2018年2月6日火曜日

1.17 マルマス・コパン ワイン会



ウェルカムワイン 
NVヘンケル ブラン・ド・ブラン ホワイト・エディション  (小林)
ドイツ ビノ・ブラン主体

 NVクリュッグ・ロゼ・ブリュット       
ACシャンパーニュ特級 
 ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ(須田)
他にはない味わいを夢見た初代の考えを貫き、1843年の創業以来6世代にわたり伝統の製法を忠実に守り続けるクリュッグ家。 芸術にも喩えられるアッサンブラージュと7年もの長く静かな熟成を経て、独特の深く複雑な味わい、力強さとエレガンスを備えたクリュッグならではのロゼ・シャンパーニュ。きめ細かな泡立ちが長く続き、辛口でありながら、この上なく優雅な芳香。
新年の乾杯に相応しい素晴らしいワインです。
抜群のきめ細やかな泡と精緻な酸はこのワインの美点だと思います。
ロゼ由来のプラムの香りも印象的でした。

白魚のフリット パルメザンチーズのチュイル

2 1994セピ・ランドマン リースリング・グランクリュ・ツィンコフレ
ACアルザス特級 リースング100%     (武内)
アルザスを語る上で、外せない生産者です。アルザス南部のスルツマット村に17世紀から続く栽培家で、1982年にセピがドメーヌを設立。自由な発想と行動力のアルザスの奇才と言われるマルセル・ダイス並の生産者。除草剤や、殺虫剤を一切使用しない栽培など、ワイン造り対する仕事ぶりはすごく真面目。今ではブルゴーニュで名を馳せるルー・デュモンの仲田さんがアルザスで唯一師事したドメーヌです。
ドライなタイプのリースリングでした。

3 1998エティエンヌ・ソゼ
  ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・フォラティエール
ACコルトン・シャルルマーニュ 特級 
シャルドネ100% (前澤)
ドメーヌ・ルフレーヴと並び、ピュリニー・モンラッシェでもっとも尊敬を集める造り手がエティエンヌ・ソゼだ。造り手の性格が映し出される 真っ正直なピュリニー・モンラッシェ。エティエンヌは1975年に他界。孫娘のジャニーヌが夫のジェラール・ブードとドメーヌを継ぐことになり、91年から自前のブドウの不足分を買いブドウで補い、ワインをドメーヌものとネゴスものに分けるのではなく、ワイン造りをした。
ヴィンテージよりも元気な印象のワインでした。落ち着いた感じはするものの、ピュリニーらしい香りが印象的でした。

イトヨリ鯛のマリネ オリエンタル風

4 2013ドドメーヌ・ポール・ペルノ バタール・モンラッシェ
ACバタール・モンラッシェ特級 シャルドネ100% IWC92-95 (小林)
「ポール・ペルノーを凌ぐバタールは思い当たらない」と評論家のマット・クレイマー氏絶賛のワイン。所有する3つの区画全てが、ル・モンラッシェに隣接する素晴らしい畑から造られています。 輝かしい美しい黄金色、核果、レモン、メンソール、干し草、白い花、鉱物、白胡椒、麝香などの純粋な芳香。スモーキーさとしっかりしたボディを持つ果実香、優雅な舌触りは、研ぎ澄まされたような酸の力により生まれる。
新樽比率40%。総面積0.6ha所有。

圧倒的な存在感を感じるのは、テロワールのチカラでしょうか。
洗練された香りのなかにも、素晴らしいナッツや蜜のニュアンスを感じることができました。
穴子のムニエルとフォワグラのポワレ バルサミコのヴィネグレットソース

5 2012ルシアン・ル・モワンヌ 
  ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・プティ・モン
ACヴォーヌ・ロマネ1級  ピノ・ノワール100% PP91-93点 (前澤)
ルシアン・ル・モワンヌは1999年にムニール・サウマ氏と、その妻であるロテム女史によってボーヌの中心街に設立されたワイナリー。自らの畑は持たず、一流ドメーヌが所有する特級、1級畑のみで造られたワインを樽で購入し、 熟成、瓶詰めを行うといういわゆるネゴシアンスタイルでワインを生み出しています。「小さな山」を意味する1級畑プティ・モンは、特級畑ラ・ロマネとリシュブールの斜面の上部に位置し、 北は一級畑クロ・パラントゥーに隣接するという、絶好のロケーションに位置する銘醸畑。
ヴォーヌロマネらしい、ベリーの香り主体の素晴らしいワインでした。

