール 68%、シャルドネ 32% PP96点 (小林)
ボランジェは、創設者であるジャック・ボランジェによって1829年に造られ、その名を冠した名門シャンパーニュ・メゾンです。ラ・グランダネ・ロゼはラ・グランダネのアッサンブラージュに、8~10%の赤ワイン“コート・オーザンファン”を加えて造られています。赤ワインが加わることで、コクやまろみ、果実味が生まれます。
2004ヴィンテージはバランス重視に感じました。強い個性は少ないものの、素晴らしいシャンパーニュでした。
2 2014ルー・デュモン ムルソー
ACムルソー シャルドネ100% (春日)
「レ・ミルラン」、「レ・ペール・ドシュ」の2区画より。平均樹齢30年。収穫量40hl/ha。天然酵母のみを使用し、樽で一次発酵、マロ発酵。セガン・モロー社製アリエ森産の新樽60%、マルサネ社製ジュピーユ森産(シャトー・ディケムでも使用している貴重な名樽)の1回使用樽40%で18ヶ月間樽熟成。
やはり、酸を強く感じることができました。ワイン単体よりも、食事と合わせることで真価を発揮するタイプのワインだと思いました。
ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ シャン・ガン
ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100%
(前澤)
(前澤)
もともとプロのエノローグとして50社程度のドメーヌのコンサルティングに従事していたジェローム・ムニエは、同じくエノローグとして活躍していたガエルさんと共に、ゼロからドメーヌを起ち上げることを決意。2011年、完全独立を決意。ピュリニー・モンラッシェを白眉とする超新星ドメーヌ、「ガエル&ジェローム・ムニエ」が誕生しました。「なによりも、ミネラルを重視しています。若いうちから美味しく飲めること。熟成させるとより一層美味しくなること。素晴らしい料理とのマリアージュ。すべての鍵がミネラルにあります」。
良いヴィンテージだけにピュリニーの特徴もわかりやすく感じることができました。やわらかい雰囲気は日本の高級シャルドネワインにも通じるものがあります。
4 2014オリヴィエ・ルフレーヴ
ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・フォラティエール
ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100%
(緒方)
(緒方)
ドメーヌ・ルフレーヴより独立し、1984年に設立。ピュリニー・モンラッシェに居を構えるブルゴーニュを代表するドメーヌ兼ネゴシアンです。こちらのワインが造られる畑は、オリヴィエ・ルフレーヴの自社畑(ドメーヌ)で、 元ドメーヌ・ルフレーヴ所有地であり、 レ・フォラティエールでも上方部の区画です。ブドウ樹の平均樹齢は35年。
V Vだけにエレガントと複雑さを兼ね備えていました。
2014ヴィンテージは飲み頃も早いと感じました。
2014ヴィンテージは飲み頃も早いと感じました。
5 2012ガヤ ガヤ・エ・レイ・シャルドネ
DOCランゲ シャルドネ100% (須田)
アンジェロ・ガヤが初めてシャルドネ100%で造ったのがこの「GAIA & REY CHARDONNAY」。イタリアのモンラッシェといわれるほど高い完成度は さすがガヤ! の一言につきます。ネーミングも娘のガヤと祖母のレイに捧げるワインという意味からです。10年以上の熟成も楽しめる、ポテンシャルの高いワインです。
かなり強いキュヴェであると感じました。圧倒的な果実と酸は白ワインでもガヤのそれでした。コルクの状態のこともありましたが、ポテンシャルは充分に感じることができました。
6 2015ドメーヌ・ツィント・フンブレヒト
リースリング・ランゲン・ド・タン クロ・サンテュルバン・グラン・クリュ
ACアルザス 特級 リースリング100% PP 点 (武内)
アルザスでは最南端に位置する真南向き70度の急斜面。ブドウはゆっくりと熟し、凝縮度が高く偉大な熟成の可能性を持っています。15世紀末頃に建てられたサンテュルバンに由来する小さな教会が目印です。スモーキーで複雑な凝縮した香り、火打石、ピートなど、ランゲンのリースリングの孤高の個性を感じられます。
