2016年5月17日火曜日

4.20 マルマス・コパン ワイン会


残念ながら、インフルエンザ欠となってしまいました。
コメントは蒲谷先生のものです。


ウェルカムワイン 
2014ドメーヌ・ダニエル・エ・ジュリアン・バロー サン・ヴェラン・アルページュシュ 
ACサン・ヴェラン  シャルドネ100%            (小林)

北海道産雲丹と青森県産赤貝のアンサンブル

 NVアヤラ ブリュット・マジェール       
ACシャンパーニュ  ピノ・ノワール 67%、シャルドネ 26%、ピノ・ムニエ 7%
                                   (小林)
シャンパーニュのブドウ畑のほぼ中央に位置するアイにあり、規模的には非常に小さなメゾン。その味わいはピノ・ノワールが強く感じられるが、最良のシャルドネを使っていることでいきいきとしており、まったく重さを感じません。
シャープでありながら、仄かな甘味もあり、魚介類と相性が良い感じ。

2 2014ドメーヌ・トーマス・モレ
ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・トリュフィエール
ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100%       (小林)
シャサーニュ・モンラッシェ村のトップのひとつとして長く君臨し続けた偉大なる父ベルナール・モレから2007年に畑を譲り受け、いきなり彗星のごとく頭角を現したトマ・モレ。
ナッツの香り、少し甘さを感じるが、濃厚な感じ。
良年のふくよかさを感じる。

甘鯛のロースト 筍のグリエ 木の芽風味


3 2014ドメーヌ・ポール・ペルノ・エ・セ・フィス 
ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・フォラティエール
ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100% PP93点 (小林)
ドメーヌ・ポール・ペルノは1850年の創業以来、常にピュリニー・モンラッシェのトップドメーヌであり続ける造り手。
少し硬いが、骨太な感じでバランスの良さを感じる。
香りは穏やかなタイプ。

4 2006ドメーヌ・ルイ・ジャド 
ピュリニー・モンラッシェ・レ・フォラティエール
ACピュリニー・モンラッシェ1級 シャルドネ100
           PP91-92点 (前澤)                  
レ・フォラティエールの畑は村のほぼ中央に位置し、最もピュリニィ・モンラッシェの特徴を備えたワインと言われています。土壌は粘土と石灰岩質土壌で石が多く、排水は良く、温まり易いため、個性豊かなワインが産出されています。
香りの量も多く、深みも感じられる。バランスも良いワイン。


鹿児島県産車海老と甲殻類のコンソメジュレ

5 2013コングスガード シャルドネ
カリフォルニア ナパ・ヴァレー シャルドネ100%   PP96点  (須田)
カリフォルニア・シャルドネ5本指と言えば、マーカッシン、キスラー、ピーター・マイケル、オベールそしてコングスガード。コングスガードの最高級シャルドネナパ・ヴァレーを代表する二つの畑の葡萄から造られる。コングスガードの創業時から造り続けている代表作。
揮発油のような官能的な香りが楽しめ、甘さ、酸味、どれも十分に感じられる。
アメリカのワインの実力が感じられるワイン。

6 2007セラファン・ペール・エ・フィス ジュヴレ・シャンベルタン・V・V
ACジュヴレ・シャンベルタン  ピノ・ノワール100%  PP88点 (蒲谷)
当主のクリスチャン・セラファンはすでに70歳の坂を超えてはいるが、姪のフレデリック・バショテを指導しつつ、今なおワイン造りに取り組んでいる。セラファンのワインは高い新樽率が特徴。ブルゴーニュ・ルージュでさえ50%の新樽を用い、村名ジュヴレが70%、同ヴィエイユ・ヴィーニュ以上は100%
バラやベリーの香り、すでに飲み頃であり、タンニン、酸味も十分に感じられる。

イタリア産ウサギ「ラプロー」のロティ フランス モリーユ茸のフリカッセ 

7 2008ドメーヌ・ビゾー ヴォーヌ・ロマネ レ・ジャシェ
ACヴォーヌ・ロマネ  ピノ・ノワール100%      (前澤)
1994年よりワイン造りを始め、1997年より有機農法を取り入れ、2001年よりビオワインスタイルに変貌。ブルゴーニュの中で圧倒的な存在となる。アンリ・ジャイエの隣人という事もあり、醸造技術など沢山の事をジャイエから学び、引き継いだ方法を積極的に取り入れる。葡萄の房全体を使って低温マセラシオンを行い、天然酵母を使って、バトナージュは行わない。
柔らかいタンニンではあるものの、飲み頃はもう少し先か。

8 2005ドメーヌ・ラ・プス・ドール 
コルトン・クロ・デュ・ロワ・グラン・クリュ 
ACコルトン特級  ピノ・ノワール100%   PP93点   (小島)
かつてロマネ・コンティのオーナーであったデュヴォー・ブロシェ家の所有地の一部が、ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール。現オーナーはパトリック・ランダンジェである。ブドウ畑の拡張も盛んに行われている。
艶やかな色合い、花の香りの中にも、湿った香りも感じられる充実したワイン。



9 2009ドメーヌ・デ・ランブレイ クロ・デ・ランブレイ・グラン・クリュ 
ACクロ・デ・ランブレ特級  ピノ・ノワール100%   PP93点  (佐藤)
モレ・サン・ドニの特級畑の一つ「クロ・ド・ランブレイ」。ブルゴーニュの畑の格付けができて以来、最初に一級から特級に昇格を果たした畑。このクロ・デ・ランブレのほとんどを所有するのがドメーヌ・デ・ランブレイ。8.84haのうち8.7haを所有。フラッグシップ「クロ・デ・ランブレイ」は80年代に大規模な改植が行われた。若木の区画から採れるブドウは全て格下げし、ワインは上質のブドウのみで造られる。
バラのような華やかな香り、長いのど越し、素晴らしく充実したワイン。


栃木県産ランプ肉のグリエ たらの芽のフリット イタリア産サマートリュフソース

10 2002クロ・フルテ 
ACサンテミリオン第1特別級   PP90点      (緒方)
  メルロー85%、カベルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フラン15
クロ・フルテはサンテミリオン町の西側。 コート地域と呼ばれ、粘土石灰質の土壌でメルローの栽培に適した地域のため、 クロ・フルテはメルロ比率が高く、滑らかでふっくらしてクリーミーなワインが造られる。比較的新しい当主であるフィリップ・キュヴリエが生産を監督している、このヴィンテージの掘り出し物の1つだ。
ボルドーにしては、酸も感じられ、若干若い印象。


11 2010.ギガル コート・ロティ・シャトー・ダンピュイ
ACコート・ロティ  シラー93%、ヴィオニエ7%    PP99点 (岩田)
1995年にコート・ロティの歴史的なドメーヌである「シャトー・ダンピュイ」を入手。

シャトー・ダンピュイは7つの区画からなるコート・ロティであり、コート・ブロンドとコート・ブリュンヌの両テロワールがブレンドされた、素晴らしく調和のとれたスタイルとなっている。温度調整可能なステンレスタンクで醸造。4週間の醸し発酵。新樽100%38ヶ月の熟成。
絶妙な酸とタンニンのバランス、若いが、充実感が感じられる。