蝦夷鹿モモ肉のロティ ベリーの赤ワインソース

6 2007ドメーヌ・ジャン・タルディ・エ・フィス
クロ・ド・ヴージョ・グラン・クリュ・グラン・モーペルテュイ
ACクロ・ド・ヴージョ特級  ピノ・ノワール100% (佐藤)
ラストビンテージです。
  2007年ヴィンテージをもって、メオ・カミュゼに返却されます!ヴォーヌ・ロマネ村に本拠地を持つジャン・タルディは、玄人好みの素晴らしい造り手です。タルディ氏のワインは華やかな香りと芯の強い凝縮感のある味わいが特徴で、熟成により真価を発揮すると言われています。毎年、畑から産する最高のものだけを元詰め用に残し、残りはメオ・カミュゼ、ルイ・ジャドや、ジョセフ・ドルーアンに売り払ってしまいます。ジャン・タルディは、メオ・カミュゼで働いていた時にアンリ・ジャイエ氏からワイン作りを学び彼の影響を受けました。そして、メオ・カミュゼからクロ・ド・ヴージョや、ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ブドなどの畑を借り、ドメーヌとして独立し成功を収めました。
このワインもテロワールのチカラを感じることができる素晴らしいワインでした。ベリーの香りに根菜類の香りも加わり、良い意味の複雑さも感じました。

フランスロゼール産仔羊のロティ 

7 2005ドメーヌ・ラ・プス・ドール 
コルトン・クロ・デュ・ロワ・グラン・クリュ 
ACコルトン特級  ピノ・ノワール100%   PP93点 (蒲谷)
かつてロマネ・コンティのオーナーであったデュヴォー・ブロシェ家の所有地の一部が、ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール。現オーナーはパトリック・ランダンジェである。ブドウ畑の拡張も盛んに行われている。1998年にコルトン・クロ・デュ・ロワ
果実味、酸、そしてタンニン、それぞれの要素が高次元でバランスよくまとまり、若いうちから十分に楽しめ、熟成にも耐え得るタイプだ。
コルトンらしい骨格を感じることができました。

8 1995シャトー・レオヴィル・ポワフェレ  PP90 (緒方)
ACサン・ジュリアン 第二級  カベルネ・ソーヴィニョン65%、 
メルロ25%、プティ・ヴェルド8%、カベルネ・フラン2%            
サン・ジュリアン村にある、有名な「レオヴィル3兄弟」の一つ、かつて同じ畑だったレオヴィルが3分割されたのですが、初代オーナーのポワフェレ男爵の名前を取って、この名前となりました。シャトー・レオヴィル・ポワフェレの畑の可能性について、中にはレオヴィル・ポワフェレの土壌はサン・ジュリアンの2級シャトーのどこよりも優れていると言う人もいる。 90年代より改善が見られるようになった。
今や、サンジュリアンの雄でもあるこのワインは、バランスの良さと充実した果実が印象的でした。

9 1964シャトー・カロン           (岩田)
ACサン・ジョルジュ・サンテミリオン 
メルロ、カベルネ・ソーヴィニョン、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン
サンテミリオン等で幅広く活躍する醸造家、ジャン・ノエル・ボワドロン率いるボワドロン家のシャトーの1つ。サンテミリオンと周辺の衛星地区を中心に葡萄園を持ち、各シャトーを家族経営で守り続 けています。 シャトー カロン は60年超えの古木を含む区画から造られており、エレガントなニュアンスを持っています。年産54千本程度の生産 本数で品質は常に安定しています。
リコルクしてあるワインだけに、安定感を感じることができる古酒でした。
枯れない果実が印象的でした。

10 2012ドメーヌ・デュ・ペゴー 
シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・リゼルヴ      (春日)
ACシャトーヌフ・デュ・パプ  
グルナッシュ80%、シラー6%、ムールヴェードル4% その他10%   PP94点 

バランスの良さを感じるヌフで、決して野暮ったい感じはありませんでした。濃い果実は感じるものの、綺麗な線を感じることができるワインでした。

現在ドメーヌ・デュ・ペゴーでは、シャトーヌフ・デュ・パプの区画に21haを所有しており、ブドウは全て手摘みで収穫、選果は非常に厳しく、完全に熟したブドウだけを選んで造られています。 キュヴェ・レゼルヴは、グルナッシュ主体で、シラーやムールヴェードルなど、認可されている13品種全てがブレンドされます。熟成には新樽は一切使われず、30006000リットル入る670年の古い大樽を使い、 約2年熟成させリリースされます。