高名な5つのグラン・クリュの畑が含まれています。自社畑41ヘクタール全てがビオディナミ認証を取得
食事と良く合うアルザスのワインです。このワインもリースリングらしい爽やかさと骨格を感じる事ができました。
7 2013ドメーヌ・ルロワ コトー・ブルギニヨン・ルージュ
ACコトー・ブルギニヨンヴ ピノ・ノワール100% (前澤)
2011年に登場した新しいアペラシオン「コトー・ブルギニョン」。2013年は2,428本瓶詰め。
1868年、フランス中部のオクセー・デュレス村に創設されて以来、数あるブルゴーニュのワイン生産者のなかでもトップブランドと称されている名門ワイナリー「ルロワ」社。ルロワ社のドメーヌ ワインは、ブドウの栽培にビオディナミ農法を用い、生産量を抑えてより良質なブドウを収穫して醸造。華やかでフルーティでありながら、しっかりとした骨格を持つ、長期熟成も可能なワインです。世界中のワイン評論家からも高い評価を得ています。
ルロワらしい自然な造りが印象的でした。
8 2015セラファン ペール エ フィス ジュヴレ・シャンベルタン
ACジュヴレ・シャンベルタン ピノ・ノワール100% (佐藤)
1947年、スタニスラセラファン氏によって創設されたこのドメーヌは、現当主である息子のクリスチャン氏によって1960年代から徐々に発展を続けてきました。頑固オヤジが姪とともに造る長期熟成タイプのジュヴレ。セラファンのワインは高い新樽率が特徴。ブルゴーニュ・ルージュでさえ50%の新樽を用い、村名ジュヴレが70%、同ヴィエイユ・ヴィーニュ以上は100%となる。ワインがこれほど高い新樽に耐えられるのも、ブドウの品質が確かだからだ。新樽率60~80%。
シャンベルタンにしては華やかな印象的のワインで、エレガントさすら感じました。
これは、造り手によるものだと思います。
これは、造り手によるものだと思います。
9 2010ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス
シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・ショパン (岩田)
ACシャトーヌフ・デュ・パプ ブドウ品種 :グルナッシュ100% PP98点
代々ぶどうを生産してきたサボン家が、1973年より元詰めを始め、「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」を設立しました。現在は父親のエメ・サボン氏と、ぶどう栽培と醸造学の学士を持つ息子のクリストフ・サボン氏によって運営されています。彼らの所有するシャトーヌフの畑は分断されており、あらゆる土壌にまたがっています。それぞれの畑の管理は困難を極めますが、これこそがジャナスのワインを複雑性を持った素晴らしいワインにしているのです。近年、質の高さやメディアなどの影響もあり、爆発的に人気が高まっている造り手です。良年にしか生産されない特別なキュヴェ。
力強さとエレガンスを兼ね備えたヌフです。グルナッシュ100パーセントでこのバランスは流石だと感じました。
力強さとエレガンスを兼ね備えたヌフです。グルナッシュ100パーセントでこのバランスは流石だと感じました。
10 2008レ・マッキオーレ スクリオ
トスカーナ IGT シラー100% PP96点 (蒲谷)
ローヌとも違う、オーストラリアとも違う、唯一無二の個性、ポルゲリのシラー。イタリア最高峰のシラー。非常にフローラルで、香水のように広がりをみせる。フルーツの砂糖漬けのような甘く魅惑的なアロマ。極めてシルキーでなめらか。とっつきやすさが極めて高く、スパイス感が続く。
スクリオは憧れのワインの一つでもあります。その凝縮感は圧倒的なもので、他を圧倒していました。バランス良く出来たジャムのようでありながら、複雑さも兼ね備えており、素晴らしいワインでした。
富山県産 天然岩牡蠣
イベリコ豚とフォワグラのテリーヌ
フランス産ブルターニュ産オマール海老のロティ
フランス産エスカルゴのジロー茸のフリカッセ
フレッシュフォワグラのポワレ アメリカンチェリーマリネ添え
フランスランド産鳩のロティ